風呂場の換気扇は、24時間つけっぱなしにしておくことがおすすめです。なぜなら風呂場は湿気がたまりやすい環境であるため、カビの発生を防ぐためにも常に風呂場を乾燥させる必要があるからです。また、換気扇を定期的に掃除しておかないと、健康に悪影響をおよぼすおそれもあります。
当記事では、風呂場の換気扇を24時間稼働させることのメリットや、掃除の方法などについて解説しています。もし、風呂場の換気扇を入浴後にしか回さないという方は、正しい知識を身につけておくためにも、ぜひご覧ください。
換気扇を24時間稼働させるメリットは多い
換気扇は、室内の湿気を外に排出する役割を果たしています。風呂場の換気扇をつけないと、カビの繁殖や悪臭が発生するおそれがあります。このため風呂場の換気扇は、24時間回しっぱなしにするのがおすすめです。ここでは、風呂場の換気扇を24時間つけっぱなしにするメリットを解説していきます。
カビの発生や繫殖を抑えられる
風呂場は湿度が高くなりやすい環境のため、換気をしておかないとカビの発生や繫殖の原因となります。換気扇を24時間つけっぱなしにしておくことで、カビの発生や繫殖を抑えることができるのです。
悪臭をためこまない
排水口付近には、髪の毛や汚れがたまりやすいため悪臭が発生することがあります。24時間換気扇を回して換気することで、悪臭がこもることがなくなるのも大きなメリットといえます。
風呂場周辺の傷みを抑える
風呂場や脱衣所に木材が使われている場合は、湿度が大敵となります。十分な換気がおこなわれていないと、湿気がこもってしまい家の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。換気扇を24時間つけっぱなしにしておくことは、家の寿命を長くするためのポイントといえるのです。
換気扇は24時間回しても電気代の負担が少ない!

24時間換気扇を回しっぱなしにすれば効率よく換気はできますが、電気代がかかってしまうのではないかと不安になる方も多いでしょう。しかし換気扇の電気代は、月に400円前後、最新の機種では月100円前後と意外に安いのです。むしろ付けたり消したりすると起動時に電力を消費するため、逆に電気代がかかるおそれがあります。
効果的に換気するためのポイント
もし風呂場に窓がある場合は、風呂場の窓や戸扉をすべて締め切った状態で換気をするのが効果的です。たとえば窓を開けて換気扇をつけた場合は、窓周辺の湿気が少なくなったとしても風呂場全体の湿気がとれないため、充分な効果が得られません。
また換気扇や風呂場の扉に通気口などがある場合は、常に清潔を保つこともポイントです。換気扇により風呂場全体の湿気がとれたとしても、通気口にカビなどが発生していると、風呂場全体にカビが広がってしまうおそれがあるのです。
さらに換気扇自体も定期的に掃除して、清潔にしておかなくてはいけません。次に、換気扇の掃除方法などについて解説していきます。
換気扇は定期的に掃除することが大切
換気扇の寿命は、使用頻度にもよりますが10年前後といわれています。ほかにも日々の手入れをするかしないかで換気扇の寿命は変わってくるものです。
換気扇のファンには、湿気とともにホコリやカビが付着していきます。汚れが蓄積したまま換気扇の使用を続けると、換気能力の低下につながりやすくなります。また換気扇をつけるたびに、カビを風呂場にばらまく結果にもなってしまうのです。このため換気扇は、寿命を長くするためにも定期的に掃除することが必要になるといえるでしょう。
換気扇掃除で用意するべきもの

まずは、換気扇の掃除で必要になるものを揃えていきましょう。ここでは、風呂場の換気扇を安全に掃除するために必要なものなどを解説します。
脚立
風呂場の換気扇は天井に設置されていることがほとんどなので、脚立は必須となります。また風呂場の床が濡れている場合には、すべって転倒する危険性があるのでしっかり拭き取っておくなど、すべらないように工夫して、安全を確保しておく必要があります。また脚立自体もすべらないように固定できるとより安全に作業をすすめることができます。
手袋やマスク
