車のエンジンがかからないときには、症状を確認して原因を突き止めましょう。エンジンがかからない原因はおもに3つあり、それぞれ対処方法が異なるのです。また、原因がバッテリー上がりだった場合には、自分で解消できるかもしれません。
この記事では、エンジンがかからない3つの原因や、ダイハツのテリオスキッドでバッテリー上がりが起きたときの解消方法をお伝えします。このほか、バッテリーの交換方法もお伝えします。この記事でご紹介する方法を参考に、エンジンを始動させてみてください。
車のエンジンがかからない原因は3つ!
まずは、車のエンジンがかからない3つの原因と、その症状をご紹介します。トラブルを適切に対処するためにも、以下の内容を参考にして原因を見極めてみてください。
原因1.バッテリー上がり
バッテリー上がりとは、バッテリー内に蓄えられている電気が足りなくなってエンジンがかからなくなるトラブルです。バッテリー上がりが起きているかを確認するには、電装品が使えるか・セルモーターが回るかを確認してみてください。
セルモーターとは、エンジン始動のために回転するモーターのことです。セルモーターが回っているかどうかは、エンジンをかけたときに、セルモーターが回り始める「キュルキュルキュル」という音がするかどうかで判断可能です。
電装品が使えない・セルモーターが回る音がしないときには、バッテリー上がりが起きているおそれがあるので、早めに対処しましょう。バッテリー上がりの解消方法については、次章でご説明します。
原因2.セルモーターの故障
電装品が使えるにも関わらず、セルモーターが回らないときには、セルモーターが故障しているおそれがあります。セルモーターが故障したら、ロードサービスを利用して車を運んでもらい、修理工場で修理してもらいましょう。
なかには、セルモーターを自分で修理したいという方もいらっしゃるかもしれませんが、自分での修理は難しく、方法を間違えると再びエンジンがかからなくなるおそれがあります。確実に直してもらうためにも、プロに依頼したほうがよいでしょう。
原因3.エンジン部分の故障
エンジンが故障していると、エンジンがかからなくなります。ほかにも、エンジンが故障すると、いつものエンジン音と違う異音が聞こえたり、いつもよりエンジン音が大きくなったりします。エンジン音に違和感を覚える場合には、ロードサービスで車を運んでもらい、修理工場に修理を依頼しましょう。
ここまで、エンジンがかからない原因をご紹介してきました。もし原因がバッテリー上がりだった場合は、お急ぎの方は弊社までご連絡ください。
弊社では、カーバッテリー業者をご紹介します。24時間年中無休で電話相談をおこなっているため、バッテリー上がりが起きたときにはいつでもご相談ください。
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テリオスキッドのバッテリー上がりを今すぐ解決する方法
テリオスキッドでのバッテリー上がりの解消には、「ブースターケーブルを使う方法」「ジャンプスターターを使う方法」「ロードサービスを利用する方法」の3つあります。ここでは、それぞれの方法についてご紹介します。
方法1.ブースターケーブルをつなげる
ブースターケーブルとは、ほかの車のバッテリーと、バッテリー上がりを起こした車のバッテリーをつなぐための道具です。ブースターケーブルが用意できる場合は、協力してくれる「救援車」を見つければバッテリー上がりを解消することが可能です。
救援車は、テリオスキッドと電圧が同じ車でなければなりません。基本的に国産の乗用車は電圧が12Vなので、テリオスキッドでは同じ12Vの乗用車に協力してもらいましょう。
また、ハイブリッド車には救援してもらうことはできません。ハイブリッド車に救援してもらうと、ハイブリッド車とガソリン車をつなげてエンジンをかけようとしたときに流れる電流にハイブリッド車が耐えられず、故障してしまうおそれがあるのです。そのため、救援車に依頼する際は、ハイブリッド車でないことも確認しておきましょう。
ブースターケーブルと救援車を用意できたら、バッテリー上がりを解消していきましょう。バッテリー上がりの解消方法については、以下にまとめました。
