「絶対にゴキブリが出ないように対策したいけど、なにをしたらいいのかわからない!」
「いろいろ対策をしているのに思ったより効果がない!」
とお悩みではありませんか?
世の中には効果があるとされる対策方法や市販の対策グッズがたくさんありますが、いったい本当に効果的なのはなんなのかよくわかりませんよね。
そこでこの記事では憎きゴキブリをあなたの家から永久に追放するために、手軽にできる強力な対策方法をご提案します。
今回筆者は市販のゴキブリ対策グッズ計80商品をとことん調査し、駆除や予防の効果はもちろん、使い勝手や価格の面も考慮した総合ランキングを独自に作成しました。
また、ゴキブリの生態や発生原因も調査し、最も有効な手段にたどり着いたのです。
具体的には、大きく以下の2点をご紹介します。
- イチオシゴキブリ対策グッズは「フマキラー ゴキブリワンプッシュプロプラス」
- 効果的なゴキブリ対策方法は駆除と予防の合わせ技
ご紹介した方法で対策をしていけば、決してゴキブリを寄せ付けない鉄壁の家が手に入りますよ。
また、当サイト【害虫駆除110番】では、ゴキブリ駆除や予防対策のご相談を随時受け付け中です。
多くの害虫駆除業者と提携を結んでおり、「プロの技術で頑丈なゴキブリ対策をしてほしい!」というご相談はもちろん、「ゴキブリが出たからなんとかして!」というときにも、迅速に対応が可能です。
ご相談は無料ですので、ぜひご遠慮なくお電話やメールでお問い合わせください。
※紹介している商品のパッケージ画像を除いて、この記事には実際のゴキブリの写真やリアルなイラストは掲載していません。
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20代前半に、厨房機器の販売設計施工に従事。 飲食店・工場等の衛生管理や営業・施工・管理のノウハウを …
効果的なゴキブリ対策4ステップ
市販のゴキブリ対策グッズを買いに行く前に、まずはゴキブリ対策の全体の流れを大まかに把握しておくことが大切です。
どんなに強力なグッズでも、正しい順序やタイミングで使わなければ本来の効果を得られないからです。
家からゴキブリを完全に追放するために有効な方法は、予防対策をしたうえで定期的な駆除を繰り返すことです。
具体的には、以下の4ステップで対策をしていきましょう。
1.発生しているゴキブリを徹底排除する
2.屋外からの侵入を防ぐ
3.ゴキブリが好まない環境を作る
4.潜んでいた幼虫を駆除する

なぜこの順番がよいのか、それぞれ内容を解説します。
発生しているゴキブリを徹底排除する
1匹でも家の中でゴキブリを目撃したときにはあらわれたゴキブリを退治するだけでなく、家のすみずみまで徹底的に駆除しましょう。
目の前のゴキブリは仕留めたとしても、他にもゴキブリが住み着いているおそれがあるからです。
もしもわずかでも残っていれば、そのゴキブリが卵を産んで家の中で増殖してしまいます。
家中のゴキブリを駆除するには、くん煙剤や毒エサなど、たくさんのゴキブリをまとめて駆除できるグッズを使うのがおすすめです。
屋外からの侵入を防ぐ
家の中にいるゴキブリを全滅させたとしても、しばらくすれば再び発生する可能性があります。
というのも一般住宅で発生が多いクロゴキブリは基本的に公園や街路樹、排水溝などの屋外に生息していて、エサや繁殖場所を求めて家の中へ侵入してきます。
身近な場所に生息しているので、侵入口さえあればゴキブリはいつでも入ってくるのです。
下図のように窓のわずかな隙間からでもゴキブリは侵入してきます。

窓以外の壁にできた隙間などは補修パテやフィルターなどの道具を使って物理的にふさいだり、忌避剤を設置してゴキブリが近づきにくくしたりといった対策が今後の発生予防になります。
ゴキブリが好まない環境を作る
キッチンなどの水回りや押し入れなどの目の届きにくい場所をこまめに掃除するなどして、ゴキブリが生息しにくい環境を整えることも予防のために大切です。
家の中にゴキブリが住みやすい隠れ場所や食料がある限り、ゴキブリが侵入したり繁殖したりする可能性は捨てきれません。
そもそもゴキブリが生息しにくい環境を作って維持することこそ、ゴキブリと完全に縁を切るために最も有効な対策なのです。
潜んでいた幼虫を駆除する
家の中のゴキブリを全滅させるために重要なポイントが、一度駆除をしてゴキブリが見られなくなっても、期間を開けて何度か駆除をすることです。
侵入したゴキブリは駆除できていても、そのゴキブリが産んだ卵が残っていることがあるからです。
ゴキブリの卵は卵鞘(らんしょう)という硬いカラに覆われているため、殺虫剤が効かないのです。
どのゴキブリ類の卵鞘も殺虫剤の散布や塗布によっては影響を受けないので幼虫や成虫は死んでも卵鞘からの新しい幼虫のふ化は起こるからである。
『ゴキブリ類の分類,生理,生態と駆除』大森南三郎(1982)
最終閲覧日:2023年2月22日
1個の卵鞘からは、20〜30匹もの幼虫がふ化します。
ゴキブリの幼虫の大量発生を防ぐ唯一の手段は、ちょうど幼虫がふ化したタイミングですぐに駆除することです。
ただし、幼虫がふ化するタイミングを見計らうのは難しいので、あらかじめ散布しておけば長く効力を発揮する待ち伏せ効果のあるスプレーを使うのがおすすめです。
このように予防対策をしたうえで地道に駆除を繰り返すことで、ゴキブリがまったくいない理想の家が完成するのです。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
ゴキブリ対策には「駆除&予防スプレー」が最強
全体の流れがイメージできたら、具体的な対策をするためのグッズを用意しましょう。
市販されているゴキブリ対策グッズには、大きく分けて以下の6種類があります。
- 駆除&予防スプレー
- 駆除スプレー
