畳のダニを今すぐ撃退!二度と発生させないための畳干しのコツも解説

畳のダニ ポイントは掃除方法と畳の乾燥

「畳の部屋で寝ていたらダニの被害にあった」
「畳にダニがいる気がするから駆除したい」

とお困りではありませんか?

じつは畳は家の中でもダニが発生しやすい場所なのです。

畳の素材に使用されているい草は湿気を吸収する効果を持っていますが、吸収できる湿気の量には限界があります。
限界まで湿度を吸収した畳は、ダニが発生しやすい高湿度の環境になりやすいです。

加えて最近は、畳を干したり畳を上げて掃除したりする習慣がない方も多いため、ダニが繁殖しやすいのです。

特に、畳の部屋を寝室として使っている方は注意が必要です。
長時間人が寝ていることによりダニが好む高温多湿の環境が維持されやすく、ダニが発生しやすいのです。
また、寝具もダニのエサになるフケや皮膚が付着しやすく湿度もあるため、ダニが繁殖しやすくなっています。

そこで今回は、畳のダニ駆除や予防方法、寝具のダニ対策について詳しくお伝えしています。
ダニは一度駆除しても、予防を怠ると再び繁殖してしまうため、ダニ被害にあわないようにするためには「駆除+予防対策」が重要です。

この記事を読んでいただければ、畳のダニを効果的に駆除し、今後ダニが発生するのを防ぐ対策が取れるようになります!

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目次

畳に発生するダニの種類

畳に発生するダニは、種類によってもたらす被害が異なります。
まずは、被害の症状から発生しているダニの種類を確認しましょう。

畳に発生するダニはおもに次の3種類です。

  • コナダニ
  • ツメダニ
  • チリダニ(ヒョウヒダニ)

それぞれ詳しく解説していきます。

コナダニ

畳によく発生するのがコナダニです。
畳以外に、食品にも多く発生します。

体長0.3~0.5mm
被害食品に発生し汚染する
ツメダニを誘引する
おもな発生場所
食品

ツメダニ

コナダニが発生すると一緒に発生することが多いのが、ツメダニです。
ツメダニはコナダニの天敵で、コナダニを捕食します。

新築後2〜3年の畳や、湿度が高い部屋の畳に多く発生します。

体長約0.5~1mm
被害人を刺し体液を吸う
赤く腫れてかゆみが出る
おもな発生場所
じゅうたん
ほこりの中

ツメダニの駆除については以下の記事で詳しく解説しています。

チリダニ(ヒョウヒダニ)

室内に生息するダニの中で最も数が多いのがチリダニです。
ヒョウヒダニと呼ばれることもあります。

体長約0.4mm
被害人を刺すことはない
死骸、フン、虫体がアレルギーの原因になる
おもな
発生場所
部屋、ベッド、枕の下
人間が多く集まる場所
(学校の教室、映画館、公共交通機の座席など)

チリダニについてもっと詳しく知りたい、という方は以下の記事をご覧ください。

畳にダニが発生する原因はダニが好む環境だから

畳は、ダニが好む環境がそろっているため、ダニが発生しやすいのです。
ダニが好む環境は、おもに以下の2つが挙げられます。

  • エサとなるフケや垢、カビがある
  • 温度が20~30℃、湿度が60~80%

特に畳の部屋を寝室として使用している場合、人が長時間寝るため高温多湿の状態が維持されやすいです。
また、寝具から出るホコリやごみが多く、ダニが繁殖しやすくなっています。

古い畳の方がダニが多いイメージがあるかもしれませんが、実は新しい畳の方がダニが発生しやすいです。
新しい畳は水分や栄養分が多いため、コナダニが発生しやすいのです。

特に新しい畳は水分も栄養分も多いため,コナダニが発生しやすい.一般的には,汚れた古い畳の方がダニがわきやすいと思われているが,大きな間違いである.

島野智之・高久元.ダニのはなし‐人間との関わり‐.朝倉書店,1990 p6

寝具のダニ対策については、畳の部屋で寝ている人のための寝具のダニ対策で詳しく解説しているので、
そちらをご覧ください。

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効果的な畳のダニ駆除方法

ここでは自分でもできる、畳のダニの駆除方法についてお伝えします。
畳のダニ被害でお困りの方はぜひ参考にしてください。

ダニの駆除方法
  • 掃除機をかける
  • ダニ駆除剤を使う
  • 畳を交換する

掃除機をかける

畳のダニはこまめに掃除機をかけることでも駆除できます

畳の表面に掃除機をかける際は、畳の目に沿って掃除機を動かすよう意識してください。
そうすることで、畳のダニや汚れを効率的にかき出せます
1枚1枚畳の目の向きを確認しながら、丁寧に掃除機をかけていきましょう。

