ダニは洗濯では落とせない！つけ置きでも死なないダニは乾燥機で撃退！

「洗濯でダニを落とせるのか知りたい」
「衣類や布団のダニ対策は洗濯以外でなにかある」
と気になってはいませんか？

初めにお伝えしておきますが、洗濯では生きたダニを駆除することはできません。
しかし、アレルギーの原因になるダニの死骸やフンを洗い流すことができます。
つまり、洗濯は駆除したあとのダニ対策として効果があるんです。

この記事を読んでいただければ、手軽にできる効果的なダニ対策がわかり、今後のダニ被害を減らせるようになります。

記事内では、洗濯によるダニ対策について覚えておきたいポイントや、洗濯以外の衣類と布団のダニ対策について下記のように詳しくお伝えしています。

記事で紹介しているテクニックを使って、ご家庭でのダニの不安をキレイサッパリ洗い流してしまいましょう！

生きているダニは洗濯で駆除できない

はじめにお伝えしたとおり、洗濯では生きているダニを駆除することができません。
生きているダニは、強い力で繊維にしがみついているため、数回水洗いしたくらいでは流されないのです。

ここでは、洗濯でダニ駆除をお考えの方に向けて、覚えておきたい3つのポイントをご紹介します。

洗剤につけ置きしても生き残る

ダニは水に流されないなら、洗剤の成分で駆除ができないかとお考えの方も多いかと思います。
しかし、ダニは洗剤につけ置きしても数日間は生き延びるほど生命力が高いため、洗剤を用いても駆除はできないのです。

ダニを駆除できるくらい強力な洗剤を使用すれば駆除できるかもしれませんが、強い薬剤は人間への健康被害につながる可能性があるためおすすめできません。

死骸やフンは洗い流せる

生きているダニは洗濯で駆除できませんが、アレルギーの原因となる死骸やフンはある程度洗い流すことはできます。
衣類や布団のダニを駆除したあとに、死骸やフンを洗い流す目的であれば、洗濯は効果的といえます。

しかし、生きているダニを駆除できなければ、ダニは増殖する一方です。

では、衣類や布団の生きているダニはどうやって駆除すればいいのでしょうか。
次の章で詳しくお伝えしています。

ダニを駆除するには熱風乾燥機にかける

ダニは乾燥と高温に弱い生き物です。
コインランドリーやドラム式洗濯機の熱風乾燥機能であれば、高温になるためダニを死滅させられます。
洗濯では駆除できない生きたダニは、熱風乾燥機で駆除しましょう。

乾燥と高温で駆除したあとは、アレルギーの原因になるダニの死骸やフンを掃除機で吸い取ったり、洗濯で洗い流したりして、しっかり除去しましょう。

洗濯以外の衣類のダニ対策

ここでは、洗濯以外にできる、衣類のダニ対策についてお伝えしていきます。
衣類にいるダニにお困りの方はぜひ参考にしてください。

アイロンをかける

先ほどもお伝えしましたが、ダニは高温に弱い生き物です。
アイロンを使用しても問題ない衣類のダニは、アイロンをかけて対策しましょう。

お湯につける

高温が苦手なダニは、お湯につけるのも効果的です。
ダニが繁殖してしまった衣類は、50℃以上のお湯に30分以上つけおきしてダニを駆除しましょう。

衣類に高い温度のお湯をかけると変色したり生地が傷んでしまったりするおそれがあるので、デリケートな素材の衣類は避けてください。

服やクローゼットのダニ対策はこちらの記事もご覧ください。

洗濯以外の布団のダニ対策

洗濯以外にできる布団のダニ対策は次の3つです。

布団乾燥機をかける

そのため、布団が高温になる布団乾燥機をしっかりかけることで、ダニを死滅させられます。

ちなみに晴れた日に布団を干す方法では、生きたダニを駆除することはできません。ダニの体温が上昇する前に日光が当たらない部分に逃げて、生き延びてしまうのです。

ただ、晴れた日の布団干しは、布団を乾燥させてダニが生息しづらい環境を作ることができます。
ダニ予防としては効果的な方法なので、継続しておこなうことが大切です。

掃除機をかける

布団の表面にいるダニやダニの死骸、フンは掃除機で吸い取ることができます。
しかし、布団内部のダニまでは、掃除機で吸い取るのは難しいです。

掃除機をかける際は、日光に干したあとすぐに掃除機をかけるようにしましょう。
日光に干すと、布団はふっくらします。
ふっくらした布団の方が布団の中まで吸引力が届くため、効果的にダニを吸引できるのです。

古い布団は処分する

布団は古くなるにつれてダニ、ダニの死骸、フンなどが蓄積されていきます。
その都度対処しても数ヵ月後には再び戻ってしまうため、古い布団は5年をめどに処分してしまったほうがいいです。

古い布団を処分したら、新しい布団に買い替えましょう。
新しい布団の布団カバーには、高密度繊維のものを使用すると、内部にダニが侵入できなくなるので安心です。

商品名	防ダニ 掛け布団カバー
価格	2,980円(税込)
サイズ	150×210cm

※2023年5月15日現在

高密度の掛け布団カバーです。
通気性や保湿性にも優れているため、季節を問わずに使用できます。

詳しい布団のダニ対策はこちらの記事もご覧ください。

ダニ被害でお困りの方は【害虫駆除110番】へご相談ください

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洗濯とダニについてよくある疑問3つ

ここでは、ダニ対策と洗濯についてよくある疑問を3つ、詳しく解説していきます。

ダニは洗濯機で他の服に移る？

家庭用洗濯機の場合は、ダニを駆除することができないため、他の衣類に移ってしまう可能性があります。

しかしコインランドリーであれば高温の乾燥機でダニを死滅させることができます。
他の衣類に移らないか不安な方は、コインランドリーの乾燥洗濯機を利用するのをおすすめします。

ダニは何に弱い？

ダニは乾燥と高温に弱い生き物です。
50℃であれば30分、60℃であれば一瞬で死滅するため、熱風乾燥機や布団乾燥機、アイロンなどで対策ができます。

ダニは日光で駆除できる？

ダニは日光に当てただけでは駆除ができません。
良く晴れた日に布団や衣類を日光干ししたとしても、日が当たらない場所にダニが逃げてしまうだけで駆除としての効果は期待できません。

駆除としての効果は期待できませんが、天日干しをして乾燥させることにより、ダニが生息しづらい環境を作ることはできます。

まとめ

今回は洗濯によるダニ駆除や、洗濯以外での衣類や布団のダニ対策について詳しくお伝えしました。
この記事のポイントを以下にまとめます。

洗濯だけでダニを駆除することはできませんが、ダニを駆除したあとのダニの死骸やフンを洗い流すためには効果的です。
この記事でご紹介した方法を組み合わせ、効果的に衣類や布団のダニの対策をしましょう。

「自分でできる方法でダニ対策をしてもなかなかダニ被害が減らない」という方は業者へ駆除を依頼するのも1つの方法です。

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参考文献
蒲原弘志｜コインランドリーから見える日本の社会と家事‐家事の半外部化と両義的な居場所‐
高岡正敏．お父さん、お母さんが知っておきたいダニとアレルギーの話．株式会社あさ出版，2021