朝起きると体がかゆい、鼻水やくしゃみが出ると「もしかしてダニが布団にいるんじゃ?」とゾッとしますよね。
そこで、この記事で紹介している布団のダニ駆除方法4選なら手軽にお悩みを解決できます。
もっとも費用がおさえられる方法なら約600円で布団のダニの心配をスッキリ解決できますよ。
この記事では下記のとおりに布団のダニ駆除方法や寄せ付けないポイントまで解説しています。
- 布団のダニ駆除方法4選
- 布団のダニ予防方法
- 毎日の布団の管理方法
- シーズンオフの布団のしまい方
この記事を読めばダニが布団からいなくなるのはもちろん、正しい布団管理をおこなえるようになり気持ちのよい布団でぐっすり眠れます。
布団のダニ駆除でお悩みならこの記事を読んで、ぜひダニを追い払ってください。
布団用のダニ駆除剤を使う【予算約600円】
「パパっと布団のダニ駆除を安く終わらせたい」なら、ダニ駆除剤を使いましょう。
600円ほど※の駆除剤を買って布団を干すだけのため、もっとも安くお手軽です。
布団用ダニ駆除剤は、おもにスプレータイプとシートタイプがあります。
- スプレータイプ
-
布団にダニ駆除剤をふきかけて使用する。
布団はもちろん、カーペットやソファなど1本で広範囲のダニ駆除が可能。
こまめにふきかけて使いたいなら、スプレータイプがおすすめ。 - シートタイプ
-
布団の下に入れて、数ヵ月おきに交換する。
ダニを集めて駆除する「ダニ捕り」と、ダニの嫌いな匂いでダニを遠ざける「ダニよけシート」の2種類がある。
薬品をまきたくない方におすすめ。
ダニ駆除剤を使っても、ダニの死骸は布団に残っています。
ダニ駆除剤を使ったあとは「正しい布団干し」をおこない、湿気とともにダニの死骸を取り除きましょう。
手軽にダニ駆除をおこないたい方は、ダニ駆除剤を使いましょう。
それではどのダニ駆除剤を使えばいいのか?
今回はおすすめのスプレータイプとダニ捕りシートをご紹介します。
今回は以下の項目を基準に商品を採点し、ピックアップしました。
- 製品の詳細情報を記した「公式製品ページの有無」
- どれくらい安いかの「本体価格(スプレーのみ)、1枚あたりの値段(シートのみ)」
- どれだけの期間効果があるかの「予防期間」
- ダニのエサとなるカビなどを防ぐ「抗菌・除菌効果があるか(スプレーのみ)」
- 薬剤を使っているかどうかの「殺虫剤不使用(シートのみ)」
それでは見ていきましょう!
※調査日2023年4月14~18日 駆除剤の費用は後述の商品、480~734円を参照。
平均価格、調査方法など詳細は下記のPDFをご確認ください。
布団用ダニよけ駆除剤調査結果と調査一覧(PDFファイル)
メーカー | 株式会社アール |
最低価格 | 480円(税込) |
内容量 | 220ml |
主成分 | ハッカ油、メントール |
予防期間 | _ |
公式サイト | https://www.r2020.com/lineup06/dd-201/ |
株式会社アールは、大阪府の生活用品全般を製造および販売している会社です。
株式会社アールが販売している、ダニスプレーPREMIUMはハーブの力でダニを退治するスプレーです。
薬剤はすぐに蒸発する成分を使っているため、布団に薬品成分や匂いが残る心配がありません。
屋内で発生するダニの成虫はもちろん、卵の駆除までできるため即効性が期待できます。
さらに220ml約500円で、シングル布団10枚に使えるコスパのよさも魅力です。
メーカー | アース製薬® |
最低価格 | 734円(税込) |
内容量 | 3枚 |
誘引剤 | ダニ用食品成分 |
予防期間 | 約90日間 |
公式サイト | https://www.earth.jp/products/dani-hoihoi/index.html |
アースダニがホイホイ®は、シート状のダニ捕獲器です。
ダニ用の食品成分の誘引剤でダニを引き寄せ、粘着シートでダニを捕らえる構造です。
布団はもちろん、スプレーしづらいソファの下にも活用できます。
使い終わったらシートごと捨てればハウスダストの原因、ダニの死骸もまき上がらず安全に捨てられます。
コインランドリーを使う【予算約千円】
「布団を洗ってスッキリしたい!」という方は、コインランドリーで布団を丸洗いしましょう。
