インターホンを修理・交換しなければいけないときには、「費用が高くなったら嫌だな……」と不安ですよね。
費用を抑えてインターホンの不調を解消したいなら、自分で新しいインターホンに交換するのがおすすめです。電池式やコンセント式の機種であれば特別な工事が必要ないので、自分でも本体を取り替えることができるのです。
このコラムでは、以下の内容を解説します。
- 自分で交換できるインターホンの見分け方
- インターホンをDIYで交換する手順
- 業者に交換を依頼する場合の費用
- 業者の費用を抑えるポイント
このコラムを読めば、インターホンを快適に使える生活を最小限の費用で取り戻すことができます。
DIYでの交換ができない、うまくできる自信がないという場合は、プロに相談してみましょう。電気工事業者は施工が早くて確実であることはもちろん、インターホンの種類や状態を確認して、最適な製品や施工方法を提案してくれます。施工保証もしっかりしている業者を選べば、長い目で見て費用の節約にもつながりますよ。
インターホンをDIYで交換することはできる?
インターホンは室内にある「親機」と外に設置してある「子機」に分かれて設置されています。まずは交換しようとしているインターホンが自分で交換できるタイプのものなのか、確認してみましょう。
電源直結式は「電気工事士」の資格が必要

電源直結式のインターホンとは、電源を壁のなかからといっているタイプのインターホンのことをいいます。以下のような特徴がある場合、電源直結式である可能性が高いです。
- 親機に電源プラグがついていない
- 親機の乾電池を交換したことが無い
- 親機を上にスライドさせたとき、中の配線が4本以上ある
中の配線を確認するときは、感電しないようにあらかじめブレーカーを落としてからおこなうようにしましょう。
電源直結式だった場合、壁の中に電気配線用のケーブルが接続されているため、交換するには「電気工事士」の資格が必要になります。資格の持っていない人が工事をおこなうと、感電や火災の危険性があるため必ず資格を持っている人のみおこなうようにしてください。
資格を持ってないから依頼したいということでしたら、ぜひ弊社にご相談ください。弊社の加盟店のなかには「電気工事士」の資格を持っている人が大勢います。インターホンの修理や交換などを依頼する際は、お気軽にお電話ください。
自分で交換できるインターホン
資格がなくても自分で交換できるインターホンの種類は以下のようなものです。
- 親機に電源プラグコードがついている(電源プラグ式インターホン)
- 親機に乾電池を取り替えるところがある(乾電池式インターホン)
- 親機を上にスライドさせたとき、中の配線が2本である
これらのインターホンはコンセントや乾電池から電源を取っているため、配線はそのままの状態で交換することができます。
業者に依頼した方がよいインターホン
以下のようなインターホンを交換する場合は、管理会社や電話会社、電気工事業者に依頼するようにしましょう。
- マンションやアパートなどの集合住宅
- 電話回線を使ったインターホン
- 子機が複数ある
- オートロック
- 子機が壁に埋め込まれている
インターホンからモニター付きドアホンへ交換する方法
インターホンからモニター付きドアホンへ交換するときの手順についてご紹介します。ただし、交換するインターホンの種類によって方法は異なりますので、あくまでも参考程度にしていただければと思います。
電源直結式の交換手順
電源直結式インターホンの交換は以下のようにおこないます。ただし、「電気工事士」の資格を持っていないとおこなうことはできません。無資格の人が電気工事をすると、「3万円以下の罰金または3か月以下の懲役」が科せられてしまうのでしないようにしましょう。【参照:電気工事士法 – 経済産業省】
- ブレーカーを落とす
- 親機を上にスライドさせ、外す
- 裏の線を抜く
- 取付け枠をドライバーで外す
- 壁の中にあるはさみ金具をドライバーで取り外す
- 新しい取付け枠とはさみ金具を取り付ける
- 新しい親機に線を繋げる
- 親機を下にスライドさせ、設置する
- 子機本体を外し、裏の線を外す
- 取付け枠のネジを外して取り外す
- 新しい取付け枠をあてながら、ネジを取り付ける
- 新しい子機の裏に線を繋げる
- 新しい子機を取り付ける
- ブレーカーを戻す
親機の金具を外すときは、壁のなかにそのまま落としてしまわないように気を付けましょう。手で押さえながらおこなうと落としてしまうのを予防することができます。
簡単!コンセント式、乾電池式の交換手順
コンセント式や乾電池式のインターホンは資格がなくても簡単に交換することができます。以下の手順でおこなってみましょう。
- 電源プラグをコンセントから外す
- 親機を上にスライドさせて外す
- 親機の裏にある線を外す
- 取付け枠をドライバーで外す
- 新しい取付け枠を取り付ける
- 新しい親機に線を差し込む
- 親機を下にスライドさせ、設置する
- 電源プラグをコンセントに挿して電源を入れる
- 子機本体を外し、裏の線を外す
- 取付け枠のネジを外して取り外す
- 新しい取付け枠をあてながら、ネジを取り付ける
- 新しい子機の裏に線を繋げる
- 新しい子機を取り付ける
既存のインターホンが乾電池式である場合、親機の近くにコンセントがないと設置できません。その場合、新しくコンセントを増設する必要があります。コンセントの増設も電気工事士の資格が必要になりますので、近くにコンセントが無い場合は業者に相談してみてください。
