コールドドラフト対策|暖房をつけても部屋が寒い理由と9つの対策法

コールドドラフト対策 雪の景色

暖房をつけているのになんだか家の中が寒い……と感じた経験はありませんか?実はコールドドラフト現象によるものかもしれません。窓からの冷気を遮断することで、コールドドラフト現象を軽減することができます。家庭ですぐにできるものから、業者の力を借りるものなど、さまざまな対策方法があります。

ここでは、コールドドラフトの対策を紹介します。自分にあった防寒対策を見つけてください。

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目次

コールドドラフトってどんな現象?

そもそもコールドドラフトがわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。コールドドラフトとは、窓辺で冷やされた空気が冷たい風となって室内の下層に流れ込む現象のことです。床近くと天井近くでは5度以上の差が出てしまうこともあります。

コールドドラフト現象が発生している家では、いつまでたっても部屋が暖まらず、暖房の無駄遣いにもなりかねません。どんなに暖房を使っても、寒い家になってしまいます。

「我が家はコールドドラフト現象が発生しているかもしれない……」と思っている方はすぐに対策をすることをおすすめします。次の章からコールドドラフト対策を紹介します。

コールドドラフト対策1.|窓周りから冷気をシャットアウト!

コールドドラフト対策1.|窓周りから冷気をシャットアウト!

家計にもダメージを与えかねないゴールドドラフト現象は、何としてでも回避したいですよね。ここでは、窓周りの冷気をシャットアウトする方法を紹介します。自分でできる対策が多いので、参考にしてみてください。

断熱シートを窓ガラスに貼る

断熱シートを窓に貼ります。断熱シートの形状は、包装に使われるプチプチのエアーキャップに似ています。

断熱シートはホームセンターなどで購入することができます。低コストでコールドドラフト現象の対策をしたい方におすすめの方法です。しかし、見た目があまりよくないものもあるため、来客の目につきにくい、寝室などから試してみるとよいかもしれません。

断熱シートの貼り方はとても簡単で、一般的に水を使って貼っていきます。窓ガラスに霧吹きで水をかけ、その上に断熱シートをきれいに貼ります。2人で貼るとよりきれいに貼ることができるのでおすすめです。

貼り付けが終わったら、あとは完全に乾くのを待つだけです。窓と断熱シートが密着することで、コールドドラフト現象の対策をすることが期待できます。

隙間テープを窓のサッシに貼る

隙間テープは、冷気のある隙間に貼ることで外からのすき間風などの侵入を防ぐ役割があります。これは、100円ショップなどでも手に入るため、手軽にコールドドラフト現象の対策ができます。

外気の多くは、窓のサッシ部分から入ってくるといわれています。そのため、窓のサッシ部分に隙間テープを貼り、冷気を遮断しましょう。

貼る時のポイントとして、サッシをきれいにしてからテープを貼るようにしてください。汚れたままの状態でテープを貼ると、カビを発生させる原因になってしまいます。またテープを貼った後は、窓がきちんと開け閉めできるかを確認しましょう。

プラダンを窓に立てかける

プラダンとはプラスチック段ボールのことをいいます。プラダンは半透明な素材のため、光を通すメリットがあります。太陽の光を室内に入れることができるので、部屋が暗くなる心配がありません。

また、窓の結露防止も期待できます。特に冬場は結露で悩まれる方も多いのではないでしょうか。コールドドラフト現象と結露の両方の対策ができます。

プラダンは窓に立てかけて貼るだけなので、作業もとても楽です。ホームセンターで購入する場合は、事前にサイズを測り、お店の人にカットしてもらうことをおすすめします。

断熱カーテンに変える

窓からの冷気を遮断するためには、カーテンを断熱昨日があるものに変えることがおすすめです。気密性の高いものがよく、遮光カーテンでも代用可能です。

カーテンの長さは、床とカーテンに隙間がないくらいがベストです。その結果、カーテンの下から入ってくる冷気をカーテンのすそで遮断することができます。カーテンの色も寒色系よりも、暖色系の方が視覚的にも暖かいイメージができるのでおすすめです。

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コールドドラフト対策2.|暖房器具で部屋の温度を循環させよう!

コールドドラフト現象の対策で窓にいろいろ貼っているけどまだ寒い……と感じている人は、他の対策も行ってみましょう。ここでは暖房器具を使ったコールドドラフト現象を紹介します。家庭ですぐに実践できるものもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

窓下ヒーターを設置する

窓から冷気が入ってこないように対策したうえで、窓下ヒーターを置くことも効果的です。窓下ヒーターを置くことによって、窓の下の冷気を温めて室内に循環させます。室内で空気の流れを作ることによって、寒暖差を軽減することができるだけなく、結露を発生しにくくする効果も期待できます。

サーキュレーターを使用する

サーキュレーターとは風を起こす装置で、空気を循環させることを目的としています。おすすめの置き方は、エアコンの真下に置き、壁に向かって風を送る方法です。コールドドラフト現象が発生している場合、この方法で平均約3.5度も部屋の温度を上げることができます。

窓際に暖房器具を置く

窓際に暖房器具を置くことによって、外に熱が逃げにくくなります。窓からの冷気を遮断することによって、暖房を効率的に使用することができます。省エネにもつながりますので、ぜひお試しください。

コールドドラフト対策3.|窓のリフォームで断熱効果を上げよう!

コールドドラフト対策3.|窓のリフォームで断熱効果を上げよう!

よりしっかりと対策をしたい方は、窓のリフォームも検討してみてはいかかでしょうか。今回は二重窓と複合ガラスについて紹介します。

二重窓にする

北海道や東北地方の寒冷地では、昔から二重窓が使用されています。二重窓は、窓と窓の間で空気の層を作ることで断熱効果を高めた窓です。初期費用はかかりますが、夏場のクーラーの冷気も外に逃がさないので、1年を通して快適に過ごすことができます。

複層ガラスに交換する

複層ガラスは、2枚のガラスの間に空気の層があるものです。複層ガラスは、熱が最も移動しやすい窓の遮断性能を高めます。ガラスのランクを上げることによって、遮熱や紫外線カット、防犯、防火にも対応することができます。

複層ガラスの効果として、室内の暖房熱を外に逃さず、同時に室外の冷気を遮断する役割があります。そのため、暖房効率が上がり、省エネが期待できます。

まとめ

コールドドラフト現象の対策についてさまざまな手法を紹介しました。手軽にできるものから工事が必要なものまでありますが、ご家庭の状況に合わせて対策をしてみてください。

コールドドラフト現象で有効な方法は、複層ガラスや二重ガラスに変えることです。これらのガラスは、部屋を暖かくするだけでなく、夏場をクーラーの冷気を逃さなかったり、遮熱する効果もあります。さらに、防音や防火カビ、防犯効果もあります。家を暖かくするだけでなく、さまざまな効果が期待できますよ。

窓ガラスの交換は、一般的に業者に依頼をします。比較サイトの相見積もりを使うことで窓ガラス交換の相場も知ることができます。業者選びで失敗しないためにもぜひ活用してみてください。

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