価格は店舗にもよりますが、コインランドリーチェーン店では掛け布団だけで千円、掛け布団と敷布団を合わせると2,500円ほどです。※
コインランドリーを使ってダニ駆除をするコツは、以下の2つです。
- お使いの布団がコインランドリーで洗えるか?確認
- 乾燥→洗濯→乾燥の順番で洗う
布団の材質によっては、コインランドリーで洗濯できない場合があります。
またダニ駆除は通常の洗濯と違い、まずは乾燥からおこないます。
お使いの布団が洗濯・乾燥できない場合は、前述の駆除剤や後述の布団乾燥機や布団の打ち直しを検討しましょう。
では解説していきます。
※参考:ブルースカイランドリー│お布団洗ってみませんか? (最終閲覧日2023年4月25日)
お使いの布団がコインランドリーで洗えるか?確認
まずはお使いの布団を調べましょう。
調べるポイントは2つです。
- 布団のタグを確認して、洗える布団か?確認する
- 利用予定のコインランドリーでお使いの布団が洗えるか?確認する
ポリエステル布団、羽毛布団ならたいていコインランドリーで洗えます。
反対に真綿・羊毛100%の布団はコインランドリーでは、洗えません。
また布団によっては、そもそも洗えない製品もあります。
詳しく解説します。
布団のタグを確認して、洗える布団か?確認する
お使いの布団についているタグには、布団の材質や洗濯できるかどうか?が記載されています。
まずはタグを確認しましょう。
お使いの布団のタグに下記のたらいマークと乾燥機のマーク(タンブル乾燥)があれば、コインランドリーで洗濯・乾燥ができます。
注意点ですが、布団によってはタグがない場合があります。
素材がわからない状態でムリに洗えば布団の劣化を招くため、前述の駆除剤や後述の布団乾燥機などを検討してください。
タグを見て洗えるかどうか?を確かめたら、次は布団の材質を確認してください。
利用予定のコインランドリーでお使いの布団が洗えるか?確認する
コインランドリーのホームページを確認して、お使いの布団が洗えるか?確認します。
じつはコインランドリーによって、洗える布団と洗えない布団があります。
今回はコインランドリー用の洗濯機を作っている会社とコインランドリー3社を調査し、洗える布団と洗えない布団を調べました。
洗濯・乾燥できる布団の一例
ポリエステル100% | 木綿100% | 羽毛布団 | 羊毛100%・真綿 | ウレタン | |
---|---|---|---|---|---|
メーカー | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | 〇 (体圧分散タイプ) |
A社 | △ | ✕ | 〇 | ✕ | ー |
B社 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ |
C社 | 〇 | ✕ | 〇 | ✕ | ー |
※2023年4月19日時点
ーは記載なし、△は乾燥のみできない、色付き枠は「キルティングのある布団のみ可」
調査方法:ホームページに記載がある洗濯機メーカー、コインランドリーを調査。
羽毛はどこででも洗濯乾燥できますが、ポリエステルは乾燥のみダメな場合がありますね。
羊毛と真綿はコインランドリーでは洗えないため、前述の駆除剤か後述の方法を検討しましょう。
またコインランドリーでは「キルティングのある布団なら洗える」とよく記載されています。
キルティングとは、表地と裏地の間に綿を挟み込んだ布地のことです。(下記写真参照)
布団は洗うと綿が偏ることがありますが、キルティング加工がされている布団は中の綿まで縫い込まれているため偏ることがありません。
洗える布団の種類はコインランドリーによるため、利用を考えているコインランドリーのホームページなどを確認しておきましょう。
乾燥→洗濯→乾燥の順番で洗う
ダニ駆除は通常の洗濯と違い「10分間乾燥→洗濯→乾燥」の順番になります。
ダニは生命力が強く水で洗った程度では駆除できないため、温風でダニを駆除します。
手順は以下のとおりです。
ダニを駆除するため、10分間布団を乾燥させる
洗濯機の「布団洗いモード」を選択。
布団に残ったダニの死骸やフンを取り除く
濡れた布団を乾かすために乾燥させる。
洗濯後も長めに乾燥させると、より効果的
ダニは55~60℃の熱には耐えられないため、乾燥機の熱で駆除ができます。
