
新築を建てたのはいいけど、アンテナがなくてテレビが観れないとお困りですよね?
とりあえずテレビアンテナが必要なんだけど、なにを選んだらいいのかわからない…。
家で地デジ放送は、以下の3種類のアンテナどれかを設置すれば観ることができます。
まずはアンテナそれぞれの特徴をご覧ください。
八木式アンテナ | デザインアンテナ | 室内アンテナ | |
---|---|---|---|
コスパ | 〇 | △ | ◎ |
受信感度 | ◎ | 〇 | △ |
扱いやすさ | × | 〇 | ◎ |
このなかで、2~3,000円ぐらいの格安費用でテレビアンテナを設置できる方法があるとすれば、知りたくないですか?
この記事では、そんな理想的なテレビアンテナについてお伝えします。
また、そのテレビアンテナを使うためには条件がありますが、もし使えなくてもご安心ください。
代わりにどんなテレビアンテナを設置すればいいのか、工事やおすすめの業者についてもしっかりお話します。
読み終えていただければ、「家のテレビアンテナはどうしたらいい?」という悩みがスッキリ解消できますよ。
新築にテレビアンテナを設置するなら「室内アンテナ」がおすすめ
ご自宅にテレビアンテナがない場合、”室内アンテナ”の設置をおすすめします。
家の中に設置するタイプのアンテナで、屋根やベランダに取り付ける一般的なアンテナより軽量で小型なのが特徴です。
また、テレビの横や室内の壁など、映りが良い場所を選んで自由に設置でき、工事が不要というのも魅力です。
なぜこの室内アンテナがおすすめかというと、理由は3つあります。
- 設置が手軽
- 値段が安い
- 台風強風で折れることがない
まず、室内アンテナは家電量販店や大手ネットショップで販売していて、購入するとケーブルも付属で付いてきます。
設置する時は、テレビと付属のケーブルをつなぐだけなので、工事がいらず、電子機器に詳しくない方でも手軽に設置することができます。
また、室内アンテナを設置するのとアンテナの工事を業者に頼んだ場合を比べると、室内アンテナを設置したほうが格段に安く済むのも理由の一つです。
具体的に室内アンテナがアンテナ工事を頼むのと比べてどれぐらい安くなるかというと、
室内アンテナ⇒2,000~3,000円
アンテナ工事の料金⇒15,000~20,000円
室内アンテナのものによりますが、工事するより少なくとも1万円以上は安くなりますね。
しかも工事を頼んだ場合、電波や住宅の状況によってもっと高くなる場合がほとんどなので、それを踏まえても室内アンテナのほうが非常にお得です。(アンテナ工事の料金の話は後半で詳しくお話します)
さらに室内アンテナは、値段が安いだけではありません。
アンテナを室内に設置するため、雨風の影響を受けず「台風でアンテナが折れてしまった」「強風でアンテナが倒れてしまう」こんなトラブルがなくなります。
そのため新築でテレビアンテナは何を設置しようか迷ったら、まずは室内アンテナからご検討ください。
ただ、室内アンテナが良いとわかっても、どんな商品を選んだらいいのかがわかりませんよね?
そこで次の章では、実際にご自宅で室内アンテナを使っている方の満足度が高い商品を5つご紹介します。
みんなが使っているおすすめの室内アンテナ5選
今回、ご家庭で室内アンテナを使ってテレビを観ている方30人にアンケートを実施し、実際にどの商品を使っているかお答えいただきました。
そのなかで、利用者が多く満足度が高かった商品をご紹介します。
結果、いずれもテレビの映りが良く満足した声が多かったのですが、とくに注目していただきたいのは、コスパ・性能・扱いやすさ全てがそろった【DXアンテナUS120AW】という商品です。
まずは、室内アンテナとしてベストな商品から順番に見ていきましょう。
1.DXアンテナUS120AW
値段 | 2,750円(2022年01月21日時点) |
大きさ | 縦:20cm 横:8.5cm |
重さ | 0.17kg |
この商品は、基本的にはテレビの横に置くタイプで、映りが悪い場合すぐに方向調整できるため扱いやすいのが特徴です。
今回アンケートでこの商品を使っているとお答えいただいた方も、値段が安いのはもちろん、扱いやすさが気に入っているという声もあります。
- 離れの部屋で利用したくて探していた時に値段の安さが魅力で購入しました
- 導入しやすい価格と、購入者の口コミが参考になったことが購入しました
- アンテナの角度が調整しやすく、インテリアに馴染むデザインが気に入っています
また、これだけ軽くて小さくても、機能は十分。
実際SNSでも、このアンテナを使ってしっかりテレビが映ったと満足している声もありますよ。
うちの寝室にはテレビ端子がなく、具体的にどうしたら良いかよく分からないままずっと不便をしてたんだけど、今回思い切って室内アンテナを買って設置したらテレビが見られるようになった!