換気扇を掃除する際は、カビなどにふれることもあるため、手袋やマスクは必ず着用するようにしましょう。また天井からカビやホコリが舞うおそれもあるため、ゴーグルを使用することもおすすめです。
あやまってカビを吸い込んでしまうと、病気を引き起こすこともあります。たとえ見た目には汚れがひどくないように見えても、実際には大量のカビが発生している可能性もあるため、注意が必要です。
ドライバー
換気扇によっては、カバーやファンがネジで固定されている場合があります。ドライバーは、固定されたカバーやファンを取り外す際に必要です。
中性洗剤
換気扇のフィルターやカバー、ファンなどを掃除する際に使用します。ほかにも雑巾やブラシなども準備しておきましょう。
換気扇掃除の作業手順
換気扇の掃除を始める前には、転倒しないように安全を確保することと、カビやホコリを吸い込んでしまわないようにマスクや手袋などを必ず着用しましょう。
さらに重要なポイントとして換気扇の電源スイッチだけでなく、ブレーカーも必ず落とすようにしてください。電源スイッチだけ切って、ファンなどの取り外し中にあやまって換気扇が作動してしまうと、大ケガを負うおそれがあるためです。
では、実際の作業手順を解説していきます。換気扇は、メーカーによって構造が異なるため、すべてが同じというわけではありません。
まず、濡らして固く絞った雑巾などで換気扇のカバーについたホコリを拭き取っていきましょう。掃除機でカバー表面のホコリを吸い取ってから始めるのもおすすめです。
賃貸などの場合は、天井カバーを下に引っ張り固定されている針金をつまむことで取り外しができるはずです。またカバーが取り外せない場合は、フィルター式になっていることもあり、換気扇カバーの横からスライドして取り外して掃除することができます。
カバーを取り外すとファンが出てきますが、ファン自体が固定されているときは、決して無理をせずできる範囲で掃除するようにしましょう。とくに換気扇の構造を理解していないと、カバーやファンを取り外すことができても、元に戻せなくなってしまうかもしれません。
もし、間違った方法で取り付けてしまうと、故障の原因になることもあるのです。もしカバーが取り外せないなど、自分で掃除することがむずかしいと感じた場合は、無理して自分でやろうとはせずプロの業者に依頼をして清掃してもらいましょう。
天井付近での掃除に不安を感じるなら業者に依頼しよう
風呂場の換気扇は、定期的に掃除しないと寿命が短くなってしまうものです。ホコリがたまった状態で換気扇を使用していると、換気能力が低下するだけでなく風呂場全体が不衛生な状態になってしまいます。
また、換気扇に異音があるなど、不具合がある状態で使い続けるのもよくありません。場合によっては、配線の不具合によってショートして火災の原因になることもあるのです。
さらに換気扇の機種によって構造が異なるため、間違ったやり方では故障につながるおそれもあります。なにより換気扇の掃除は天井付近になるため、作業には事故やケガを負う危険もともなうのです。
もし、自分で換気扇の掃除することに不安のある方や異音などの不具合を感じてお悩みなら、ぜひ弊社をご利用ください。弊社では、換気扇などの点検や修理をおこなうプロの業者をご紹介しております。24時間365日受付に対応しておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
風呂場の換気扇は、24時間つけっぱなしにしておくことをおすすめします。また、換気扇を長持ちさせるためにも、定期的に換気扇の掃除をおこないましょう。ただし、換気扇の掃除は天井付近での作業になるため、ケガを負う危険をともなうことがあります。さらにあやまった方法では、換気扇の故障につながることもあるのです。
換気扇の不具合があるときはもちろんですが、自分で掃除をおこなうことに不安があるかたは、プロの業者に点検や掃除を依頼しましょう。業者であれば、確実に不具合を直してくれるはずです。また、ケガを負うリスクを回避することもできます。もし換気扇にまつわる業者をお探しの場合は、ぜひ弊社をご利用ください。