以上がインターホンの交換方法になります。もし、「自分で交換するのは難しそう。」「どのように交換したらよいのかよく分からない」とのことでしたら、電気工事業者に依頼することをおすすめします。どこに依頼をしたらよいのか分からないとのことでしたら、弊社にお任せください。ご相談いただければ、最適な業者をご紹介させていただきます。
インターホンのその他の工事
インターホン工事には交換以外にも新設や修理といった方法もあります。
新設工事

最近では、インターホンを必ず付ける住宅がほとんどです。セキュリティーの関係でモニター付の製品が多く選ばれています。そんなインターホンを新規に付ける場合、重要なことが2つあります。
●高さ、角度、場所の3つのポイントに気を付けて設置場所を選ぶ |
・高さに気を付けましょう 低すぎると小さな子供が悪戯したり、人や荷物があたったりして誤作動するおそれがあります。 ・角度はモニターにしっかりと人の顔が映るように調整しましょう ・来客者が分かりやすい場所に設置しましょう |
●新規にインターホンを取り付ける場合は、配線工事などが必要 |
新規にインターホンを取り付ける場合、新しく配線を引く必要があります。 配線工事は資格が必要なため素人ではできず、業者に頼むことが一般的です。 屋外配線と家のなかの壁内配線を引く必要があるので、家の壁にも穴を開けることになってしまいます。 屋外配線をブロック塀の内部におこないたい場合は、外部に傷が残ってしまいます。 そのため新規でインターホンを付ける場合は、なるべく傷のつかない場所を選ぶことで、外観を損なわずインターホンの設置をすることができます。 |
修理工事
インターホンを修理する場合も「電気工事士」の資格は必要です。精密機械であるインターホンの修理は、業者に依頼してしっかり直してもらいましょう。下手に触ると修理ができなくなってしまうおそれがあります。もし修理費用が思っていたより高くなってしまいそうとのことでしたら、交換するのもよいかもしれませんね。
インターホンの種類と選び方
インターホンにはさまざまな種類が存在します。機能性や価格を見ながら、最適なものを選ぶようにしましょう。
ドアホン(インターホン)
昔ながらのインターホンで、呼び出しや通話のみ使用できます。お値段も比較的抑えることができます。
モニター付きドアホン
ドアホンにカメラがついており、来客者を家の中から見ることができます。録画機能付きのもの広い角度がみえる広角カメラを使用しているものなど種類が豊富なのが特徴です。
ワイヤレスドアホン
配線が必要無いため、工事が不要です。玄関先のドアホン子機からワイヤレスで親機に知らせるため、家中好きな場所で応対することができます。
これらの特徴を踏まえて、自分たちに必要なインターホンを選ぶことが大切です。配線工事の有無や自分で設置できるかを知ることで、コストを抑えたインターホン工事を選ぶことができるでしょう。
インターホンの交換にかかる費用の相場
インターホンの交換を依頼することになったら、どれくらい費用がかかるのか相場を知ってから依頼するようにしましょう。あらかじめ費用相場を知っておくことで、高額な支払いを避けることができます。
インターホンの交換を業者に依頼する場合、「商品代+工事費」がかかります。商品代は選ぶ種類によって大きく異なりますので、工事費の相場についてご紹介していきましょう。
インターホンの交換業者5社のホームページに記載されている料金を確認したところ、インターホンの交換をおこなう際にかかる工事費の平均値は5,685円でした。
業者によっては工事費込みで料金を提示しているところもありますので、商品代が含まれているのか、工事費のみなのか確認するようにしましょう。
費用を安く抑えるコツ
モニター付や録画機能付など、高機能なインターホンの製品は商品価格も高くなります。費用をできるだけ安く抑えたい場合は、必要な機能のみ付いたインターホンを選ぶとよいでしょう。
また、新規でインターホンを取り付ける場合は、配線工事が必要なためコストがかかります。現状設備とは異なるタイプのインターホンを交換する場合でも、配線のし直しが必要になる場合もあり、別途料金がかかってしまうことも。
「想像以上に高くなってしまった。」ということを避けるためには、複数の業者に見積りを依頼し、費用を比べてみることが大切です。工事にかかる費用は業者ごとに変わるため、複数の業者に見積りを出してもらえば、安い料金でおこなってくれるところが見つかるかもしれません。
さらに、業者によっては、メーカーの型遅れ商品や過剰在庫を持っており、それを使用することで安値にできる場合もあります。
急いでいないとのことでしたら、なるべく多くの業者で見積りを取ってみることをおすすめします。
インターホン工事業者を選ぶポイント
インターホンの交換や修理を依頼したいけど、どの業者を選んだらよいのか分からないという方は、以下のポイントを抑えている業者に依頼するとよいでしょう。
- 実績がある
- 資格を持っている人がいる
- 対応が丁寧である
- 見積り書の内容が明確である
実績や資格についてはホームページで見ることができます。見積りを依頼したら、何にいくらかかっているのかきちんと確認してみましょう。
業者選びは電気工事110番にお任せください!
電気工事110番では、インターホンの修理や交換に対応できる全国の電工事業者と提携を結んでおります。
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