— 七難隠子 (@mlp_tokyo) September 14, 2019
DXアンテナ UHF室内アンテナ(ブースター内蔵) 地上デジタル放送用 ホワイト US120AW https://t.co/SDEddchkQ8
DXアンテナ UHF室内アンテナ(ブースター内蔵) 地上デジタル放送用 ホワイト US120AW(2,350円)「 一見結構簡易な物かと思っていましたが、ちゃんとテレビ見れています!すごい! 」 https://t.co/OxgPZ2m91e
— TV・オーディオ・カメラ通販のおすすめ商品レビュー@相互フォロー (@putrilasmi71) December 31, 2021
値段についても、あとでご紹介する商品のなかでは安めです。
「DXアンテナUS120AW」は、満足度も高さやコスパ、そして扱いやすさ全てのバランスが良いため、今回ご紹介する室内アンテナのなかではベストとなっています。
2.オーム電機 地上デジタル放送対応 室内用アンテナAN-0001
値段 | 3,174円(2022年01月21日時点) |
大きさ | 縦:15cm 横:25.8cm |
重さ | 280g |
こちらの商品は、生活家電なども販売している「オーム電機」というメーカーの製品で、先ほどの商品と比べてやや料金が高めで、大きいタイプです。
購入すると専用のスタンドが付いてくるので、スペースがある場所に立てて使うアンテナになります。
幅が25cmもあると邪魔になるのでは?と思う方もいると思いますが、利用している方は
- 思いのほか映りが良かった
- どれも綺麗に映るので満足している
邪魔になっているという声はなく、むしろ性能の良さを感じている方が多かったです。
そもそもアンテナは、大きい分電波を受信できる範囲が広くなるので、テレビの映りに差が出る場合もあります。(正しくは周りの電波状況によりますが、後ほど詳しく説明します)
そのため、室内アンテナの中でも性能の良さをとくに重視したい方におすすめです。
ただしテレビの周辺機器などに近づけすぎると、映像が乱れることがあるという点には注意してくださいね。
3.ROBINER 室内アンテナ 4K HDTV アンテナ 240KM
値段 | 4,604円(2022年01月21日時点) |
大きさ | 縦:26 cm 横:25 cm |
重さ | 250g |
こちらの商品は、オーム電機 地上デジタル放送対応 室内用アンテナAN-0001よりも縦に大きいタイプの室内アンテナです。
アンテナが大きい分スペースを取ってしまいますが、メーカーが独自に開発した電波を増幅させる機械(ブースター)が内臓されていて、360度全方位しっかり電波をキャッチしてくれます。
この電波を受信する強さは、増幅器が付いていないアンテナの約3倍。
つまり、今回ご紹介する室内アンテナの中では最も強力と言えます。
値段が少し高めなので、コスパに少し難があり、使っている方自体は少ないです。
ただ、実際に使っている方は値段に見合った性能を感じていますよ。
- とても映りがよくて、きれいに見れた
- シンプルで使いやすい
4.DXアンテナ US10WB
値段 | 1,385円(2022年01月21日時点) |
大きさ | 縦:12.2cm 横:10cm |
重さ | 130g |
DXアンテナ US10WBは、今回ご紹介する商品の中で最も小型で軽い室内アンテナとなっています。
そのため、「コンパクトでどこにでも置きやすい」というのを選んだ理由にしている方もいます。
テレビの近くにまったくスペースがない、という方にもピッタリですね。
また、普通室内アンテナは向きを変えて調整するものが多いですが、こちらの商品は”傾き加減”を変えて調節することができます。
さらに、アンテナの底に取付穴が付いていて、壁面にも取り付けることができ、ご自宅の状況に応じて置き場所を変えられるというのも特徴です。