- 毒エサ
- くん煙剤
- 忌避剤
- 粘着トラップ
家からゴキブリを永久追放する対策グッズとして筆者がおすすめしたいのは、近年多く登場している「駆除&予防スプレー」です。
駆除&予防スプレーは、ゴキブリに直接噴射して死滅させるだけでなく、あらかじめ散布しておけばその場所にゴキブリが触れただけで駆除できる待ち伏せ効果があるスプレーです。

待ち伏せ効果は2週間~1ヵ月ほど持続するものが多く、ゴキブリが侵入しやすい場所や住み着きやすい場所に定期的に散布しておけばゴキブリの発生を継続的に予防できます。
駆除にも予防にも効果があるので、前章で紹介した4ステップのうち「発生しているゴキブリを徹底排除する
」「屋外からの侵入を防ぐ」「潜んでいた幼虫を駆除する」の3ステップと、対策のほとんどの場面で活用できるのです。
また、くん煙剤のように部屋中に薬剤が充満することがないため、準備やあと片付けの手間もなく手軽に使えます。
他のグッズと比較しても、駆除&予防スプレーはゴキブリ対策に必要な性能をバランスよく兼ね備えているのです。
ゴキブリ対策グッズの種類と特徴
- 駆除&予防スプレー
-
- 早く駆除できる
-
△
- まとめて駆除できる
-
△
- 予防できる
-
〇
- 手軽に使える
-
〇
- 点数
-
3点
- 毒エサ
-
- 早く駆除できる
-
×
- まとめて駆除できる
-
〇
- 予防できる
-
△
- 手軽に使える
-
〇
- 点数
-
2.5点
- くん煙剤
-
- 早く駆除できる
-
〇
- まとめて駆除できる
-
〇
- 予防できる
-
△
- 手軽に使える
-
×
- 点数
-
2.5点
- 駆除スプレー
-
- 早く駆除できる
-
〇
- まとめて駆除できる
-
×
- 予防できる
-
×
- 手軽に使える
-
〇
- 点数
-
2点
- 忌避剤
-
- 早く駆除できる
-
×
- まとめて駆除できる
-
×
- 予防できる
-
〇
- 手軽に使える
-
〇
- 点数
-
2点
- 粘着トラップ
-
- 早く駆除できる
-
×
- まとめて駆除できる
-
×
- 予防できる
-
△
- 手軽に使える
-
〇
- 点数
-
1.5点
※評価方法 「基本的にできる」…〇=1点、「商品や使い方によってはできる」…△=0.5点、「基本的にできない」…×=0点。
※評価は各グッズの一般的な性質に基づく筆者の主観的評価であり、効果を保証するものではありません。個々の商品や使用環境によって効果は異なる場合があります。
駆除&予防スプレー以外の対策グッズの特徴や使い方については、このあとの用途別おすすめゴキブリ対策グッズと使い方で詳しく解説しています。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
ランキングナンバー1は「ゴキブリワンプッシュプロプラス」
筆者は駆除スプレーのなかでも予防効果のあるスプレーを14点選出し、価格や速効性、予防効果の期間の長さなどを比較して総合評価ランキングを作成しました。そのなかで堂々の1位に輝いたのが、こちらの商品です。
こちらの商品がおすすめな理由は、以下の4点です。
- 隠れたゴキブリを駆除できる
- 少量で長く効果が続く
- 準備や片付けがなく手軽に使える
- 追い出し効果であと処理がしやすい
それぞれ詳しく解説します。
隠れたゴキブリを駆除できる
ゴキブリにめがけて噴射しなければいけない従来の駆除スプレーと違い、ゴキブリワンプッシュプロプラスはゴキブリに対峙しなくても、どこにいるかわからなくても駆除ができます。
ゴキブリワンプッシュプロプラスは従来の駆除スプレーよりも細かいミクロの霧を噴射できる仕様になっています。
家具の裏などの隙間に噴射すれば、隙間のすみずみまで有効成分が広がり、奥のほうに隠れているゴキブリをまとめて駆除できるのです。
隠れたゴキブリの駆除や予防対策にスプレーを使う際には、以下のような場所に噴射しておくと効果的です。
- 食器棚やタンスなど家具の裏側や下
- 冷蔵庫や洗濯機など家電製品の裏側や下
- キッチンや洗面シンク下などの収納の中
- 押し入れやクローゼットの中
- 観葉植物の鉢の下
- 靴箱の中
- トイレの便器や棚の裏側
- 床下や天井裏、壁裏の点検口
- ゴミや不用品をまとめてある場所
少量で長く効果が続く
ゴキブリワンプッシュプロプラスの待ち伏せ効果は1ヵ月持続しますので、1ヵ月おきに散布していけば新たに侵入してきたゴキブリやふ化した幼虫も瞬時に駆除でき、継続的な予防になります。
また、1プッシュで成分がすみずみまで届くので、従来の駆除スプレーやくん煙剤に比べて1回に使う量が圧倒的に少なく済み、非常にコスパがよいのです。
準備や片付けがなく手軽に使える
ゴキブリワンプッシュプロプラスは1ヵ月に1度、気になるところにプッシュしていけば作業は終わりなので、とても手軽に使えます。
くん煙剤は部屋中に薬剤が充満するため、食品や精密機器にかからないようカバーをしたり、使用後には残った薬剤を掃除したりといった手間がかかります。
ゴキブリワンプッシュプロプラスは隙間だけにピンポイントで噴射できるためカバーなどの準備はがいらず、べたつきのない成分のため掃除も不要です。
追い出し効果であと処理がしやすい
ゴキブリワンプッシュプロプラスの大きな特長に、追い出し効果があります。
追い出し効果は、隠れ場所に噴射したスプレーの有効成分に触れたゴキブリがその場ですぐ死ぬのではなく、隠れ場所から外に出てきてから死滅するという性質です。
くん煙剤や毒エサなどの場合、ゴキブリはどこで死ぬかわからないため、家具の裏など見えないところにゴキブリの死骸が残ってしまうおそれがあります。
また、本当にゴキブリが駆除できているのか確認できないため、まだゴキブリが潜んでいるかもしれない不安が解消されないこともあります。
