「ブレーカーから変な音がする……古いしそろそろ分電盤を交換すべき?」
「コンセントの工事を頼んだら分電盤の交換も勧められたけど、本当に必要なの?」
普段あまり意識しない分電盤(ブレーカー)、いざ分電盤の交換をしようと思ってもわからないことが多く戸惑いますよね。
分電盤の交換が必要なケースは2つ、故障のおそれがあるとき、生活をより便利にしたいときです。
すぐブレーカーが落ちるなど故障の可能性があるなら、すぐに電気工事業者に相談しましょう。
またエアコンなどの家電を購入すると、専用コンセント(専用回路)を設置するためにブレーカー交換が必要です。
この記事では詳しい理由を解説するとともに、分電盤交換のタイミングや気になる費用について解説します。
記事の概要は以下のとおりです。
この記事を読み終えれば、交換時期や費用など分電盤交換に必要な情報だけがサクッとわかります。
もし分電盤の交換にお悩みなら、参考になる知識が満載のためぜひ参考にしてください。
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分電盤交換の判断基準
分電盤とは、ブレーカーが入っている箱のことです。
分電盤とブレーカーは厳密にいえば別のものですが、ほぼ同じ意味で使っている方が多いようです。
分電盤を交換するタイミングは2つ、以下のようなケースです。
- 故障のおそれがあるとき
-
- テストボタンを押しても反応がないとき
- 発熱など異常が見られるとき
- 電気設備の安全点検で交換をすすめられたとき
- 生活を便利にしたいとき
-
- たくさん電気を使いたいとき
- 特殊な家電の専用コンセントが欲しいとき
- ヘムス(HEMS)を導入するとき
分電盤の寿命は13年といわれています。
13年を超えてもトラブルなく使用できることもありますが、不安な方は13年を目安にしましょう。
分電盤が古くなると漏電の発覚が遅れたり、ショートのトラブルが発生しやすくなったりするため、交換の検討が必要です。
また経年劣化とは関係なく購入した家電やシステムによっては、分電盤交換が必要となるケースがあります。
では「どうやって故障を確かめるか?ブレーカー増設が必要な家電とはなにか?」を解説します。
故障のおそれがあるとき
分電盤に故障が見られたら交換が必要です。
よくある分電盤の故障は以下のとおりです。
- テストボタンを押しても反応がないとき
- 発熱など異常が見られるとき
- 電気設備の安全点検で交換をすすめられたとき
では確かめ方も含めて詳しく解説します。
テストボタンを押しても反応がないとき
ブレーカーのテストボタンを押しても反応が見られない場合は、漏電を検知する機能が壊れている可能性があります。
分電盤には、漏電を検知する漏電ブレーカーという装置があります。
もし漏電ブレーカーが壊れていると、漏電が続き火災や感電事故が発生するおそれがあるため漏電ブレーカーの交換をしましょう。
漏電ブレーカーが壊れているかのテスト方法は、以下のとおりです。
- テストボタンを押す
- 正常ならば表示ボタンが上がり、漏電ブレーカーのつまみが動き中間で止まる
- 2を確認したら表示ボタンを押す
- 漏電ブレーカーのつまみを下ろして「切」にする
- 漏電ブレーカーのつまみを上に戻し「入」にする
※漏電ブレーカーの点検は、一時的に家のすべての電気が止まります。ご注意ください。
上記を試して漏電ブレーカーに変化が見られないときは、漏電ブレーカーにトラブルが発生しています。
ブレーカーの交換は電気工事士の資格が必要なため、電気工事業者に依頼しましょう。
発熱など異常が見られるとき
分電盤に異常が見られるときは、交換を検討しましょう。
異変は以下のとおりです。
- 焦げ臭い匂いがする
- 分電盤が熱い
- ブレーカーが落ちやすくなった
- 照明やテレビが点滅するなど家電に不調が見られる
- 雨漏りの水がかかっている
- 分電盤が古い、フタがない
古い分電盤だとフタがついておらず、ブレーカーがむき出しのことがあります。
ブレーカーにホコリが積もると、ブレーカーに熱が溜まりやすくなり危険です。
また、ブレーカーが漏電すると積もったホコリが発火するおそれもあります。
