
「新築にテレビアンテナを設置したいけど依頼すると費用が高いな……」
「ただ入居作業もあるから、自分でやるにしても手間や時間はかけたくないな……」
そのため新居のテレビアンテナは、できれば自分でパパっと設置して費用も安く済ませたいところですよね。
結論をいうと、電波状況に問題がないなら、新築には平面アンテナが最適です。
平面アンテナとは、ベランダや壁に設置する箱のような形をした地デジアンテナで、デザインアンテナとも呼ばれますね。
じつはそんな平面アンテナなら、自分で簡単に設置できて費用もかなり安くできるのです。
この記事では、平面アンテナのメリットや設置するための電波状況の条件、さらには買うべき1本や取り付け方法まで詳しくご紹介します。
ぜひ参考にして、手軽に安く、ベストなテレビアンテナを新居に設置しましょう!
平面アンテナを新築にオススメする3つのメリット
平面アンテナを新築にオススメするのは自分で簡単に設置できるうえ、家そのものにとってもさまざまなメリットがあるためです。
具体的なメリットは以下の3つになります。
- 自分で取り付けられて設置費用を浮かせる
- デザイン性が高く、家の外観を損なわない
- 風の影響を受けにくく壊れにくい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自分で取り付けられて設置費用を浮かせる
まずメリットにあげられるのが、自分で簡単に取り付けられることです。
以下のように、平面アンテナは一般的な屋根に設置する八木式アンテナと違って、ベランダや壁に設置できます。
中でも、ベランダであれば自分で比較的簡単に取り付けられるのです。

そしてこのことによって、アンテナ業者やハウスメーカーに依頼せずに済むので、設置費用を浮かすこともできます。
費用 | |
自分で設置 | 約10,000円 |
アンテナ業者 | 約50,000円※ |
ハウスメーカー | 約50,000円+ハウスメーカーの仲介手数料 |
このように、テレビアンテナの設置は依頼するとそれなりの費用がかかるのですが、平面アンテナなら自分で取り付けられるのでかかるのは本体代だけで済みます。
平面アンテナの本体代は高くても1万円ちょっとなので、単純計算で少なくとも4万円程度安くできるのです。
※当サイト【アンテナ110番】にご依頼をいただいた地デジアンテナ新規設置費用(n=4,676件、調査対象期間=2020年6月~2021年5月までの1年間)
デザイン性が高く、家の外観を損なわない
また平面アンテナのメリットとしては、デザイン性が高いこともあげられます。
新築なら外観にもこだわり、すっきりとスマートな見た目が気に入っているという方も多いでしょう。

しかし、そこに骨のような見た目の八木式アンテナが屋根から突き出すようについてしまったら……そんなせっかくの外観も台無しになってしまいますよね。
ただ平面アンテナなら、ベランダや壁に設置できるのでまず目立ちません。
加えて平面アンテナ自体の見た目もごちゃごちゃしておらず、とてもシンプルなデザインなので新居の外観を損なう心配もありません。
なお、家の外観を損なわないデザイン性になっているのは、サイズがコンパクトでカラーバリエーションが豊富であることも理由のひとつです。
平面アンテナ | 八木式アンテナ | |
サイズ | 縦60cm×横20cm×厚10cmくらい | 広げると1m~3mくらい |
カラーバリエーション | ホワイト・ブラック・ブラウンなど豊富 | シルバーが基本 |
このように、平面アンテナは八木式アンテナと比較すると3分の1程度のサイズとなっていて、しかも家の外観に溶け込みやすいカラーバリエーションが展開されているのです。
そのため、あなたの新居の外観を損なってしまうこともありません。
風や雪の影響を受けにくく壊れにくい
最後に平面アンテナは、風や雪の影響を受けにくく壊れにくいこともメリットのひとつです。
繰り返しお伝えしていますが、平面アンテナはベランダや壁に設置できます。
そのため、屋根に設置する八木式アンテナのように風や雪の影響をダイレクトに受けることがありません。
結果、平面アンテナなら八木式アンテナのように風や雪によって折れるなど壊れるリスクが小さいのです。
ちなみに、もしも八木式アンテナが屋根の上で折れて壊れたとなると、約40,000円※の修理費用がかかります。
さらに、八木式アンテナは大きめなサイズで、重さも取付金具を含めると5kg程度、ものによっては10kg程度にもなるので、家そのものへもダメージを与えてしまいかねません。
そうなると、単にテレビアンテナだけでなく屋根の修理も必要になるので、総費用はさらに高額になってしまいます。
しかし、平面アンテナなら風や雪の影響を受けにくいので本体も壊れにくく、加えて家を傷つけてしまうリスクも小さくできるのです。
※当サイト【アンテナ110番】にご依頼をいただいた地デジアンテナ修理費用(n=7,256件、調査対象期間=2020年6月~2021年5月までの1年間)
電界地域と向きの条件をクリアしてれば平面アンテナは設置できる
ここまでで、平面アンテナを新築に取り付けるメリットの大きさはわかってもらえたでしょう。
ただ冒頭でもお伝えしたように、平面アンテナを設置するには電波状況について条件があります。
それが以下の2つのことです。
【条件1】弱電界地域ではないこと

