電気自動車として人気の高いテスラ。しかし急にバッテリーが上がると困ってしまいますよね。実際に上がってしまう前でも、バッテリーが上がってしまうことを考えると不安に思う方もいるかもしれません。
バッテリーが上がってしまったときでも、対処法を知っておけば慌てずに対応することができるはずです。またバッテリーが上がる原因をわかっておけば、バッテリーが上がることを防ぐための意識もできて安心です。
この記事では、テスラのバッテリーが上がってしまう原因や対処法についてご紹介します。バッテリーが上がってしまってお困りの方も、今後バッテリーが上がることを防ぎたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
テスラのバッテリー上がりの原因と対処方法
ガソリン車と違い、電気自動車であるテスラには、走行用と補助用の2つのバッテリーが搭載されています。まずは、それぞれのバッテリーの役割や上がってしまう原因、上がってしまったときの対処法についてみていきましょう。
電気自動車にはバッテリーが2個ある
電気自動車には、走行用バッテリーと補機用バッテリーのふたつが搭載されています。走行用バッテリーとは、電気自動車が走行するために必要な電力を、電気モーターへ送るときに使われるバッテリーです。
補機用バッテリーとは、ガソリン車のバッテリーと同じように、システムの起動や、カーナビなどの車内に設置されている装備を使用するために必要な電力を送るものです。走行用バッテリーが満タンだったとしても、補機用バッテリーが上がってしまうとシステムが起動しないため、走行できなくなってしまいます。
電欠とバッテリー上がりの違いとは?
ふたつあるバッテリーのどちらも上がることはありますが、以下のようにしてイメージして覚えておくとわかりやすいです。
- 「ガソリン車のガス欠」=「走行用バッテリーの上がり」(いわゆる「電欠」)
- 「ガソリン車のバッテリー上がり」=「補機用バッテリー上がり」
走行用バッテリーに充電されている電気をすべて使い切ってしまうと、電欠が起こります。電欠が起きてしまうと、ギアが走行停止にシフトされハンドルも重くなり、ガソリン車のガス欠と同じように走行できなくなります。
走行用バッテリーが電欠になってしまっても、補機用バッテリーが上がってしまわなければ、ヘッドライドトやナビなどは動きますし、ハザードなどをつけて停車しておくことは可能です。
しかし、数時間そのままにしておくと、補機用バッテリーも上がってしまうおそれがあります。電欠になり救援を待つのであれば、車両を手で押し路肩などの安全なところまで移動させ、電源をきっておくとよいでしょう。
テスラのバッテリー上がりの原因
テスラにはふたつのバッテリーが搭載されていますが、それぞれ上がる原因は異なります。走行用バッテリーが上がる原因は、エアコンの使い過ぎやバッテリーを充電せずに走行を続けたことにより、電欠が起きることが考えられます。
補機用バッテリーが上がる原因としてはガソリン車と同様、ライトや音響などによる電力の使い過ぎが原因となります。中でも、一番多くの原因は、電気のつけっぱなしや消し忘れです。消したと思っていても、半ドアで気づかず電気がついていることもあるので注意しましょう。
テスラのバッテリー上がりの対処方法
それぞれのバッテリーが上がってしまったときの対処法も異なります。走行用バッテリーの電力は高圧なので自分で対処するのは大変危険です。上がってしまった場合は、ロードサービスや業者へ依頼するようにしてください。
補機用バッテリーが上がってしまった場合は、自分で解決することができます。具体的な方法として、このあとで紹介するジャンピングスタートを試してみるとよいでしょう。それでも動かなければロードサービスや業者へ依頼しましょう。ロードサービスや業者への救援依頼で一番多いのが、バッテリー上がりです。
ロードサービスや業者によって費用や到着するまでの時間は異なります。費用や時間について気になるという場合は、依頼するときに合わせて確認するとよいでしょう。弊社であれば24時間お電話を受け付けておりますので、いつでもご連絡ください。
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テスラの補助バッテリー上がりはジャンピングスタートで対処!
