「チリダニってどんなダニ?」
「どんな姿で、どのように駆除すればいい?」
そのような疑問にお答えします。
国内には約2,000種類のダニが生息しています。
そのうち屋内に生息するダニは40~50種類で、家の中のダニは「チリダニ」がほとんどなのです。
特に布団の中はチリダニが繁殖しやすい場所になります。
毎日使う布団にダニが大量に繁殖しているとしたら……考えただけでもおそろしいですよね。
そこで今回は、チリダニの特徴と対策を中心に解説していきます。
読んでいただければ、チリダニの生態と駆除方法がわかり、ダニの不安を解消できるはずです。
ダニが発生する季節になりましたら、ぜひ参考にしてください!
チリダニ(ヒョウヒダニ)の大きさは0.4mmほど
チリダニは「ヒョウダニ」と「コナヒョウダニ」という2種類ですが、どちらも大きさは0.4mmほどで大変小さいため肉眼で確認することはほぼ不可能です。
目を凝らしてもせいぜい「小さい虫らしきものが動いている」ことしかわからないため、肉眼で種類まで判断するのは難しいです。
肉眼で確認できる場合は、他の種類の大きいダニか、ダニに似ている別の虫の可能性が高いです。
チリダニは高温多湿の環境を好む
チリダニが好む条件は「温度」「湿度」「エサ」の3つで決まります。
- 温度:20~30℃
- 湿度:60~80%
- エサ:フケやアカ、食べこぼしなど
チリダニの寿命は3ヵ月~1年ですが、好条件がそろうと大量に繁殖することもあります。
好条件がそろえば、1匹のチリダニが3ヵ月後には100万匹になることもあるのです!
具体的には、高温多湿になる夏は特にダニが増えやすい季節です。
そのため、チリダニ対策には駆除だけでなく環境改善も必要です。
布団の中はチリダニにとって住み心地バツグン!
家の中でチリダニが繁殖する条件を満たすものは「布団」「ソファ」「カーペット」などが該当します。
特に布団は人の体温と汗で湿度と温度が高くなりがちで、人間のフケや垢があるためチリダニにとって栄養も豊富です。
そのため、特に布団のチリダニ対策はしっかりとおこなう必要があります。
ここまでチリダニのおもな特徴をご紹介しました。
しかし「チリダニ対策は必要?」「見えないほど小さいなら無視してもいいのでは?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで次の章では、チリダニ対策がなぜ必要なのかを解説していきます。
チリダニのフンや死骸はアレルギー症状の原因に!
チリダニは人を咬んだり刺したりする直接的な被害はありません。
ですが、チリダニのフン、死骸や脱皮殻はアレルギー症状を引き起こすことがあるのです。
チリダニのフンなどが乾燥し、細かく砕かれて空中に舞い上がり、人の体内に侵入することでアレルギー症状を引き起こします。
- アレルギー性結膜炎
- 気管支喘息
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー性鼻炎
アレルギー症状に特に注意すべき季節は秋です。
夏の間に増殖したチリダニのフンや死骸が溜まっているためです。
押し入れにしまっておいた布団にチリダニが発生すれば、秋にはアレルゲンまみれの布団を使うことになってしまうかもしれません。
チリダニが大量にいる場合はアレルギーに発症するリスクが高まりますので、日ごろからチリダニ対策をしておくことが重要なのです。
次の章からは具体的なチリダニ対策をご紹介していきます。
チリダニ対策は3段階に分けておこなう
チリダニ対策は「チリダニの駆除」「アレルゲンの除去」「チリダニの発生予防」の3段階に分けておこないます。
以下で具体的な方法を説明していきます。
チリダニ自体を駆除する
まずはすでに発生しているチリダニを駆除しましょう。
- 洗濯によるダニ駆除方法
-
布団カバーやシーツは洗濯でほとんどのダニを落とせます。
ただし、掛布団など厚みがあるものは洗濯で落とすことは困難です。
厚みのあるもののチリダニを駆除するには、60℃以上の高温洗濯をおこなう方法が効果的ですので、ぜひ試してみてください。 - 布団乾燥機を使ったダニ駆除方法
-