電波は、送信される電波塔との距離によって強電界地域・中電界地域・弱電界地域と、強弱が変わります。
平面アンテナは基本的に、その中でも強電界地域・中電界地域という、ある程度電波の強い地域にしか対応していないのです。
【条件2】電波塔の向きに設置できること

上記にもあるように、地デジの電波は電波塔から送信されます。
そのため平面アンテナが電波を受信するためには、電波塔の向きに設置しなければいけません。
つまり、電波塔の向きにベランダや壁があって、平面アンテナを取り付けられることも条件になるのです。
とはいえ逆にいえば、これら2つの条件をクリアしてさえいれば平面アンテナを取り付けられて、先ほどご紹介した恩恵を受けられるということです。
そのためまずは、新居において弱電界地域ではないか、電波塔の向きに設置できるか確認してみることが大切になります。
ただ、弱電界地域や電波塔の向きといってもどうやって確認すればよいのかなんてわかりませんよね。
安心してください、次からそれぞれの簡単な確認方法をご紹介します。
弱電界地域ではないかの確認方法
弱電界地域ではないかの確認方法は、以下の3つです。
- A-PABの放送エリア内かどうか
- 周りに平面アンテナを設置している家があるかどうか
- 周りの家にパラスタックアンテナが取り付けられてないか
それぞれ詳しく見ていきましょう。
確認方法①A-PABの放送エリア内かどうか
一般社団法人放送サービス高度化推進協会のA-PABを利用して、放送エリア内か確認してみましょう。
放送エリア内であれば中電界地域以上である※ことを意味するので、弱電界地域ではないことが確認できます。
※参考 DXアンテナ
![]()
※画像引用 一般社団法人放送サービス高度化推進協会
実際の画面はこのようになっていて、放送エリア内、つまり弱電界地域でなければ色で範囲指定されるので簡単に確認することができますよ。
このページにアクセスして住所・郵便番号、また局名や都道府県を入力したり選択したりするだけなので、ぜひ利用してみてください。
確認方法②周りに平面アンテナを設置している家があるかどうか
弱電界地域ではないことを確認する方法として、周りの家に平面アンテナが設置されていないか見てみることもあげられます。
お伝えしているように、平面アンテナは基本的に強電界地域・中電界地域に対応したテレビアンテナです。
そのため周りの家にすでに平面アンテナが取り付けられているなら、弱電界地域ではないことの目安になります。
周りの家のテレビアンテナを見てみるだけと、この確認方法も簡単なのでぜひやってみてください。
確認方法③周りの家にパラスタックアンテナが取り付けられてないか
周りの家のテレビアンテナを見るとき、あわせてパラスタックアンテナが設置されていないかも見てみましょう。
パラスタックアンテナは、以下のように八木式アンテナと見た目こそ似ていますが、少しごつくて弱電界地域に特化したテレビアンテナなのです。

