倒れて危険な状態になっているアンテナや不要になったアンテナを撤去したいと思っても、
「まずなにから取りかかればいいの?」
と困っている状況ではありませんか?
アンテナ撤去のことはあまり考える機会がないので、わからないことばかりですよね。
アンテナを撤去したいと思ったら、まずは依頼先を決めましょう。
アンテナの撤去を依頼できる業者にはいくつか種類があり、状況によってどこが最適かが変わってきます。
この記事ではアンテナ撤去の依頼先ごとの特徴、費用相場、撤去作業の流れなど、アンテナ撤去に必要なことを漏れなく解説します。
この記事を読めばアンテナを撤去する最善の方法がわかり、スムーズにアンテナ撤去を完了できるでしょう。
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アンテナ撤去を頼める業者の種類
アンテナ撤去を依頼できる業者には、おもに以下の6種類があります。
それぞれメリット・デメリットを解説します。
アンテナ専門業者
品質の高い施工と料金の安さを求めるなら、アンテナ専門業者がおすすめです。
アンテナ専門業者は、テレビアンテナの工事全般を専門におこなっている業者です。
- 技術力が高い
- 料金が安い傾向
アンテナ工事に特化しているので知識や経験が豊富で、的確かつスピーディーな施工が期待できます。
また、電気店などの中間業者を挟まないので、他の業態の業者よりも料金が割安であることが多いです。
- 業者選びに手間がかかる
アンテナ専門業者は大手から個人経営のところまでさまざまあり、選択肢が多いです。
ピッタリの業者を見つけるには多くの業者を調べる必要があり、労力と時間がかかります。
このあとのアンテナ撤去で選ぶべき業者の特徴では、よい業者を簡単に選ぶポイントを解説しています。
ぜひご覧ください。
家電量販店
大手の安心感がほしいなら、家電量販店がおすすめです。
家電量販店では、アンテナの販売にともなって古いアンテナの撤去に対応していることが多いです。
- サービスが安定している
- 気軽に相談できる
多くの店舗を展開している家電量販店では、対応や料金のマニュアルが整備されていることが多いです。
そのため、どの店舗でも変わらないサービスが期待できます。
店舗で接客スタッフに気軽に相談ができる安心感もポイントです。
- 撤去のみには対応していない場合がある
- 料金が高い傾向
家電量販店は基本的に販売がメインなので、撤去のみの依頼には対応していない場合があります。
また、アンテナ専門業者に比べて料金が割高な傾向です。
アンテナ撤去の施工自体は下請けのアンテナ専門業者がおこなうことが多く、仲介手数料が発生するからです。
アンテナ撤去に対応している家電量販店でも、撤去のみの場合は別途追加費用がかかる場合があります。
例えばヤマダ電機の公式サイトには、アンテナ取り外し工事のみの場合は出張料として別途2,200円(税込)が必要と記載されています。※
料金表の説明書きなどよく確認しましょう。
※2024年6月時点の情報です。料金等は変更される場合があります。
参考:アンテナ工事料金目安 | ヤマダウェブコム(最終閲覧日:2024年6月26日)
街の電気屋さん
料金や施工内容をじっくり相談したいなら、街の電気屋さんがおすすめです。
家電量販店以外の小規模な電気店でも、アンテナ撤去に対応しているお店があります。
- 臨機応変に対応してくれる
- 料金が安い傾向
個人経営の街の電気屋さんは、細かなマニュアルなどないことが多いです。
そのため、施工内容や料金の要望に柔軟な対応が期待できます。
また、アンテナ専門業者と同様に下請け業者を使わないことが多いので、料金が安くなりやすいです。
ただし、アンテナ工事の経験があまりないお店では割高になる場合もあります。
- アンテナ工事に対応していない場合がある
街の電気屋さんでは、対応しているサービス内容がお店によって違います。
アンテナ工事は屋根に上るなど危険をともなう特殊な作業のため、対応していない場合もあります。
リフォーム業者
屋根や外壁の修繕なども検討しているなら、リフォーム業者がおすすめです。
住宅の改修や修繕をおこなうリフォーム業者では、外装工事や屋根工事の一環でアンテナ撤去にも対応していることがあります。
- まとめて依頼できる
住宅全体を手がけているリフォーム業者には、状況に応じて屋根や外壁の修繕、塗装などもまとめて依頼が可能です。
- 撤去のみには対応していない場合がある
- 料金が割高の場合がある
住宅リフォームの大規模な施工を請け負っているリフォーム業者では、アンテナ撤去のみなどの小規模な依頼は受けていない場合があります。
また、下請けのアンテナ専門業者に施工を委託している場合、料金が比較的高くなります。
ケーブルテレビ・光テレビ会社
