
「最近アライグマを家の近くで見かけた」
「アライグマにゴミ捨て場が荒らされたそうでうちにも被害が出ないか不安」
都心部でもアライグマやハクビシンの被害が増えている中で、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
害獣対策というと難しく思えるかもしれませんが、じつは誰にでもできる対策でアライグマ被害は減らせます。
実際にアライグマ対策に取り組んでいる自治体の事例をもとに、この記事ではアライグマに効果が見られた対策方法やグッズを、3つのパターン別にお伝えしていきます。
- アライグマを近所で見かけた人向けの対策
- アライグマが家に出た人向けの対策
- アライグマの被害が深刻な人向けの対策
この記事を読み終える頃には、アライグマにおびえることなく安心して平和な毎日を送れるようになっているはずです!
アライグマ対策は3パターンに分けられる
アライグマ対策は、状況別に3パターンに分けられます。パターンごとにやることをざっくりいうと、次のとおりです。
- エサになる食べ物をなくす
- 侵入を防ぐ
- 忌避グッズを使う
- 大きな音を出す
- くん煙剤で追い出す
- 電気柵で撃退する
- 業者に依頼する
状況に合った章だけでも読んで、アライグマ対策に役立ててくださいね。
アライグマを見かけた段階の対策
「アライグマを近所で見かけた」という段階で、家に近寄ってこないようにしたい人向けの対策は大まかに分けて3つあります。
- エサになる食べ物をなくす
- 侵入を防ぐ
- 忌避グッズを使う
具体的にどうすればいいか、詳しく説明していきます。
まずはエサになる食べ物をなくす

アライグマを家に近寄らせないためには、まずエサになる食べ物を放置しないことが最重要です。
理由は、エサになる食べ物がいつまでも家の近くにあると、アライグマが食べ物を食い散らかすだけでなく、エサ場だと認識して何度も来るようになってしまうためです。
具体的には、下記4つの対策をすることでアライグマのエサとなる食べ物をなくすことができます。
- ごみを出す時間を守る
- 生ごみやペットフードを放置しない
- 果実や作物を放置しない
- 水槽は屋内に入れる
それぞれ簡単に解説していきましょう。
ゴミを出す時間を守る
ゴミ出しの曜日と時間を守ることは、アライグマ被害をおさえることに直結します。
なぜなら、時間を守ってゴミ出しをすれば、アライグマのエサとなるゴミが放置される時間を最小限にすることができるからです。
「早めに出したほうが楽だから」と曜日を守らずゴミ出しすると、アライグマが寄ってきて食い荒らす隙を与えてしまうことになります。
以上のことから、できるだけゴミは曜日と時間を守って出すようにしましょう。
生ごみやペットフードを放置しない
ゴミ箱がいっぱいになってしまったからと庭先に生ごみを置いておいたり、庭で飼っているペットのエサの食べ残しを放置したりすることはやめましょう。
理由は、アライグマは雑食性なので、生ごみはもちろん、ドッグフードやキャットフードも食べてしまうためです。
ペットフードを放置してアライグマが近寄ってきた場合、大切なペットが怪我させられてしまう危険も考えられます。
屋外にゴミを置いておくときはゴミ箱に入れる、ペットフードの食べ残しはすぐに片づけるといった対策を取るようにしましょう。
果実や作物を放置しない
庭木に生った果実や、家庭菜園の作物は、放置せずにできるだけ早く収穫しましょう。
アライグマは果実や野菜を好んで食べるため、放置されている果実や作物はかっこうのエサです。
また、木から落ちた果実も見つけたらすぐに掃除するようにしましょう。
水槽は屋内に入れる
屋外の水槽で金魚や熱帯魚を飼っている場合、可能な限り屋内に入れて飼育したほうがよいでしょう。
雑食性のアライグマは魚も食べるため、水槽や池で飼われている魚を食べる被害が多数報告されています。
「重しやネットでふさげばなんとかなるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、アライグマは力が強く手先も器用なのでブロック程度の重りやネット程度では被害を防げない可能性大。
水槽をひっくり返してガラスが割れてしまう危険も考えられるため、できるだけ室内飼育に切り替えましょう。