一般的な八木式アンテナは画像の左のように、素子やエレメントと呼ばれる横棒が何本かついています。
この数が多くなるほど電波を受信しやすくなるのですが、画像の左のパラスタックアンテナを見ると横棒が×の字になっていてその数がとても多いですよね。
つまり、それだけ電波を受信しやすくする必要がある=弱電界地域であるというわけです。
そのため、周りの家にパラスタックアンテナが設置されているなら、ほぼ確実に弱電界地域といえるでしょう。
逆に周りの家にパラスタックアンテナが見当たらないなら、弱電界地域ではないことの目安になります。
電波塔の向きの確認方法
弱電界地域ではないことを確認できたら、次に電波塔の向きを確認しましょう。
電波塔の向きの確認方法は、以下の2つです。
- A-PABで電波塔の場所を調べる
- 周りの家のテレビアンテナの向きを見てみる
まずひとつ目が、先ほども登場したA-PABを利用して、電波塔の場所を調べる方法になります。
![]()
※画像引用 一般社団法人放送サービス高度化推進協会
こちらは先ほどの画像をズームしたものですが、見てもらうとわかるように、電波塔の場所も確認できるのです。
そしてもうひとつの確認方法が、周りの家のテレビアンテナの向きを見てみることです。
近くの家であれば同じ電波塔から電波を受信するはずなので、向きを確認することができます。