これまで事故のなかった分電盤でも、古い分電盤は交換をすすめられるかもしれません。
ブレーカーから「ジージー」という音がする場合がありますが、異変ではないことが多いです。
ブレーカーから音がする原因は、以下のとおりです。
- ブレーカーに物が接触して振動している
- ブレーカーに大量の電気が流れている
- 負荷機器(照明など)から発する高周波が電流に歪みを起こし、ブレーカー内の金属を振動させている
分電盤やブレーカーにクローゼットなど、物が接触している場合は取り除いてください。
異音が発生してもブレーカーの機能に問題はありません。
ただし、音を解消するにはブレーカーの部品や配線交換が必要です。
電気工事業者に相談しましょう。
参考:パナソニック株式会社|【住宅分電盤】主幹ブレーカから「ジージー」という唸り音(異音)がするが原因を、教えてください。(最終閲覧日:2024年9月25日)
電気設備の安全点検で交換をすすめられたとき
4年に1度電気設備の安全点検がありますが、このときに異常を指摘されたら交換を検討しましょう。
一般家庭の分電盤(電気設備)は、4年に1度法律に基づき安全点検がおこなわれます。
調査は無料、実施前には市区町村や電力会社からお知らせが届くはずです。
もし安全点検のお知らせが届いたら、近々調査がおこなわれます。
無料で分電盤を見てもらえるチャンスなので、一度見てもらいましょう。
また「しばらく安全点検の予定はないけど、今すぐ見てもらいたい」という場合は、後述で解説する電気工事業者に相談しましょう。
参考:一般財団法人関東電気保安協会|個人のお客さま向けサービス(最終閲覧日:2024年9月25日)
生活を便利にしたい
分電盤のトラブル以外にも生活を便利にしたいときに、分電盤交換をおこないます。
例えば以下のとおりです。
- たくさん電気を使いたいとき
- 特殊な家電の専用コンセントが欲しいとき
- ヘムス(HEMS)を導入するとき
ヘムスとは、電気の使用量を家庭で確認したり、家電を操作したりするシステムのことです。
スマートメーターへの変更時に、ヘムス導入の提案を受ける方も多いかと思われます。
ではヘムスの詳しい解説を含めて、分電盤交換が必要なケースを解説します。
たくさん電気を使いたいとき
「部屋にコンセントを増設したい」「契約アンペア数を変更して、たくさん電気を使えるようにしたい」というときには、分電盤の交換やブレーカーの交換をおこないます。
理由はブレーカーの増設や交換が必要だからです。
- コンセントを増やしたい
-
コンセントを増やすために、分岐回路の増設が必要になることがあります。分岐回路を増やすには、安全ブレーカーの増設にともなう分電盤交換が必要かもしれません。
- 契約アンペア数を増やしたい
-
アンペアブレーカーの交換のため、ブレーカー交換が必要になります。
ただしスマートメーターのご家庭は工事不要です。
分電盤におさめられているブレーカーの状態は各家庭によって異なるため、必ずしも工事が必要とは限りません。
例えば分電盤に予備の分岐回路があれば、分電盤の交換は不要です。
また通信機能を持った電気メーター・スマートメーターを導入しているご家庭では、契約アンペア数の変更時に工事は不要です。
分電盤の交換が必要かは建物によるため、電気工事業者に見てもらうとよいでしょう。
補足ですが最後の章では、ブレーカーの種類やスマートメーターを解説しています。
気になる方は、最後のよくある疑問に答える章を参考にしてください。
特殊な家電の専用コンセントが欲しいとき
消費電力が大きな家電を購入すると、専用コンセントの増設にともないブレーカーの交換をおこなうことがあります。
1つのコンセントで使える電気の量は決まっており、電気を使いすぎるとブレーカーが落ちます。
しかし電気自動車やエアコンなど消費電力の大きな家電は、通常のコンセントでは使用できない場合があります。
そこで消費電力の大きな家電に使える、専用コンセント(専用回路)が必要になります。
専用コンセントの工事は、家電を購入した際に店側から提案を受けるケースが多いです。