どうしても室内飼育が難しい場合は、ネットや重し程度の対策では破られたりどかされたりする可能性が高いため、電気柵の設置をおすすめします。
アライグマが近くにいるようなら侵入を防ぐ

「家のすぐ近くでアライグマを見かけた」という場合は、敷地や天井裏などに入ってこないように下記4つの対策をしましょう。
- 庭や畑の見通しをよくする
- 人気のない建物は見回りしておく
- 隙間をふさぐ
- 忌避グッズを使う
もう少し詳しく説明していきます。
庭や畑の見通しをよくする
高く伸びた雑草や茂みを刈り取り、見通しをよくすることはアライグマの侵入を防ぐのに有効です。
なぜなら、アライグマは人や動物の目が届かない陰になる場所を好むためです。
伸びっぱなしになっている雑草や茂みがあるなら、居つかれないように刈り取ってしまったほうがよいでしょう。
人気のない建物は見回りしておく
敷地内に倉庫や使われていない建物があるなら、定期的に見回りをしておきましょう。
理由は、人気のない建物はアライグマにとっては絶好の巣作りポイントだからです。
落ち着いて繁殖できる場所だと認識されてしまうと住みつかれてしまう可能性大。
そうした建物を定期的に見回り、アライグマがいればすぐに追い払う対策を取ることでアライグマに住みつかれることを予防できるでしょう。
隙間をふさぐ

屋内への侵入を防ぐためには、主に次の隙間をふさぐのが重要です。
- 床下の通風孔、換気口
- 軒下や屋根の重なり部分にできる建物の隙間
- 増改築を繰り返してできた継ぎ目
アライグマが屋内に侵入するときは、これらの隙間を通って入ってくることが多いです。
ちなみに、アライグマは3cm~5cm程度の、頭が入る隙間があれば侵入できてしまいます。
また、手先が器用で力も強いため、簡単にふさぐだけでは破られてしまう可能性が高いです。
そのため、上記の箇所に隙間があれば、ホームセンターで売っているような六角形の金網やパンチ穴が空いた金属板でふさぐ対策が有効です。
忌避グッズを使う
じつは、100%効果があるとされるアライグマ避けグッズは存在しません。
参考:東京都環境局ホームページ
しかし、アライグマ避けに実際に効果がみられたグッズはあります。
ここでは、レビューや実例をもとに効果がみられたものの中から、誰でも使いやすい忌避グッズをご紹介します。
- 使い方は切り込みを入れてつるすだけ
- アメリカ国立公園や農園で20年以上の使用実績あり
「まだ被害にあってないしとりあえず評判がよくて手軽なアライグマ避けを使いたい」という人はまずこちらの商品がおすすめです。
こちらの商品は、ほ乳類の天敵であるオオカミの尿のにおいでアライグマを追い払う忌避グッズです。
使い方がとにかく簡単で、商品下部に切り込みを入れたらあとは3m~6mおきにつるすだけ。
正方形に近い40坪の家をまるまる囲いたい場合は、1辺に2枚ずつ設置するのが適切な間隔となります。
つるす高さは、アライグマの頭の高さに近い30cm~40cm程度にしましょう。
使用後のシートは燃えるごみとして出せるので後始末も簡単ですよ。
- 使い方は地面に置くだけ
- 動物用忌避剤として特許を取得
「オオカミの尿ってちょっと抵抗がある」「つるす場所がない」という人は、こちらの商品がおすすめです。
害獣が苦手とする木タールや木酸液、ハバネロなどを練りこんだ固形タイプの忌避剤です。
使い方は、2mおきに地面に置くだけ。とっても簡単ですね。
特に、アライグマの侵入口になりやすい床下の通気口近くや、家庭菜園まわりに集中して忌避剤を置きたいというときも使いやすいでしょう。
使用後は砕いておけば土に還りますが、不燃ごみとして捨てることもできます。
アライグマに家を荒らされたら?追い払うための対策
「天井でなにか足音がするようになった」「庭で初めてアライグマを見かけた!」という場合、まずはアライグマを追い払うことを試みましょう。
- 大きな音を立てる
- くんえん剤で追い出す
- 電気柵で撃退する
無事に敷地内からアライグマを追い出すことに成功したら、1章のアライグマ避け対策をすることで平和な生活を取り戻せるはず。
もし敷地内に糞をされていたら、捨ててもいい服やマスク、手袋をして清掃消毒することを忘れずに。