- 救援車とテリオスキッドをできるだけ近づける
- 救援車のエンジンを切っておく
- テリオスキッドの室内灯やヘッドライトを消しておく
- 救援車とテリオスキッドのボンネットを開ける
- 赤いブースターケーブルをバッテリー端子につなげる
- 黒いブースターケーブルをバッテリー端子につなげる
- 救援車のエンジンをかける
- 救援車がAT車の場合はパーキングに、MT車の場合はニュートラルに入れてサイドブレーキはかける
- アクセルを踏んで、救援車のエンジンの回転数を上げる(2,000~3,000程度が目安)
- エンジンの回転数を高く保ちつつ、テリオスキッドのエンジンをかける
- エンジンが始動したら、ブースターケーブルを外す
バッテリー端子にブースターケーブルをつなぐときには、赤いケーブルをテリオスキッドのプラス端子・救援車のプラス端子の順でつないだ後、黒いケーブルを救援車のマイナス端子・テリオスキッドのエンジンルームの金属フックにつなぎましょう。取り外すときは、これとは逆の順番でおこないます。
もし、取り付け・取り外しの順番を間違えると、ショートする危険があります。安全のためにも、正しい順番で取り付け・取り外しをおこないましょう。
また、1~11の手順でエンジンが始動したら、しばらく車を充電しましょう。充電方法や充電時間については、次章でご説明します。
方法2.ジャンプスターターを使用する
ジャンプスターターとは、バッテリーを充電するための道具です。ジャンプスターターと付属のケーブルを持っていれば、自分ひとりでもバッテリー上がりを解消することが可能です。ジャンプスターターを使ったバッテリー上がり解消方法は、以下のとおりです。
- 付属の赤いケーブルを、バッテリーのプラス端子につなげる
- 付属の黒いケーブルを、バッテリーのマイナス端子につなげる
- 付属のケーブルをジャンプスターターの本体にもつなげて電源を入れる
- しばらく充電をおこなう
- テリオスキッドのエンジンをかける
- エンジンが始動したら、黒・赤の順で付属のケーブルを外す
1~6の作業をおこなったら、すぐにエンジンを切らず、しばらく車を充電させましょう。
方法3.ロードサービスを利用する
道具がなかったり救援車が見つからなかったりしてバッテリー上がりを自力で解決できないときには、JAFや保険会社のロードサービスを利用しましょう。
JAFや自動車保険の任意保険に加入していれば、基本的には無料でロードサービスを受けることができます。ただし、保険会社によっては、条件次第で有料になることもあるので、保険会社に問い合わせて契約内容を確認してみるとよいでしょう。
また、JAFや任意保険に加入していない方は、業者への依頼も検討するのがおすすめです。安く対応してくれる業者を探して依頼すれば、バッテリー上がり解消のための費用を抑えることが可能です。また、家の近くの業者に依頼すれば、早く駆けつけてくれるため、早く解消してもらうことができるでしょう。
弊社では、カーバッテリー業者をご紹介します。バッテリー上がりトラブルが起きている場所から近い業者を探して派遣するため、業者をご自身で探さなくても対処することができます。テリオスキッドのバッテリー上がりにお困りの方は、ぜひ弊社までご相談ください。
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エンジンが始動したらしばらく充電が必要です
ブースターケーブルやジャンプスターターを使ってエンジンが始動したら、バッテリーの充電をおこないましょう。
エンジンがかかった直後は充電量が少なく、エンジンをかけるだけの電気も蓄えられていないおそれがあります。その場合にエンジンを切ってしまうと、再びバッテリー上がりが起きてしまうのです。
車の充電はエンジンがかかっているときにおこなわれるため、アイドリング状態にしたり車を運転したりするとよいでしょう。アイドリング状態では1時間以上、運転では30分以上充電すれば、再びバッテリーが上がることを防げるでしょう。
車のバッテリーは交換した方がよいの?
