ヴィッツのバッテリー上がりは、救援車やジャンピングスターターを利用したジャンピングスタートによって、自分で復活させることができます。また、ロードサービスを呼んで対処してもらうのも選択肢の1つです。
本コラムではバッテリー上がりの原因と対処方法、バッテリーを長持ちさせる秘訣を紹介します。このコラムを読めば、バッテリー上がりが起きたときにも焦らず対応できますよ。
【ヴィッツ】バッテリー上がりの原因と対処法
バッテリー上がりが起きる原因と、自分でできるバッテリーを復活させる対処法をご紹介します。バッテリー上がりは日ごろの使用方法によっても上がりやすくなってしまうので、チェックしてください。
ヴィッツのバッテリーが上がる原因は?
バッテリー上がりが起こる原因は、日ごろの使用方法と環境によるものがあります。とくに代表的な原因は、以下の5つです。
・ライトの消し忘れ
エンジンを切った状態でヘッドライトや室内灯をつけたままにしていると、バッテリーを消耗してしまいバッテリー上がりが起きる原因となってしまいます。
・日ごろの短距離走行
バッテリーの充電はエンジンの稼働によっておこなわれるため、短距離での走行ばかりだと充電が進まずバッテリー上がりが起きることがあります。
・電装品の使い過ぎ
クーラーをつけ、車内テレビをつけて、シガーソケットでスマートフォンの充電をするなど、車内の電装品を使い過ぎてしまうと充電がなくなってしまうことがあります。
・寒さ
バッテリーは中の液体の化学反応によって充電や放電をしますが、寒いと反応が鈍くなって性能が低下します。そのため、いつものように使用しても容量を超えてしまい、バッテリー上がりが起こりやすいのです。
・バッテリーの寿命
バッテリーの寿命は2~3年といわれています。寿命近くまで使用している場合には、性能が落ちてバッテリー上がりが起きやすくなります。メンテナンスなどをおこなって、日ごろから状態をチェックしておきましょう。
対処法1.自分でバッテリーを復活させる
自力でバッテリーを復活させてエンジンをかけるには、他の車から電気をわけてもらってジャンピングスタートする方法と、ジャンピングスターターを使う方法があります。それぞれご紹介しましょう。
〇ジャンピングスタートで復活させる
ブースターケーブルと救援車を使用してエンジンをかける「ジャンピングスタート」をおこなう方法です。ブースターケーブルはカーショップやホームセンターで取り扱いがあります。急ぎのときには、お近くのガソリンスタンドで借りることもできますよ。
救援車は友人や家族、通行車などに依頼してください。ただし、ハイブリッド車はエンジンの構造が通常のガソリン車と異なるため、救援車として使用することができません。万が一使用してしまうと、救援に協力してくれた車が故障してしまうおそれがあるので注意しましょう。
しかし、ハイブリッド車のバッテリーが上がったときには、従来のガソリン車にも救援してもらうことができます。ハイブリットタイプのヴィッツに乗っている場合は、この違いを覚えておきましょう。以下、ジャンピングスタートのやり方です。
- ブースターケーブルが届くように救援車を事故車に向かい合わせに停車させ、エンジンを止めます。
- ブースターケーブルをつなげます。「赤ケーブルを事故車のバッテリーのプラス端子から救援車のバッテリーのプラス端子」「黒ケーブルを救援車のバッテリーのマイナス端子から事故車のバッテリーのマイナス端子」の順でつなげてください。
- 救援車のエンジンをかけて回転数を上げ、次に事故車のエンジンをかけます。ここでエンジンがかかったら成功です。この後、ケーブルをつないだのと逆の順番で外して完了となります。
〇ジャンピングスターターで復活させる
ジャンピングスターターという持ち運びバッテリーをつないでエンジンをかける方法です。ジャンピングスターターはカーショップやホームセンターで取り扱っており、これがあれば救援車がいなくともバッテリーを復旧させることができます。それでは使い方を紹介します。
- ジャンピングスターターの充電があるか確認します。機種によりますが、50パーセント以上であれば使用できるでしょう。