このように八木式アンテナならくの字になっていない方が、平面アンテナなら表面がそれぞれ電波塔の向きになります。
これら2つの確認方法で電波塔の向きがわかったら、新居においてその向きに平面アンテナを設置できるか見てみましょう。
さてここまでで、平面アンテナの設置条件とその確認方法をご紹介してきました。
そんな2つの条件をクリアしてさえいれば
- 自分で取り付けられて設置費用を浮かせる
- デザイン性高く、家の外観を損なわない
- 風や雪の影響を受けにくく壊れにくい
これらの恩恵を受けられるので、新築には平面アンテナがベストなテレビアンテナです。
とはいえ、正確な電界地域を確認するのは一般の方には難しいこともあり、電波塔の向きの条件をクリアしていても建物や木などの障害物によって電波を受信できないことも考えられます。
そのため中には、自分での確認だと不安という方も多いかもしれませんね。
そんな方は、【アンテナ110番】にご相談ください。
【アンテナ110番】なら平面アンテナを設置できるかできないか、電波状況を無料で調査できます。
またプロがしっかり調査するので、確実にスピーディーに新居の電波状況を確認できますよ。
お問い合わせも無料なので、以下からぜひお電話ください。
コスパ最強の平面アンテナはこれ
ここまで平面アンテナが新築にオススメであること、また設置できる条件についてご紹介してきました。
その中で、自分の新居への取り付けに前向きになってきた方も多いのではないでしょうか。
次に気になるのが、どの平面アンテナを設置するのがよいのかということですよね。
先にお伝えすると、平面アンテナを選ぶときに見るべきなのは、性能と価格のバランス、つまりコストパフォーマンスです。
というのも、平面アンテナの性能は受信感度を意味する動作利得で判断するのですが、これ自体は機種によって大きな差がないのです。
また、自分で設置することを考えると取り付けやすさも気になるところですが、これも機種によって大きくは変わりません。
そのため平面アンテナを選ぶときには、電波を十分に受信できてなおかつ安い、つまりコスパの高いものがよいのです。
では、実際にコスパが高く選ぶべき平面アンテナはどれなのでしょうか?
今回はそんな買うべき1本を、【アンテナ110番】が選びました。
買うべきはDXアンテナ社製UAH201
今回【アンテナ110番】では、Amazon・楽天・価格.comそれぞれのトップ3、全9つの平面アンテナを対象に、コスパ最強の平面アンテナを選びました。
それが、以下のDXアンテナ社製のUAH201です。
品名/型番 | UHF平面アンテナ(20素子相当)/UAH201 |
価格 | 4,650円 |
動作利得 | 7.8~9.8(dB) |
サイズ | 590×220×113(mm) |
重さ | 1.7kg(取付金具込:2.1kg) |
この平面アンテナを選んだ理由は、まず各ネット通販サイトそれぞれでトップ3に表示されていることがひとつです。
そしてなんといっても、十分な性能で価格も他と比べて安いためです。
まず性能を意味する動作利得ですが、そもそも以下のように電界地域ごとに推奨値が決められています。
ただこのUAH201は、強電界地域・中電界地域を十分にカバーしているのです。
推奨値 | UAH201 | |
強電界地域 | 5dB以下でもOK | 7.8~9.8dB |
中電界地域 | 5~10dB | |
弱電界地域 | 7~14dB | × |
新築が弱電界地域でないなら、十分な性能となっています。
そして価格に関しても、以下のように他の平面アンテナの平均より1,000円以上も安いのです。
価格 | |
UAH201 | 4,607円 |
全9つの平面アンテナの平均 | 5,816円 |
差額 | 1,209円 |
そのためどの平面アンテナを選べばよいのか迷ったら、このコスパ最強のUAH201がオススメなのです。
※2021年8月23日時点の情報
やや弱電界地域寄りなら同社のUAH261もオススメ
先ほど【アンテナ110番】が選ぶコスパ最強の平面アンテナをご紹介しましたが、中にはぎりぎり中電界地域で電波の受信性能に不安が残る方もいるかもしれませんね。
そんな方には、上位互換ともいえる同じくDXアンテナ社製のUAH261がオススメです。
品名/型番 | UHF平面アンテナ(26素子相当)/UAH261 |
価格 | 6,350円 |
動作利得 | 8.4~10.2(dB) |
サイズ | 626×252×123(mm) |
重さ | 2.0kg(取付金具込:2.4kg) |
特徴は、電波の受信感度が先ほどのUAH201より一回り大きくなっていることです。
そのため、中電界地域における動作利得の最低推奨値である10dBもカバーすることができます。
推奨値 | UAH201 | |
中電界地域 | 5~10dB | 8.4~10.2dB |
ただし、価格に関してはどうしても劣ってしまうため、この点は頭に入れおくようにしましょう。
※2021年8月23日時点の情報
平面アンテナの取り付け方法
ここまでの内容で、自分の新居に平面アンテナを設置することを決め、またどれを取り付けるか目星はつきましたね?
そうなると次に気になるのが、取り付け方ですよね。
ここからは、平面アンテナの設置方法についてご紹介します。
設置方法
平面アンテナを自分で比較的簡単に設置できるのはベランダです。
ここでは、そんな平面アンテナのベランダへの取り付け方をご紹介します。
設置方法の大まかなステップは以下の通りです。
- ベランダの格子に取付金具を取り付ける
- 平面アンテナを取付金具に取り付ける
- アンテナケーブルを平面アンテナに接続する
- 屋内にアンテナケーブルを引き込む
- 配線をおこなう
- アンテナレベルを確認しながら平面アンテナの向きを調整する
なお、これらのステップを踏むうえでは以下のような道具が必要になるため、あらかじめ用意しておくことがオススメです。
- アンテナケーブル
- ペンチ
- カッター
- モンキーレンチ
- ニッパー
では、取り付け方のそれぞれのステップを詳しく見ていきましょう。
1.ベランダの格子に取付金具を取り付ける
平面アンテナを購入すると、基本的には取付金具が付属しています。
取付金具はたいてい2つ付属していているので、それらでベランダの格子を挟むようにモンキーレンチで取り付けましょう。
2.平面アンテナを取付金具に取り付ける
次に、取付金具に平面アンテナ本体をモンキーレンチで取り付けます。
なお、後で細かな向きの調整をおこなうため、このときは仮止め程度にしておきましょう。
3.アンテナケーブルを平面アンテナに接続する
平面アンテナ本体の取り付けが終わったら、アンテナケーブルを接続します。
ただ、アンテナケーブルは平面アンテナを購入しても付属していないうえ、加工も必要です。
どのアンテナケーブルを選べばよいのか、また加工方法については以下を参考にしてみてください。
屋外のテレビアンテナに接続する際には5Cケーブルが一般的です。
Cの前の数字が大きくなるほど太くなって耐久性が高くなり、また電波を弱らせることなく届けられます。
まずは、アンテナケーブルの先端から9mmくらいのところをカッターで切り込みを入れます。
中心にある芯線を傷つけないようにしながら、切り込みを入れた外皮・網線・アルミ箔などの部分を取り除いてください。