バッテリー自体に寿命が来ている場合には、そのまま使い続けると再びバッテリー上がりを起こすおそれがあります。
ここでは、バッテリーの交換時期の目安や交換方法をお伝えします。以下の内容を参考に、バッテリーの寿命を判断する基準に当てはまる点はないか確かめてみてください。
バッテリーの交換時期の目安
バッテリーの寿命は、2年~5年だといわれています。5年以上使用している方は、寿命を迎えている可能性があるので、交換するとよいでしょう。
また、バッテリーが劣化してくると、以下のような症状があらわれます。バッテリーの使用期間が5年未満の場合でも、以下の症状に当てはまっているときには寿命を迎えているおそれがあるので、一度確認してみてください。
- エンジンがかかりにくい
- ライトの明るさがエンジンの回転数によって異なる
- パワーウインドウの開閉に時間がかかる
- バッテリー液(バッテリー内にある液体)が濁っている
- バッテリー端子の回りに白い粉が吹いている
- 電圧が12V以下
なお、電圧の測定はガソリンスタンドでおこなってもらうことができるので、ぜひ利用してみてください。また、上記の項目に当てはまっている場合には、交換を検討する必要があります。交換には、自分でおこなう方法とプロに依頼する方法があるので、以下からはそれぞれの手段についてご紹介します。
「自分」でバッテリーを交換する方法
自分でバッテリーを交換する際に必要なものや手順を、以下にまとめました。
準備するもの
新しいバッテリーに加えて、バッテリー端子を外すためのスパナも用意しておいてください。ほかには、安全に作業するためにゴム手袋か軍手と保護メガネも用意しておくとよいでしょう。
交換手順
- エンジンを止めてキーを抜く
- マイナス側のケーブル端子を取り外す
- プラス側のケーブル端子を取り外す
- バッテリーの取付金具を取り外す
- バッテリーを持ち上げて取り外す
- 新しいバッテリーを設置する
- バッテリーの取付金具を、ナットを締めて固定する
- プラス側のケーブル端子をケーブル端子(プラス)に取り付ける
- マイナス側のケーブル端子をケーブル端子(マイナス)取り付ける
バッテリーの交換の際は、ケーブル端子の取り付け・取り外しの順番を間違えるとショートするおそれがあります。取り付け・取り外しの際は、必ず順番を守っておこないましょう。さらに、ケーブル端子にスパナが触れているときには、もう片方の端子にスパナが当たらないように細心の注意を払ってください。引火爆発の危険があります。
また、バッテリーを交換すると、車種によってはナビなどの設定がリセットされてしまうおそれがあります。消去を防ぐためには、メモリーバックアップというアイテムが必要なので、はじめからプロに依頼するとよいでしょう。バッテリー交換の依頼先については、以下からご説明します。
「依頼」でバッテリーを交換する方法
バッテリーの交換が自分では難しい場合は、ディーラーやカー用品店などに交換を依頼しましょう。
ディーラーに依頼すれば、純正のバッテリーやそれと同等レベルの性能を持つバッテリーに交換してもらうことができます。バッテリーの知識がなく、どれを選んだらよいかわからない方でも安心して依頼できるでしょう。
カー用品店に依頼すると、さまざまな種類の中からバッテリーを選ぶことができます。安いバッテリーを選べば、交換にかかる費用を抑えることができるでしょう。また、カー用品店の中には、バッテリーを持ち込めばバッテリーの工賃だけで交換してくれるところもあります。交換費用を安く済ませたい方は、工賃のみで交換してくれる店舗を探してみるとよいでしょう。
ここまで、バッテリーの交換方法をお伝えしてきました。交換を先延ばしにしているとバッテリー上がりが起きてしまうおそれがあるので、寿命を迎えたバッテリーは早めに交換しましょう。
もし、バッテリー上がりが起きてしまった場合には、ぜひ弊社にご連絡ください。バッテリー上がり解消の業者をご紹介します。