今後アンテナ以外の方法でのテレビ視聴を検討しているなら、ケーブルテレビや光テレビ会社がおすすめです。
ケーブルテレビや光テレビ会社では、サービスへの加入にともなって不要になったアンテナ撤去をしてくれる場合があります。
- 無料で撤去できる場合がある
新規加入者への特典として、アンテナの撤去を無料でしてくれるキャンペーンが実施されていることがあります。
- サービスへの加入が必要
アンテナ撤去はあくまでケーブルテレビや光テレビへの加入者が対象です。
アンテナ撤去だけの依頼はできません。
引越し業者
家の引越しにともなってアンテナ撤去が必要なら、引越し業者がおすすめです。
多くの引越し業者では引越しにともなう電気設備の取り外し工事に対応していて、アンテナの撤去にも対応していることがあります。
- 引越しのついでに頼める
引越しのオプションとしてまとめて依頼ができるので、別々の業者に連絡する手間が省けます。
- 引越しのときしか頼めない
- 料金が割高な傾向
引越し業者のアンテナ撤去は、引越し作業のオプションとしての対応です。
アンテナ撤去のみの依頼には基本的に対応していません。
また、アンテナ撤去作業は下請けのアンテナ専門業者に依頼することが多いです。
中間手数料などが発生し、料金が割高な傾向です。
以下の記事では、業者の種類やおすすめのアンテナ工事業者をご紹介しています。
アンテナ撤去で選ぶべき業者の特徴
アンテナ撤去の依頼先に迷ったときには、以下の条件にあてはまる業者を選ぶのがおすすめです。
それぞれ理由を解説します。
調査・見積りが無料
施工前の現地調査と見積りを無料で実施している業者を選びましょう。
調査と見積りが無料の業者であれば、実際の料金を確認してから依頼をするか判断できます。
業者の公式サイトなどで表示されているアンテナ撤去の料金は、あくまで目安です。
現場の状況によっては、高所作業費などの追加費用が発生する場合があります。
「調査・見積り無料」などと表示されている業者を選びましょう。
見積りは無料でも、出張費などが別途かかる場合があります。
かかるすべての費用を確認してから、依頼をしましょう。
対応が早い
できるだけ早い日程で施工ができる業者を選びましょう。
倒れたアンテナの撤去など急を要する場合にも、すぐに駆け付けてくれる業者なら安心です。
特に下請け業者に作業を委託している業者の場合、依頼から施工までに数日かかるケースもあります。
公式サイトなどに「即日対応」「年中無休」などの表示がある業者は、対応が早い可能性があるのでおすすめです。
早くアンテナを撤去したほうがよい理由は、このあとの不要なアンテナは早めに撤去が必要でも解説しています。
施工実績が豊富
アンテナ撤去の施工を数多くこなしている業者を選びましょう。
経験豊富な業者であれば、よりスムーズで品質の高い施工が期待できます。
公式サイトで施工事例が紹介されているなら、アンテナ撤去の事例があるか確認してみましょう。
当サイト【アンテナ110番】では、現地調査・見積り無料のアンテナ業者のご紹介が可能です。※
24時間年中無休の相談窓口に、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで、調査費用等をいただく場合がございます。
アンテナ撤去費用の相場は約1.5万円~
弊社に加盟しているアンテナ工事業者にアンケート調査をしたところ、アンテナ撤去の料金の目安は8,000円~25,000円程度、平均して15,000円前後とわかりました。
※弊社加盟のアンテナ工事業者のうち有効回答10社から算出した平均値(調査期間:2023年07月28日~2023年8月30日)
※各サービス内容・費用は依頼状況や地域など条件によって異なります。実際の利用時は必ず各業者に詳細をご確認ください。
ただし、この金額はあくまで最低料金の目安と考えましょう。
アンテナ撤去の費用には基本的な作業費以外に、以下のような追加費用がかかる場合があります。
- 高所作業費
- アンテナの処分費
- 出張費
- 駐車場代
- 調査・見積り料
公式サイトなどに表示されているアンテナ撤去の料金にこれらの費用が含まれているのか、問い合わせの時点で確認しておくのがおすすめです。
以下の記事では、アンテナ工事全般の費用相場を詳しく解説しています。
アンテナ撤去には火災保険が適用可能
アンテナ撤去の費用を安く抑えたいなら、火災保険が使えないか検討してみましょう。
火災保険は、建物や家財が不測かつ突発的な事故によって損害を受けたときに、その補修費用などを補償する保険です。
火災保険には、補償対象の取り壊しや撤去にかかった費用を補償する「残存物取片づけ費用補償」が含まれている場合があります。