補機用バッテリーが上がってしまっても、ガソリン車と同じように、救援車を呼ぶことができればブースターケーブルを使い、バッテリーを分けてもらい走行することが可能です。この方法をジャンピングスタートといいます。ここでは、ジャンピングスタートの方法や注意点についてご紹介します。
ジャンピングスタートの注意点
補機用バッテリーが上がってしまったときは、救援車のバッテリーとテスラの補機用バッテリーをブースターケーブルでつなぐことで、テスラのシステムを起動させることができます。そうすると車を駆動さることができるので、バッテリーが充電され、回復させることができます。そしてこの一連の流れのことをジャンピングスタートといいます。ジャンピングスタートの手順についてはこのあとご紹介します。
ジャンピングスタートができるのは補機用バッテリーのみです。走行用バッテリーはジャンピングスタートができません。また、救援車に電気自動車やハイブリッド車を使用することができません。ジャンピングスタートをする前には、テスラのマニュアルをしっかりと確認しましょう。
ジャンピングスタートの方法
バッテリーの上部にはそれぞれプラスとマイナスの端子があります。バッテリーが上がった車のプラス端子から救援車のプラス端子、救援車のマイナス端子からバッテリーが上がった車のマイナス端子の順でつなげるようにしましょう。
つないだ後に救援車のエンジンをかけアクセルを踏みこんでエンジンの回転数を上げます。2分ほどしたらバッテリーが上がったテスラを駆動させます。そうするとバッテリーが充電されるようになるので、車が動くようになったらしばらくそのままアイドリング(一般車でいう車を停止したままエンジンをかけ続けること)しておきましょう。
もし救援車がいない場合は、カー用品店やインターネット通販などで購入ができるジャンプスタータ―というモバイルバッテリーを使用して駆動させることができます。専用のケーブルを使用してバッテリーに接続するだけなので、比較的簡単に使用することができます。
充電時間の目安
ブースターケーブルでバッテリーを充電する場合は、車が動くようになってから20分くらいは止めないでおきましょう。そうすることで、補機用バッテリーを充電することができます。その場でアイドリングを続けるのが難しい場合は、30~60分くらい走行します。
その際、電気を消耗するようなエアコンやカーナビなどのアクセサリーはあまり使わないほうがよいでしょう。
バッテリー上がりが解決できない場合は
ジャンピングスタートをしてもエンジンがかからない場合や、救援車やジャンプスタータ―がない場合は、ロードサービスや業者へ依頼しましょう。
ロードサービスに加入している場合であれば、無料で対応してくれることもあります。しかし加入していないときは、2万円前後の費用がかかります。また来てもらうまでに時間がかかる場合もあります。
すぐに対応してほしいときは業者へ依頼するとよいでしょう。近くに業者があればすぐにかけつけてくれることもあります。場所や時間帯などの状況によりトラブル解決までの金額が異なるので、費用が気になる場合は見積りを取るとよいでしょう。弊社であれば無料で見積りをしております。ご依頼前のご相談などにも対応しておりますので、お気軽にお電話ください。
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テスラのバッテリー上がりを防ぐには
テスラのバッテリーが上がってしまうことを防ぐ方法を知っておけばバッテリーが上がらないよう意識もできます。対処法や、もし上がってしまったときはどうすればよいのかもみていきましょう。
余裕をもって充電する
走行中は、走行可能距離の表示に注意しながら走行しましょう。一般道では30キロメートル、高速道路では50キロメートルくらいで充電するのが目安です。
ただし、冬場の気温が低いときや積雪のあるとき、上り坂や向かい風が吹いているときなどの走行環境では走行可能距離の表示よりも多く電力消費をすることもあります。走行環境には注意し、余裕をもって充電するとよいでしょう。
電気消費量を抑える
電欠を起こしそうになったら、エアコンやライト、音響などの使用をひかえるようにしましょう。これらの使い過ぎは、電力の消費を早めてしまいます。また、走行速度を抑えることで電力の節約になります。
アプリやWebサービスを活用する
充電を忘れないように知らせてくれるサービスを利用することもできます。テスラでは「TeslaFi」というWebサービスや、Dashboard for Tesla(Android専用)やRemote S(iOS専用)といった専用のアプリがあります。これらは充電リマインダーとして使用することができるので、うまく活用するとよいでしょう。
バッテリー上がりしてしまったら
電欠してしまったら、ガソリン車と同じように速度が落ち、停止してしまいます。路肩に寄せ、ロードサービスや業者に依頼しましょう。最寄りの充電施設までレッカーしてもらう必要があります。
ロードサービスや業者によって費用や到着するまでの時間が異なります。連絡したときに費用や到着時間を確認しておくとよいでしょう。弊社であれば、困ったときにすぐご連絡いただけるよう、いつでもお電話を受け付けております。お気軽にご連絡ください。