大がかりなアンテナ必要ないな、全局映る。#DXアンテナ #地デジ 専用 #室内アンテナ デジキャッチ ミニ (強電界地域用) US10WB pic.twitter.com/CxJCs9Nuwo
— yankichi (@yankichi_info) July 20, 2017
5. クロリ GENTU003
値段 | 3,736円(2022年01月21日時点) |
大きさ | 縦:26cm 横:13 cm |
重さ | 240g |
こちらの商品も、幅を取らないコンパクトなタイプですが、一番の特徴は用途が幅広いことです。
たとえばスマホのアンテナはもちろん、カーナビTVのアンテナとしても使えます。(変換端子は必要)
今回テレビを観れることが一番の目的ではありますが、クロリ GENTU003が1台あれば、車のカーナビ用アンテナがいらなくなる、というメリットはあります。
もちろん室内アンテナの機能としても十分で、実際使っている方は
- テレビを見られなくなったことがない
- コスパも良く性能が良い
このように満足度は高めです。
ここまで満足度が高い商品をご紹介しましたが、何を選んでいいか迷ったら、性能・コスパ・扱いやすさ全てそろった【DXアンテナUS120AW】を選んでくださいね。
ただ、こんな小さいアンテナで本当にテレビが観れるの?と思う方もいますよね。
じつは室内アンテナを使うには、条件があります。
そこで次の章では、室内アンテナを利用できる条件と、その確かめ方について説明していきます。
室内アンテナを設置できるのは電波が強い地域のみ
安くて設置も簡単な室内アンテナですが、電波の強い地域(強電界)にお住いの方のみ利用することができます。
そのため室内アンテナを購入する前に、周辺の電波状況を調べる必要があります。
ただ、周辺の電波状況をどうやって調べればいいかわかりませんよね?
周辺の電波状況を調べるには、近所の家のアンテナを見るのが最も簡単です。
たとえば周辺の家に、このようなアンテナを屋根などに設置している家があった場合、お住いの地域は電波が弱い(弱電界)とわかります。

このアンテナは”八木式アンテナ”といって、電波をキャッチする距離が長いタイプです。(八木式アンテナについてはあとで詳しく解説します)
そしてアルファベットの「X」のような部品がたくさん付いていると思いますが、このようなアンテナを”パラスタックアンテナ”といいます。
簡単に説明すると、パラスタックアンテナは電波の受信力をさらに強めるためのもので、たくさん付いているほど強力になります。
つまり、このパラスタックアンテナが周りにあると、お住いの地域は弱電界ということがわかるんですね。
その場合は残念ながら、ご自宅で室内アンテナを利用できない可能性が高くなってしまいます。
もしご自宅周辺にパラスタック八木式アンテナがなく、電波が十分だとわかったら、先ほどご紹介したベスト室内アンテナを購入していただければ、すぐにテレビを見れる可能性があります。
ただ「室内アンテナが使えないなら、うちの場合どうしたらいいの?」と当然思いますよね。
もしご自宅で室内アンテナの利用が厳しそうだった方は、次の章でご紹介するアンテナの設置を検討していただければ、問題なくテレビを観ることができます。
電波が弱い地域の場合は2種類のアンテナから検討
もしお住いの地域で室内アンテナが利用できない場合は、
- 八木式アンテナ
- デザインアンテナ(平面アンテナ)
こちらのアンテナの設置を検討してください。
それではまず、八木式アンテナから詳しく説明していきますね。
大きくて電波をしっかり受信できる【八木式アンテナ】
先ほど【室内アンテナを設置できるのは電波が強い地域のみ】の章で軽く触れましたが、八木式アンテナは、地デジ用アンテナとして最も一般的なものです。
よく近所の家の屋根上などにこのようなアンテナが設置されているのを見かけませんか?