追い出し効果で見える場所で死滅すれば死骸を確実に処理でき、死骸を確認することで効果も実感できて安心です。
以下は実際にゴキブリワンプッシュプロプラスをゴキブリの群れに噴射して、効果を検証している動画です。
ゴキブリのいない1ヵ所に1回噴射しただけで、隠れていたゴキブリが外に出てきて死滅していくのがわかります。
※実際のゴキブリの映像です。ゴキブリが苦手な方は視聴をお控えください。
蟻戦争Ⅲ#187 ツイッターで話題の「ゴキブリワンプッシュ」を隠れるゴキブリに使ったら、凄まじい結果になった。編~Spray that keeps cockroaches away~|chありじゃむ
ちなみに、「たとえ死骸であってもゴキブリを見たくない」という人のために、追い出し効果のない駆除&予防スプレーもあります。
筆者のランキングで、追い出し効果のない駆除&予防スプレーの1位はこちらの商品です。
こちらはゴキブリワンプッシュプロプラスのように奥のほうに隠れているゴキブリまで駆除する性能はありませんが、ゴキブリに直接噴射すれば退治ができ、あらかじめ散布しておくことで待ち伏せ効果もあります。
ゴキブリの屋外からの侵入を防ぐ対策
家に侵入したゴキブリや潜んでいるゴキブリの駆除と並行して、外からの侵入を防ぐ対策をしていきましょう。
外からの侵入口がある限り、予防のためには駆除剤や忌避剤などを使い続けなければいけないことになります。
それよりも、屋外から家の中へとつながる侵入口を物理的にふさぐなどの対策をするのが効果的です。
ゴキブリの住宅への侵入経路には、以下のような場所が考えられます。
- 玄関や窓
- 換気扇や換気口
- 排水口
- エアコンのドレンホース
- 配管と壁との隙間
- 壁のヒビや隙間
それぞれ特徴や対策方法、おすすめのグッズをご紹介します。
※表示価格はすべて2023年2月22日時点の本体価格(税込)です。
玄関や窓の隙間には「隙間テープ」
人間の出入り口である玄関や窓は、ゴキブリにとっても侵入口になります。
夏場などに開け放しているときはもちろん、閉めていてもドアやサッシのわずかな隙間から侵入してくることがあります。
ゴキブリは5mm程度の隙間があれば通り抜けることができるのです。
そのため、玄関のドアや窓のサッシの隙間をふさぐ対策として隙間テープを設置しておくのがおすすめです。
換気扇や換気口には「換気扇フィルター」
換気扇や換気口は常に外とつながっている開口部なので、ゴキブリにとって格好の侵入口になります。
簡単に貼り付けられるフィルターを設置して、侵入を防ぎましょう。
排水口には「排水口カバー」
ゴキブリは湿気の多い場所を好むので、排水管を通ってキッチンや洗面所、お風呂や洗濯機の排水口から侵入することもあります。
排水口からゴミ受けやフィルターでカバーしておくのがおすすめです。
エアコンのドレンホースには「ホースキャップ」
エアコンから室外へ水を排出するためのドレンホースも、先端が地面に接しているとその中を通ってゴキブリが室内に侵入する可能性があります。
エアコンのドレンホース専用の防虫キャップがありますので、取り付けておくと安心です。
配管や壁の隙間には「補修パテ」
エアコンの配管と壁の間、電気の配線と壁の間、キッチンなどの排水管と壁の間、経年劣化によってできた壁のひび割れなど、住宅にはいろいろなところに隙間があります。
そのような隙間は、補修パテを使えばふさぐことができます。
補修パテは粘土のようなやわらかい素材で、その場所に合わせて整形して貼り付けることが可能です。
別にゴキブリの侵入経路や侵入防止対策について詳しく解説した記事もありますので、こちらもぜひご参考ください。
このようにゴキブリの侵入を防止するグッズはたくさんありますが、ゴキブリの侵入経路は多岐にわたり、住宅にあるあらゆる隙間をすべてふさぐのは一般人では難しいことが多いです。
ゴキブリ侵入防止対策をより頑丈にしたいなら、ゴキブリ対策のプロに任せるのがもっとも確実です。
プロは家具や住宅設備の一部を分解して内部を確認したり、粘着トラップ設置をしたりして家の隅々まで調査をします。
そうしてなかなか手の届かない場所にある小さな隙間を的確に見つけ出して、ふさいでくれるのです。
状況によっては期間を開けて何度か調査を重ねたり、隙間をふさいだ箇所を再度確認したりして、その場しのぎではない根本解決を目指します。
このように時間と労力をかけた徹底的な対策は、一般人では難しいプロならではの仕事です。
当サイト【害虫駆除110番】では、ゴキブリの予防対策に対応可能な害虫駆除業者を数多くご紹介しております。
ご相談はもちろん、調査や見積りは原則無料で対応※していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。
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ゴキブリが好まない環境を作る対策
ゴキブリの発生を予防するには、そもそもゴキブリが生息しにくい環境を作ることが最も重要で確実な対策です。
しぶといゴキブリといえど、生息しにくい環境であればわざわざ侵入したり住み着いたりはしません。
ゴキブリが好む環境の条件はゴキブリの食糧になるエサや水があり、ゴキブリが隠れられる場所があることです。
これらの状況を作らないようにするには、日頃からこまめな掃除や整理整頓をすることが重要です。
具体的には、次のような対策を心がけましょう。
- 食品は容器に入れて保管する
- 水回りを清潔に保つ
- 収納を整理整頓する
- ゴミや不用品はすぐに捨てる
- 家具や家電のレイアウトを変える
それぞれ詳しく解説していきます。
食品は容器に入れて保管する
食品を常温で保管する場合は、タッパーなど密閉できる容器に入れましょう。