家電を購入した店に工事を依頼すれば、専用コンセント設置から家電の設置まで一括で頼めるため問題はないでしょう。
しかし引越し先に専用コンセントがない、中古家電を購入した場合は、家主が自分で電気工事業者を探し工事を依頼します。
ヘムス(HEMS)を導入するとき
「何にどれだけ電気を使っているか知りたい」なら、ヘムス導入と同時に専用分電盤への交換をおこないます。
ヘムスとは家庭で使っている消費電力を見えるようにしたり、電気設備の制御をしたりするシステムです。
ヘムスを導入するには、ヘムス対応住宅分電盤が必要で従来の分電盤は使用できません。
そのため分電盤交換が必要になるでしょう。
参考:パナソニック株式会社|ヘムス(HEMS)って何?(最終閲覧日:2024年9月25日)
分電盤交換が必要なケースを解説しました。
目視ではなかなかわからない異常や自宅に本当に必要な機能なのかわからないケースも多いため、もし迷ったら電気工事業者や家電量販店などに相談しましょう。
分電盤交換が決まると、次に金額が気になる方が多いでしょう。
じつは分電盤交換は平均費用が出しづらいものです。
理由を次の章で解説します。
分電盤の交換費用は部品次第
分電盤の交換費用は、業者やご家庭によって異なります。
分電盤はブレーカーの入っている箱であり、中身のブレーカーの種類や数によって金額が変わります。
分岐回路をたくさん取りつければ、それだけ高くなります。
また出張費など工事以外の費用も発生するため、電気工事業者に見積りを依頼して交換費用を確かめるのが確実です。
とはいえ「なんとなくでも金額を知りたい」方も多いでしょう。
そこで今回は弊社が工事を承った、実際の事例をご紹介します。
- 16,500円の事例
-
- 分電盤の有無
-
購入済み
- 建物種別
-
戸建て
- 相談内容
-
用意した分電盤と交換して欲しい
- 26,400円の事例
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- 分電盤の有無
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未購入
- 建物種別
-
賃貸
- 相談内容
-
分電盤への水漏れにより電気が点かない
- 88,000円の事例
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- 分電盤の有無
-
未購入
- 建物種別
-
戸建て
- 相談内容
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引越しにともないエアコンを取り付けるため分電盤を交換したい
- 247,500円の事例
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- 分電盤の有無
-
未購入
- 建物種別
-
賃貸
- 相談内容
-
オーナー様より依頼。エアコンをつけるのに分電盤交換が必要
※ご依頼受付日:2021年2月15日~2023年12月26日
分電盤交換の費用は分電盤が大きい(ブレーカーが多い)ほど高くなる傾向があります。
例えばビルなどの大きな建物や、一般家庭でも分岐回路が多いご家庭は分電盤の交換費用も高くなる傾向にあります。
もし金額や施工内容に疑問があったら、相見積りをおこないましょう。
金額に疑問を持ったら相見積り
金額や業者に疑問を持ったら、相見積りをおこないましょう。
相見積りは、複数の業者に見積りを依頼し金額や施工内容を比較することです。
少し面倒ですが、相見積りには以下のメリットがあります。
- 「A社でこの工事をすすめられたがどうおもうか?」とプロに聞ける
- 時間をかけて業者を比較するため、即決を避けられる
- 安い業者を探せる
昨今では無料の電気設備の安全点検をうたい突然家にやってきて、急に分電盤交換を迫る業者がいます。
なかには高額な交換費用を請求する悪徳な業者もいるため、工事の即決は危険です。
しかしそんなときでも「相見積りをとって決めたい、別の業者に相談したい」と言えば断りやすいでしょう。
また見積り金額が高額な場合は、複数の業者と比較して安い業者を探すこともできて安心です。
