人感センサースイッチは自分の使いたい用途に合わせて選ぶ必要があります。なぜなら、用途や場所によってもセンサーの使い方は変わるからです。
本記事では、人感センサーの種類や機能性を解説しています。また、導入にかかる費用についてもあわせて解説していきます。この記事を読むことで、人感センサースイッチの理解を深め、便利に活用できるようになりますよ!ぜひ、導入を成功させてください。
人感センサースイッチが活躍できる場所とは!機能性や種類について
人感センサースイッチといっても種類や機能性、活躍できる場所はさまざまです。自分の目的に沿ってうまく活用できるよう、まずは人感センサーについての理解を深めておきましょう。
ここでは人感センサースイッチの種類や機能性について解説していきます。ぜひ、人感センサーを導入する際に役立ててください。
人感センサースイッチの種類や機能性

人感センサーとは、人体や動物がもつ温度変化を利用したセンサーのことです。たとえば、人や動物からでる赤外線を検知することで、自動で照明を点灯することも可能です。
また、人感センサーはおおまかに3種類に分かれています。種類ごとに特徴がありますので以下で簡単に紹介しています。
連動型マルチセンサー
日が浅いうちに作動することはなく、周囲が暗くなると最小の明かりを点灯して待機します。機能としては、人や動物がセンサーに近づくことで、赤外線を検知し最大限の明かりで自動的な点灯が可能です。また、対象が移動してセンサーの検知が外れると、最小の明かりに切り替わり、再び待機状態となります。
点滅(フラッシュ)型の人感センサー
防犯目的で採用されやすいのがこのタイプの人感センサーです。設置された場所に不審な動き(不審者など)があれば、ライトが点滅して周囲を威嚇します。そのため、人感センサーの使い方次第では、犯罪行為への抑止力にもなるのです。このタイプの詳しいメリットは「人感センサーは防犯性を上げることにも役立つ!」で解説していますので、そちらをご覧ください。
点灯・消灯連動センサー
連動型マルチセンサーと似ていますが、周囲の明るさを問わず、赤外線で検知したときのみ点灯と消灯をおこないます。待機状態で点灯することがないため、電気代にも優しく、人の動きがあったときのみ明かりを点けることが可能です。
人感センサーが活躍する場所とは
人感センサーは非常に多くの場所で活躍することができます。共通するのは、明かりがあると便利な場所、手動でスイッチをいれる機会が多い場所であることです。以下にいくつかおすすめの場所と使い方をまとめてありますので、導入の際の参考にしてみてください。
玄関外、玄関ホール
明かりのない場所で、バッグの中から鍵を探すのは非常に大変です。しかし、人感センサーを設置していれば、自動で照明を点けることが可能なため、暗がりでものを探す手間は軽減されます。
同時に、人感センサーの働きにより、暗闇で玄関の鍵穴が見えづらいという点も改善されるでしょう。また、自動で点灯・消灯をおこなうセンサーであれば、玄関ホールでの照明の消し忘れも防ぐことが可能です。
自宅の車庫
帰宅した際に、車庫いれが非常に楽になります。また、車から降りたあと、周囲が明るいことで、車から降りた際も足元が見えやすいという点もメリットになります。
トイレ
トイレに人感センサースイッチを導入することで、お体の不自由な方であっても、照明を点ける際に苦労することはありません。また、自動的に点灯・消灯をおこなうタイプであればトイレをでる際にも消灯してくれるので非常に便利です。
このように人感センサーは、私たちの暮らしを大きく楽にしてくれるアイテムです。導入をお考えになった際は、一度プロに相談してみてはいかがでしょうか。
自分の希望を伝えれば、既存のスイッチとの交換や新規で導入する際にも適切なアドバイスをおこなってくれるでしょう。弊社では、電気工事業者を紹介するサービスをおこなっています。
「人感センサーを使いたいけど、どこにお願いしたらいいのかな……」
そんな時は弊社にお気軽にご相談ください。24時間365日お電話での受付に対応可能です。
人感センサーのメリットやデメリット
人感センサーは非常に多機能で便利なアイテムです。その機能性は生活の利便性を向上するだけにとどまらず、防犯性を高めたい場合にも役立てることが可能になります。
しかし、気になるのが、実際に導入した場合のメリットやデメリットですよね。そこで、人感センサーは防犯性をいかにして向上させることができるのか、人感センサーのメリットやデメリットについて紹介していきます。ぜひ、導入前の参考にしてみてください。
人感センサーは防犯性を上げることにも役立つ!