コインランドリーの乾燥の温度は大体70℃のため、布団の乾燥をおこなうだけでダニ駆除ができるというわけです。
駆除がしっかりできるように、10分間乾燥させてから洗いましょう。
また布団だけでなく毛布やシーツにもダニがいるため、毛布類も洗濯してください。
布団のダニ駆除は通常の洗濯と流れが違うため、注意しましょう。
次は布団乾燥機を使ったダニ駆除方法を解説します。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
布団乾燥機を使う【予算約1万円】
「普段からダニ予防したい!」なら布団乾燥機がおすすめです。
ダニは湿気を好むため、こまめに布団乾燥機を使えば駆除だけでなく予防もできるからです。
布団乾燥機はたいていの布団のダニ駆除・予防ができ、コインランドリーでは洗えない羊毛や真綿にも使えます。
(ウレタンマットレス・ビーズクッションなど一部の素材は布団乾燥機が使えない場合があります。詳しくは布団のタグ・布団乾燥機の取扱説明書をご確認ください)
布団乾燥機は1万円ほどの商品が多いため、一度検討してみましょう。※
※価格.com 2023年4月13日〜 2023年4月19日 集計の布団乾燥機 注目ランキング10点の平均価格11,773円(税込)を参考
例として、オーソドックスな布団乾燥機をご紹介しておきますね。
商品名 | ふとん乾燥機カラリエ®ツインノズルKFK-W1 |
メーカー | アイリスオーヤマ株式会社® |
楽天最低価格※ | 13,310円 |
※価格は2023年4月27日時点
布団乾燥機を使ったダニ駆除方法は、少し時間がかかります。
詳しく見ていきましょう。
布団乾燥機を使ったダニ駆除方法
布団乾燥機を使ったダニ駆除方法は、以下のとおりです。
- 布団乾燥機を使う(製品によるが約100分~6時間)
- 終わったら布団に1㎡、20秒の間隔で布団に掃除機をかける
他の方法と比べて時間がかかりますが、年2回おこなうだけでダニ駆除ができます。
布団乾燥機には大体ダニ駆除モードが搭載されているか、ダニ駆除用の操作が取扱説明書などに記載されています。
使い方や使用時間が異なるため、詳しくは取扱説明書をご確認ください。
今回は具体例としてアイリスオーヤマ株式会社®のふとん乾燥機カラリエ®ツインノズルKFK-W1のダニ駆除方法を例に見ていきましょう。
- ホースを伸ばし、ノズルを敷布団の上にセットする
- 布団乾燥機の本体が敷布団の外に出るようにして、掛け布団をかける(できるだけ隙間ができないようにするのがポイント)
- 電源プラグを入れ、ダニモードを選択。100分待つ
- 終わったら掃除機をかける
参考:アイリスオーヤマ株式会社│[ふとん乾燥機カラリエツインノズルKFK-W1取扱説明書](最終閲覧日2023年4月20日)
布団に掃除機をかけるコツは、ゆっくりかけることです。
1㎡あたり20秒をかけて掃除機をかけましょう。
次は布団の打ち直しについて解説します。
布団の打ち直しをする【予算約1.6万円】
「布団を洗いたいけど真綿だからコインランドリーが使えない……」「そもそも布団が古くなってきてる」という方は、布団の打ち直しがおすすめです。
布団を購入したお店、地元のふとん店に相談してみましょう。
布団の打ち直しとは、布団の中の綿を出して洗ったり、足したりする布団のお直しのことです。
真綿以外にも羊毛や羽毛など、いろいろな布団の打ち直しができます。
じつは「ダニアレルギーの人が増えた原因は布団の打ち直しが減ったからではないか?」という説があります。
昔の人は定期的に布団の打ち直しをしていたため、綿を取り換えダニの発生を抑えていたからです。
掛け布団の寿命は5~10年、敷布団の寿命は3~5年といわれているため、布団を購入して5年以上経っているのであれば一度検討してみましょう。
布団の打ち直しの価格は、業者や布団の材質にもよりますが1.6万円ほど※です。
布団の打ち直しはひと月以上かかるため、シーズンオフの布団を打ち直しするとよいでしょう。
布団を購入したお店、地元のふとん店に相談してみましょう。
※参考:コープこうべネット│和ふとん打ち直し)(最終閲覧日2023年4月20日)
参考:高岡正敏.お父さん、お母さんが知っておきたい ダニとアレルギーの話.あさ出版(2021)