これを八木式アンテナというのですが、どういう特徴があるかまとめますね。
- 電波の受信感度が良く、周辺の電波が弱くてもしっかりテレビが見れる
- 電波を受信しやすい屋根上に固定して設置することができる
- 設置後10年程度もつため、丈夫なアンテナ
八木式アンテナ本体は、家電量販店やネットショップで購入できます。
だいたいいくらぐらいするのか?というのも気になりますよね。
そこで、大手ネットショップで購入できるスタンダードな商品をいくつかご紹介しますね。
値段 | 2,980円(2022年01月24日時点) |
高さ | 51.8cm |
幅 | 34cm |
長さ | 137.4cm |
値段 | 5,035円(2022年01月24日時点) |
高さ | 51.8cm |
幅 | 34cm |
長さ | 137.4cm |
特徴 | サビにくいステンレス製のネジを使用。海辺に適している |
値段 | 4,367円(2022年01月24日時点) |
高さ | 51.8cm |
幅 | 34cm |
長さ | 137.4cm |
特徴 | 雪対策で取り付け金具が強化されている |
八木式アンテナは家電量販店やネットでも購入でき、だいたい3,000円~と意外と安く購入することができます。
また、後の章で料金について詳しく解説しますが、業者に工事を頼んだ時の料金も、八木式アンテナは比較的安いというメリットもあります。
そのため、室内アンテナが使えない地域でテレビを観れるようにするなら、基本的には八木式アンテナを選んでおけば問題ありません。
ただ、八木式アンテナには一つ欠点があります。
それは、基本的に屋根の上にさらされている状態になるので、どうしても台風や積雪によって倒れてしまう危険性があることです。
積雪対策されていて、丈夫でしっかり固定されているとはいえ、どうしても台風や積雪に耐えられず倒れてしまうリスクはあります。(最悪折れてしまうことも)
八木式アンテナが倒れてしまうと、落下の危険があるのはもちろん、電波が受信できなくなりテレビが映らなくなってしまいます。
倒れたアンテナを直すためには、屋根に登ってアンテナを固定し直し、方向も調整して…などの作業が必要です。
そのため、八木式アンテナが倒れた場合、基本的には修理を業者に依頼することになり、手間がかかってしまいます。
もしこのような設置後のトラブルが心配だと思った方は、次にご紹介する”デザインアンテナ”を検討してみてください。
小型で倒れることがない【デザインアンテナ】
デザインアンテナは、”平面アンテナ”とも呼ばれ、八木式アンテナと違い平らな形をした地デジ用アンテナです。
特徴としては、屋根ではなくこのように壁やベランダなどにも設置でき、家の見た目がスッキリすることです。

またデザインアンテナにもメーカーごとに色んな種類のものがあります。
アンテナとしての機能に大きな違いはなくとも、大きさやデザインが少し違うので、お家の見た目に馴染むものを選ぶこともできます。
こちらも具体的な商品をいくつかご紹介しますね。
値段 | 6,820円(2022年01月24日時点) |
高さ | 60cm |
幅 | 22.3cm |
厚さ | 5.5cm |
重さ | 1.6kg |
値段 | 7,190円(2022年01月24日時点) |
高さ | 10.5cm |
幅 | 23cm |
厚さ | 5.5cm |
重さ | 3kg |
値段 | 6,394円(2022年01月24日時点) |
高さ | 59cm |
幅 | 22cm |
厚さ | 11.3cm |
重さ | 1.7kg |
デザインアンテナは、全体的に耐久性を意識して作られているので、八木式アンテナよりは値段が高めなのが特徴です。
また、デザインアンテナは電波を広範囲に受信できますが、電波を拾う距離は八木式アンテナに比べて短いので、基本的に電波が十分な地域で設置するものだと思ってください。
そう考えると、一見デザインアンテナには見た目以外メリットがないように感じますよね。
しかしデザインアンテナは、壁面やベランダなどに取り付けできるため、アンテナが倒れるリスクが八木式に比べて格段に低くなるんですね。
先ほどもお話した通り、八木式アンテナのように屋根の上に設置していると、台風時などで大きくダメージを受けてしまいます。
しかしデザインアンテナは、長方形で薄型なので、壁にピッタリ張り付くように設置できます。
そのため、台風時にアンテナが倒れてしまうなどのアクシデントは、まず起こらないと思っていいでしょう。
実際市販でも購入できるご家庭用の一般的な八木式アンテナとデザインアンテナの大きさを比べると
厚さ(奥行) | 137.4cm |
縦 | 51.8cm |
横幅 | 34cm |
厚さ(奥行) | 11.3cm |
縦 | 59cm |
横幅 | 22cm |