畳と畳の隙間にもダニが潜んでいるため、定期的に畳を上げて掃除機をかけるようにしましょう。

掃除機を用いた駆除方法は、薬剤に頼らないので薬剤の成分が気になる方も安心です。
また、家にあるものででき、その場ですぐにダニを駆除できます。

ダニ駆除剤を使う

「忙しくてこまめに掃除機をかけるのが難しい」という方は、専用のダニ駆除剤を使うと手っ取り早く駆除できます。
おもな駆除剤には以下のものがあります。

エアゾール剤
・スプレー
ダニがいると考えられる場所に散布して駆除する駆除剤
駆除効果に加えて予防効果がある商品もある
シート剤
(防ダニシート)
紙に有効成分を浸透させた駆除剤
畳の下やカーペットの下に敷いてダニを駆除する
燻煙剤薬剤を水や煙として部屋中に拡散させる駆除剤
部屋全体のダニ駆除が可能

ダニは畳の内部に潜んでいるため、スプレータイプやシート剤(防ダニシート)が効果的です。
燻煙剤は畳の内部まで薬剤が浸透しないため、効果が得られない可能性があります。

ダニの死がいやフンもアレルゲンになるため、駆除剤を使用した後は、しっかり掃除機をかけて吸い取りましょう。
駆除剤を用いた駆除方法は、予防効果がある商品を使えば一定期間予防効果が持続します。
ダニ駆除の作業回数を減らせるので、結果として時短につながります。

畳を交換する

ダニが繁殖してしまった畳は交換してしまうのも1つの方法です。

ただ、先ほどもお伝えしたように、古い畳よりも新しい畳の方がダニが繁殖しやすいです。
古い畳をもらってきて畳表だけ新しくする方が、新しい畳を使うよりもダニの繁殖を抑えられます。

古い畳をご要望の方は、お近くの畳の専門店などに相談してみてください。

また、化学畳と呼ばれる畳床にワラ以外の素材を使用した畳に交換するのも1つの方法です。
化学畳は、イグサしか潜れる場所がないためダニが発生しにくいのです。

畳の部屋で寝ている人のための寝具のダニ対策

先ほどもお伝えしたように、畳の部屋を寝室として使っていると、ダニが繁殖しやすくなります
布団にもたくさんのダニが生息しているため、寝具のダニ対策は欠かせません。

ここでは、寝具のダニ対策について詳しくお伝えします。
畳のダニ駆除対策をしたのになかなか被害が減らない、という方はぜひ参考にしてください。

寝具のダニ対策
  • 布団を干す
  • 布団の保管場所を乾燥させる
  • 古い布団は処分する
  • 布団を丸洗いする

布団を干す

布団のダニを増やさないために、布団を干すのも有効な手段です。
ダニは乾燥に弱いため、布団を干してダニが増殖できなくなるくらい乾燥させることが重要です。

布団を干す際は、時間帯に注意してください。
朝や夕方は湿気が多いため、布団が湿気を吸収してしまい逆効果になるおそれがあります。
日が高い時間帯に30分程度干すようにしましょう。

「天候が悪く布団が干せない」「忙しくてなかなか布団を干している時間がない」という場合は、布団乾燥機を使用したり、コインランドリーで布団を洗って熱乾燥させたりするといいでしょう。

布団の保管場所を乾燥させる

布団を保管している押し入れなどは、使わない布団も一緒に長時間保管されており、湿気が溜まりやすい環境です。
湿度が高いとダニが繁殖し続けてしまうため、布団の保管場所もできるだけ乾燥させることが大切です。

押し入れのを乾燥させるために除湿剤が用いられることが多いですが、注意が必要です。
一般的な除湿剤の場合、湿度をいっぱいまで吸収した後も放置していると、水分が空気中に戻って逆効果になってしまうおそれがあります。
使用期限を守り、使い終わったらすぐに処分して新しいものに変えましょう。

そこで押し入れを乾燥させるためにおすすめなのが、炭を置くことです。
炭は湿度が高いときには湿気を吸収し、乾燥してくると水分を吐き出すことができ、湿度を一定に保つ効果があります。

竹炭スティック

商品名竹炭スティック
価格1,200円(税込)

※2023年4月25日現在

竹炭がスティックになっている商品です。
調湿効果だけでなく、消臭効果も期待できます。

布団を丸洗いする

布団を丸洗いすることでアレルギーの原因となるダニの死骸やフンはある程度洗い流すことができます

ただ、生きているダニは丸洗いをしてもあまり減らせません
ダニは簡単には流されず、洗剤につけておいても数日間は生きているほど生命力が強いのです。

古い布団は処分する

布団は古くなっていくにつれてダニやダニの死骸、フンが増え続けてアレルゲンが蓄積されていきます。
その都度対処してもまた元に戻ってしまうため、洗うなどのダニ対策をしても被害がおさまらないような古い布団は処分するのが賢明です。

