NV100クリッパーリオのバッテリー上がりでお困りの方は、本コラムで紹介する3つの解決方法から適したものを選びましょう。紹介する3つの解決方法では必要なものが異なるため、状況によってどの方法で対処できるかが異なるのです。本コラムを参考に、NV100クリッパーリオのバッテリー上がりを解決してみてください。
また、この記事では、ほかにもバッテリーの交換方法もご紹介します。頻繁にバッテリーが上がるようなら、バッテリーの交換も検討しましょう。
【NV100クリッパーリオ】バッテリー上がり解決方法
バッテリー上がりとは、バッテリー内に蓄えられている電気が足りなくなってしまったトラブルのことです。電気が足りなくなると、セルモーター(エンジンをかけるために必要なパーツ)が回らなくなり、エンジンがかからなくなります。また、使用の際に電力を消費する、室内灯や警告灯もつかなくなります。
バッテリー上がりが起きたら、外部のバッテリーから電力を分けてもらうことで解消することが可能です。
以下からは、バッテリー上がり解消の具体的な方法をご紹介します。NV100クリッパーリオでバッテリー上がりが起きてしまった方は、以下の内容をトラブル解消にお役立てください。
まずはバッテリーの位置を確認
バッテリー上がりを解消するためには、バッテリーの位置を把握しておく必要があります。多くの車種ではボンネットの中にバッテリーがあるため、「ボンネットを開ければよい」と思いがちですが、NV100クリッパーリオの場合バッテリーの位置が異なります。
NV100クリッパーリオのバッテリーは、車内後方のラゲッジカーペットを固定している4つのクリップを外して、バッテリープレートを外した中にあるのです。バッテリー上がりを解消する際は、まずはバッテリーの位置を確認しておくとよいでしょう。
バッテリーの位置を確認したら、以下からご紹介する3つのいずれかの方法でバッテリー上がりを解消しましょう。
解決法1.救援車に電源を供給してもらう
ひとつ目の方法は、救援車に協力してもらう方法です。この方法では、救援車と、”ブースターケーブル”という救援車とバッテリーが上がった車(NV100クリッパーリオ)をつなげるケーブルが必要です。
このとき、救援車はNV100クリッパーリオと同じ乗用車に協力してもらいましょう。なぜなら、救援車はNV100クリッパーリオと電圧が同じ車でなければならないからです。
トラックやバスなどの大型車・一部のSUV車・外車では電圧が異なるため、協力を依頼することはできません。万が一このような車で救援をおこなうとバッテリーの劣化や引火爆発のおそれがあるので、必ず乗用車に協力してもらいましょう。
救援車とブースターケーブルが用意できる場合、以下のような方法でバッテリー上がりを解消できます。
- 救援車と故障車(NV100クリッパーリオ)を近づけ、ブースターケーブルをつなげるようにしておく
- 救援車のエンジンを切っておく
- 故障車のヘッドライト・室内灯などのライト類をすべてオフにしておく
- 赤いブースターケーブルを故障車のプラスのバッテリー端子につなぐ
- 赤いブースターケーブルを救援車のプラスのバッテリー端子につなぐ
- 黒いブースターケーブルを救援車のマイナスのバッテリー端子につなぐ
- 黒いブースターケーブルを故障車のバックドアラッチストライカー(トランクルームをロックする部分)につなぐ
- 救援車のエンジンを始動させ、アクセルを踏んでエンジンの回転数を高く保つ
- エンジンの回転数を高くしたまま、故障車のエンジンを始動させる
- 取りつけたときと逆の手順でブースターケーブルを取り外す
ブースターケーブルを取りつけるときや取り外すときは、順番を確認しておこなうとよいでしょう。もし順番を間違ってしまうと、ショートするおそれがあり危険なのです。
また、バッテリー上がりが解消した後は、車を充電してからエンジンを切りましょう。充電方法や充電時間などの詳細は、後ほどご説明します。
解決法2.ジャンプスターターを使用する
ふたつ目の方法は、応急処置としてエンジンをかけられる”ジャンプスターター”という機器を使った方法です。この方法では、ジャンプスターター本体のほかに、付属のケーブルが必要です。ジャンプスターターを使ったバッテリー上がり解消方法を、以下にまとめました。
- バッテリーのプラス端子に付属のケーブル(赤)をつなぐ
- バッテリーのマイナス端子に付属のケーブル(黒)をつなぐ
- 付属のケーブルをジャンプスターター本体にも接続し、バッテリーとジャンプスターターをつなぐ
- ジャンプスターターの電源を入れて1分程度待つ
- エンジンをかける
- 付属ケーブルを取りつけの際と逆の手順で取り外す