もし分電盤の交換の際に疑問があったら、相見積りをおこないましょう。
相見積りは電気工事業者に相談すると受けられます。
次の章ではどのように電気工事業者を探したらよいかを解説します。
分電盤交換ができる業者の探し方
分電盤の交換は電気工事業者がおこないます。
もし町の電気屋さんやエアコンなどの住宅設備を取りつけた馴染みの電気工事業者がいるなら、そこに依頼すれば分電盤交換が依頼できます。
しかし「家電は家電量販店や通販で買っているから心当たりがない……」という方も多いでしょう。
そこで代わりに電気工事業者を探してくれるサービスを2つ紹介します。
- 【サポートがあるなら】契約している電力会社
-
電力会社では暮らしのサポートサービスをおこなっている会社も多いです。
契約している電力プランや月額追加プランで受けられるサービスによりますが、相談すれば電気のトラブルに対応してくれます。
またサービスに加入していなくても、分電盤の故障の可能性があるなら電気工事業者を紹介してくれます。
もし暮らしのサポートサービスに加入していれば、お得に使えるため相談してみましょう。 - 【急いでいるなら】インターネット
-
電気工事110番など、電気工事業者を提案してくれるサービスを利用する方法です。
24時間365日対応でいつでもすぐに対応してくれます。
会員登録は不要、お住まいの地域や希望の日時を伝えれば業者を提案してくれます。
ご契約状況にもよりますが、加入している電力会社に相談すればサポートサービスにより分電盤の調査や交換がお得にできるかもしれません。
希望の工事や地域を伝えると、依頼者の代わりに電気工事業者を提案してくれるサービスも登場しています。
電気工事110番もそのひとつで、ご連絡いただければすぐに現地に向かえる業者をご提案いたします。
電気工事110番は24時間365日全国からの相談に受付対応しているため、いつでもどこの分電盤交換も迅速におこないます。
他社様との相見積りも歓迎!
相談だけでもお気軽に電気工事110番にご連絡ください。
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新しい分電盤に交換するときに確認しておきたいポイント
「せっかく依頼するなら」と分電盤の移動や回路の増設などを、考えている方も多いでしょう。
しかしご希望に沿えないケースもあるため、その理由や対処法を紹介します。
分電盤交換の際に見ておきたいポイントは以下のとおりです。
- 分電盤を設置する場所
-
分電盤は「操作がしやすい閉め切らない場所、乾燥した場所に設置するよう」などの決まりがあります。
もし家主にしかわからない「立地の関係で玄関は湿気がこもりやすい」などのトラブルがある場合は、伝えておくと安心です。 - 分電盤の大きさ
-
交換した分電盤が古い分電盤より小さいと、古い分電盤の跡が残って見えることがあります。
可能であれば同じ大きさの分電盤がよいですが、「ついでに壁の補修はおこなえないか?」業者に確認しておきましょう。 - 専用回路の有無、分岐回路の数
-
「将来は子供部屋にエアコンをつける、将来的には電気自動車を購入する」などの予定がある方は、専用回路や分岐回路を設置しましょう。
分岐回路を増やせば増やすほど分電盤は大きくなり、設置費用が変わる可能性があります。
分電盤の設置場所は内線規程という電気設備を安全に取りつける決まりに基づいて、設置されます。
参考文献
一般社団法人日本電気協会|内線規程 第14版(最終閲覧日:2024年9月27日)
「分電盤はかっこ悪いから押入れに隠したい」と希望がある方も多いでしょう。
しかし内線規程を無視すると分電盤の事故につながるため、必ず希望どおりの場所に設置できるとは限りません。
工事内容に疑問を持ったら、電気工事業者に理由を聞いて納得のいく工事にしましょう。
分電盤交換に関するよくある疑問
最後に、分電盤に関するよくある疑問を解説します。
- ブレーカーの種類は?
- スマートメーターにすれば分電盤はいらない?
- 分電盤もお手入れすべき?
- 賃貸の場合はどこに連絡する?
ブレーカーの種類は?