- 付属ケーブルをつなぎます。「赤ケーブルをバッテリーのプラス端子」「黒ケーブルをバッテリーのマイナス端子」につなぎます。
- ジャンピングスターター本体の電源が入ったことを確認し、エンジンをかけます。エンジンがかかったら成功です。その後はすみやかにケーブルを外しましょう。
対処法2.ロードサービスを呼ぶ
ロードサービスを呼んで対処してもらう方法があります。ロードサービスはJAFのほか、任意の自動車保険にロードサービスが付いたものがあります。業者によって「加入者が運転か同乗しているとき」「登録車を運転しているときに限る」などサービス対象が異なるため、依頼する前にご確認ください。
JAF会員であったり、保険のロードサービスに加入している場合には、バッテリー上がりに関しては通常無料でサービスを受けることができます。しかし、サービス対象外であった場合には13,000円~15,000円ほどと割高の料金がかかってしまいます。
対処法3.バッテリーを交換する
急ぎのときでなく、古いバッテリーを使用しているときには、新しいバッテリーに交換するのもひとつの手です。交換するバッテリーは車の型に合ったものを選びましょう。それでは、バッテリーの設置方法を解説します。
- 元のバッテリーを固定しているステー、マイナス端子・プラス端子を外していきます。
- 端子を外したら、バッテリーを持ち上げて取り外すことができます。
- 向きに気をつけて新しいバッテリーを入れ、プラス端子・マイナス端子・ステーの順番で固定させれば成功です。
ジャンプスタートのプロに助けてもらう方法もある
自分でバッテリーの復活させるのは難しく感じているときには、バッテリー上がりの専門業者に依頼する方法もあります。相場として9,000円からと、ロードサービスの対象外であった場合よりも格安で依頼することができます。
弊社では、年中無休でバッテリー上がりのご依頼お待ちしています。全国に加盟店のネットワークがあるため、お客様の現在地から一番近くのスタッフを派遣いたします。最短5分で紹介できますので、お困りのときにはご相談ください。
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【ヴィッツ】バッテリー復活後はどうする?
バッテリーが復活してエンジンがかかったあとには、バッテリーを十分に充電しておかなければなりません。この章では、充電方法についてご紹介していきましょう。
効率よくバッテリーを充電しよう
ジャンプスタートなどにより無事エンジンがかかったら、エンジンを切らずにしばらくアイドリング状態にさせておきます。すぐにエンジンを切ってしまうとバッテリーの充電が溜まらず、次のエンジンをかけるための電気が足りません。
自動車のバッテリーはオルタネーターという発電機がエンジンの回転数によって発電し、そこから充電するようになっています。そのため、バッテリーの充電をさせるには、エンジンをかけておく必要があるのです。
まずはアイドリング状態で30分以上置いておき、それから走行もさせるとエンジンの回転数が上がるため、効率的に充電することができます。
バッテリーの充電方法
効率的にバッテリーを充電させるには、いくつかの方法があります。ここでは3つの方法をご紹介します。
1. 電気を極力使わずに車を走らせる
一番手っ取り早く充電させることができるのが、走行させることです。一般的にはだいたい2~3時間ほど走らせたら、バッテリーが満タンになるといわれています。時間に余裕がないときには、30分~1時間ほどの走行で次回エンジンがかけられるくらいの電力は溜められることでしょう。
充電をしたいときには、オーディオや室内灯など電気を極力使わないようにして走行しましょう。また、停止と発進を繰り返す混雑している道ではアイドリング状態と変わらないため、充電に時間がかかります。できるだけ空いている道を走りましょう。
2. ガソリンスタンドやディーラーで充電してもらう
ガソリンスタンドやディーラーでバッテリーの充電をおこなうことができます。急速充電だと、30分ほどで次の使用には困らないほどまで充電をおこなえます。