布団のダニ駆除方法の解説は以上です。
布団のダニ駆除だけでは、またダニ被害が発生するおそれがあります。
一度布団をキレイにしても、寝室や押入れにダニがいるとまた布団に発生する可能性があるからです。
今度は布団にダニがつかないように、ダニ予防をおこないましょう。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
今日からできる!布団のダニ予防
布団のダニ予防は以下の4つです。
- 防ダニシーツを使う
- 布団に湿気がたまらないように管理する
- 押入れのダニ駆除をおこなう
- 寝室のダニ駆除・予防をおこなう
いきなりすべてをおこなうのはむずかしいため、できることからはじめていきましょう。
では詳しく解説します。
防ダニシーツを使う
手っ取り早く布団をダニから守りたいなら防ダニシーツを使いましょう。
防ダニシーツは、通常のシーツよりも密度の高い生地で作られたシーツのことです。
繊維同士の密度が高いため、ダニがすり抜けられず布団に寄りつきません。
高気密なほど高品質な商品、といわれています。
価格は布団やベッド用などで異なりますが、大体4千円※のものが多いようです。
※楽天市場「防ダニシーツ ランキング2023年4月20日(木)更新」の商品上位10点の平均価格3,916円(税込)を参考
布団に湿気がたまらないように管理する
布団がしけってダニが発生しないよう、日々の布団の管理方法も見直してみましょう。
- 朝起きたら掛け布団をめくり1時間ほど放置してからしまう
- 布団、畳やフローリングの湿気を防ぐため、布団の上げ下ろしは毎日おこなう
- シーツは1週間に1度ほど洗濯
よく「人間は眠っている間にコップ1杯分の汗をかく」といわれますが、朝起きたばかりの布団にはコップ1杯分の汗が染みこんでいます。
汗が染みこんだ布団を押入れにしまうと湿気の原因になるため、朝起きたら掛け布団をめくり乾燥させましょう。
余力があればイスなどにかけて乾かすと、より効果的です。
また布団の上げ下ろしは布団だけでなく、畳やフローリングの湿気を防ぐ効果もあります。
毎日の上げ下ろしがむずかしい場合は、すのこの上に布団を敷くとよいでしょう。
押入れのダニ駆除をおこなう
押し入れは湿気がこもりやすくダニが繁殖しやすいため、まずは押し入れのダニ駆除をおこないましょう。
具体的な方法は以下のとおりです。
- ダニのエサのほこりやカビを取り除くため、掃除する
- 使わない布団は布団収納袋に入れる
- 押し入れを開けて風を通す
- ダニ捕りシートを入れておく
参考:日革研究所│押入れのダニ対策!クローゼットや衣装ケースでの正しい対策方法を紹介(最終閲覧日2023年4月20日)
ダニのエサはカビのため、カビの発生を防ぐとダニ予防につながります。
また、1週間に1度ほど押入れに風を通し、湿気を防ぎましょう。
寝室のダニ駆除・予防をおこなう
前の章では布団まわりのダニ駆除をおこないましたが、今度は寝室全体のダニを駆除します。
寝室にダニが残っていると、いくら布団をキレイにしても意味がありません。
寝室全体のダニの数を減らすため、駆除・予防をしましょう。
ダニ駆除・予防は以下のとおりです。
【寝室のダニ駆除方法】
- くん煙剤など駆除剤を使ってダニ駆除をおこなう
- 掃除機でダニの死骸を吸い取る
【寝室のダニ予防方法】
- 日々ワイパーなどで床を拭き掃除する
- ゆっくり掃除機をかける
- 部屋の湿度が60%以下になるように除湿する
予防のための掃除のときにいきなり掃除機をかけると、ダニの死骸やフンのアレルゲンがまき上がり吸い込む原因になります。
まずはワイパーで水拭きしてから掃除機をかけると、アレルゲンがまき上がりづらくなるためおすすめです。
また最後の章でも触れますが、ダニは湿度60%を超えると増えやすくなるため部屋の湿度は60%以下になるよう除湿を心がけましょう。
より詳しいダニ駆除の方法を知りたい方は、関連記事も参考にしてください。
寝室のダニ駆除は害虫駆除110番に連絡する
「ダニアレルギーがあり掃除や駆除がむずかしいけど家族のためにやるからには徹底的にやりたい!」という方もいますよね。
そういうときは害虫駆除業者に相談してみましょう。
ご家庭の状況に合わせた、ダニ駆除をおこないます。