アンテナ撤去が必要になった原因が台風などなら、アンテナ撤去の費用を火災保険でカバーできる可能性があります。
ただし、以下のようなケースでは火災保険が適用できない場合もあります。
- 経年劣化が原因の場合
-
経年劣化は不測かつ突発的な現象ではないため
- 費用が免責金額よりも少ない場合
-
保険金の支払い額は「損害額-免責金額(契約者が自己負担する金額)」で算出されるため
- 3年以上経過している場合
-
保険金を請求できるようになってから3年以上経過すると、請求する権利が消滅するため
- 故意、重大な過失、法令違反がある場合
-
契約者に責任があるため
- 地震が原因の場合
-
火災保険の補償対象外のため(地震保険の対象)
アンテナ撤去に火災保険が適用できるか、保険会社に相談してみるのがおすすめです。
以下の記事では、アンテナ工事で火災保険が適用できる条件や請求の流れなどを詳しく解説しています。
参考:日新火災海上保険株式会社|お家ドクター火災保険Web-公式サイト|残存物取片づけ費用補償特約|用語集(最終閲覧日:2024年6月26日)
参考:ダイレクト火災保険iehoいえほ | 保険金をお支払いできない主な場合(最終閲覧日:2024年6月26日)
アンテナ撤去作業の流れ
実際にアンテナ撤去の作業をおこなうときの工程をご紹介します。
もしも自分でアンテナ撤去をしたい場合は、次章のアンテナ撤去を自分でする場合の注意点もあわせてご覧ください。
撤去するアンテナが屋根上に設置されている場合は、はしごなどを使って設置場所まで上ります。
屋根上のアンテナは、アンテナ本体と屋根の端を支線(ワイヤー)でつないで固定されていることが多いので、この支線をニッパーなどで切断します。
アンテナから屋内へ引き込まれているケーブルを、切断するなどして取り外します。
アンテナ本体を土台である屋根馬や支柱、取付金具とともに屋根から外します。
アンテナや支柱を手に持ってはしごを下りたり、ロープで吊り下ろしたりします。
業者によっては引き取ってくれる場合もあります。
アンテナ撤去作業の所要時間は、30分~1時間程度が一般的です。
作業以外にも事前の調査や見積り、あと片付けなどに時間がかかることもあるので、2時間程度を見ておくとよいでしょう。
撤去したアンテナの処分方法
アンテナを自分で処分する場合には、以下の3つの方法があります。
- 地域のゴミ収集に出す
-
粗大ゴミや不燃ゴミとして、ゴミ収集に出します。
出し方のルールや料金を確認しましょう。 - リサイクルショップに買い取ってもらう
-
状態のよいアンテナであれば、電気製品を扱っているリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。
- 不用品回収業者に引き取ってもらう
-
壊れて使えない状態のアンテナは、不用品回収業者に有料で引き取ってもらうことが可能です。
多くのアンテナ工事業者では、アンテナの引き取り処分もしてくれます。
別途料金がかかる場合もありますが、まとめて業者に依頼するのもおすすめです。
アンテナ撤去を自分でする場合の注意点
費用を抑えるために自分でアンテナ撤去をしてみようと考える方もいるかもしれませんが、基本的にアンテナ撤去を自分でするのはおすすめできません。
理由はおもに以下の3つです。
それぞれ詳しく解説します。
危険な作業が多い
アンテナ撤去の作業には、以下のように多くの危険がともないます。
- 高所から転落するおそれがある
-
屋根上などの高所から転落すれば、大ケガや死亡事故につながるおそれがあります。
屋根は斜めになっていて滑りやすいことも多いので、非常に危険です。 - 物を落とすおそれがある
-
作業中にアンテナ本体や工具を誤って落下させると、地上の人や物に衝突するおそれがあります。
通行人や近隣の建物、車などを傷つけてしまった場合、損害を賠償しなければいけなくなります。 - 建物を破損するおそれがある
-
作業中に屋根や外壁など、他の設備を傷つけたり壊したりするおそれがあります。
このような危険を回避するために、アンテナ撤去はプロに任せるのが無難です。
配線処理が難しい
アンテナからテレビまでつながるケーブルを適切に外したり切断したりするには、専門的な知識が必要です。
信号を増幅するブースターなどの周辺機器が取り付けられている場合や、一部のアンテナだけを外したい場合などは、さらに難易度が上がります。
間違った処理をすれば不具合が生じたり、感電などの思わぬ事故が起きたりするおそれがあります。
配線処理はプロに任せるのが安心です。
火災保険が使えない
撤去が必要になった原因が自然災害であっても、アンテナ撤去を自分でした場合は火災保険が適用できない可能性が高いです。
火災保険の保険金を請求するためには、撤去した業者が作成する見積書の提出が必要です。