芯線が出てきたら、その根元からさらに2mmくらいのところに切り込みを入れて外皮だけを取り除きます。

9mmくらいの芯線、2mmくらいの網線・アルミ箔などが出ている状態になったら、たいていアルミリングとF型接栓が付属しているのでこれらを取り付けます。
先にアルミリングをはめて次にF型接栓をはめて、アルミリングをペンチで締めて最後に芯線の先端をニッパーで斜めに切ればアンテナケーブルの加工は完了です。

平面アンテナの背面に出力端子があるので、そこにアンテナケーブルをモンキーレンチで接続します。
このとき、付属している防水キャップを取り付けることを忘れないようにしましょう。
4.屋内にアンテナケーブルを引き込む
ここまでできたら、次はアンテナケーブルを屋内に引き込みます。
最もオススメの方法は、以下のようなフラットアンテナケーブルを使ってドアのサッシから引き込む方法です。
平面アンテナから出ている5Cケーブルのアンテナケーブルに接続してサッシに沿うように設置すれば、ドアもしっかり閉まりますし引き込みも簡単にできますよ。
ちなみに、新築によくある外壁の引込口や、エアコンの配管ダクトから引き込む方法もあります。
ただ、引込口は外壁といっても高所にあることが多いので、作業するのが危険です。
また、エアコンの配管ダクトからの引き込みも穴をあけたり埋めたりする必要があり、しっかりできていないと雨漏りや虫の侵入といったリスクを伴います。
そしてなんといってもこれらの方法は手間がかかるので、やはりパパっと簡単に済ませられるフラットアンテナケーブルを使って引き込む方法がオススメです。
5.各配線をおこなう
アンテナケーブルを引き込んだら、次は屋内での配線です。
ひとつのテレビで地デジを見るなら、引き込んだアンテナケーブルをそのまま直接接続するだけなのでとくに難しいことはないです。
ただ、複数のテレビで地デジを見るなら分配器の設置が必要になります。
また、分配器を使用するならテレビまでに届く電波は弱くなるため、基本的にはブースターも必要です。

