「台所の換気扇が故障した」「台所の換気扇の使い勝手が悪い」などの理由で、台所の換気扇を交換しようと考えている方は、換気扇の種類や特徴の違いを知っておきましょう。台所の換気扇は大まかに「レンジフード」と「一般換気扇」の2種類にわけることができます。
換気扇の種類によって役割が異なるため、種類ごとに特徴の違いを把握して、どの換気扇に交換するかの判断基準にしましょう。ここでは、台所用換気扇の種類や交換について解説していきます。ぜひ、このコラムを参考に交換したい換気扇を決めて、業者へ交換依頼をしましょう。
換気扇工事のお見積り
10秒で費用がわかる!
\電気工事110番はお見積りだけでもOK!/
次のページで実際にお見積りをご確認いただけます。
台所の換気扇とレンジフードは別物
台所用換気扇の種類は大まかに「レンジフード」と「一般換気扇」の2種類にわけることができます。どちらも、空気を屋外に排出する役割は同じです。では、台所用換気扇の代表的な種類である「レンジフード」と「一般換気扇」の違いやメリット・デメリットについて解説していきます。
一般換気扇とレンジフードの違い
レンジフードとは、換気扇のファンを覆うようにフード(カバー)が設置されている換気扇のことです。レンジフードはダクト(空気を排出する管)を通して空気を排出することが多いため、排出量が一般換気扇より劣ります。また、ダクトがあるフードレンジは、台所が屋外に面していなくても、空気を排出させることができます。
一般換気扇とは、四角形の枠の中にプロペラ状の羽根がついたよくある換気扇のことです。屋外に面して設置されているため、空気の排出力に特化しています。また、レンジフードのように換気扇の周りに覆いがないのが特徴です。
一般換気扇のメリット・デメリット
一般換気扇のメリットとデメリットに紹介していきます。一般換気扇のメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
- 空気を屋外に直接排出できるため、排出力が高い
- 取り付けが簡単
- 部品が少なく、掃除しやすい
デメリット
- 騒音が大きい
- 排出力が天候に左右される
- 外気の侵入や外部の音が聞こえやすい
一般換気扇は、屋外に面して設置しているのが特徴です。そのため、空気を取り込みやすく、循環力が高いメリットがあります。外に面しているため、騒音が大きかったり、強風のときには排出力が落ちたり、外気が侵入したり、外部の音が聞こえてきたりするデメリットがあります。
ただし、レンジフードのように換気扇に覆いがないため、部品が少なく、取り付けが簡単で、掃除しやすいです。空気の循環力や掃除のしやすさで選ぶなら、一般換気扇がよいでしょう。
レンジフードのメリット・デメリット
レンジフードのメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
- 屋外と面していなくても設置できる
- ファンが見えないため、見た目がおしゃれ
- 音が静か
- 屋外の天候に左右されない
- 空気を排出させる効率が高い
デメリット
- 部品が多く、掃除が大変
- 一般換気扇より排出力が落ちる
レンジフードはダクトを通して排出するため、台所が屋外に面していなくても設置できます。そのため、屋外の天候に排出力が左右されないメリットがあります。
さらに、換気扇を覆うフードがあるため、換気扇が直接見えないことや、音が静か、空気の吸収率が上がり排出の効率が高いのも特徴です。ただし、一般換気扇よりも部品が増え、掃除が大変だったり、ダクトを通すことによって空気の排出力が落ちたりします。
もし、台所用換気扇の交換を検討されているなら、弊社へご相談ください。弊社では、換気扇の取り換え工事をおこなっている業者をご紹介しております。換気扇の交換だけでなく、換気扇掃除の依頼も受け付けておりますので、換気扇の調子が悪いなら交換の前に一度業者に相談をしてみてはいかがでしょうか。
台所用換気扇は種類ごとの特徴で選ぼう
台所用換気扇を選ぶときは「レンジフード」と「一般換気扇」の違いを知っておくだけでは不十分です。さらに「使用されている素材」や「ファンの種類」「デザイン性」などどれを選ぶかによって性能が変わってくるからです。自分に合った台所用換気扇を選びたいなら、さらにどのような素材やファンの種類があるいのか、特徴を確認しておきましょう。
選び方1.換気扇の素材
換気扇の素材には「金属」「フィルター」「プラスチック」があります。金属製の換気扇は、耐火性に優れているため、火を扱う台所には最適です。ほとんどの部品が金属製でできているため、万が一のことが起きても安心して使用できるでしょう。
フィルターの換気扇は、フィルターにゴミや汚れが溜まるようになっています。そのため、フィルターを交換するだけで、掃除が済むため便利です。
プラスチック製の換気扇は、薄い作りになっているため、薄い壁にも設置することができます。また、金属製より、軽いため稼働する電力量が少なく、節約することが可能です。
選び方2.ファンの種類
