家に出入りするときや車に乗る際に「あれ……鍵がない……」と気づき焦るという経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。
まずは、カバンの中や衣類などの身の回りを探すことが大切です。なくしたと思いきや、身近な場所にあったというケースも多いです。
それでも見つからない場合は、どういった対応をするのがよいのでしょうか。
鍵を見つけるために必要なことや見つかった場合、見つからなかった場合の対処法などをご紹介します。
鍵をなくした!落ち着いて鍵を見つけるための4つのポイント
出かけるときや移動する場合に鍵が見つからないと時間の関係もありますから余計に焦ります。そんなときは、落ち着いて鍵を探すことが大切なのです。
鍵をなくしたと気づいた際は、このような流れで鍵を探すといいかもしれません。
落ち着く
もちろん鍵をなくしたのですから、誰でも焦ります。しかし、焦って探しても視野が狭くなってしまい、逆効果になる可能性もあるのです。まずは深呼吸などをし、心を落ち着かせましょう。
自分の行動を振り返る
自分の行動を振り返りましょう。今いる場所にたどり着くまでの道のりや出来事を思い出してみてください。鍵を落としてしまった場所や置いてきてしまった場所のヒントが見つかるかもしれません。
探す
自分の行動を振り返り、心当たりのある場所を探しましょう。
なくしやすい場所としては、カバンや衣類の中・トイレ・お店・車の中などが多くみられます。なくしたと思い焦っていたが、意外とポケットの中など身近な場所にあるという可能性もあります。普段使うことの多い場所から探すのもいいかもしれません。
警察に連絡をする
見つからない場合は警察に連絡をしましょう。警察なんて大げさなことにしたくないと思う方もいるかもしれませんが、鍵がなくなってしまったことはとても危険なことです。念のために届けを出しておくと安心です。外でなくした場合は、心優しい人が届けてくれているかもしれません。届けを出す際は近くの交番などでも大丈夫です。
鍵が見つかった場合と見つからなかった場合の対処法は異なります!

鍵が見つかった場合と見つからなかった場合の対処法は違うので注意しましょう。
見つかった場合
見つかった場合は安心する方が多いでしょう。しかし、見つかった場所によっては安心してはいけない可能性があります。
カバンの中やポケットなど自分しか触ることのできないような身の回りで見つけることができたのであれば、安心してもよいでしょう。しかし、自分から離れた場所で見つかった場合は安心してはいけません。
鍵は複製することができるのです。いわゆる合鍵というものです。合鍵をつくり家に侵入されてしまう可能性もあります。合鍵を作る際には身分証明が必要ないことも多く、鍵も一般的な形であれば数分から数十分で作製できてしまうのです。
身の回りで見つからなかった場合は、防犯のために鍵本体を変えると安心かもしれません。
見つからなかった場合
見つからなかった場合は必ず鍵本体から変えましょう。いつ誰に侵入されるかわからない状態です。めんどうだし、どうせ大丈夫でしょ……と思っている方もいるかもしれませんが、とても危険です。鍵をなくして数か月後に空き巣に入られたというケースもあります。手遅れになる前に必ず鍵交換を行いましょう。
鍵交換をする際におすすめの鍵の種類
防犯性の優れている「ディンプルシリンダー」がオススメです。
ディンプルシリンダーとは「ディンプルキー」ともよばれ、一般的なギザギザした鍵と一見似ています。従来の鍵は横の部分がデコボコしていますが、ディンプルキーは表面がデコボコしているのが特徴です。
近年ディンプルキーの人気が上昇しており、鍵の利用率の3割ほどがディンプルキーといわれています。今後は従来の鍵の利用者が減り、ほとんどの人がディンプルキーを利用するのではないかといわれているほどです。
ディンプルキーが防犯に優れている理由は、従来の鍵よりも複雑な構成になっているからです。従来の鍵の場合、シリンダーと呼ばれる円筒の部分のピンが上下にしかなかったのですが、ディンプルキーは横や斜めにもあります。ピッキングが不可能なので防犯に優れています。
賃貸マンションの鍵をなくしてしまったときにすべきこと
自分の所有地の鍵をなくしてしまった場合は自分自身が鍵交換をすればいいのですが、マンションなどの管理人や大家さんがいる場合は流れが変わってきます。
鍵を探し、見つからない場合は警察に届けを出すという流れはどこの鍵であっても同じです。ここから先が賃貸マンションだと変わります。
まずは、管理人や大家さんに鍵をなくしてしまったことを連絡しましょう。管理人や大家さんはスペアキーを持っているため、鍵を開けることができます。
どうしても鍵が見つからず鍵交換をする際は、基本的に自分自身での負担になります。しかし、契約内容により変わるので契約内容を確認しましょう。また、管理人や大家さんの判断により変わることもありますので、しっかりと話すとよいでしょう。
また、オートロック付きの住宅で鍵紛失をしてしまうと、費用が高額になってしまう可能性があるので注意しましょう。オートロックのシリンダーを交換すると他の住民の鍵も変えなくてはなりません。部屋が多ければ多いほど高額になってしまいます。
この方法では、他の住民に迷惑もかけてしまううえ費用が高額になるという最悪のケースです。他に方法はないか、管理人や大家さんとしっかり話し合い交渉しましょう。
信頼できる業者はどこ…?鍵業者を探すときのコツ!

悪徳な業者を選んでしまうと、個人情報やキー情報などを漏らされてしまう可能性や高額請求をされてしまう恐れがあります。業者を選ぶ際は、慎重に見極めましょう。
まずは、業者についての口コミなどの評価を調べましょう。実際に依頼した方の口コミを見ることによってその業者のことをより詳しく知ることができます。
- 料金の表記があるか
- 24時間経営しているか
- フリーダイアルの電話番号が存在するか
- 見積りをしっかり行っているか
などの確認をするとよいでしょう。
料金の表記がされていない業者の場合、後から高額請求される恐れがあります。信用できる業者を見つけ安全安心に鍵交換を行いましょう。
まとめ
鍵をなくしたら、まずは落ち着いて鍵を探すことが大切です。慌てて探すと視野が狭くなってしまいます。自分の行動を振り返り、身近な場所から探しましょう。
鍵を自分の手元から少しでも離してしまうと複製されてしまう恐れがあります。そのため、数日間かかって見つかったという場合も、見つかったとはいえども注意が必要になります。
鍵が見つからない場合は鍵交換をしたほうがいいでしょう。費用はかかってしまいますが、空き巣などの被害を防ぐことができます。
また、業者に依頼する際は信用のできる業者なのかを口コミやホームページで調べ、慎重に選ぶことでトラブルを防ぐことができます。
鍵は私たちが安全に生活するうえで大切なものなのです。自分の手元を離れてしまったときは、安全のためにしかるべき対処をしましょう。