ゴキブリによる食害を防ぐだけでなく、匂いによってゴキブリを引き寄せないためです。
ゴキブリが好んで食べる食品にはタマネギ、ジャガイモ、バナナ、パン、砂糖、お菓子類、油、砂糖などがあります。
それ以外の食品も、テーブルの上や棚の中などにそのまま置かないようにしましょう。
水回りを清潔に保つ
キッチンのシンクに食べ残しや生ゴミを放置していると、ゴキブリを引き寄せる原因になります。
使い終わった食器類は早めに洗い、残飯を残しておかないようにしましょう。
生ゴミもシンク内にためておかず、こまめに取り除いてフタ付きのゴミ箱に捨てることが大切です。
また、排水口や排水管内の汚れもゴキブリにとってはエサになりますので、こまめにパイプクリーナーなどを使って清潔に保っておくと予防になります。
収納を整理整頓する
棚や引き出し、押し入れやクローゼットなどものをたくさん収納している場所は暗くて狭いため、ゴキブリが隠れるのにはちょうどよい場所です。
このような場所はこまめにものを動かしたり掃除したりし、整理整頓しておきましょう。
そうすればゴキブリが隠れにくくなり、万が一ゴキブリがいたときにもいち早く追い払い、住み着きを防ぐことにつながります。
ゴミや不用品はすぐに捨てる
ダンボールや新聞紙、雑誌などの紙製品は保温性が高く、ゴキブリが入り込む隙間も多いためすみかになりやすく、卵が産み付けられていることもよくあります。
使っていない家具や荷物なども、長期間同じ場所に置いたままだと内部や裏側などの隙間にゴキブリが住み着くことがあります。
不要なものは置きっぱなしにしておかず、早めに処分しましょう。
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監修者のコメント監修者: 毎熊 日出幸ゴキブリは「暗い」「狭い」「湿気がある」隙間へ卵を産み付ける傾向があるので、これらの条件がそろっている段ボール等は特に素早く廃棄することがゴキブリの発生予防に有効です!プロフィール詳細を見る
家具や家電のレイアウトを変える
家具や家電製品の下や裏側などゴキブリが隠れやすい場所はこまめに掃除しておくのが理想的ですが、掃除のしにくい場所がある場合は定期的に模様替えをするのもおすすめです。
家具を動かせば奥のほうまで掃除が行き届き、頻繁に移動させれば定住できる場所がなくなることでよりゴキブリが住み着きにくくなります。
模様替えの際には、掃除がしやすい置き方にしておくのも有効な対策です。
家具は壁や床にピタッとつけておくのではなく、壁から間隔を開けて置いたり、足下部分を底上げしたりすれば掃除がしやすくなります。
ゴキブリは0.5cm~1cm程度の狭い隙間を好む性質があるので、それよりも広い空間を開けておくことで隠れにくくなる効果も期待できます。
ゴキブリ対策には夏以外の時期も重要
秋や冬になるとゴキブリは見られなくなることが多いですが、夏以外の時期にも対策は重要です。
ゴキブリがいなくなったと思って対策を怠っていると、春以降に一気にゴキブリが再発生するということがあるのです。

一般住宅で発生が多いクロゴキブリの成虫は冬を越せませんが、卵や幼虫は休眠状態になって冬を越します。
越冬状況調査によると,大師本町のある民家の例では,台所の揚げ板の中におかれたリンゴ箱の中の,茶わんや皿を包んだ新聞紙の間に多数がひそんでいた.これらはほとんど不活動状態で,つついてもほとんど反応せず,静止したままであった.この他,物置の板切れの間,鶏舎の羽目板の間など,こんな奥まった場所に,不活動状態で静止してひそんでいるようである.
『川崎市におけるゴキブリ類の被害, すみわけ及び季節的出現消長に関する調査成績』和田 明, 佐藤 裕司, 緒方 一喜(1962)
最終閲覧日:2023年2月22日
春になって気温が高くなると幼虫は活動を再開し、卵もふ化してきます。
そのため、冬の間ゴキブリがあらわれなかったとしても、春には再び待ち伏せ効果のある駆除スプレーを散布しましょう。
本格的な夏になる前に散布しておくことで、夏に活発になった屋外のゴキブリの侵入を防ぐことにもつながります。
また、飲食店やビルに多く、最近では一般のコンクリート造マンションなどにも発生することがあるチャバネゴキブリという種類のゴキブリは基本的に屋内に生息し、暖かい場所に隠れて1年中活動しています。
チャバネゴキブリは通常屋外から侵入することはありませんが、近くの飲食店や、食品を入れていたダンボール箱、飲食店で働いている人の荷物などから侵入することがあります。
家の中にチャバネゴキブリが発生していれば、冬であろうと駆除が必要です。
クロゴキブリに対してもチャバネゴキブリに対しても、住み着きを防いだり隠れているのを見つけて駆除したりするためには、環境作りの対策は季節を問わず続けることが大切です。
ゴキブリの種類ごとの特徴や対策方法についての記事も、ぜひご参考ください。
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用途別おすすめゴキブリ対策グッズと使い方
オールマイティに使えるゴキブリ対策グッズとして駆除&予防スプレーをご紹介しましたが、ここで他の種類の対策グッズについても解説します。
対策グッズには種類ごとに特色があり、用途によって使い分ければより強力なゴキブリ対策になります。
種類ごとの特徴と使い方、各グッズの商品を調査して性能や価格を総合的に評価した独自ランキングで1位になったおすすめ商品をご紹介します。
※表示価格はすべて2023年2月22日時点の本体価格(税込)です。
- 遭遇に備えたいなら「駆除スプレー」
- ゴキブリや死骸を見ずに駆除したいなら「毒エサ」
- 入居前などに一気に駆除したいなら「くん煙剤」
- ゴキブリがいるか確認したいなら「粘着トラップ」