電気を使いすぎると配線が熱を持って発火したり、家電が壊れてしまったりと事故につながります。
そこでブレーカーは電気にトラブルがあったら、電気を遮断して家を守っています。
ブレーカーごとに電気を遮断する理由が異なり、それぞれの役割は以下のとおりです。
- 漏電ブレーカー
-
建物で漏電を検知すると、電気を止めるブレーカーです。
主幹ブレーカー(分電盤のメインになるブレーカー)と一緒に設置されていることがあります。 - 安全ブレーカー
-
各部屋で電気を使いすぎたら、その部屋の電気を止めるブレーカーです。
分岐ブレーカーとも呼ばれます。 - アンペアブレーカー
-
電力会社との契約以上の電気を使うと、電気を止めるブレーカーです。
ただし契約している電力会社によっては、アンペアブレーカーがないこともあります。
上記のブレーカー類がおさめられている箱が分電盤です。
分電盤は電気の分配だけではなく、家の電気系統にとっても重要な役割を果たしています。
分電盤の不具合を放置したままにして故障でもすれば、電気が使えなくなるおそれがあり、日々の生活にも影響が出てしまうかもしれません。
少しでも分電盤の異常に気付いたら、早めに対処したほうがよいでしょう。
スマートメーターにすれば分電盤はいらない?
スマートメーターでも分電盤は必要です。
スマートメーターとは、通信機能がある電気メーターのことです。
家庭でちくいち電気の使用量を確認でき、電気代を確認する検針作業が遠隔でおこなえます。
ご家庭の電気メーターがデジタル式であれば、スマートメーターでしょう。
スマートメーターには、アンペアブレーカーが内蔵されています。
アンペア数の変更はブレーカーの交換をおこないますが、スマートメーターなら遠隔で変更ができるためブレーカー交換が不要です。
そのため分電盤も不要になりそうですが、漏電・安全ブレーカーは必要なため分電盤は継続して設置します。
またヘムスを導入する際にはスマートメーターと専用分電盤が必要になるため、スマートメーターを導入しても分電盤は必要です。
参考:関西電力送配電株式会社ホームページ|スマートメーター(最終閲覧日:2024年9月25日)
分電盤もお手入れすべき?
分電盤を新しくしたら、不調が起こらないようしっかりと手入れをして、少しでも寿命が長くなるようにしましょう。
- 分電盤の掃除
-
ホコリや汚れは分電盤の大敵です。
乾拭きでよいため、ホコリや汚れが目立ってきたら拭き掃除をおこないましょう。 - 漏電ブレーカーの点検
-
漏電ブレーカーは漏電を検知したときに作動します。
もし漏電ブレーカーが故障していることに気付かず放置すると、漏電による事故が発生するおそれがあります。
そのため、月に1度は漏電ブレーカーが正常に作動するか点検をすることがおすすめです。
「テストボタンを押しても反応がないとき」を参考にテストをおこないましょう。
ホコリや水分は分電盤の大敵です。
たまに乾拭きするとショートによる火災の危険性が軽減されます。
月に1度メンテナンスをおこない、異常が見られたら早めに業者へ相談しましょう。
賃貸の場合はどこに連絡する?
賃貸住宅の分電盤交換は、大家さんや管理会社などの管理者に相談します。
賃貸住宅は家を借りている状態であり、備えつけられた分電盤も同じように借りています。
そのため修理や交換の判断は、管理者がおこないます。
契約にもよりますが、分電盤交換の費用も基本は管理者が支払います。
また「個人的に業者を呼んで分電盤を交換したい」「エアコン用の専用コンセントを増設したい」などの場合も、管理者の許可が必要です。
勝手におこなうと契約違反やトラブルの原因になるため、分電盤の検査や交換は管理者に相談しましょう。
まとめ
分電盤交換の知識を解説しました。
まとめると以下のとおりです。
- 分電盤の交換は、故障したときか生活を便利にしたいときに必要
- 分電盤の交換費用は部品によるため、見積りが必須
- サポートがあるなら電力会社に連絡、すぐに来てほしいならインターネットで業者を探してもらうのがおすすめ
分電盤は見た目にはわからない故障も多く、個人での判断がむずかしいでしょう。
また「分岐回路の増設をすすめられたけど、本当に必要か判断がつかない」というケースもありますよね。
もし分電盤や電気のトラブルで悩んだら、電気のプロ電気工事業者に相談しましょう。
きっとよいアドバイスをくれるはずです。
漏電・ブレーカー工事のお見積り
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