モグラに効く忌避剤3選！庭や畑をモグラから守るおすすめの忌避剤と使い方

「モグラが庭や畑に寄りつかないようにしたい！」
「庭や畑の農作物をモグラから守りたい！」
大切な庭や畑を荒らすモグラの被害が広がらないように対処したいですよね。

モグラを庭や畑に近寄らせなくする方法の1つに、忌避剤を使用することが挙げられます。
忌避剤を使用すれば、モグラが近寄れなくなり、植物や農作物を守れます。

この記事では、忌避剤の種類やおすすめの忌避剤、モグラに忌避剤が効く理由などを解説します。
これを読めば、忌避剤の使い方やおすすめの忌避剤がわかり、庭や畑をモグラの被害から守ることができます。

モグラに効く忌避剤の種類

モグラの忌避剤には、形状や使用方法の異なるいくつかの種類があります。
地面の状況や巣穴を作られた場所に応じて、使いやすく効果が期待できるものを選びましょう。

地面に設置する錠剤タイプ

大きめの錠剤のような固形物を地面に置くタイプの忌避剤は、簡単に設置できることが魅力です。
モグラに荒らされて困っている場所や、巣穴を作られたくない場所の地面に、一定の間隔をあけて設置します。
モグラが嫌がる匂いが持続し、モグラが近寄れなくなります。

穴に直接差し込む棒状タイプ

モグラの穴や通り道が特定できている場合には、地面に直接差し込む棒状の忌避剤がおすすめです。
モグラの嫌う匂いや唐辛子の成分が染みついた棒状の忌避剤を、モグラの巣穴に差し込んで使用します。

穴に注入する液体タイプ

モグラの通り道や巣穴に注入してモグラを追い出す液体タイプの忌避剤です。
モグラを寄せつけないだけでなく、すでにモグラが土の中に住み着いている場合でも追い出しの効果があります。

モグラに効くおすすめの忌避剤

忌避剤の種類ごとにおすすめの商品を紹介します。

モグレス

タイプ	錠剤タイプ
成分	ナフタリン
参考価格	Amazon：1,253円 楽天市場：1,512円 Y!ショッピング：1,103円

※参考価格は2024年2月15日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格（税込み・東京都への送料込み）です。

「モグレス」は錠剤タイプの忌避剤です。
モグラが嫌がる匂いを発しており、その忌避効果は約3ヵ月間持続します。
モグラの侵入を事前に防ぎたい場合でも、すでにモグラが侵入している場合でも使用できます。

使用後に錠剤を取り除く必要もなく、地面に穴をあけて錠剤を設置するだけの簡単な作業でモグラが寄りつかなくなります。

モグレスの詳しい使い方を以下のイラストにまとめました。

モグラ！出てってクレヨン

タイプ	棒状タイプ
成分	天然樹木抽出成分
参考価格	Amazon：1,300円 楽天市場：1,060円 Y!ショッピング：1,250円

※参考価格は2024年2月15日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格（税込み・東京都への送料込み）です。

「モグラ！出てってクレヨン」は棒状タイプの忌避剤です。
モグラの嫌がる匂いで、忌避効果が約2ヵ月間続きます。
天然樹木抽出成分のみを使用しているので、農作物を育てている場所でも安心して使用できます。

食用油とでんぷん質が主成分で、バクテリア分解によって自然に土に還るため、使用後に片づける手間は不要です。

モグラニゲール

タイプ	液体タイプ
成分	13種類の植物成分
参考価格	Amazon：1,754円 楽天市場：1,549円 Y!ショッピング：1,455円

※参考価格は2024年2月15日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格（税込み・東京都への送料込み）です。

「モグラニゲール」は、唐辛子やワサビなどの天然植物エキスの刺激臭でモグラを追い払う液体タイプの忌避剤です。
土の中に直接注入して使用します。

効果のある範囲は1ヵ所につき半径約30mと広く、モグラが掘った穴に直接使用すると刺激臭が深くまでいきわたります。
忌避効果は約3ヵ月続きます。

モグラに忌避剤が効果的な理由は嗅覚が発達しているため

忌避剤がモグラに効果的な理由は、嗅覚が発達しているためです。

真っ暗な土の中で暮らしているモグラの目は、退化しておりほとんど見えていません。
その代わり、嗅覚と聴覚が発達しており、活動に必要な情報の多くを耳と鼻から得て生きています。
特に嗅覚は、距離や方向感覚をつかむためにも役立てられるほど発達しています。

忌避剤はその嗅覚の鋭さを活かし、モグラの嫌う匂いを発して嗅覚を刺激して追い出します。
ちょっとした環境の変化にも敏感なモグラは、不快な匂いのする忌避剤の周辺に近づかなくなるのです。
通り道や巣穴のまわりに忌避剤を置いておけば、モグラを別の場所に移動させることができます。