- 寄せ付けたくないなら「忌避剤」
遭遇に備えたいなら「駆除スプレー」
発生しないように予防しておくのがベストですが、万が一目の前にあらわれたときにはすぐに退治できるようにもしておきたいですよね。
そんな場合には、速効性のある駆除スプレーを1本用意しておくのがおすすめです。
根本的な駆除や予防ではなく目の前のゴキブリを素早く退治するのが目的なら、ノックダウン効果のあるスプレーを選びましょう。
ノックダウン効果はゴキブリを死滅させる成分とは別に、ゴキブリの動きを素早く止める性能です。
スプレーをかけられたゴキブリが激しく暴れるのを防げるので、駆除する際の恐怖心をある程度やわらげられます。
ゴキブリ用の殺虫剤には基本的にピレスロイド系の成分が使われていて、そのなかでもノックダウン効果が高いのはイミプロトリンやフタルスリンといった成分です。
ランキングでは計15商品の、確実に駆除する殺虫効果はもちろん、ノックダウン効果の有無、そして価格を比較評価しました。
その結果1位になったのは、こちらの商品です。
エヤローチFは害虫駆除のプロ向けに販売されている強力な駆除スプレーです。
ノックダウン効果と致死効果が高く、ゴキブリを素早く確実に仕留めることができます。
駆除スプレーを使うときにはゴキブリの真上や正面からではなく横側から、ゴキブリと床の間を狙うイメージで噴射するのがポイントです。
ゴキブリの背中はカラに覆われているので、真上から噴射するとスプレーの成分がやや効きにくいのです。
カラに覆われていないお腹側に成分が届くよう横から噴射することで、より早く効力を発揮できます。
また、噴射するときは一瞬だけでなく、5~6秒ほどは噴射し続けましょう。
薬剤を浴びせ続けることで暴れる時間を与えず、より確実に駆除できます。
ゴキブリを死滅させるために必要な噴射時間は製品の説明に記載されていますので、あらかじめ確認しておきましょう。
-
監修者のコメント監修者: 毎熊 日出幸プロフィール詳細を見る
ゴキブリは前進しか出来ないので、正面からスプレーをかけると逃げようとして逆に突進してくることがあります!人間と対面した瞬間はゴキブリは一時停止する傾向があるので、その隙に横側に回り込むのがおすすめです!
また、手元に薬剤が無い場合は界面活性剤入りの洗剤をプッシュしても効果的です!
ゴキブリや死骸を見ずに駆除したいなら「毒エサ」
ゴキブリに毒入りのエサを食べさせて駆除するタイプの対策グッズはあらかじめ置いておくだけで駆除できるので、ゴキブリの姿を見ずに退治したいという場合におすすめです。
多くの毒エサは食べたゴキブリがすぐには死滅せず、巣に戻ってから死滅するように成分や量が調整されているので、ゴキブリの死骸すらも見ずに駆除が可能です。
ただし、ゴキブリが毒エサを食べてくれないと効果がないので、速効性がないというデメリットがあります。
毒エサタイプの駆除剤を選ぶときには、特にドミノ効果の有無に注目してみましょう。
ドミノ効果は毒エサを食べたゴキブリの体に殺虫成分が残り、そのゴキブリのフンや死骸を食べた他のゴキブリも駆除できる性質です。
ランキングでは計25商品の、毒エサ1個あたりの有効面積や面積あたりの価格、ドミノ効果の有無、有効期間の長さを比較しました。
ランキング1位の商品がこちらです。
ブラックキャップは1~2個で10平方メートルの範囲をカバーでき、他製品に比べて範囲が広いのが特徴です。
18個入りで1,000円弱と価格もお手頃なので、いろいろな場所にたくさん設置できます。
毒エサタイプの駆除剤を使うときは、家具や家電の隙間や収納の中などのゴキブリが好む場所、玄関や窓付近などのゴキブリの侵入口になりやすい場所(下図の赤丸にあたる場所)に設置しておきます。

ゴキブリがいる適切な場所に置かないと、ゴキブリが食べてくれません。
設置する間隔は商品によって違いますので、商品の説明書を確認しましょう。
注意点は、駆除や予防のスプレーや忌避剤など、他のゴキブリ対策グッズと同時に使うと効果が得られない場合があることです。
毒エサにはゴキブリに効率よく食べさせるために、ゴキブリを引き寄せる誘引成分が含まれています。
それに対してスプレーや忌避剤にはゴキブリが嫌がる忌避成分が含まれており、その忌避成分が毒エサに付着すると、ゴキブリが毒エサを食べなくなってしまうのです。
また、商品に記載されている有効期限を必ず守りましょう。
有効期限を過ぎた毒エサはゴキブリを駆除する能力がなくなり、そのまま置き続けると単なるゴキブリのエサになってしまうことがあります。
入居前などに一気に駆除したいなら「くん煙剤」
くん煙剤は煙や蒸気を発生させて部屋中に殺虫成分を充満させ、室内のゴキブリを一掃する駆除剤です。
まとめて駆除ができる一方、殺虫成分が充満するので食品や精密機器、火災報知器などに事前にカバーをしておいたり、散布後には1~2時間ほど室内に入れなかったりと手間がかかるデメリットがあります。
そのため、引っ越しの入居前など家具や荷物があまりない状態のときに使用するのがおすすめです。
ただし、賃貸住宅や中古住宅の場合は入居費用のオプションとしてゴキブリを含めた害虫駆除やハウスクリーニングがおこなわれていることがあります。
どの場合は同じことを自分でもう一度しても無駄になってしまうので、害虫駆除の有無や実施した時期を管理会社などに確認しておきましょう。
手間がかかりがちなくん煙剤のなかでも比較的手軽に使えるのは、霧タイプの商品です。
くん煙剤は大きく分けて容器に火をつけたり水を入れたりすることで煙を発生させる煙タイプと、スプレーのように蒸気を噴射する霧タイプがあります。
霧タイプは煙ではなく蒸気なのでヤニやにおいが少なく、煙タイプほど厳重にカバーをしなくて済みます。