それでは、追い払い方についてそれぞれ解説していきます。
大きな音を立てる
シンプルな手段ですが、大きな音を出せばアライグマは驚いてその場から逃げていく可能性があります。
具体的には、掃除機の音が苦手と言われているので、家にある掃除機を使ってみるとよいでしょう。
屋根裏にいそうな場合は、天井を棒でつついて音を立てるのも有効です。
いずれの場合も、アライグマが逃げ出す経路となる出入り口側ではなく、出入り口から遠いほうから音を立てていきましょう。

参考:国立市ホームページ
くんえん剤で追い出す
屋根裏にアライグマにいそうな場合、もうひとつ有効なのが害虫駆除などで使われるくんえん剤で追い払う方法です。
くんえん剤を焚くことにより、屋根裏に煙が充満し、アライグマを追い出す効果が期待できます。
使用の際は商品の注意書きをよく読み、火災に気を付けて設置しましょう。
参考:足立区ホームページ
ただし、アライグマの侵入から時間がたって子どもまで生まれてしまっているようならくんえん剤はおすすめできません。
理由は、アライグマの親が子供を守ろうとして壁の中に落としたり、子どもが散り散りに逃げて屋根裏の隅で死んでしまったりする可能性があるためです。
アライグマが繁殖してしまっているようならもう自力での追い出し対策は諦める段階です。
被害がより深刻になる前に業者に依頼してしっかり駆除、対策してもらいましょう。
電気柵で撃退する
屋外にある家庭菜園や畑を侵入してきたアライグマから守りたい場合は、電気柵で囲うのがほぼ唯一の対策方法となります。
理由は、フェンスや防獣ネット程度ではアライグマの被害を防げない可能性が高いからです。
アライグマは木登りが得意で手先が器用なため、フェンスは軽々登ってしまいますし、ネットを簡単によけたり破いたりしてしまいます。
電気柵を使うときは、高さ10cm程度の間隔で3段以上設置することが推奨されています。
「電気柵ってどこで買えばいいの?」「どの電気柵を買えばいいの?」という人には、下記の商品をおすすめします。
アライグマを対象とした電気柵で、単一電池で動く初心者でも使いやすい電気柵です。
「大事な作物をよくアライグマに食い荒らされる」というのがおもな被害の人は、試してみる価値アリ!ですよ。
それでもアライグマの被害が出続けるなら業者による駆除しかない
自力で対策してもアライグマの被害が出続けるなら、業者に駆除、対策してもらうしかありません。
「お金をかけずになんとか自分で駆除や対策をやりきりたい!」と思うかもしれませんが、次の3つの理由から難しいといえます。
- アライグマがすでに居ついている可能性が高い
- 素人が駆除するのはアライグマの習性上難しい
- アライグマの駆除は危険が伴う
もう少し詳しく説明していきます。
【理由1】すでに居ついている可能性が高い
これまで解説した対策を実行してもアライグマの被害が出続けるなら、すでにアライグマが敷地内や近所に居ついてしまっている可能性が高いです。
敷地内のどこかにアライグマが巣を作っていたり、あなたのお住まいがエサ場としてアライグマに覚えられてしまっていたりすると、追い払われても何度もしつこく来るようになってしまいます。
実際に、天井裏や倉庫でアライグマが繁殖して何匹も居ついていたという事例もあります。
こうなると、素人がすべてのアライグマを駆除しきるのはほぼ不可能。
確実に全てのアライグマの居所を特定して駆除してくれる業者に依頼するしかない、ということになります。
【理由2】素人が駆除するのは習性上難しい
じつはアライグマは習性上、対策を取るのが難しい害獣なんです。
具体的には、下記の習性があるため、手ごわい害獣となっています。
- 知能と学習能力が高い
- 手先が非常に器用
- 重いものをどけられるくらい力が強い
- 高いところに登るのも得意
これらの習性から、フェンスのカギを開けたり重石をどかしたりといったこともできるのです。
アライグマの被害を防ぐには、習性を熟知したプロによる専門的な対策がもっとも効果的です。
自力での対策を何度も乗り越えられてしまうなら、一度プロに相談してみるとよいでしょう。
【理由3】アライグマの駆除は危険が伴う
アライグマの駆除には次の4つの危険があります。
・けが
・感染症
・寄生虫
・ダニ
