「蜘蛛は大嫌いだから駆除したい!」
「蜘蛛は好きではないけど、他の虫を食べてくれるから殺したくはない」
この記事ではどちらの方にも役立つ情報をまとめました。
蜘蛛は益虫でもあるため、「なるべく殺したくない」という方は、蜘蛛を家から追い出してから予防をすることがおすすめです。
退治したい方は、安全に注意しながら蜘蛛の駆除をおこなってください。
なぜなら蜘蛛のなかには、強い毒性をもつ種類もいるためです。
例えば「セアカゴケグモ」にまれると全身に悪影響が出ることもあるため注意が呼びかけられています。
当記事では、蜘蛛の駆除・予防方法から危険な蜘蛛の見分け方までご紹介いたします。
読んでいただければ、蜘蛛に噛まれたり、蜘蛛におびえたりせずに安心の生活を取り戻すことができます。
ぜひ参考にしてみてください!
蜘蛛を殺さず追い出す2つの方法
![追い出す方法](https://www.sharing-tech.co.jp/gaichu/wp-content/uploads/2020/04/2999939_s.jpg)
蜘蛛を殺さずに追い出すには、「ホウキやティッシュを使う方法」と「苦手な香りを使う方法」の2つがあります。
小さい蜘蛛や手で触れても問題ない蜘蛛であれば、ホウキを使って巣をはらい、家から追い出してください。
またはティッシュで優しくつまんで家の外に出しましょう。
それらが難しいときは、蜘蛛の苦手な「柑橘系の香り」を活用してみてください。
柑橘系の果物から絞った汁を使ってもよいですが、アロマオイルのほうが長期間使うことができるためおすすめです。
アロマオイルと使うときは、レモングラスを選ぶとよいといわれています。
水の入ったスプレー容器にアロマオイルを数滴入れて混ぜて散布してみましょう。
ペットがいるご家庭の場合は、注意してアロマオイルスプレーを使用してください。
ペットがスプレーをかけた箇所を舐めるおそれがあるためです。
身近なペットでは、猫がアロマを摂取して嘔吐、下痢などの中毒症状を起こすことがあります。
参考:nekozuki|猫にアロマは危険!その理由と原因とは?【専門家監修】(最終閲覧日:2024年7月4日)
「蜘蛛を追い出すのではなく駆除したい」という方は次の章をご覧ください。
蜘蛛を駆除するなら殺虫スプレーがおすすめ
蜘蛛を駆除する際は、蜘蛛専用の殺虫スプレーを使うのがおすすめです。
なかには、直接蜘蛛に吹きかけるだけでなく、床や壁、天井に吹きかけるだけでも蜘蛛に効果がある殺虫スプレーもあります。
このような待ち伏せ効果もあるスプレーは、直接蜘蛛に薬品を吹きかけることが難しいときにおすすめです。
待ち伏せ機能のあるスプレーを使うときは、小さなお子さんやペットが薬品を吹きかけたエリアに立ち入らないようにしてください。
スプレーを噴射した箇所を触れたり舐めたりすると健康を害するおそれがあります。
蜘蛛の駆除・予防におすすめのスプレー2選
蜘蛛の駆除には、さまざまな虫に効果を発揮する万能な殺虫スプレーでも効果があります。
しかし蜘蛛の駆除・予防に特化した殺虫スプレーもあるのでご紹介します。
参考価格 | Amazon:859円 楽天市場:1,187円 Y!ショッピング:1,032円 |
対象害虫 | クモ類 |
有効成分 | ビフェントリン、フタルスリン |
効果持続期間 | 3ヵ月※ |
その他 | 屋外専用 |
公式サイト | アース製薬|クモの巣消滅ジェット 450mL |
※参考価格は2024年7月4日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
※使用環境・気象条件により異なります。
約3ヵ月間の予防効果がある殺虫スプレーです。
もちろん直接蜘蛛や卵に噴射しても駆除でき、その噴射距離は最大6m※に達します。
※無風時、水平方向への噴射
さらに撥水成分シリコーン配合により、雨に強く効き目が長持ちします。
そのため屋外の蜘蛛の駆除・予防に力を発揮します。
参考価格 | Amazon:891円 楽天市場:1,148円 Y!ショッピング:1,080円 |
対象害虫 | クモ類 |
有効成分 | フタルスリン、ペルメトリン |
効果持続期間 | 3ヵ月※ |
公式サイト | アース製薬|クモの巣消滅 1プッシュ式スプレー |
※参考価格は2024年7月4日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
※使用環境により異なります。