デザインアンテナの方が、八木式アンテナと比べてかなり薄いのがわかりますよね。
デザインアンテナは、家の見た目が気になる方はもちろんですが、とくにアンテナ設置後のトラブルが心配な方におすすめします。
また、デザインアンテナは電波を受信できる範囲が八木式に比べて狭くなってしまうのですが、その欠点を補ったポール型の”ユニコーンアンテナ”というものも存在します。
見た目は八木式より目立たず、電波を受信する強さはデザインアンテナ以上、という特徴があるため、こちらも選択肢に入れておくといいですね。
ここまでで、新築に設置するアンテナは、電波が強い地域なら室内アンテナがベスト。
そして電波が弱い地域なら室内アンテナは利用できないため、
電波の強さ重視⇒八木式アンテナ
安全性重視⇒デザインアンテナ
こちらのアンテナを検討する、とおわかりいただけたかと思います。
ただ次に、デザインアンテナや八木式アンテナは、具体的にどんなものを選んだらいい?設置は自分でできるの?と思いますよね。
結論を先に言ってしまうと、八木式・デザインアンテナ(地デジアンテナ)どちらも基本的に業者に工事を頼んでしまったほうがよいです。
ではなぜアンテナの設置は業者に頼んだ方がいいのか、次の章から詳しく説明していきますね。
地デジアンテナの設置は工事を頼むのがベスト
室内アンテナを除く地デジアンテナの設置は、基本的に業者に工事を頼んで設置してもらうことをおすすめします。
というのも、実際にアンテナを設置してテレビを見るためには、アンテナ本体を設置するだけでなく、配線作業や電波の調整なども必要で、みなさんが思っているよりも大変な作業だからです。
まずアンテナを設置する前に、電波を測らないといけません。
というのも、電波を測って、どの場所にどの種類のアンテナを設置できるか判断しないと、アンテナが設置できてもうまく映らないことがあるからです。
そのため、業者に頼むとまず電波の調査から行います。
でも電波の調査だけやってもらって、あとは自分で設置すればいいのでは?と思う方もいますよね。
実際八木式・デザインアンテナどちらも、本体やケーブルなど必要なものは全て大手ネットショップなどで簡単にそろえることができます。
たとえば八木式アンテナの場合だと、このように本体と固定バンドなどの付属品がセットになって売っています。
必要なものは全部そろえることができるのですが、電波の計測は専用の測定器を使って、全チャンネルしっかり映るかまで見られる知識が必要なんですね。
また、仮にアンテナを屋根に設置する場合、梯子を使って屋根に登ることができれば、自分でアンテナを取り付けることはできるでしょう。
ただテレビアンテナ工事の作業は、本体を取り付けてもまだ終わりません。
八木式アンテナの場合だったら、電波がしっかり受信できるよう、一番良好な方向に調節する作業も必要です。
アンテナをベストな位置と方向に設置できたら、風などで動かないようワイヤーでしっかり固定する作業も行います。

足場が悪い屋根上で設置と固定作業もしないといけないと考えると、かなり危ないというのもわかりますよね。
アンテナを固定することができたら、次はケーブルを引き込んでいきます。

アンテナケーブルが垂れっぱなしだと見栄えが悪いので、雨どいなどにビニールテープで丁寧にくっつけていきます。
次に屋根裏⇒壁⇒リビングの順にアンテナ端子を出して、テレビとつなぐ作業も行っていきます。
ちなみにケーブルが引き込める穴がない住宅の場合は、壁に穴を空けて対応することも。
そしてまだアンテナ工事は終わりません。
ケーブルを引き込んでテレビとつないだら、ここでもう一度電波がちゃんと来ているか確認も行います。
この時点で電波が弱いなら”ブースター(電波を増幅させるもの)”、強すぎるようなら”アッテネーター(電波をちょうどいい強さに下げてくれるもの)”といった専用の機器も使うこともあります。
ここまで確認できたら、最終的にテレビがしっかり映るか確認し、微調整もしてやっと完了です。
このようにテレビアンテナの工事は、思っているより作業が大変で、専門的な知識も必要なんですね。
ちなみに、作業に慣れているプロの方で工事は1時間程度で完了します。
状況が複雑になると、2~3時間かかることもあるため、作業に慣れていない方だと、一日かかっても終わらない可能性だってあるんですね。
また作業の手順は若干違いますが、デザインアンテナの場合も大まかな手順は同じ。
壁に穴を開けて、アンテナが壁面から動かないように固定するなどの作業も必要になってきます。
そのため、アンテナの工事は基本的に業者に任せるものだと思ってください。
ただどうしても工賃を安くするため、必要なものをそろえて、自分でアンテナを設置したいという方は、こちらの記事で一度方法だけ確認してみてくださいね。
また、ご自宅で地デジだけでなく衛星放送も見れるようにしたい方もいますよね?