また、煙タイプのように火や化学反応によって容器が熱くなることがないので、火事などの心配もなく安全に使用できるのです。
ランキングでは12点の商品を使いやすさと安全性、予防効果の有無、有効面積あたりの価格で比較しました。
ランキング1位の商品はこちらです。
アースレッドWノンスモークは霧タイプのくん煙剤で、使用後に成分が1ヵ月間残留し、薬剤に触れたゴキブリを駆除し続けられる予防効果もあるのが大きな特長です。
マンション・アパート用と表示されていますが、これは煙が出ないのでマンションなどの集合住宅でも使いやすいという意味合いで、もちろん一軒家でも使えます。
くん煙剤を使うときは室外へ通じるドアや窓を閉め切り、換気扇も止めておきましょう。
室内の押し入れや棚、引き出しなどゴキブリが隠れそうな場所は開けておきます。
煙タイプの場合は家具や家電、火災報知機にポリ袋などでカバーをします。
霧タイプは基本的にカバーは不要ですが、噴射される蒸気が直接かからないように注意しましょう。
どちらのタイプでも、ペットや植物は必ず室外に避難させてください。
使用方法や事前の準備は商品ごとに異なりますので、商品の説明をよく確認して使用しましょう。
大切なのは、商品の対応している有効面積を確認し、部屋の広さに見合う個数を使用することです。
部屋の広さに対してくん煙剤の数が少ないと成分が部屋の隅々まで届かず、ゴキブリを駆除しきれません。
また、できるだけ家中すべての部屋で同時に使用するのが望ましいです。
1部屋だけで使用しても、ゴキブリが別の部屋へ逃げて生き延びてしまうおそれがあります。
さらに確実な駆除、予防をするなら、1ヵ月に1回を目安に定期的に使用するのがおすすめです。
くん煙剤の殺虫成分は、ゴキブリの卵には効かないので卵がふ化したタイミングでもう一度駆除すれば、再発を防ぐことができます。
また、くん煙剤の予防効果は長くても1ヵ月程度なので、今後の発生を確実に予防するためには定期的に散布しておくとより安心です。
ゴキブリがいるか確認したいなら「粘着トラップ」
粘着トラップは、エサの匂いでゴキブリをおびき寄せて捕獲する対策グッズです。
発生しているゴキブリをその都度捕獲するアイテムなので、家中のゴキブリを駆除したり、侵入を予防したりといった根本的な解決にはつながらないことが多いです。
そのため粘着トラップは家にゴキブリがいるのか確かめたいときや、ゴキブリが潜んでいる場所を探りたいときに使うのがおすすめです。
ランキングでは6点の商品の1個あたりの価格、有効期間の長さを比較しました。
ランキング1位の商品はこちらです。
ゴキブリバスターは10枚セットで300円弱と、かなりリーズナブルな商品です。
確実にゴキブリを捕獲するにはいろいろな場所にたくさんトラップを仕掛けたほうが効果的なので、枚数が多いものが有利です。
粘着トラップを仕掛けるときには、周りを掃除してゴキブリのエサになりそうなものを排除しておきましょう。
他にエサがあると、ゴキブリはそちらへ行ってしまって粘着トラップにかかりにくくなります。
仕掛ける場所は、家具や家電の隙間、押し入れなどゴキブリがいそうな場所です。
2~3日ほどしたら1度確認し、捕獲されていない場合は場所を変えてみましょう。
いつまでも捕獲されなければ、その場所にはゴキブリがいない可能性が高いです。
捕獲されたらすぐに捨てるのではなく、しばらくはそのまま置いておきましょう。
粘着トラップには殺虫成分は使われていないので、捕獲されたゴキブリが完全に死滅するには数週間もかかることがあります。
また、使用期限を守ることも大切です。
使用期限を過ぎた粘着トラップはゴキブリを捕獲する粘着力がなくなり、ゴキブリをおびき寄せても逃がしてしまいます。
商品に記載されている使用期限を確認しておき、期限になったら可燃ゴミとして処分しましょう。
寄せ付けたくないなら「忌避剤」
退治ではなく、そもそも侵入させない予防に特化しているのが忌避剤です。
ゴキブリが嫌いな匂いを利用することで、ゴキブリが自ら寄り付かなくなる効果が期待できます。
忌避成分には天然成分を使っている商品が多いので安全性が高く、キッチンなど食品がある場所や小さな子どもがいる家庭など、殺虫剤を使いたくない場所で使いやすいのがメリットです。
ただし、ゴキブリを駆除することができないので、他の駆除グッズや侵入予防対策と併せて使う必要があります。
ランキングでは8点の商品を1個あたりの価格と有効期間で比較しました。
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ゴキちゃんアウトは天然ハッカ油を利用した忌避剤で、10個入りで1,000円と非常にお得な商品です。
忌避剤を使うときは、玄関や窓の周辺、キッチンのシンク下や洗面台下の棚の中など、ゴキブリの侵入経路になる場所、ゴキブリがいそうなところに仕掛けておきます。
忌避剤にも使用期限がありますので、確認して期限が切れたものは処分し、必要に応じて新しいものと交換しましょう。
ゴキブリ対策に活用できる日用品
市販のゴキブリ対策グッズはたくさんありますが、すべて買いそろえると大変ですね。
じつは、身の回りにあるもので代用できることもありますので、いくつかご紹介します。
- 駆除スプレーの代用:アルコール・洗剤・熱湯・掃除機
- 毒エサの代用:ホウ酸・重曹
- 侵入防止グッズの代用:ストッキング・お茶パック・水切りネット
- 忌避剤の代用:ハーブ・アロマオイル
駆除スプレーの代用:アルコール・洗剤・熱湯・掃除機
目の前にあらわれたゴキブリは、アルコールや洗剤で退治することもできます。
ゴキブリはお腹にある気門という穴で呼吸していて、その回りを油で保護しています。
アルコールや洗剤をかけることで油が分解され、気門をふさぐことでゴキブリが窒息するのです。
また、熱湯をかければシンプルに熱で死滅します。