外生地が外せないソファの場合は布団乾燥機を使うとよいでしょう。
ダニは熱に弱いので、熱をかけることで駆除できます。布団乾燥機を使うときは、布団をまんべんなく温めることと、規定の時間を守って温めることが大切です。
洗濯と布団乾燥機による詳しいダニ駆除の手順はこちらの記事をご覧ください。
チリダニのフンや死骸を除去する
ダニを駆除した後は、アレルゲンとなるチリダニのフンや死骸を除去します。
チリダニを駆除しても、アレルゲンが残っていたらアレルギーを引き起こしてしまうおそれがありますので、しっかりと除去してください。
具体的には、掃除機で吸い取る方法が効果的です。
ただし、厚みがあるものだと一度にダニアレルゲンを除去できない場合もあります。
日ごろからアレルゲン除去をおこなうことが大切ですので、チリダニの発生しやすい場所にはこまめに掃除機をかけましょう。
チリダニの発生予防をする
「チリダニ駆除」「アレルゲン除去」が終わったら、「チリダニ予防」をしていきましょう。
先ほどご説明した3つのチリダニが好む条件に焦点を当てて予防することが大事です。
では、具体的にはどのようにしたらよいのでしょうか。
まずは、風通しをよくするために部屋をできるだけ換気してください。
また、チリダニが発生する栄養源を取り除くために、シーツをこまめに取り換えたり、カーペットや布団はできるだけ洗うことを心がけてください。
マットレスを床に直接敷いたり、布団を敷きっぱなしにしたりしてはいけません。
防ダニシーツや防ダニマットレスなど、便利アイテムを使った予防法もあるので、より効果的に予防したい方は使用してみてください。
ダニ駆除の詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
場所ごとの詳しい駆除方法の解説がまとまっています。
ダニの駆除がうまくいかない場合はプロに任せる
これまでダニの駆除方法についてご説明してきましたが、「ダニの駆除がうまくいかない」「自分でダニを駆除できるか不安」といった方もいるかもしれません。
そのようなときはダニ駆除を業者に任せる手段もあります。
この章ではダニ駆除を業者に任せるメリットについてご紹介していきます。
家中のダニを駆除してくれる
チリダニ以外にも家の中には「イエダニ」「ツメダニ」などのダニが潜んでいます。
そうしたダニは、先ほどご紹介した布団、ソファ、カーペットの他にも家のあらゆる場所に潜んでいるのです。
たとえば、畳、ぬいぐるみ、毛布やまくらなどの寝具などが挙げられます。
こうしたものを、ひとつひとつダニの駆除をおこなうのは大変ですよね。
その場合、業者に依頼するだけで家中のダニを駆除してもらえます。
ダニの本格的な駆除は業者がオススメ!
業者にダニ駆除を依頼することで、本格的にダニを根絶してもらえます。
自分でダニを駆除する場合、間違った方法でおこなった結果ダニを根絶できないかもしれません。
特にチリダニなどは小さいため、駆除できていないことに気づかないおそれもあります。
一方、ダニ駆除を業者に依頼する場合は専門的な知識を持ったスタッフが駆除するため、より効果的に駆除できるのです。
そのため「家の中のダニを全滅させたい」「より高い効果を期待したい」という方は業者への依頼も検討してみてください。
害虫駆除110番では、本格的なダニ駆除をおこなえる害虫駆除業者をご紹介しています。
お電話でのご相談は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
まとめ
今回はチリダニの特徴に始まり、発生した場合の危険性、駆除方法を中心にお伝えしてきました。
チリダニは家の中に発生し、アレルギー症状を引き起こすおそれがあります。
そのためしっかりと対策しなくてはなりません。
対策は「チリダニの駆除」「アレルゲンの除去」「チリダニの発生予防」の3ステップでおこないます。
しかし、間違った方法でダニ駆除をおこなうと根絶できていないおそれもあります。
「自分でダニ駆除をおこなうのが不安」「ダニ駆除がうまくいかない」というときは、害虫駆除110番にご相談ください。
#ダニ #ダニ退治