ファンの種類には「プロペラファン」「シロッコファン」「ターボファン」があります。プロペラファンは、扇風機の羽根のような形をしており、壁に直接取り付けるタイプです。構造がシンプルで掃除がしやすく、排気量が多い特徴があります。直接屋外に排出するため、戸建住宅に多く採用されているファンです。
シロッコファンはレンジフードに取り付けられていることが多いです。縦長の羽根が筒状になって取り付けられています。吸い込んだ空気はダクトを通して排出するため、台所が屋外に面していない場所でも自由に設置することが可能です。また、外気の影響を受けづらいため、高気密・高断熱の住宅に向いています。
ターボファンは、プロペラファンとシロッコファンの中間のようなファンです。3種類の中で最も効率よく排出することができ、外気の影響を受けにくい特徴があります。音も静かで、人気が高いターボファンですが、値段が高価です。
選び方3.フードの形
レンジフードの形には「ブーツ型」「スリム型」「フラット型」があります。ブーツ型はシンプルでどの台所にも合わせやすいため、一般的に普及されています。また、煙を集める力が強く、プロペラファンやシロッコファンが使われることが多いです。
スリム型はスタイリッシュな見た目から、インテリアとして人気があります。とくにスリム型は凹凸が少なく、油がつきにくいため、掃除がしやすいのが特徴です。おもに、シロッコファンが多く使われています。
フラット型は、ほかのフードと比較するとコンパクトです。そのため、省スペースでの設置ができます。おもに、シロッコファンやターボファンが使われます。ガスコンロと水平に設置されるため、真上を向いて掃除をしなければならないのが難点です。
台所用換気扇は、選ぶ素材やファンの種類、フードの形によって性能や掃除のしやすさが変わります。自分がなにを重視したいのかを基準に換気扇の種類を選ぶとよいでしょう。
もし、家の台所にあう換気扇がわからない場合は専門の業者に相談してみてはいかがでしょうか。台所によっては設置できない換気扇もあります。そのため、いきなり換気扇の交換を依頼する前に確認をしておくのがオススメです。
どこに相談したらいいのかわからないなら、まずは弊社へご連絡ください。弊社では換気扇交換のプロをご紹介しております。現地で状況を確認し、それぞれの台所にあった換気扇へ交換することが可能です。
台所用換気扇の交換にまつわる知っておきたいコト
台所用換気扇の交換を考えているなら、換気扇の耐用年数や交換時期、業者の選び方など知っておきましょう。換気扇交換で失敗しないために、とても大切なことです。台所用換気扇の交換にまつわる知っておきたいことをご紹介いたします。
1.台所用換気扇の耐用年数と交換時期
台所用換気扇の耐用年数は10年ほどといわれています。しかし、換気扇の使用頻度や料理するもの、お手入れの状況によって劣化のスピードは異なるでしょう。
そして、どれだけこまめに掃除をしていても、換気能力の低下は避けられません。徐々に換気能力が低下し、最後には停止してしまいます。吸い込みが悪くなったり、異音がするようになったりしたら、換気扇の交換時期です。
2.フードだけの交換が可能
台所用換気扇の交換は、換気扇を覆うフードだけを交換することが可能です。フードのサイズ規格があっていれば、フード単体での交換をすることができます。とくに、ブーツ型のレンジフードは一般換気扇の上に後付けすることが可能です。そのため、台所用換気扇の交換を検討している方は、まるごと換気扇を交換する必要があるのか考えておきましょう。
3.DIYで交換することはできない
節約のために、台所用換気扇の交換をDIYでやりたいと思われるかたもいるでしょう。しかし、台所用換気扇は電線接続を伴う工事になるため、電気工事士の資格が必要です。電気工事士の資格を持っていない場合は、資格を持つ業者へ依頼をしましょう。
4.業者の選び方
台所用換気扇の交換を検討しているなら、複数の業者から相見積りを取って選びましょう。同じ工事内容でも、依頼する業者によって、費用が大きく変わるからです。相見積りを取ることで、工事内容や費用を比較することができ、予想を超える工事費用を支払うことを防ぐことができます。また、業者によってすすめる提案の内容も異なるでしょう。複数の業者の話を聞いてから決めるのがオススメです。
5.換気扇交換の費用相場
台所の換気扇交換にかかる費用は40,000円~120,000円前後が相場になります。換気扇交換は、レンジフードやファンの種類、工法、仕上がりなどによって費用が決められることが多いようです。そのため、業者間によっても費用に大きな差があります。実際、換気扇交換にいくら費用がかかるのか知りたいなら、業者に見積りを依頼しましょう。
弊社へご連絡いただければ、現地へ視察をしたうえで、見積りを出してくれる電気工事業者をご紹介いたします。地域によっては無料見積りを実施しているところもありますので、お気軽にご相談ください。
換気扇工事のお見積り
10秒で費用がわかる!
\電気工事110番はお見積りだけでもOK!/
次のページで実際にお見積りをご確認いただけます。