「蜂の巣を見つけたけど、これってアシナガバチの巣かな?」
「安全に駆除したい!」
などとお悩みではないですか?
身近な場所に蜂の巣があると落ち着いて生活できませんよね。
また、蜂の種類がわからない状態では対処法もわからず、不安に感じるかもしれません。
この記事では、アシナガバチの巣の特徴、スズメバチの巣の特徴、アシナガバチの駆除・予防方法についてご紹介します。
- アシナガバチの巣の形
- アシナガバチの特徴
- アシナガバチの駆除方法
- アシナガバチの巣を予防する方法
じつは、蜂は種類によって作る巣の特徴がことなるので、巣を確認できれば蜂の種類に確信が持てます。
アシナガバチの巣だと確信したらして、適切な対処法で今すぐ解決していきましょう。
アシナガバチの巣はお椀やシャワーヘッドのような形
アシナガバチの巣は逆さまのお椀やシャワーヘッドのような形をしています。
巣は外皮に覆われておらず、下から幼虫を育てる六角形の穴が見えるのが特徴です。
巣の大きさは8月頃に最大で直径10〜20㎝になります。
巣の材料は木の皮や草木などの繊維で、成虫が噛み砕いて唾液と混ぜて巣を作ります。
巣を支える軸にもたっぷり唾液とフェロモンが含まれているため、駆除の際は巣の後片付けも徹底的にやらなければいけません。
そうしないと、駆除しきれなかった蜂が戻ってきて巣を作り直すおそれがあるためです。
アシナガバチは後ろ足が長くフラフラと飛ぶのが特徴
アシナガバチは長い後ろ足をだらんとぶら下げ、ふわふわと飛ぶ姿が特徴的です。
アシナガバチの餌は、チョウやガの幼虫などゆっくり動く昆虫です。
成虫が噛み砕いて団子状にしたものを幼虫に与えます。
成虫は幼虫が出す体液や樹液、花の蜜などを餌にしています。
ボール型の巣はスズメバチの巣
お椀やシャワーヘッド型ではなく、逆さまのトックリ型やボール型の巣だった場合はスズメバチの巣です。
スズメバチのなかでも種類によって、初めからボール型の巣を作る種類や、逆さまのトックリ型からボール型の巣へ改造する種類もいます。
どちらの種類も、アシナガバチの巣との違いはスズメバチの巣には外皮があることです。
巣全体を覆う壁が作られていたらスズメバチの巣だと思ったほうがいいでしょう。
※巣に外皮を作らない種類のスズメバチも生息しています。
スズメバチは攻撃的な性格で毒も強く、大変危険です。
もしトックリ型やボール型の蜂の巣を見つけたら、すぐに静かに巣から離れてください。
■ コガタスズメバチの初期の巣
■ コガタスズメバチ、キイロスズメバチの後期の巣
アシナガバチではなくスズメバチだった場合は、スズメバチの駆除方法や危険性を詳しくまとめた記事をご覧ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。
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アシナガバチは開放的な場所に巣を作る
アシナガバチは雨風をしのげて、日当たりや風通しがいい開放的な場所に巣を作ります。
高さはだいたい地面から1.5mくらいの位置を好みます。
家や家の周りでは以下のような場所に巣作りされることが多いです。
- 軒下
- ベランダ
- 室外機
- 物置やガレージ
- 庭木の枝
上記の他に、外壁や石垣の隙間などにも巣を作ることがあります。
蜂が飛んでいるものの、巣が見当たらない際はご注意ください。
参考:山根爽一.アシナガバチの分類と生態.2020年.
参考:八王子市環境部環境保全課|教えて『ハチ博士』
(最終閲覧日:2023年8月11日)
アシナガバチの駆除は業者に依頼が安全
おとなしい性格といわれるアシナガバチですが、自力駆除は危険なのでおすすめしません。
駆除作業をおこなう本人だけでなく、近隣の住民や通行人が逃げた蜂に刺される危険性があるからです。
蜂の巣駆除に慣れていなければ、殺虫スプレーを巣に吹きかけて蜂が飛ぶ様子を見た際にびっくりして冷静に対処できない可能性もあります。
より安全に駆除するために重要な防護服は高価ですし、1回の駆除作業のために購入するのはもったいないでしょう。
防護服の代用として肌を露出しない白っぽい服を着用しても、隙間ができて肌が露出したり、毒針が貫通しやすかったりと、決して安全とはいえません。
しかし蜂駆除業者に依頼すれば、安全かつ短時間で駆除作業が完了します。
- 経験や知識が豊富なので的確な方法で駆除できる
- 自分では駆除できない危険な蜂の巣も駆除できる
- 短時間で安全に済む
怪我なく安全に駆除したいなら、業者に依頼して駆除してもらいましょう。
条件に当てはまれば自力駆除もできる
先ほどお伝えしたとおりアシナガバチの自力駆除は危険なのでおすすめできませんが、以下のすべての条件に当てはまった場合のみ自力で駆除することもできます。
- 巣の直径が5cm以下
- 巣の場所が開放的で手が届く高さにある
- 働き蜂が1匹も羽化しておらず、成虫が女王蜂だけ
上記の条件をまとめると、春に越冬から目覚めた女王蜂が1匹で巣を作り始めたタイミングなら、自力で駆除しても比較的危険度が低いといえます。
条件に当てはまった巣を駆除する際は、女王蜂に殺虫スプレーを噴射したら巣を捨ててください。
巣の中の幼虫が羽化する可能性があるためです。
巣を見つけたのが冬なら放置しても大丈夫
巣を見つけたのが冬の11~3月頃だった場合は、放置しても刺される心配はありません。
アシナガバチは春~秋の間しか活動しません。
冬には働き蜂や雄蜂は死滅しており、その年に生まれた新女王蜂は巣を出て越冬の準備に入ります。
そのため巣は空っぽになるうえ、アシナガバチは巣を使いまわさないので冬の巣にアシナガバチはいません。