ジャンプスターターでエンジンがかかった後は、しばらく充電させてからエンジンを切りましょう。
解決法3.ロードサービスに依頼する
道具を持っていない、自分で解消できる自信がないという方は、NV100クリッパーリオのバッテリー上がり解消をロードサービスに依頼するという選択肢もあります。
ロードサービスは、JAFや自動車保険の任意保険で受けることが可能です。JAFの場合は、会員であれば無料でサービスを受けることができます。
自動車保険も、加入していればほとんどの場合無料でサービスを受けることができます。ただし、「年に1回まで無料」という条件を設けているところもあるため、費用が発生することもあるようです。自動車保険でロードサービスを受けたい方は、事前にバッテリー上がりに無料で対応してくれるのかを確認しておくとよいでしょう。
また、JAFや自動車保険の任意保険に加入していない方は、バッテリー上がり解消業者に依頼するのがおすすめです。JAFでは非会員でもロードサービスを受けることができますが、1回につき最低でも13,000円程度の費用がかかってしまいます。
一方、家から近い業者を探せば、出張費を抑えることができるため、その分バッテリー上がり解消のための費用も節約できるのです。
バッテリー上がり解決後は充電が大切
上記でご紹介した3つの方法でエンジンが始動した後は、しばらくバッテリーを充電させましょう。バッテリーの充電量が極めて少ないため、すぐにエンジンを切るとバッテリー上がりが起こるおそれがあるのです。
バッテリーの充電には、車を走らせるのが有効です。だいたい30分以上車を走らせれば、バッテリー上がりにならないだけの電気をためることができるでしょう。また、充電をおこなうときは、電力を消費するカーナビ・オーディオ・ライトなどの電気機器は切っておくと効率的に電気をためることができます。
弊社では、バッテリー上がり解消業者をご紹介します。弊社には全国の多くの業者と提携しているため、バッテリー上がりが起きた場所から近い業者を探すことも可能です。バッテリー上がりにお困りの方は、ぜひ弊社までご相談ください。
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バッテリー上がりを防ぐ!日々の習慣とメンテナンス
ここからは、NV100クリッパーリオでバッテリー上がりを防ぐ方法をご紹介します。再びバッテリー上がりを起こさず快適に車に乗るためにも、ぜひお役立てください。
バッテリー上がりを防ぐ習慣
バッテリー上がりを防ぐためには、エンジン停止中にオーディオ・ライトなどの機器を使わないことが有効です。これらの機器は電力を消費するため、エンジンがかかっていない状態で使い続けると、電力が足りなくなってバッテリー上がりが起きてしまうおそれがあるのです。
また、バッテリー上がりを防ぐためには、定期的に車を走らせましょう。なぜなら、バッテリーは、エンジンがかかっていない間も勝手に電力は消費されているからです。
車を走らせないと、充電されていない状態のまま電気が使われ続けるので、バッテリー上がりが起きてしまうのです。バッテリー上がりを防ぐためには、月に1回1時間程度の運転をおこなうとよいでしょう。
バッテリーのメンテナンス方法
バッテリー上がりは、日頃のメンテナンスで防げることもあります。バッテリー上がりを防ぐためのメンテナンスは、以下のとおりです。
【バッテリー液量のチェック】
バッテリーの中には、無色透明の”バッテリー液”と呼ばれる液体が入っていて、次第に蒸発などによって少なくなっていきます。バッテリー液を少ないまま放置すると、バッテリーの寿命を大幅に縮め、バッテリー上がりを引き起こす原因となるのです。バッテリー上がりを防ぐためには、バッテリー液を補充する必要があります。
バッテリー液を補充しなければならないかどうかは、バッテリーに書かれている” UPPER LEVEL”と” LOWER LEVEL”という印とバッテリー液の液面を見ればわかります。バッテリー液が足りているときは、この2つの印の間にバッテリー液の液面があります。” LOWER LEVEL”付近に液面があったり、下回っていたりする場合は補充したほうがよいでしょう。
補充の方法は簡単で、バッテリー上部にあるフタを開けて補充するだけとなっています。このとき、バッテリー液が体につかないよう手袋や保護メガネを着用し、エンジンを切ったうえでおこないましょう。
【バッテリーの上部を掃除する】
バッテリー上部が汚れていると、その分放電が促進され、バッテリー上がりが起こる可能性が高くなります。バッテリー上がりを防ぐためには、定期的にバッテリーの上部を掃除するとよいでしょう。