被害の事実や、金額が適正かを、保険会社が審査するためです。
火災保険を使いたいなら、まずは業者に見積りを依頼しましょう。
不要なアンテナは早めに撤去が必要
「費用もかかるし、しばらくそのままにしておこうかな」と迷っている方もいるかもしれませんが、不要になったアンテナは早めの撤去をおすすめします。
アンテナを放置しておくことには、さまざまな危険がひそんでいるからです。
アンテナを撤去したほうがよい理由と、撤去したほうがよいケースをご紹介します。
古いアンテナの放置は危険
古くなったアンテナを屋根上などに放置しておくと、以下のような危険があります。
- 倒壊や落下のおそれがある
-
劣化したアンテナが倒れたり落下したりして、建物を破損したり人を傷つけたりする危険があります。
- 設置場所の劣化を早めるおそれがある
-
屋根や外壁に設置されたアンテナに発生したサビが取り付け部分の腐食を招き、雨漏りなどの原因になることがあります。
アンテナの撤去が必要なケース
以下のような場合には、早めにアンテナ撤去を検討しましょう。
- アンテナが壊れた
- アナログ放送用のアンテナが残っている
- 解約した衛星放送のアンテナが残っている
- ケーブルテレビや光テレビに切り替えた
不要になったアンテナはメンテナンスされずに放置されている状態なので、いずれ劣化によって倒壊や落下のおそれがあります。
今後のトラブルを未然に防ぐためにも、使わなくなった時点で撤去をおすすめします。
アンテナを撤去したらNHKの受信料も確認
「アンテナを撤去したら、NHKの受信料は払わなくてよくなるの?」という疑問もありますよね。
単にアンテナを撤去しただけで、NHKの受信料がなくなるわけではありません。
NHKでは、受信契約の解約条件を以下のように記載しています。
テレビ等の受信機(以下、「受信機」といいます。)を設置した住居にどなたも居住しなくなる場合や、廃棄、故障などにより、受信契約の対象となる受信機がすべてなくなった場合は、受信契約は解約の対象となります。
出典:NHK|受信契約はどのような場合に解約になるのか |よくある質問集(FAQ)(最終閲覧日:2024年6月26日)
「受信契約の対象となる受信機」には、テレビ、パソコン、スマートフォン、カーナビなど、NHKの放送を受信できる機器はすべて含まれます。
アンテナを撤去していても、これらの機器を所有していて、何らかの方法でテレビ放送を視聴可能な環境があればNHKの受信契約は継続されます。
テレビを視聴できる環境がない場合は、NHKの窓口へ連絡すれば解約手続きができます。
以下の窓口へ連絡して解約の届出書を郵送してもらい、必要事項を記入して返送しましょう。
- NHKふれあいセンター
-
- 電話番号
-
0120-222-000
0120‐151-515
050-3786‐5003 - 受付時間
-
9:00~18:00
※2024年6月時点の情報です。電話番号等は変更される場合があります。
また、ケーブルテレビなどに切り替えた場合、利用料金にNHK受信料が含まれている場合と、別にNHKに受信料の支払いが必要な場合があります。
支払い漏れや二重支払いがないよう、契約内容や料金の内訳を確認しておきましょう。
参考: NHK|携帯電話・スマートフォン、カーナビ、パソコンで放送を受信可能な場合は受信料が必要か|よくある質問集(FAQ)(最終閲覧日:2024年6月26日)
参考:NHK|受信料の窓口|受信料に関するお手続きやお問い合わせ(最終閲覧日:2024年6月26日)
参考:NHK|ケーブルテレビ会社に利用料を払っているのに、なぜNHKにも受信料を払う必要があるのか|よくある質問集(FAQ)(最終閲覧日:2024年6月26日)
まとめ
アンテナの撤去は、以下のような業者に依頼ができます。
- アンテナ専門業者
- 家電量販店
- 街の電気屋さん
- リフォーム業者
- ケーブルテレビ・光テレビ会社
- 引越し業者
アンテナ撤去にかかる費用は、約15,000円~が相場です。
ただし、料金は業者や状況によっても変わってきます。
現地調査のうえで見積りを出してもらい、実際の料金を見てから依頼するか判断するのがおすすめです。
そのためには、調査・見積りが無料の業者を選ぶのがポイントです。
当サイト【アンテナ110番】でも、調査・見積りを無料対応している業者のご紹介が可能です。※
ぜひお気軽にご相談ください。
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※対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。
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