ただし、お湯を沸かすのに時間がかかったり周囲がお湯で濡れてしまったりするので、使える場面は限られます。
他に掃除機で吸い取って退治するという方法もありますが、ゴキブリは掃除機で吸い取っただけでは死滅しないことが多いです。
ただ、吸い込んだゴキブリを死滅させようと掃除機に駆除スプレーなどを噴射するのは厳禁です。
掃除機の電子部品の火花がスプレーのガスに引火して、火事になるおそれがあります。
掃除機で吸い取った場合は中のゴミごと素早く取り出して、袋などに入れ処分しましょう。
毒エサの代用:ホウ酸・重曹
掃除に使われることが多いホウ酸や重曹は、ゴキブリが食べると死滅する効果があります。
ホウ酸は実際に、ゴキブリ駆除用の毒エサの有効成分としてよく使われているのです。
ホウ酸や重曹をゴキブリの好きなタマネギや砂糖などに混ぜれば、毒エサを手作りすることが可能です。
1.タマネギを大さじ1杯分すりおろす。
2.容器におろしたタマネギ、砂糖大さじ1杯、小麦粉140g、ホウ酸250gを入れる。
3.2を混ぜながら牛乳適量を少しずつ加え、耳たぶの硬さにする。
4.3を2~3cm大に丸め、乾燥させる。
【参考】島根県:衛生害虫等の駆除 最終閲覧日:2023年2月22日
完成したホウ酸団子はアルミ皿などに入れて、ゴキブリがいそうな場所に設置しておきましょう。
重曹を使う方法はさらに簡単で、重曹と砂糖を1:1で混ぜ、アルミ皿などに入れて置いておくだけです。
侵入防止グッズの代用:ストッキング・お茶パック・水切りネット
エアコンのドレンホースや排水口からの侵入を防ぐアイテムとして、ストッキングやお茶パック、水切りネットなどが活用できます。
エアコンのドレンホースの先端部分にストッキングやお茶パックをかぶせて固定しておけば、ホースからの排水は妨げることなくゴキブリの侵入防止が可能です。
また、排水口に水切りネットを設置しておけば、排水管から上がってくるゴキブリが排水溝から出てくるのを阻止できます。
忌避剤の代用:ハーブ・アロマオイル
ゴキブリ用の忌避剤はハーブ由来の成分が使われていることが多く、ミントやアロマティカス、クローブなどの実際のハーブを置いておくことでもゴキブリを寄せ付けない効果が期待できます。
苗でハーブを育てなくても、調味料や紅茶用に乾燥して販売されているものをお茶パックなどに入れて置いておくのも効果的です。
また、ハーブの香りのするアロマオイルを使うのもおすすめです。
アロマオイル本来の楽しみ方どおりにアロマポッドやディフューザーを使ったり、アロマオイルを使って手作りの虫よけスプレーを作って散布しておいたりといった使い方もできます。
1.スプレーボトルを用意し、無水エタノール5ml、アロマオイル10滴、精製水45mlを入れる。
2.ボトルのキャップを閉めてよく振って混ぜる。
【参考】虫さされ|健康百科 最終閲覧日:2023年2月22日
無水エタノールや精製水は、ドラッグストアで購入できます。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
プロならより強力なゴキブリ対策が可能
基本的に自力でできるゴキブリ対策をご紹介してきましたが、害虫駆除のプロに任せればより強力な駆除や予防ができます。
それはわかるけど、「実際なにをしてくれるのかよくわからない」「費用が高そうで心配」と思っていますね?
そこで、ゴキブリ駆除の業者はどんな作業をして、自力で対策するのとどんな違いがあるのか、そして費用がどれくらいかかるのかを実際の事例を交えてご紹介します。
ゴキブリ駆除業者がしてくれること
プロがおこなうゴキブリ駆除の内容は、大きく分けて以下の3つです。
- プロのテクニックですみずみまで駆除
- 侵入経路を特定して徹底封鎖
- 施工後のアフターフォロー
それぞれ見ていきましょう。
- プロのテクニックですみずみまで駆除
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自力駆除とプロのゴキブリ駆除の大きな違いは、家全体のゴキブリをくまなく駆除してくれるところです。
自力駆除では一度に家全体への対策は難しいことが多く、部分的に駆除しても他の場所に移動しただけということもよくあります。プロに頼めば家のすみからすみまで一度に駆除できるので、ゴキブリを取り逃す可能性が少なくなります。
さまざまな現場でゴキブリの駆除を経験しているプロは家の中でゴキブリがいそうな場所をよく知っているので、見えない場所に隠れているゴキブリを的確に見つけることが可能です。
プロは毒エサや殺虫スプレー、粘着トラップなど駆除方法ごとの特性や効果的な使い方もよく理解しており、使っている製品もプロ仕様の強力なものです。そのため、ゴキブリがいる場所や状況に応じて最も効果的な方法で、確実に駆除ができます。
また、特に家が広い場合や卵が産まれている可能性がある場合には1回だけでなく、何回かに分けて計画的に施工をおこないます。
そうすることで、家中のゴキブリを一掃してくれるのです。
- 侵入経路を特定して徹底封鎖
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基本的にプロのゴキブリ駆除施工は今いるゴキブリを退治して終わりというものではなく、今後の発生予防対策までしっかりおこなってくれます。
大きな家具や家電の下や裏側、キチンシンクや洗面台の下、床下や天井裏、排水溝や外壁など、自分ではなかなか目の届かない場所まで徹底的に調査し、侵入経路を探し当ててふさいでくれます。
ゴキブリが通れる数mmの隙間を残らずふさぐことでその後も長く発生を予防できるのは、プロならではのメリットといえます。
- 施工後のアフターフォロー