もし害虫駆除業者に心当たりがない方は、害虫駆除110番にご相談ください。
害虫駆除110番は、全国の害虫駆除業者にネットワークがあります。
電話やメールで日時、場所をお伝えいただければお近くの害虫駆除業者をすぐにご紹介いたします。
ダニでお悩みなら、害虫駆除110番にご相談ください。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
正しい布団の管理方法
ダニ駆除・予防をおこなったら、布団自体の正しい管理方法も覚えておきましょう。
正しく布団を管理すれば、布団の湿気が取れてダニやカビ予防になります。
この章で解説する項目は、以下のとおりです。
- 正しい布団の干し方
- シーズンオフの布団管理方法
- 5年経ったら買い替えを検討
ただ、ダニアレルゲンは布団が古くなればなるほど増えるため、布団の寿命5年を過ぎたら先に打ち直しや買い替えを検討しましょう。
では詳しく解説します。
この章の布団管理は以下のサイト・書籍を参考にしています。
参考:一般社団法人日本ふとん協会│ふとんのお手入れ方法(最終閲覧日2023年4月20日)
参考:なら山本ふとん│布団の収納と保管(最終閲覧日2023年4月20日)
参考:高岡正敏.お父さん、お母さんが知っておきたい ダニとアレルギーの話.あさ出版(2021)
正しい布団の干し方
ダニは湿気の多い布団に住みつくため、正しく干して除湿できればダニの発生を防ぐことができます。
しかし「テレビなどで『布団を干してもダニは死なない』と聞いたけど、効果あるの?」という方もいるでしょう。
ダニを駆除するには最低でも55℃以上の高温が必要なため、35℃を超える真夏でも布団を干すだけではダニは駆除できません。
しかし、ダニは湿気の少ない場所には発生しづらいため、布団を除湿すれば布団にダニが住み着きづらくなります。
布団を干せば除湿ができるため、ダニ予防の効果が期待できます。
ダニの駆除はダニ駆除剤などでおこない、日々のダニ予防として布団を干しましょう。
正しい布団の干し方は、以下のとおりです。
- 湿気のない日を選ぶ(雨の翌日は湿気が残っているため避ける)
- シーツは剥がさず、そのまま干す
- 午前10時~午後3時の間に2~4時間ほど干す(材質によって変化あり、詳しくは後述)
- 裏表の両面を干す
- 取り込むときは布団叩きで優しくなでるようにホコリを払う
- ダニの死骸を吸い取るため、1㎡20秒の感覚で取り込んだ布団に掃除機を掛ける
- ポリエステルなど合成繊維
-
- 回数
-
週1~2回
- 時間
-
4時間(片面2時間)
- 木綿
-
- 回数
-
週1~2回
- 時間
-
4時間(片面2時間)
- 羊毛
-
- 回数
-
週1回
- 時間
-
4時間(片面2時間)
- 羽毛
-
- 回数
-
月1~2回
- 時間
-
2時間(片面1時間)
- 真綿
-
- 回数
-
月1~2回
- 時間
-
日陰干し
布団に直射日光を当てると布団の生地が痛むため、シーツをかけたまま布団を干しましょう。
同じく布団たたきで布団を叩くと、生地が傷むためやめましょう。
取り込むときに布団たたきで布団の表面をそっとなでるように、ホコリを払ってください。
布団に掃除機を掛ける際は布団用アタッチメントがあると生地を吸わずに済むため楽ですが、ない場合もありますよね。
布団用のアタッチメントがない方は、掃除機のヘッドにビニールヒモを巻きつければ生地を吸わずに楽に掃除機がかけられます。
写真のようにビニールひもの先端は、テープで止めてください。
掃除機が汚れていると布団も汚れてしまうため、掃除機のヘッドをウェットティッシュなどで拭いてから使うとよいでしょう。
こまめに正しく布団を干して、除湿を心がけましょう。
シーズンオフの布団管理方法
シーズンオフの布団を正しくしまい、ダニの発生を抑えましょう。
押入れの中は湿気がこもりやすいため、正しく保管しないと布団がダニやカビの温床になります。
ダニの発生を防ぐために、シーズンオフの布団は以下のようにしまいましょう。
- 前の章で解説した方法でで布団を干す
- シーツを外し、通気性のよい布団入れに防虫剤を入れて保管する
- 敷布団を畳んだら上に掛け布団、下に敷布団を畳んで保管する
※布団圧縮袋に入れた場合は、半年に一度は布団を出して干す。布団から出したら、3~4時間干すと布団がふんわりする