衛星放送を観るためには、BS/CSアンテナというものがまた別で必要になります。
次の章では、BS/CSアンテナについてご紹介しますね。
衛星放送用のBS/CSアンテナも別で工事を頼む必要あり
衛星放送(BS放送やスカパーなど)をご自宅で観るためには、このような円盤型のBS/CSアンテナというものを別で取り付ける必要があります。

地デジと違い、南南西の空に浮かぶ人工衛星から発信されるBS/CS放送用の電波を受信するためのアンテナ。電波を正確にキャッチするため、屋根・ベランダ・壁面など色んな場所に設置できるようになっています。
ちなみに2K4K8K対応と映像のキレイさごとに種類も分かれています。
このBS/CSアンテナも、大手ネットショップで5~6,000円ぐらいで購入することができます。
ただBS/CSアンテナも、八木式アンテナやデザインアンテナと同じく、取り付け工事は基本的に業者に頼むものだと思ってください。
というのも、BS/CSアンテナの場合も、屋根や2階のベランダに取り付けて、そこから1階まで配線を引き込み、しっかり映るか確認など細かい作業が必要になるからです。
ちなみにBS/CSアンテナの設置方法についても、こちらの記事で解説していますので、角度調整や設置について詳しく知りたい方は一度参考にしてみてください。
ここまでで地デジアンテナBS/CSアンテナは、基本的に工事を頼むものだということを説明してきました。
次に気になるのは、工事っていくらでやってくれるの?ですよね。
そこで次の章からは、みなさんにとってかなり重要なアンテナ工事を頼んだ時の料金のお話について説明していきます。
テレビアンテナの工事を頼んだ時の料金は平均47,597円
テレビアンテナの設置を業者に頼んだ時、当サイトアンテナ110番に実際ご依頼いただいたデータを平均しますと、八木式・デザインアンテナ(地デジ用アンテナ)含めて平均47,597円です。
※当社実績より算出
集計期間:2019/12/01~2021/12/01
集計対象:2,058件のご相談より
ちょっと高い…内訳どうなってるの?と思う方もいますよね。
たしかにアンテナ本体自体は、先の章でもご紹介した通り数千円で購入することができます。
ただ、アンテナ工事には本体以外にも、色んな作業代が含まれます。
たとえば当サイトアンテナ110番の場合だと、新規設置なら税込みで以下のような料金からご案内しています。
八木式アンテナ | 20,400円~ |
デザインアンテナ | 18,700円~ |
4K8K対応BSアンテナ | 25,000円~ |
この料金に、屋根上での作業はプロといえど危険なので、高所作業代や配線工事、自然災害が起きてアンテナが故障した時の保証などの料金も含まれて、だいたい4~5万円程度になるのが一般的です。
また、お住いの電波がとくに弱い場合など特殊なケースは、工事にさらに追加費用がかかってしまうこともあります。
次の章では、アンテナ工事の追加費用についてもご説明します。
特殊なケースではありますが、知っておいた方が、実際に工事を頼んだ時「なんでこんな高くなったの?」という疑問がなくなりますよ。
アンテナ工事の料金はブースターが必要だと約1万円は高くなる
ブースターについては【地デジアンテナの設置は工事を頼むのがベスト】の章で軽く触れていますが、改めて説明しておきますね。
簡単に言うと、アンテナの電波を強く(増幅)する機械のことです。
電波はアンテナとテレビの距離が遠い時や、複数台のテレビを観るため分かれると、テレビが観れないレベルまで弱くなることがあります。
この問題を解決する目的で、業者は必要に応じてブースターを使い対処します。
具体的にブースターが必要な場合どれくらい追加料金がかかるかというと、当サイトの場合でしたら、ブースターの設置費込みで以下のようになります。
八木式アンテナ | 20,400円~ブースター追加あり⇒29,200円~ |
デザインアンテナ | 18,700円~ブースター追加あり⇒27,500円~ |
4K8K対応BSアンテナ | 25,000円~ブースター追加あり⇒33,800円~ |
1万円近く追加されるのが分かりますよね。
これはブースター自体が精密な機械なので、料金が高めなのはもちろん、電波の調整や設置の料金も含まれていることがあります。
ただ、基本的にブースターは、どうしても電波が弱くて一部のチャンネルだけ映らない状況だったり、複数台テレビを観れるようにするために必要になります。
そのため、この追加料金がかかるケースはあくまで特殊だと思ってください。
また、ブースター以外にも先ほど【地デジアンテナの設置は工事を頼むのがベスト】の章でお話したように、配線が引き込めず家に穴を空ける場合なども、別途追加料金がかかる場合があります。(料金は弊社含めいずれの業者も状況次第としています)
基本的に特殊なケースではあるのですが、一応こちらも知っておくと、実際に工事を頼んだ時に「なんでこんなにお金がかかったの?」とびっくりすることはなくなるはずです。
当サイトアンテナ110番は、全国のアンテナ工事に対応できる業者をご紹介します。
いつでもご連絡いただければ、現地対応スタッフが無料で見積りをお取りします。※
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます
テレビアンテナの設置から工事のお話はここまでになります。
ただ、家の屋根に太陽光パネルを設置していたり、アンテナが故障してしまった時のことを知りたいという方もなかにはいますよね。
そこで次の章では、ここまででお話できなかったアンテナについての色んな疑問を解決していきます。
テレビアンテナについてQ&A
屋根上に太陽光パネルがあってもアンテナを設置できる?