しかし、急速充電はバッテリーに負荷をかけるため、バッテリーの性能が劣化してしまうことがあるので注意が必要です。
3. 上がった直後はエンジンをつけたり消したりしない
バッテリーが上がった直後は、エンジンをつけたり消したりすることはおすすめしません。バッテリーの電力を一番使うのは、エンジンをかけるときです。
そのため、上がった直後でまだバッテリーの充電が溜まってないときにエンジンを酷使すると、またバッテリー上がりとなってしまうおそれがあります。そうでなくてもバッテリーに負荷をかけてしまうため、むやみにエンジンを付けたり消したりするのは普段から避けたほうがよいでしょう。
バッテリー上がりの直後は再発しがち
バッテリー上がりが起こるとバッテリーに負荷がかかり、性能が落ちてしまいます。新しいバッテリーであった場合にはその差は少ないかもしれませんが、古い場合には顕著に表れてしまいます。
そのため、もし古いバッテリーを使っている場合は、またすぐ再発してしまうかもしれません。そんなときには、バッテリーのプロに点検を依頼しましょう。バッテリーの状態などのチェックのほか、バッテリー上がりの対処や交換に関して、プロのアドバイスを聞くことができるかもしれません。
急なバッテリー上がりで困ったというときには、弊社にお任せください。24時間365日いつでもお電話を受け付けていますので、お困りのときにご相談いただけます。
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ヴィッツのバッテリーを長持ちさせる方法
ヴィッツのバッテリーを長持ちさせる方法についてご紹介します。バッテリーをなるべく長持ちさせて、急にバッテリー上がりとなったということがないようにしましょう。
バッテリーの寿命は2~3年
バッテリーの寿命は2~3年といわれています。他の部品よりも寿命が短いことから、忘れたころにバッテリー上がりが起こるということも多いようです。車検のときに交換をおこなうなど、定期的に交換することで急なバッテリー上がりを防ぐことができますよ。
なるべく短距離走行を避ける
あまり走行しないと、バッテリー液が劣化を起こしてしまい、機能が著しく低下してしまうおそれがあります。それに加えて短距離走行ばかりだと短い間にエンジンの始動を繰り返すことになるため、バッテリー上がりが起きやすい状況です。
エンジンをかけたときには、車を長く走らせることを心がけましょう。少なくても1か月に1度以上は30分を超える走行をおこなうと、劣化を防ぐことができます。
エンジン停止中は電装品の使用を控える
エンジンの停止中や渋滞中のアイドリングストップ時には、オーディオや室内灯、エアコンの使用を控えるようにしましょう。十分に充電されないままの長時間の利用となると、バッテリーの充電を多く使用することになり、バッテリー上がりが起きやすくなってしまいます。
定期的にバッテリーを点検する
バッテリーは意識していないとなかなか点検する機会はないかもしれませんが、変化を知るには定期的な点検が不可欠です。点検をこまめにしておけば、ある程度バッテリーの寿命を予測することが可能になります。
点検をしてバッテリー液が減っているときには、補充液を加えるなどのメンテナンスをおこなってください。バッテリーが膨らんでいたり、バッテリー液が濁っているときには寿命がきている合図です。
点検をおこない、はやめに新しいバッテリーと交換することでバッテリー上がりを防ぐことができるでしょう。
気をつけていてもバッテリーが上がってしまったら?
日ごろからバッテリーのメンテナンスをしてしっかり気を使っていても、うっかりしてライトをつけたままにしてしまう・長期使用による劣化が原因など、バッテリー上がりが起きてしまうことはあります。そんなときに焦らず対処をおこなうようにしましょう。
バッテリー上がりの対処は他の車の救援を頼む方法や、ひとりでもできる方法、ロードサービスに依頼する方法などありますので、状況に応じた対処をおこないましょう。
また、専門の業者に復旧などを依頼する方法もあります。「どうしたらいいのかわからない」というときには、ぜひご相談ください。