新しい布団を買ったら、布団カバーを高密度繊維のものにすると、ダニが内部に侵入できないので安心です。

寝具のダニ駆除方法や予防方法についてもっと詳しく知りたい、という方は以下の記事をご覧ください。

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二度と被害にあわないために!畳のダニ予防方法

畳のダニを一度駆除したとしても、ダニが好む環境のままではまたすぐにダニが発生してしまいます。
今後ダニの被害にあわないためには、ダニの予防が大切です。

ここでは、畳のダニ予防について詳しくお伝えします。
畳のダニ対策は、ダニが好む環境を減らし、繁殖できないようにすることがポイントです。

おもな畳のダニ予防方法は、以下の3つです。

畳のダニ予防方法
  • 畳を乾燥させる
  • こまめに掃除する
  • じゅうたんやカーペットを敷かない

畳を乾燥させる

先ほどもお伝えしたように、ダニは乾燥に弱いです。
そのため、畳を乾燥させることもダニ予防になるのです。
畳の部屋の換気をおこない部屋の湿度を下げたり、畳を天日干しして乾燥させたりしましょう。

畳の干し方は以下のとおりです。
春と秋の年2回ほど、よく晴れた日におこないましょう。

畳の干し方
  1. 畳に1枚ずつ番号を振る
  2. 先端の尖ったもので畳を持ち上げて取り外す
  3. 畳の裏側を日光に向け、4~5時間干す
  4. 番号の通りに畳を戻す

天日干しが難しい場合は、床から畳を浮かせて畳の下に空き缶や空き箱などを置き、風を通しましょう。
扇風機などで風を送るのも効果的です。

こまめに掃除する

こまめに掃除をすることでダニのエサとなるフケや垢を除去し、ダニが好む環境をなくせます
ホコリやチリがたまる畳と畳の隙間にもダニは生息するため、年に1~2回は畳を上げて畳の裏側のごみもしっかり除去しましょう。

畳の掃除をおこなう際は、ダニ駆除方法の章でもお伝えしたように、畳の目に沿ってゆっくり丁寧におこないましょう。

じゅうたんやカーペットを敷かない

畳の上にじゅうたんやカーペットを敷くのは避けましょう。
じゅうたんやカーペットは保湿作用があるため、裏側に大量にダニがわいてしまいます

同じマンションの畳の部屋のダニを調査した結果から、畳だけの場合よりも、畳の上にカーペットを敷いている場合の方がダニの数が一桁以上多いことがわかっています。

さらに詳しく見ていくと、畳だけの家と、畳の上にカーペットを敷いている家では、ダニの数がヒトケタ以上違うことがわかります。20万匹もダニがいたのは畳の上にカーペットを敷いていた家。ですから、畳の上にカーペットを敷くのは、やめることを強くすすめます。

出典:高岡正敏.お父さん、お母さんが知っておきたいダニとアレルギーの話.株式会社あさ出版,2021 p169

特にダニの被害でお困りの方は、畳の上にじゅうたんやカーペットを敷くのはやめましょう

まとめ

今回は畳のダニの駆除や予防について詳しく解説しました。
この記事でご紹介した畳のダニ駆除方法と予防方法、寝具のダニ対策を以下にまとめます。

畳のダニ駆除方法
  • 掃除機をかける
  • 畳を干す
  • ダニ駆除剤を使う
  • 畳を交換する
畳のダニ予防方法
  • 畳を乾燥させる
  • こまめに掃除する
  • じゅうたんやカーペットを敷かない
寝具のダニ対策
  • 布団を干す
  • 布団の保管場所を乾燥させる
  • 古い布団は処分する
  • 布団を丸洗いする

畳のダニは自分でも対処できます。
しかし、一度駆除してもしっかりと予防対策を継続していかないと、再びダニが繁殖してしまいます。

ご自身でのダニ駆除対策が難しいと感じる方や、なかなか効果が得られない、という方は業者への依頼をおすすめします。
弊社が運営する「害虫駆除110番」では、ダニ駆除の業者をご紹介するサービスをおこなっています。
ダニ駆除の業者依頼をご検討の方は、無料の相談窓口までぜひお問い合わせください。

参考文献
島野智之・高久元.ダニのはなし‐人間との関わり‐.朝倉書店,1990
高岡正敏.お父さん、お母さんが知っておきたいダニとアレルギーの話.株式会社あさ出版,2021
京都市情報館|ダニについて(最終閲覧日:2023年4月20日)
公益社団法人東京都ペストコントロール協会|殺虫剤を用いたダニ対策(最終閲覧日:2023年4月20日)

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