「クモの巣消滅ジェット」は屋外専用のスプレーでしたが、こちらは屋内でも使えます。
パッケージに蜘蛛が描かれていないので「蜘蛛を見るのもイヤ!」という方にもおすすめです。
高い場所の蜘蛛の駆除は業者に依頼するのが安全
脚立がないと駆除できないような場合、無理に自分でやろうとするとケガにつながるおそれがあります。
蜘蛛は高い木の上にも巣を作るため、自分で駆除できない高さだと感じたときは業者に依頼すると安全に駆除できます。
蜘蛛は益虫とはいえ、巣があると家屋の見栄えが悪くなります。
業者を探すときは、駆除だけでなく清掃や予防もおこなってくれるところがおすすめです。
害虫駆除110番では、全国のさまざまな害虫駆除業者をご紹介しています。
ご相談の際は、蜘蛛の巣が作られた場所や「駆除後の予防もしてほしい」といった要望など、なんでもお伝えください。
可能な限りご要望にお応えできるように対応いたします。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。
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※1 対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。※2 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
蜘蛛が発生するおもな2つの原因
蜘蛛を撃退したあとは、予防をおこなうことが重要です。
予防しなければまた蜘蛛がわいてしまうかもしれません。
予防策を講じるには、蜘蛛が家に寄り付く理由を考えるのがおすすめです。
原因がわかれば、それを取り除くことで蜘蛛予防につながります。
庭に蜘蛛がわく原因はエサの虫がいるから
庭に蜘蛛がいるときは、庭に蜘蛛のエサとなる虫もいる可能性が高いです。
庭にいる虫を食べるために蜘蛛が巣を張っているかもしれません。
蜘蛛の予防として、蜘蛛のエサとなる虫を駆除してみてください。
エサがない場所に蜘蛛はあらわれにくく、巣も作りにくくなると考えられます。
まずは、庭の木や育てている植物に虫が寄り付いていないか確認してみてください。
部屋の中に蜘蛛がでる原因は隙間が開いているから
窓や玄関、換気扇やエアコンなど小さな隙間があれば蜘蛛は簡単に家の中に入れます。
また蜘蛛は壁をつたって移動できるため、マンションなどの高層階に住んでいたとしても蜘蛛が家の中に入り込むことがあります。
網戸に穴が開いていたり、小さな隙間が見つかったりしたときはテープなどで塞ぎ、忌避剤や予防効果付きの殺虫スプレーを吹きかけて予防しましょう。
忌避剤やスプレーをエアコンに吹きかけると故障する原因になります。
エアコンの近くの壁やパテのまわりに吹きかけるか、テープなど液体を使わない対策にしましょう。
家にあらわれた蜘蛛の種類を調べてみよう
一口に蜘蛛といってもたくさんの種類がいます。
なかには危険な毒をもつ蜘蛛もいますが、日本には人体に悪影響を及ぼすような毒蜘蛛はあまりいません。
しかし「セアカゴケグモ」には注意しなくてはなりません。
日本でも被害が出ており、まれに重症化するケースもあります。
セアカゴケグモを見つけたときは、踏みつぶして駆除することが推奨されています。
危険ですので、素手では触らないようにしてください。
安全に蜘蛛を駆除するには、蜘蛛の種類をある程度見極めることが重要です。
蜘蛛の種類ごとの特徴
蜘蛛は色かたちが種類ごとに異なり、白っぽい蜘蛛、体が丸い蜘蛛などもいます。
4千種類以上の蜘蛛が発見されているなかから、日本に生息しており身近で見る可能性の高い蜘蛛をご紹介いたします。
ジョロウグモ
![ジョロウグモ](https://www.sharing-tech.co.jp/gaichu/wp-content/uploads/2024/07/nephila-clavata.jpg)
ジョロウグモの脚は、黒をベースに黄色い帯が巻かれているようなカラーリングをしています。
とても目立つ色をしているため、見覚えのある人は多いかもしれません。
ジョロウグモは家屋や庭など、いたるところにあらわれて巣を張ります。
イエオニグモ
イエオニグモの体は、ジョロウグモと比べると丸みがあるのが特徴です。
色は黒っぽく、まだら模様があります。
イエオニグモは家で見かけることの多い蜘蛛です。
家屋だけでなく高層ビルにも侵入することができ、適応力が高い蜘蛛といわれています。
