
マンションで4K放送を見るには、まずマンションの受信設備や規約を確認しましょう。受信設備が整っている場合には、最小限のものを用意することで4K放送が見られるようになるかもしれません。しかし、マンションにもともと4K放送を見られる環境がない場合には、自分で設備を整える必要があります。
このコラムでは、お住まいのマンションで4K放送を見られるのか確認する方法と、見るために必要な設備を解説していきます。ぜひ、4K放送が見られなくてお悩みの方は参考にしてみてください。
4K放送を見るには?マンションの場合の注意事項
4K放送を見るためには、4K放送に対応したアンテナなどの受信設備と、4K放送に対応したテレビが必要です。テレビは自分で購入して設置ができますが、アンテナなどは基本的に工事が必要です。
そのためマンションで4K放送を見るには、まずマンションにもともとついている設備を確認してから、それに応じてどのような工事をおこなうかを判断していきましょう。まずは以下の点を確認してみてください。順に解説していきます。
- 4K対応のアンテナがついているのか
- ケーブルテレビがついているのか
- 光回線がついているのか
- ベランダにアンテナを設置できるのか
4K対応のアンテナがついているのか

マンションに共同の4Kアンテナがついているのか確認してみましょう。BS/CSのアンテナはあっても、4Kに対応しているとは限りません。4K8K衛生放送対応アンテナかどうかを確認しましょう。
ケーブルテレビがついているのか
アンテナではなく、ケーブルで電波を受信する方式のケーブルテレビでも4K放送が見られる場合があります。マンションがケーブルテレビに加入していないか確認してみましょう。
光回線がついているのか
インターネットの回線である光回線でも、4K放送が見られる場合があります。マンションに光回線が導入されていないか確認してみましょう。
ベランダにアンテナを設置できるのか
上記のようなマンション全体の設備が整っていないという場合には、個別にアンテナを設置する必要があるでしょう。ベランダに4K放送対応のパラボラアンテナを設置すれば、4K放送を受信できるようになります。
ただし、マンションによっては規約でベランダにアンテナを立てることが禁止されている場合があります。必ず規約を確認しておきましょう。もしもベランダへの設置が禁止されているという場合には、室内にアンテナを置くという方法で見られる場合もあります。
4K放送を見るにはこれも必要!
受信設備が整っていてもすぐに4K放送が見られるとは限りません。受信したデータを映像にする機器がなければ実際に見ることができないからです。ここでは、見るために必要なアンテナや機器をご紹介していきます。
4K対応のアンテナが必要

従来のBS/CSアンテナでは4K放送は見ることができません。従来のBS/CS放送と4K放送では、電波の形式が違うからです。4K放送は、BS/CS放送のアップグレード版です。そのため4K対応のアンテナでBS/CS放送は見られますが、従来のBS/CSアンテナで4K放送の電波を受信することはできないのです。
4Kテレビまたは4K対応テレビ+チューナーでないといけない
4K放送は、従来の放送よりも細かくて美しい映像を送信する技術です。従来のテレビで4Kの映像を映したとしても、本来の美しい映像を再現することができません。そのためアンテナだけではなく、テレビも4Kに対応したものが必要なのです。
4K放送の映像を映すことができるテレビには、「4Kテレビ」と「4K対応テレビ」があります。4Kテレビには4Kチューナーが内蔵されていますが、4K対応テレビには内蔵されていません。
チューナーとは、受信した電波をテレビが映すことができるデータに変換する機器です。4Kチューナーがあることで、アンテナで受けとった4Kの電波を映像に変えてテレビへ映し出すことができるのです。
4K放送を見るためにこれからテレビを購入するのであれば、4Kテレビを選ぶのがお手軽です。もしもすでに4K対応テレビをお使いの場合は、別途4Kチューナーを用意しましょう。
テレビの周辺機器が必要なこともある
電波の環境によってはブースターが必要になります。ブースターは電波を増幅させる機器のことです。電波が弱い場合にはブースターをつけることで電波を安定させます。
また、複数のテレビで見たい場合は、分配器が必要です。分配器は電波をいくつかに分ける機器です。1つのアンテナから受けた電波をそれぞれのテレビに分けないと見ることができないからです。
このように電波状況や何台のテレビで見たいかによって必要な機器を組み合わせる必要が出てくるでしょう。
ベランダに4Kアンテナを設置しよう!
もし、マンションに受信設備を導入しようとすると、何千万円と設置費がかかります。マンションの受信設備が4K放送に対応していなかった場合、自宅のベランダに4K対応のアンテナを設置する方法が現実的でしょう。
アンテナの設置は、基本的に業者に依頼することになります。DIYでも可能ですが、アンテナで電波を正確に受信するためには周辺の環境などを考慮しつつ、設置する位置や角度を数cm単位で調整する必要があります。また、作業中に部品の落下などで事故が起きるおそれもありますので、業者に任せるのが安全で確実でしょう。
ここでは、業者に依頼してアンテナを設置する際のポイントについて解説します。
アンテナ設置の費用

アンテナを業者に依頼した場合の費用は以下のとおりです。
- 4K対応のアンテナ 2万円~3万円
- 4K対応のアンテナ+ブースター 4万円~5万円
- 4K対応の分配器 5千円~(分配する数によって変わります)
アンテナ業者の選び方
DIYする場合に比べると、業者に頼むとやはり費用が高くなります。費用は少しでも抑えたいところです。費用にはある程度の相場はありますが、業者によって設定している料金には差があります。そこで、業者を選ぶことで費用を抑えられる場合があります。アンテナ業者を選ぶときは、次のようなことに注意するとよいでしょう。
アンテナ業者を選ぶ方法
アンテナの設置工事に対応している業者には、家電量販店やホームセンター、街の電気屋さん、そしてアンテナ設置工事の専門業者などがあります。家電量販店やホームセンターはアンテナの販売をしますが、設置工事は下請けの業者に依頼します。そのため中間マージンが発生し、トータルの費用が高くなる傾向にあるのです。街の電気屋さんの場合、営業規模が小さいため大胆な値引きをあまりおこなっていないことが多く、やはり割高になっていることがあります。
アンテナの販売と設置工事に特化しているアンテナ業者であれば、中間マージンが発生しないため費用が割安になる場合があります。専門の業者はあまり関わる機会がないですが、一度見積りを取って多種の業者と比較してみるとよいでしょう。
ひとつの業者だけを見て決めない
いくつかの業者をピックアップしてそれぞれ見積りを取ってみましょう。少なくとも2~3社から見積りを取るのがおすすめです。それぞれの見積りを比較することで相場が把握でき、より費用の安い業者を選ぶことができます。また、見積り時の対応を見ることで、信頼ができそうな業者かどうかを判断する材料にもなるでしょう。アンテナをつけてくれる業者を探すと数多くあり、この中から自分の希望に合った業者を探し出すのは、大変時間や労力がかかるものです。そのため、業者をお探しの場合は弊社にお任せください。
弊社にご相談いただければ、お客様のご希望にあった業者をご紹介することが可能です。また、ご予算なども伝えていただければ、そのご予算にあった業者をご紹介することができます。
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