「人感センサースイッチの種類や機能性」で紹介しましたが、人感センサーは明かりを灯すだけでなく、フラッシュ(点滅)させるタイプもあります。不審者にとって、その場が明るくなるだけでなく、点滅する光によって周囲の目に止まりやすいという点は非常に厄介でしょう。
また、防犯カメラと人感センサーが連動しているタイプでは、人の動きを感知して自動で録画してくれるものもあります。フラッシュする光や防犯カメラの設置によって、防犯意識の高さを外にわかりやすく伝えることができるでしょう。人感センサーは利便性だけでなく、犯罪行為を未然に防ぐことにも非常に役立つといえるのです。
人感センサーにまつわる失敗談
人感センサーには多くのメリットがありますが、デメリットも存在するのです。人感センサーは赤外線を検知し、自動で動作を始めます。
そのため、設置場所付近を動物が通るだけで反応してしまうことがあります。確認してみたら「自分のペットに反応していた……」なんてケースもよくあることなのです。
精密に人だけを感知する人感センサーを導入したい場合は、費用もそれだけかかってしまいます。また、屋内の廊下などに人感センサースイッチを設置していた場合、夜中に明かりを点けたくない場合にも自動的に点灯してしまうのです。このように人感センサーは便利な反面、使ってみて初めて不具合を感じやすいというデメリットがあります。
導入される前には、よく確認して設置をおこなう必要があるでしょう。もしも、自分で判断がつかない場合やあらかじめアドバイスを聞きたいときはプロに相談してみることおすすめします。
玄関の電気を人感センサーに交換する方法
一般的に人感センサーの導入場所として多いのが玄関付近での設置です。人感センサーの取付方法にはおもに3種類あり、ここではその方法を簡単に紹介していきます。
・照明器具に取り付ける
ダウンライトや電球タイプなど、人感センサー内蔵型の照明器具と交換することで導入が可能です。
・壁のスイッチに取り付ける
既存の照明はそのままに、壁についているスイッチを人感センサースイッチと交換します。スイッチ部分についたセンサーから人を感知して点灯が可能です。メリットとして、感度設定や点灯・消灯の設定が壁のスイッチから気軽におこなえる点があります。
・天井に取り付ける
天井取り付け型は、天井に人感センサーを取り付けることで広範囲な感知が可能です。ライトとセンサーが一体になったものやセンサーのみが独立したものなどあります。独立したセンサーを使って既存の照明を点けることも可能です。
以下では、自分で人感センサーが設置できる場合とプロに依頼した際の費用相場について解説していきます。また、業者の依頼先についてもあわせて解説していきます。
人感センサースイッチはDIYで導入できる?

人感センサースイッチは、DIYで導入できる場合があります。ただし、電気工事が必要な場合は、電気工事士資格が必要になるため注意が必要です。以下では、DIYで人感センサーを導入できるパターンについて紹介していますので、ぜひご覧ください。
DIYできるパターンはこれ!
電球自体に人感センサーがついているタイプであれば、既存の電球と交換すればDIYでの導入が可能です。そのため、ご自宅の電球がむき出しの場合や交換が可能なダウンライトであれば、すぐに人感センサーを設置することができます。
しかし、スイッチの交換やスイッチの取り付け作業は、先ほどもお伝えした通り、電気工事士資格がなければおこなうことができません。電気工事は、感電や火災などリスクがともなう作業であり、知識や技術のない方が作業をおこなうのは大変危険なのです。また、無資格者が勝手に電気工事をおこなうことは法律でも禁止されているため絶対にやめましょう。
壁や天井に人感センサースイッチの導入をおこないたい場合は、業者に依頼されることをおすすめします。以下では、依頼にかかる費用相場について紹介していますので参考にしてみてください。
プロに依頼したときの費用相場
業者によっても違いますが、一般的に人感センサースイッチを導入する際の工事費用は、1つの場所につき8,000円程度のようです。ただし、費用の違いを考えて依頼の際は、相見積りをとって納得のいく費用を見極めることが大切でしょう。
また、依頼される際はできるだけ自分の住まいに近い業者に依頼することをおすすめします。なぜなら、業者によっては、電気工事費以外にも出張料を請求されることもあり、移動距離が短ければそのぶん費用もお得に済むためです。次に、実際に業者に依頼される際の依頼先についても紹介していますので、ぜひご覧ください。
業者の依頼先はここ!
人感センサーを導入される際は、お近くの家電量販店や電気工事業者に依頼することになります。ちなみに弊社では、全国の電気工事業者を紹介するサービスをおこなっています。
そのため、お客様のお住いの都道府県に合わせて、ご依頼に関するご相談をお受けすることが可能です。また、相見積りの際、弊社の紹介サービスをひとつの参考にしていただければと思います。ぜひ、人感センサースイッチ導入の際は、お気軽にご相談ください。