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多くの駆除業者では、施工に対して一定期間の保証を付けています。
期間内にゴキブリが再発した場合には、基本的に無償で再施工してくれるのです。自力で対策した場合は失敗すればグッズなどに使った費用は無駄になってしまいますが、プロはきっちり責任をもってゴキブリを撲滅してくれます。
また、ゴキブリに詳しいプロは、ゴキブリ対策の掃除や環境作りについてアドバイスもしてくれます。
インターネットの情報では得られないプロ目線の意見や、あなたの家や要望に合わせた提案をしてもらえますので、不安なことやわからないことはぜひ相談してみましょう。
ゴキブリ駆除業者の費用相場は37,238円
依頼すれば強力にゴキブリ駆除や予防ができるゴキブリ駆除業者を利用することの最大のネックは、「費用が高そう」ということですよね。
実際に弊社にご相談のあったゴキブリ駆除の施工事例2,102件を集計したところ、料金の平均は37,238円でした。
割合で見ると、3万円~4万円のケースが全体の26.1%と最も多くなっています。

10万円以上の高額な費用がかかったケースもありますが、全体的に見ると5万円以上は20.1%で、相場としては5万円以内には収まることが多いといえるでしょう。
ゴキブリ駆除の料金は家の広さやゴキブリの発生状況によって変わるので、一概にいくらとは言い切れません。
多くの業者では無料調査や無料見積りをおこなっているので、そういったサービスを利用してまずは料金をはっきりさせてから、依頼するかどうか検討するのもおすすめです。
ゴキブリ駆除業者探しは害虫駆除110番にお任せください!
確実にゴキブリを撲滅させるためにプロに依頼したいと思っても、「どこの業者を選べばいいのかわからない」ですよね。
一刻も早くゴキブリを駆除したくて、「じっくり選んでいる余裕がない」ということもあるでしょう。
そんなときには、ぜひ当サイト【害虫駆除110番】にご相談ください。
害虫駆除110番は全国の多くの害虫駆除業者と提携を結んでおり、ご相談に応じて最適な業者をご紹介するサービスを展開しております。
「ゴキブリが出たから今すぐ来てほしい!」「二度と発生しないように家中の予防対策をしてほしい」などのご要望を弊社の無料相談窓口で伝えていただけば、弊社スタッフが対応可能な加盟業者を厳選して手配します。
害虫駆除110番の加盟業者では、現地での調査と見積りは原則無料※1で対応しております。
「料金を見てからじっくり判断したい」「ひとまずゴキブリが住み着いているか確認だけしたい」といったご相談も大歓迎です。
また、施工後1年間の保証をご用意※2しておりますので、「効果がなかったらどうしよう」といった心配も不要です。
無料相談窓口は24時間365日ご相談を受け付けていますので、「夜中にゴキブリが出て困っている」というときにもぜひ遠慮なく、画面下に表示されている電話番号かLINE、メールでご連絡ください。
※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。
※2対応エリア・加盟店により異なります。
まとめ
効果的なゴキブリ対策のは、予防をしたうえで定期的に駆除を繰り返すことです。
外からの侵入を防いだうえですでに侵入しているゴキブリを駆除していけば、いずれゴキブリのいない家が完成します。
ゴキブリの侵入を防ぐには侵入口を物理的にふさぐ他、そもそもゴキブリが好まない環境を作ることが大切です。
こまめに掃除や整理整頓をし、家の中を清潔に保ちましょう。
ゴキブリ対策グッズには、駆除にも予防にも使えるスプレーがおすすめです。
その他のグッズも、その特性や得意分野を理解して使い分けるのが効果的な対策のポイントです。
自力で対策が難しい場合やより強力に対策したい場合には、プロの力を借りましょう。
プロの費用は3万円~4万円程度が相場ですが、状況によって異なります。
まずは無料見積りで料金を確認して判断しましょう。
当サイト【害虫駆除110番】ではゴキブリ対策のご依頼はもちろん、ゴキブリに関するご相談ならなんでも24時間365日受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
参考文献
『衛生害虫ゴキブリの研究』辻英明(2016)
『ゴキブリの生態』高木正洋(1985)
『建築物におけるゴキブリの生態と防除』辻英明(1991)
『ゴキブリ類の分類,生理,生態と駆除』大森南三郎(1982)
『衛生害虫分野における薬剤利用』安富和男(1980)
家庭用防除剤 – 製品評価技術基盤機構
『イミプロトリンを有効成分とするゴキブリ用エアゾールの効果』堤周作・河本尚一・安藤秀紀・根岸務(アース製薬研究部)(1998)
『ゴキブリの生活史・餌と冬』辻英明(2000)
『クロゴキブリとヤマトゴキブリの生活模式図』辻英明・種池与一郎(1990)
『川崎市におけるゴキブリ類の被害, すみわけ及び季節的出現消長に関する調査成績』和田 明・佐藤 裕司・ 緒方 一喜(1962)
最終閲覧日:2023年2月22日
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監修者のコメント監修者: 毎熊 日出幸プロフィール詳細を見る
ゴキブリは春夏秋冬と1年中発生します!初夏に繁殖したゴキブリは暖かい季節に大量発生し、寒い季節は家屋の電気周りなどの暖かい場所で繁殖を繰り返します!また、コマ目に薬剤等で駆除しても(外部発生)人的持込み被害が予想できます、(外部発生)の要因は宅配物等の隙間にゴキブリの卵が付着し、その空箱等をベランダなどに放置しているケースです!
外部から持込まれた飲食物・段ボール等は素早く廃棄し(内部発生)を極力抑えるのが、ゴキブリをシャットアウトする有効な手段です!