アライグマは基本的には人目をさけて行動しますが、追いつめられると攻撃してくる可能性がかなりあります。そのため不用意に近づくのは危険です。
参考リンク:川西市ホームページ
また、人にもうつるレプトスピラ菌という細菌や、アライグマ回虫という寄生虫も保有していることがあります。
さらに、高い確率でダニがくっついているため、アライグマがいたところに近づくだけでも衛生上の危険があります。
これらの理由から、十分な装備と知識を持たない素人がアライグマの駆除をすることはおすすめできません。
居ついてしまったアライグマを駆除するなら、身の安全を守るためにも、害獣駆除専門業者に任せてしまったほうがよいでしょう。
一番おすすめの対策は被害が出る前に業者に頼むこと
アライグマがお住まいの近くにいた場合、まず自力での対策を試すのはアリです。
ただ、もっとも効果的なのはできるだけ早い段階で害獣駆除のプロに相談して対策してもらうこと。
「お金がかかるからイヤ」と思うかもしれませんが、次の2つの理由から早めの相談をおすすめします。
1.確実な駆除・対策ができる
2.より安い費用で済む
もう少し詳しく解説します。
【理由1】確実な駆除・対策ができる
害獣駆除の専門業者に頼めば、自分でやるより確実かつ迅速に侵入防止対策ができます。
害獣駆除専門のプロに任せるのが確実な理由は下記の3つ。
・アライグマの習性を熟知している
・豊富な経験と技術がある
・専門的な装備や道具を持っている
知識と経験から習性を熟知したプロはアライグマの侵入経路を特定して対策してくれます。
素人では気づかなかったり対策が難しかったりする隙間まで専用の道具でしっかり防いでくれるので、一度頼んでしまえばアライグマに悩まされることはなくなるでしょう。
【理由2】より安い費用で済む
アライグマ対策にかかる費用は、早く頼めば頼むほど安く済みます。
なぜなら、
- アライグマが居つく前なら駆除が簡単
- 被害が少ないうちなら原状復帰にかかる費用が減る
という理由があるためです。
アライグマが本格的に巣作りをして数が増えてしまうと、すべてのアライグマの居場所の特定や駆除に余計費用がかかってしまいます。
また、長い間アライグマを放置して、糞尿などの被害が深刻化していると、清掃消毒費用が高額になってしまう可能性も。
「実際アライグマ対策費用っていくらくらいかかるの?」「安くなるのはどういうパターン?」と気になる方もいると思うので、弊社の施行データを参考にご覧ください。

安く済めば5万円以下ですが、10万円以上かかってしまうことも少なくない、という感じですね。
このうち、比較的安く済んだパターンをいくつかご紹介すると次のとおりです。
【費用が安かったパターン】
費用 | ご相談いただいたときの状況 |
---|---|
16,200円 | 屋根裏から音がする |
21,600円 | アライグマが木の上に2日間いる |
21,600円 | 物音がする |
34,020円 | 2~3週間前から屋根裏でアライグマらしき音がする |
※金額はすべて税込表記です
共通するのは、「近くで姿を見たり音が聞こえたりした段階で依頼した」という点ですね。
次に、費用が高額になってしまったパターンをいくつかご紹介します。
【費用が高額になったパターン】
費用 | ご相談いただいたときの状況 |
---|---|
324,000円 | 近くにある母親の家の天井裏にアライグマらしきものが巣作りをしている。また、こどもも生まれているような様子もある |
137,160円 | 会社の工場の屋上に親子のアライグマがいる |
205,200円 | 天井裏に住み着いていて、子どももいる |
213,000円 | 屋根裏にアライグマが住み着き子供もいるらしい。尿の臭いも強烈で困っている |
※金額はすべて税込表記です
共通点は、「アライグマが巣作りをして繁殖している」ということ。
居つかれて時間が経ってしまうと、アライグマが子供を産んだり糞尿の被害が大きくなっていったりして、費用が高額になる可能性が高いです。
以上のことから、早めに専門業者にアライグマ対策を依頼すれば「比較的安く確実にアライグマ対策ができる」といえるのです。
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