【バッテリーの電圧の測定】
バッテリーの電圧は、12.5V~13V程度が正常です。12Vを下回る場合は、バッテリーの劣化がかなり進んでいるおそれがあります。バッテリーは劣化すると充電する力が落ちるので、バッテリー上がりを引き起こしてしまうのです。
バッテリー上がり防ぐためには、定期的にバッテリーの電圧を測定してバッテリーが劣化していないかチェックするとよいでしょう。バッテリーの電圧測定はガソリンスタンドでおこなってもらえるため、一度訪れてみるとよいかもしれません。
もしバッテリーが12.0Vを下回っている場合には、バッテリー交換をおこなうことでバッテリー上がりを防止できます。バッテリー上がりの交換方法は次章でご説明します。
また、弊社ではバッテリー上がりを解消する業者をご紹介します。NV100クリッパーリオのバッテリー上がりにお困りの方は、ぜひ弊社までご相談ください。
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頻繁にバッテリーが上がるならバッテリー交換をしよう
バッテリーは、寿命を迎えたまま使っていると充電する力が衰えるので、バッテリー上がりが起きやすくなります。そのため、バッテリーが寿命を迎えている場合には、バッテリーを新しいものと交換する必要があるのです。
バッテリーの寿命は一般的には3年~5年といわれています。バッテリーを5年以上使っている方は寿命を迎えている可能性が高いので、交換したほうがよいでしょう。
また、使用期間が5年未満でも、エンジンがかかりにくい・クラクションの音が弱い・エンジンの明るさによってライトの明るさが異なるなどの症状があるときには、バッテリーが寿命を迎えているおそれがあるので、交換を検討することをおすすめします。
ここでは、バッテリーの交換方法をお伝えします。もし、「バッテリーが寿命を迎えているかも」と思った方は、以下の内容を参考に交換してみてください。
バッテリーの交換方法
まず、エンジンを止めてキーを抜きましょう。もしエンジンをかけたまま作業をおこなうと、ショートする危険があります。
次に、バッテリーのマイナス端子側に取りつけられているターミナル(ケーブル端子)をスパナで取り外し、プラス側のターミナルも同じように取り外します。もし順番を間違えると、感電してしまうおそれがあるので順番は必ず守ってください。
マイナス・プラス端子を取り外したら、バッテリーを固定しているステーという金具を取り外しましょう。すると、バッテリーを取り外せるようになるので、そのまま上に持ち上げて取り外してください。
バッテリーを取り外すとトレイが見えるので、そこに新しいバッテリーを設置します。そして、固定金具を取りつけたら、プラス・マイナスの順でターミナルをバッテリー端子に取りつけてください。最後に、エンジンがかかることを確認したら、作業終了です。
バッテリー交換はプロに依頼することもできる
バッテリーの交換が自力では難しい場合は、プロに依頼するのもおすすめです。バッテリーの依頼先には、ディーラー・ガソリンスタンド・カーショップなどがあります。そこで、それぞれの依頼先の特徴を以下にまとめました。
【ディーラー】
ディーラーでは、高性能のバッテリーや有名メーカーのバッテリーに交換してもらうことができます。また、ディーラーでは知識や経験が豊富な整備士が作業にあたってくれる可能性が高いので、車についての知識がない方でも安心して任せることができます。
【ガソリンスタンド】
ガソリンスタンドも、ディーラーと同じように高性能のバッテリーや有名メーカーのバッテリーに交換してもらうことになります。ガソリンスタンドの場合、ガソリンを入れに行くついでにバッテリー交換を依頼できるので、より気軽に依頼することができるでしょう。
【カーショップ】
カーショップでは、さまざまなバッテリーを揃えています。そのため、バッテリーを安いものを選べば、ディーラーやガソリンスタンドに比べて、バッテリー交換代を抑えることができます。
ここまで、バッテリーの交換方法をご紹介してきましたが、バッテリーを交換してもバッテリー上がりが起こるおそれはあります。電気機器は過剰に使用しない・定期的に車を走らせるなどでバッテリー上がりを防ぐとよいでしょう。
万が一、バッテリーが上がってしまったときには、自力で解消できなければ専門のプロに依頼するのがおすすめです。
弊社では、バッテリー上がりを解消する業者をご紹介します。弊社では24時間年中無休でお電話相談に対応しているので、バッテリー上がりが起きた時点でいつでもご相談いただけます。NV100クリッパーリオでバッテリー上がりが起きてしまったら、ぜひ弊社をご利用ください。