太陽光パネルが屋根上にある場合でも、八木式アンテナ・デザインアンテナどちらも工事をすることはできます。
ただ、屋根上にアンテナを設置してしまうと、倒れた時に太陽光パネルが傷つく恐れがあります。
また、屋根上に設置したアンテナの影が太陽光パネルと重なることで、発電量に影響する可能性もあります。
そのため、太陽光パネルがあるお家の場合は、壁面やベランダにも設置できるデザインアンテナがおすすめです。
当サイトアンテナ110番でも、「屋根上に太陽光パネルがあるため外壁に設置してほしい」とご相談をいただくことがあります。
そのあたりは工事を頼む時お気軽にご相談いただいて大丈夫ですよ。
アンテナが故障した時はどうすればいい?
八木式アンテナ・デザインアンテナ・BS/CSアンテナの場合は、今回ご紹介したようなアンテナ工事の業者に頼めば、修理してくれます。
アンテナの修理も当サイトアンテナ110番に8,800円~ご相談いただけます。
アンテナ110番の料金ページを見る
台風でアンテナがズレたり、電波障害が発生した時などいつでもご相談ください。
ただし、室内アンテナの場合は対応できない業者が多いので、新しいものへ交換するのがよいですね。
アンテナを設置しないでテレビを観る方法はある?
アンテナを設置しないでテレビを観るには、”ケーブルテレビ”に加入する方法があります。
ケーブルテレビという専用のサービスに加入して、有線のインターネットのようにモデムとケーブルをつないで地デジ・BS/CS放送を観る方法です。
ケーブルテレビに申込むと、テレビアンテナのように業者が工事しに来てくれて準備してくれます。
ケーブルテレビは、テレビアンテナと違いスマホのように毎月料金を払ってテレビを観る方法です。
またプランも色々あって、観たいチャンネルごとに月々の料金が変わってきます。
アンテナなしでテレビが観れるというメリットがありますが、ケーブルテレビにはサービス提供エリアがあるため、もし気になる方は、公式サイトで確認してみましょう。
代表的なサービスですと、「J:COM」ですが、地方ごとにケーブルテレビサービスがありますよ。
まとめ
新築でテレビを観るためには、まず室内アンテナが最も安くて手軽です。
ただし基本的にご自宅周辺の電波が強い場合のみ利用できますので、周りに4段導波器付の八木式アンテナがないか確認してみてくださいね。
ご自宅で室内アンテナが利用できるとわかったら、
「DXアンテナUS120AW」こちらの商品がコスパと性能、扱いやすさ的にベストなので、ぜひ検討してみてください。
もし室内アンテナが利用できない環境なら、八木式アンテナやデザインアンテナを業者に工事してもらって設置してもらうのがベストです。
業者をご検討の際は、当サイトアンテナ110番は料金的にお得です。
見積もりだけ無料で取ることもできますので、いつでもお気軽にご相談くださいね。
※室内アンテナのアンケートについて
調査日:2022年1月21日
調査対象:自宅で室内アンテナを使って地デジを視聴している方30人
調査内容
- 自宅で使用されている室内アンテナがどんな商品か?
- 使用されている室内アンテナの映りの満足度
- その満足度の理由
- 購入された室内アンテナの価格はいくらか
- 使用されている室内アンテナの価格に対する満足度
- 使用されている室内アンテナを選んだ理由