鍵が壊れてしまった時や、鍵を失くしてしまった時に焦らず正確に現状を業者に伝えることが出来れば、トラブルの早期解決に繋がります。
トラブル解決のために必要な作業にかかる費用の大まかな割り出し方について、しっかりと押さえておきましょう。鍵業者の作業についてまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。
必要な作業を事前に確認
鍵のトラブルには無数の種類がありますが、トラブルの対処・解決法は大きく4種類に分別することができます。この4つの種類の対処・解決方法の施工の流れや手順について紹介していきます。
作業別!対応サービス内容一覧
鍵修理 | 鍵交換 | 鍵開け | |
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作業内容は? | ・破損部分の修理を行う ・鍵やシリンダーの洗浄を行う | ・鍵の交換をする ・鍵の取付けをする ・取付けた鍵の複製を行う | ・鍵がない状態で解錠を行う ・既存の鍵を複製する ・シリンダーの状態によっては鍵交換を行う |
所要時間は? | 一般的な作業時間は現場到着から約30分。 トラブルの原因が鍵とシリンダーの両方にあるケースでは、片方だけの修理作業に比べて、時間が必要な場合があります。 | 現場到着から15分ほどで作業が完了するでしょう。 交換した鍵の複製を依頼する場合、性能の高い鍵は作り方が複雑で、別途時間が必要になる場合がありますので注意が必要です。 | 一般的な作業時間は現場到着からおよそ30分ほど。 鍵の種類やシリンダーの状態によっても異なりますので、依頼の際に詳しい状況を伝えると良いでしょう。 |
ドアノブの場合は?
ドアが開かなくなる原因が、ドアノブ部分にあるかもしれません。鍵でなくドアノブ部分を交換する方法によって、鍵トラブルを解決できる場合があるのです。
鍵業者の中にはドアノブの交換対応を行っている所も多くありますので、「ドアが開かない」などの不調時には、一度鍵業者にドアノブ工事の対応についても聞いておくようにしましょう。
鍵の工賃の目安は?
鍵トラブルに解決の目途がたったら気になるのが鍵工事の各種料金かと思います。適正価格はいくらになるのか、どの作業から料金発生するのか、作業料込みの合計額はいかほどなのか。気になる工事費の内訳についてトラブル別に追っていきます。
工事の流れ
まずは料金相場の目安を考える前に、各種工事の流れについて確認していきましょう。具体的な工事の流れは、紛失したタンブラーキーの製作や引き戸のドアノブの鍵の交換取付けなどの、各種工事の方法に関わらず一定です。

上記のステップごとに各業者によって基本料金などの料金表が設けられているのです。特に「➁:出張・見積り」は業者によって、追加料金として、出張料(出張費)や見積り料などが加算されることがありますので、安心価格、安い金額、での対効果を期待する際には注意が必要です。作業内容によって料金の変化が多い「➂:作業内容」について、次項で事例を交えて詳しく追っていきましょう。
では実際の料金相場として、鍵が壊れてしまった場合の修理方法と値段設定を例にとってみましょう。
鍵が壊れてしまった場合
考えられる場所 |
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作業内容例 |
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利用料金例 |
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次に機会の多い、鍵を失くした場合の修理方法と値段設定を例にとってみましょう。
鍵を失くした場合
考えられる場所 |
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作業内容例 |
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利用料金例 |
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他にもこのような費用がかかる場合があります!
作業場所によっては、高所作業などの作業代や取り揃えるのが難しい部品代がかかることもあります。また、他にも考えておく必要がある料金として、「キャンセル料金」と「駐車料金」が挙げられます。
施工業者の値段設定として「キャンセル料金」を設定している場合があります。出張にかかる代金をキャンセルの際に要求するルールになりますので、直前での変更やキャンセルはかえって作業内容料よりも高い金額になることがあります。依頼する前に予定の確認などはあらかじめ済ませておくようにしましょう。
作業車用の駐車スペースが必要なことも
工法にもよりますが、作業車が現場近くに停車する場合が多々あります。作業用の工具や交換用の鍵を取り揃えている車ですので、横幅の大きい車が多く、駐車場の駐車料金が別途かかる可能性があります。駐車場の確認などもあらかじめ行っておくとスムーズな作業に繋がるでしょう。
鍵のトラブルが起きたときに、まず必要なのは状況の確認です。鍵やシリンダーはどんな形状なのか、どのような作業が必要なのか、を正確に業者に伝えることが出来れば、迅速な作業に繋がるでしょう。その際に、各種費用の見積りや支払方法なども同時に確認するようにしましょう。