また布団の管理とは別に前述の押し入れの除湿も心がけ、押し入れ全体のダニも減らしましょう。
長期間使わないシーズンオフの布団は、正しく管理しましょう。
5年経ったら買い替えを検討
敷布団の寿命は大体5年ほど、打ち直しの目安も5年ほどといわれています。
購入から5年以上経った布団は買い替え、打ち直しを検討しましょう。
「布団の打ち直しをする【予算約1.6万円】」で布団の打ち直しは解説をしたため、ここでは布団の買い替えについて解説します。
掛け布団の寿命は3~5年、掛け布団の寿命は5~10年といわれています。
そこで寿命が過ぎた布団は、ダニに強い布団に買い替えましょう。
布団選びのポイントは、ズバリ布団の材質と防ダニの印です。
丸洗いしやすいポリエステルなどの化繊がおすすめです。
反対に洗いづらい、羊毛はあまりおすすめできません……。
また防ダニシーツと同じく、高気密な生地で作られた防ダニ布団も販売されています。
材質に合わせて防ダニの表記があれば、より安心して利用できますよ。
5年ほど経ったらダニに強い布団をに買い替えましょう。
参考:独立行政法人環境再生保全気候[住まいの掃除はどうするの?](最終閲覧日:2023年4月20日)
ダニと布団に関するよくある質問
最後にダニと布団に関するよくある疑問を、一問一答形式でまとめました。
ダニが好む環境はどのようなものですか?
ダニが好むのは、湿気の多い暗い場所です。
種類によって異なりますが、ダニの好む環境は以下のとおりです。
- ダニが好む環境
-
- 気温
-
25~30℃
- 湿度
-
60%以上
- 明るさ
-
暗い場所
- エサ
-
カビ、フケやホコリなどが多い場所
ダニは夜行性で暗い場所を好むため、湿気が多く暗い押入れは要注意です。
参考:「ダニのはなし―人間との関わり―」島野 智之・高久 元(編)(2016):朝倉書店
ただしダニは種類によって上記以外にも好む環境があります。
ダニの種類ごとの発生しやすい環境をより詳しく知りたい方は、関連記事をご確認ください。
布団にダニがいるか調べる方法はありますか?
ダニはとても小さく目視で調べるのはむずかしいため、道具を使うか専門業者に相談しましょう。
具体的な方法は以下のとおりです。
- 市販のダニ目視キットを使って探す
- お住まいの町の市区町村や保健所に相談する
- 害虫駆除業者に調査を依頼する
ダニ目視キットは、インターネット通販サイトで購入可能です。
例として下記の商品を取り上げておきますね。
製品名 | ダニ目視キット1個組 |
メーカー | 日革研究所 |
楽天最低価格(税込)※ | 935円 |
※価格は2023年4月28日時点
またお住まいの市区町村によっては、ダニの調査やダニ改善のアドバイスをくれるところもあります。
お住まいの地域によって異なりますが、一度役所や保健所に相談してみましょう。
他にも害虫駆除業者に依頼すれば、調査から駆除までまとめて依頼できます。
調査は無料の会社もあれば、見積り料金として調査費用がかかる場合があります。
害虫駆除業者に依頼する際は、業者の公式ホームページなどで調査料金を調べておきましょう。
ダニの調査をおこないたい方は、道具を使うか専門家に相談しましょう。
まとめ
布団のダニ駆除方法は4つです。
- ダニ駆除剤を使う
- コインランドリーを使う
- 布団乾燥機を使う
- 布団打ち直しをおこなう
もっともお手軽な方法は、ダニ駆除剤を使うことです。
予算は約600円、外出の手間もかからずダニ駆除ができます。
ダニ駆除と同時に布団をキレイにしたいなら、コインランドリーがよいでしょう。
予算約千円で、ダニの駆除から布団の丸洗いまで一気にできます。
他のダニ駆除方法とともにご家庭にあったダニ駆除方法を選んでください。
ダニ駆除が終わったらダニ予防も重要です。
ダニ予防のポイントは除湿と掃除です。
布団を干して除湿、押入れや部屋を掃除してダニの発生を抑えましょう。
シーズンオフの布団の管理も重要です。
押入れは湿気が多くダニが発生しやすいため、シーズンオフの布団はダニの温床になるからです。
布団の除湿をおこない、布団袋に入れて大切に保管しましょう。
また布団のダニ対策は、寝室や押入れのダニ駆除も重要です。
もしお部屋のダニ駆除・予防をお考えなら害虫駆除110番にお気軽にご相談ください。