だから冬なら放置しても大丈夫なのです。
しかし一度アシナガバチに巣を作られたということは、アシナガバチが住みやすい環境が揃っている場所ということです。
見つけた巣はもう使われませんが、春からは新しい巣が作られないように対策することをおすすめします。
アシナガバチの駆除はハチ110番にご相談ください
「巣が大きくて蜂もいっぱいいる!」「刺されず安全に駆除したい!」などといった場合には、当サイト【ハチ110番】にご相談ください。
【ハチ110番】ではたくさんの加盟店のなかから、すぐ駆けつけられるお近くの蜂駆除業者をご紹介します。
経験豊富な業者なので、的確な方法で素早く確実に駆除することができます。
ご相談は24時間365日全国対応の無料相談窓口にて受け付けています。
電話だけでなくメールでも相談可能ですので、いつでもお気軽にご連絡ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。
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アシナガバチを自分で駆除する方法
アシナガバチはおとなしい性格ですが、注意して駆除しないと反撃されるおそれがあります。
自力で安全に駆除するには、日没後におこなってください。
日没後に駆除作業をおこなう理由は2つあります。
1つ目は、アシナガバチは夜になると巣に帰って体を休める習性があるからです。
まとまって休んでいる隙に作業することで、効率よく一気に駆除できます。
2つ目は、昼間に数匹だけ駆除してしまうと、仲間の蜂たちは攻撃されたと思って反撃してくる危険性があるからです。
ただし、日没後の駆除でもアシナガバチに反撃されるおそれはあります。
服装や必要なものもしっかり準備してから駆除に挑んでください。
- 防護服(肌を露出しない白っぽい服装で代用可)
- 蜂駆除用殺虫スプレー
- トングやほうきとチリ取り
- 赤いセロファンを貼り付けた懐中電灯
- 古新聞
- ビニール袋
それでは具体的な駆除の手順をご紹介していきます。
アシナガバチを自力で駆除する手順
アシナガバチを自力で駆除する手順は以下のとおりです。
- 巣から離れて、斜め下の角度から殺虫スプレーを吹きかける
- 1日放置して巣の周りに生きている蜂が残っていないか確認する
- 巣の下に新聞紙を敷き、トングなどでつついて巣を落とす
- 巣を新聞紙で包み、踏みつぶす
- ビニール袋に入れて殺虫スプレーを吹きかけ、袋の口を閉じる
- 自治体の指示にしたがって可燃ごみなどで破棄する
アシナガバチを自力で駆除する際の服装や費用相場などは関連記事をご覧ください。
アシナガバチに巣作りをさせない予防方法
アシナガバチの巣を予防するには、時期によって方法を変えるのが安全でおすすめです。
春頃なら巣を作り始める女王蜂、夏頃なら近くにできた巣の働き蜂を寄せ付けないようにしていきます。
どちらの予防方法も実践する場所は、以前巣作りされた場所や蜂が飛んでいた場所の近く、ベランダなど近づいてほしくない場所に使用するといいでしょう。
春(4~5月)はトラップで女王蜂を捕獲する
春(4〜5月)頃に予防するなら、蜂トラップで女王蜂を捕獲しましょう。
蜂トラップは吊るしておくだけで誘引剤が蜂を引き寄せ、トラップの中に誘導します。
巣作りする場所を探して飛んでいる女王蜂を捕獲することで、アシナガバチの巣作りを予防できます。
誘引剤で蜂を引き寄せて捕まえる蜂トラップですが、働き蜂が羽化した夏~秋頃の使用は危険です。
女王蜂だけでなく羽化した働き蜂や、近くに作られた他の巣のアシナガバチ、危険度の高いスズメバチも集まってしまう可能性があります。
蜂トラップを使用する際は、女王蜂を捕獲したらまたは5月いっぱいまでで回収するといいでしょう。
夏(6~7月)なら木酢液か殺虫スプレーで寄せ付けない
夏(6~7月)頃に予防するなら、木酢液か殺虫スプレーの忌避効果で予防しましょう。
巣を駆除したあとにも有効です。
木酢液は薄めて容器に入れて設置するだけで予防できます。
水で薄めた木酢液を容器に入れて地面においたり、イラストのように物干しざおなどに吊るしたり、場所に合わせて設置できます。
殺虫スプレーは蜂に近寄ってほしくない場所に使用するだけで予防できます。
使用する殺虫スプレーは、蜂専用の殺虫スプレーで「忌避効果がある」と記載されているものを使用してください。
蜂よけにおすすめのグッズや予防方法については詳しくまとめた記事でご紹介しています。
蜂の巣をしっかり予防したい方は、あわせてご覧ください。
アシナガバチの巣でお困りの際はハチ110番にご相談ください
アシナガバチの巣の駆除でお困りの際は、【ハチ110番】にご相談ください。
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まとめ
アシナガバチの巣の特徴や、駆除の方法、危険性などについてご紹介しました。最後に要点をまとめます。
- アシナガバチの巣は伏せたお椀やシャワーヘッドのような形
- 巣の場所は雨風がしのげる、日当たりがよく開放的な場所に多い
- おとなしい性格のアシナガバチだが、自力駆除は危険
- 駆除作業は日没後におこなう
- 蜂の巣の予防方法は時期や状況によって使い分ける
こちらから刺激しない限りおとなしい性格のアシナガバチでも、「攻撃された」と感じると反撃してくることがあります。
自力での駆除は刺される危険性がありますが、蜂駆除業者に依頼すれば刺されることなく、安全に短時間で解決できるでしょう。
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