- 電波を複数のテレビに届けるためにわける道具
- ただし、テレビに届く電波は弱くなる
- 電波を強くするための道具
- 分配器を使用して弱くなった電波を強くするときに使う
そのため、どのようにテレビを見る環境にするのかにあわせて必要な道具をそろえ、配線をするようにしましょう。
6.アンテナレベルを確認しながら平面アンテナの向きを調整する
さて、平面アンテナ本体の取り付けからアンテナケーブルの引き込み、そして屋内の配線まで一通り済んだら、残すはしっかり電波を受信できるかの調整だけです。
方法としてはまず、テレビの電源を入れてアンテナレベルを確認できる画面にします。
テレビアンテナが電波を受信する強度のことです。
テレビのメーカーや機種によって細かくは異なりますが、リモコンで設定画面にすることで確認できます。
そしてアンテナレベルを確認しながら、平面アンテナの向きの細かな調整をします。
先ほどの2つ目のステップで平面アンテナの取り付けを仮止めまでにしておいたのは、このためですね。
平面アンテナを動かしながら、アンテナレベルができる限り大きくなる場所を探します。
場所が決まってしっかりと固定すれば、平面アンテナのベランダへの取り付けは完了です。
※参考 DXアンテナ UAH201取扱説明書
※参考 DXアンテナ 同軸ケーブルの先端加工方法
壁や高所への設置は危険
ここまで平面アンテナをベランダに設置する方法をご紹介しましたが、中には壁に取り付けることを考えている方も多いかもしれませんね。
また、新築によくある外壁の高いところにある引込口を利用して設置することを考えている方もいるでしょう。
ただこういった場合は、アンテナ業者に任せるようにしてください。
なぜなら、自分でやるのは難しいですし危険だからです。
そもそも壁に平面アンテナを設置するなら、新居に自分で穴をあけなければいけません。
防水加工など専門的なことも関係してきますし、失敗すればただ家を傷つけてしまうだけになってしまいます。
また外壁の引込口を利用するなら、高所作業となるのでアンテナケーブルの取り回しも大変で、なんといっても危険です。
そのため、平面アンテナの壁や高所への取り付けは、アンテナ業者に任せるようにしましょう。
なお、【アンテナ110番】なら平面アンテナの設置にプロが対応できます。
そのため、自分での取り付けが難しいようであればぜひご相談ください。
【Q&A】平面アンテナを設置するうえで気になること
この記事ではここまで、新築に平面アンテナがオススメであることをご紹介してきました。
ただその中で、BS/CSは見れるのか、設置条件である電波状況が悪かったらどうすればよいのかといった疑問を持った方も多いかもしれませんね。
そこで最後に、ここではそんな疑問にお答えします。
平面アンテナでBS/CSは見れない
残念ながら平面アンテナは、あくまでも地デジアンテナです。
そのため、平面アンテナでBS/CSを見ることはできません。
そもそもBS/CSは衛星放送なので、電波は宇宙の人工衛星から送信されます。
つまり、地上の電波塔から送信される地デジの電波とは別物なのです。
そのためBS/CSを見たい場合は、平面アンテナを含め地デジアンテナではなく、以下のようなパラボラアンテナの設置が必要となります。

なお、パラボラアンテナの設置は自分でもおこなえますが、とても遠い場所からの電波を受信するので向きや角度などの調整が難しいです。
自分でできるか不安な方は、プロに任せるようにしましょう。
電波状況が悪いなら八木式アンテナ一択
平面アンテナを設置するには強電界地域・中電界地域であること、また電波塔の向きに設置できることという条件がありました。
しかし中には、これらの条件をクリアできない方もいるでしょう。
そういった方は、基本的に選択肢は屋根に設置する八木式アンテナ一択となります。
いってしまえば、性能の面においては地デジアンテナの中で八木式アンテナの右に出るものはありません。
また屋根という高所に設置することもあり、電波状況が多少悪い地域でも八木式アンテナなら安定してテレビを見れるようにできるのです。
とはいえ、だからといって八木式アンテナを自分で設置しようとはしないでください。
八木式アンテナ本体は大きくて重いうえ、取り付けるには屋根という高所での作業になるので余計に危険です。
そのため、この場合はプロに任せるようにしましょう。
【アンテナ110番】なら最適なテレビアンテナのご案内と設置が可能
平面アンテナは自分でも取り付けられ、また家そのものにもさまざまなメリットがあります。
新居に費用安く手軽にテレビアンテナを設置したい方にはぴったりです。
電界地域と向きという条件を確認して、無事クリアしているならぜひ取り付けてみてください。
ただ、設置条件となる電波状況の確認に自信がなかったり、自分での取り付けが難しかったりするようなら【アンテナ110番】にご相談ください。
平面アンテナの取り付けも、電波状況の確認から最適なテレビアンテナのご案内も、しっかりとプロが対応できます。