【注意】忌避剤の効果は一時的

忌避剤の効果は一時的なもので、ずっと続くものではありません。

忌避剤には使用期限があり、定期的に設置しなおす必要があります。
また、季節によって効果の続く期間が異なったり、雨や水に濡れることで効果が弱まったりすることがあります。

この記事でご紹介した忌避剤の効果は約2ヵ月から3ヵ月間続きます。
使用する際は商品ごとの使用期限に従い、定期的に忌避剤を設置しなおしてください。

忌避剤以外で効果的な3つのモグラ対策

モグラ用の忌避剤は、モグラの嗅覚を刺激することで追い払うものでした。
しかし、忌避剤以外の方法でもモグラを追い払うことも可能です。
ここでは、忌避剤以外で効果的なモグラ対策を3つ紹介します。

モグラが嫌いな音で追い払う

モグラが嫌がる音を出してモグラを追い払う方法があります。

モグラは嗅覚だけでなく聴覚も発達しているため、音に対しても敏感に反応します。
そのため、モグラの嫌う音を発する装置を地面に差し込むことで、モグラを追い払うことができるのです。

こちらの動画では、ペットボトルを使った風車の作り方を紹介しています。
風車が回ると地中に振動と音が伝わり、モグラよけにつながるという仕組みです。

音による撃退装置は、忌避剤と同じように一定の間隔で設置して使用します。
しかし、土の質や状態によって音の伝わり方が変わるため、場所によっては効果が出にくいことがあります。
できるだけモグラの通り道の近くに差し込んでください。

モグラを物理的に侵入できなくする

地中に壁を作ることでモグラの侵入を物理的に防ぐ方法もあります。

田んぼや畑など、モグラから守りたい範囲が限られている場合は、周囲の地中にトタンを埋めましょう。
地表から10～15㎝ほどの深さまで埋めることで、外部からモグラが侵入するのを防げます。

嗅覚や聴覚を刺激する方法では、天気や地面の状態によって効果にムラができてしまいますが、モグラの通り道を塞いでしまえば侵入を防ぐ効果が高まります。

モグラを捕獲する

モグラを直接捕獲する方法もあります。
モグラの被害を受けている範囲が広い場合には、トタンで塞ぐ方法では防ぎきれません。
忌避剤や音の出る装置では効果が出ないときには、モグラ用の捕獲器を使って根本的な解決を図りましょう。
ただし、この方法は手間がかかるというデメリットもあります。

まず、モグラを捕獲するときには行政の許可が必要になります。
モグラは鳥獣保護管理法で保護されているため、勝手に捕獲したり傷つけたりしてはいけません。
許可なしでも捕獲できるのは、農業や林業においてやむをえず捕獲しなければならない場合です。

参考：e-GOV｜鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則（最終閲覧日：2024年2月20日）

捕獲したモグラを自然に返すときには、生きているモグラを見たり触ったりすることになります。
モグラに触れなければならないときには、噛まれることのないように注意しなければなりません。

また、捕獲器を設置する場合は毎日の点検を忘れてはいけません。
エネルギーの消費が激しいモグラは、十数時間エサを食べなければ死んでしまいます。
捕獲したモグラをすぐ自然に返せるよう、逃がす場所もあらかじめ決める必要があります。

このように手間がかかるため、まずは忌避剤やトタン板などを使ったモグラ退治を考えてみてください。
それぞれのモグラ退治の方法について、詳しくはこちらをご覧ください。

確実なモグラ退治には害獣駆除業者を利用しましょう

モグラを追い払う方法はさまざまですが、確実な方法でモグラを退治したいという方は、害獣駆除業者を利用しましょう。

忌避剤の効果は一時的なもので、使用期限が切れると再発のおそれもあります。
また、自分でモグラを捕獲する場合には、自治体の許可を取ったり、慣れない捕獲器を取り扱ったりと、難しい工程が多々あります。
生きているモグラを適切に扱えるかどうかも不安ですよね。

自力でのモグラ対策に不安があるときは、プロの害獣駆除業者に相談しましょう。
モグラを追い払ってもらうだけでなく、今後のモグラ被害を軽減するための予防法についてもアドバイスをもらうことがおすすめです。

まとめ

モグラは嗅覚が発達しており、嫌な匂いで追い払う忌避剤が効果的です。
モグラ用の忌避剤は大きく分けて3種類あります。
忌避剤を選ぶときは、被害状況や地面の状態によって使い分けましょう。

モグラ対策の方法は忌避剤だけではありません。
モグラの聴覚を刺激する装置を使ったり、トタンでモグラの通り道を塞いだりすることも効果的です。

自力でのモグラ対策に不安があるという方は、害獣駆除110番にお任せください。
害獣駆除のプロが、より確実にモグラを追い払います。
ご相談は24時間365日受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。