アダンソンハエトリグモ
![アダンソンハエトリグモ](https://www.sharing-tech.co.jp/gaichu/wp-content/uploads/2024/07/hasarius-adansoni.jpg)
ハエトリグモは巣を作らない蜘蛛です。
飛び跳ねて移動し、小さな虫を捕まえて食べる益虫で、家に住み着くことも多いです。
正面に2つの大きな目があるのが特徴で、比較的見分けやすい種類の蜘蛛です。
アシダカグモ
![アシダカグモ](https://www.sharing-tech.co.jp/gaichu/wp-content/uploads/2024/07/huntsman-spider.jpg)
アシダカグモは、家にでる蜘蛛のなかでは大型の部類で、脚の長さを含めると130mmほどの大きさにまで育ちます。
大きな蜘蛛なので怖いと感じるかもしれませんが、アシダカグモはゴキブリを食べてくれる点から益虫とされています。
アシダカグモは「アシダカ軍曹」とも呼ばれており、存在感のある見た目をしていますが、性格は臆病で、人間のからだに影響を及ぼすような毒をもっていません。
しかし、大きな蜘蛛ですので駆除したいと思う人は多いかもしれません。
駆除スプレーを使用して退治するのもよいですが、アシダカグモがいるということは家の中にゴキブリもひそんでいる可能性があります。
くん煙剤を使って蜘蛛とゴキブリを一緒に駆除するのがおすすめです。
セアカゴケグモ
![セアカゴケグモ](https://www.sharing-tech.co.jp/gaichu/wp-content/uploads/2024/07/redback-widow-spider.jpg)
セアカゴケグモは特定外来生物で、本来日本に生息していなかった蜘蛛です。
神経毒をもっており、危険な毒蜘蛛としてその名が知られています。
見た目は、背中に赤い縦ラインがあるのが特徴です。
体の大きさは5~10mmほどです。
セアカゴケグモは巣を張りますが、成熟したメスは枯れ葉を使った巣を作ることも確認されています。
その巣は「閉鎖巣」と呼ばれており、その中に入って冬を越します。
蜘蛛の糸が絡まっている枯れ葉を見つけたときは、中にセアカゴケグモがいるおそれがありますので、手で触れないようにしてください。
参考:国立環境研究所 侵入生物DB|セアカゴケグモ(最終閲覧日:2024年7月4日)
蜘蛛の巣の形から判断する
「蜘蛛の巣」と聞くと、円形で均等に糸が張り巡らされたものを思い浮かべるかもしれません。
実際にジョロウグモなど多くの蜘蛛が、そういった巣を張ります。
しかし、蜘蛛の種類によって巣の形には違いがあります。
自転車やフェンス、庭木などに蜘蛛の巣がぐちゃぐちゃに張られていたときは、「クロガケジグモ」の仕業かもしれません。
クロガケジグモは、昼間は隠れていることが多いため、巣にいるところを見かける機会は少ないでしょう。
巣を掃除しても、クロガケジグモを追い払わない限りまた巣を作られてしまいます。
蜘蛛のなかには、壁にぴったりと付着した巣を作る種類もいます。
細かな糸を絡めた白色のかたまりが、物置や家屋の壁に張り付いているのを見長けたときは、「ヒラダグモ」が巣を張っているかもしれません。
ヒラダグモは、虫を食べてくれる蜘蛛ですが、巣の性質上、家の壁を汚したり、見栄えを悪くするおそれがある蜘蛛です。
危険な種類の蜘蛛は駆除すべき
蜘蛛の駆除をしてもよいのか迷う方がいるかもしれません。
蜘蛛は虫を食べてくれるし、蚊のように吸血しませんし、ハエのように羽音が気になるといった問題もありません。
しかし、セアカゴケグモのような危険な蜘蛛もいます。
蜘蛛が自分の生活を脅かす場合は駆除をおこなってください。
ただ、蜘蛛がいるということは、エサとなる虫もいるということです。
蜘蛛を駆除しても、エサとなる虫がいればまた違う蜘蛛がやってくるでしょう。
蜘蛛の出現を減らすには、蜘蛛だけでなく他の虫の駆除や予防も一緒にするのがおすすめです。
蜘蛛の駆除はプロにおまかせ!
「シロアリ駆除」や「ゴキブリ駆除」はよく耳にするかもしれません。
蜘蛛はこれらの害虫のように、家の木材や食べものを食い荒らすということはありませんが、蜘蛛の駆除も業者に依頼できます。
蜘蛛が大量に発生していると、自分で駆除・予防するのは難しいかもしれません。
また、虫が苦手な人にはなおさら難しい作業となることでしょう。
蜘蛛の駆除に困ったときは、ぜひ害虫駆除110番にご相談ください!