車を運転する方だと、「突然エンジンがつかなくなった」というトラブルに見舞われることもあると思います。そんなときに真っ先に思い浮かぶのが、バッテリー上がりでしょう。
しかしスイフトがバッテリー上がりを起こしたと思ったときは、まず「本当にバッテリー上がりであるか」を確認することが大切です。じつは、バッテリー上がりが原因でないこともあるのです。
こちらではバッテリー上がりの症状や、その対処法などをお伝えします。もしバッテリー上がりを起こしていたら、必要に応じて回復作業や作業の依頼をおこないましょう。
スズキのスイフトがバッテリー上がりを起こしているか確認しよう!
エンジンがかからないと、バッテリー上がりを疑う方は多いと思います。たしかにエンジンの不調はバッテリー上がりの症状のひとつですが、じつはそれだけではバッテリー上がりだと断定することはできません。バッテリー上がりか判断をするためにも、ガソリンエンジン車とハイブリッド車のケースに分けて、症状を解説します。
【ガソリンエンジン車の場合】
スイフトがガソリンエンジン車の場合、バッテリー上がりの際に「セルモーターが動かない」「電気系統が機能しない」という症状があらわれます。どちらの症状も出ているようであれば、バッテリー上がりの可能性が高いでしょう。
(1)セルモーターが動かない
セルモーターとは、エンジンを始動させるときに動く部品のことをいいます。バッテリーの充電があるときであれば、セルモーターも稼働するため、「キュルキュル」という音が聞こえます。しかしバッテリーが上がっていると、カチカチといったレースイッチの音だけが聞こえてセルモーターは正しく回らないでしょう。セルモーターの動く音に異変を感じれば、バッテリーが上がっている可能性があります。
(2)電気系統が機能しない
車には、バッテリーから供給される電気によって稼働する電気機器があります。たとえば、ライトやオーディオ、エアコンなどです。しかしガソリンエンジン車の場合は、バッテリーが上がっていると、電気機器に送る電気が残っていないため、電気系統が機能しなくなります。一度機能するか確認してみましょう。
【ハイブリッド車の場合】
スイフトがハイブリッド車である場合は、ガソリンエンジン車とはバッテリーの数や仕組みが異なるため、バッテリー上がりの症状が少し変わってきます。ハイブリッド車には「駆動用バッテリー」と「補機バッテリー」というふたつのバッテリーが備わっています。それぞれ電気の供給先が異なり、駆動用バッテリーはモーターの駆動、補機バッテリーは電気系統に電気が使われているのです。
これらにバッテリー上がりが起きたときは、それぞれの役割を果たすことができず、対象の部品に不調が起こります。そのため補機バッテリーが上がったときは、電気系統が機能しなくなるなどの症状があらわれるのです。
一方、駆動用バッテリーが上がってしまうとモーターなどに不調が出ますが、じつはほとんどバッテリー上がりを起こすことはありません。基本的にバッテリー上がりは補機バッテリーであることが多いでしょう。
もしバッテリー上がりが起きていると感じた場合は、業者を頼ることで解決することもできます。弊社では優良な業者をご紹介しているので、迅速に解決したいときはぜひご相談ください。
自力で自動車のバッテリー上がりを解消する方法
バッテリー上がりを起こしている場合は、解消する必要があります。もしスイフトのバッテリー上がりを解消できる機器を持っている場合は、自力で解消をしてみるのもよいでしょう。こちらでは、自力でバッテリー上がりを解消させることができる、3つやり方をご紹介します。
ただしスイフトの場合は、どの車でも自力で対処ができるとは限りません。もしハイブリッド車の駆動用バッテリーが上がったというときは、電圧が高くて作業が危険になるため、自力での対処は控えたほうがよいとされています。
機器を持っていなかったり、駆動用バッテリーが上がったりした方は、次のコンテンツの「バッテリー上がりは依頼することもできる!」を参考に、バッテリー上がりを解消してくれるところへ依頼をしましょう。
1.バッテリー交換をする
近くにカーセンターがあって、バッテリーが購入できる環境である場合は、バッテリー交換をするという選択肢もあります。とくに、同じバッテリーを長年使い続けている場合は、寿命がきていることもあるため、バッテリーが上がりやすくなっているかもしれません。そのようなときはバッテリー交換をおすすめします。
こちらでは、バッテリー交換をおこなう方に向けて、注意点を踏まえながら作業の流れを解説していきます。事前に流れを理解してから、作業をおこなうとスムーズにできるでしょう。
(1)バッテリーに接続されているケーブルを外す
作業前に、まずはバッテリーを固定しているナットなどの部品を、レンチを使って外します。その後、ケーブルは「マイナス端子→プラス端子」の順番で外していきましょう。この順番通りにケーブルを外すことで、電子の流れを遮断することができるため、作業中にショートが起こるリスクを減らすことができるのです。
また、このとき学習機能などがついているスイフトだと、これまでに学習した内容が消えてしまうおそれがあります。メモリーを守りたい場合は、ケーブルを外す前に、メモリーバックアップという道具を利用するとよいでしょう。
(2)バッテリーを交換する
古いバッテリーを取り外したら、新しいバッテリー交換します。このとき、バッテリーの型番が異なると、交換することができません。とくにハイブリッドの車種である場合は、仕様に違いがあるので、気をつけましょう。
(3)バッテリーにケーブルを接続する
交換が終わったら、元のようにバッテリーへケーブルを接続していきます。まずはバッテリーを、ナットなどで固定していきましょう。固定ができたら、ケーブルを「プラス端子→マイナス端子」の順番でつけていきます。
2.ブースターケーブルを使う
ブースターケーブルと救援車が準備できる場合は、ブースターケーブルを利用してバッテリー上がりを解消しましょう。ブースターケーブルとは、救援車から電気を供給してもらうための橋渡しとなるケーブルです。
マイナス端子同士を接続する黒色のケーブルと、プラス端子同士を接続する赤色のケーブルがあります。ブースターケーブルは、以下の手順で接続をしていきます。
(1)救援車を自車に近づける
ブースターケーブルを接続することができる程度の距離まで、救援車を近づけましょう。またこのときの救援車は、基本的にガソリンエンジン車でなくてはなりません。ハイブリッド車などを救援車にすると、電流の容量の違いによって故障するおそれがあります。
(2)赤いケーブルを接続する
救援車のバッテリーのプラス端子と、自車のバッテリーのプラス端子を、赤いブースターケーブルで接続します。先に自車のプラス端子に接続してから、救援車につなげましょう。
(3)黒いケーブルを接続する
赤いケーブルと同様に、マイナス端子同士を黒いケーブルで接続します。黒いケーブルでは、先に救援車のマイナス端子に接続させてから、バッテリーの上がった車のマイナス端子に接続をしましょう。
(4)エンジンをかける
ブースターケーブルが接続できたら、5分ほど時間を置いてから、自車のエンジンをかけましょう。エンジンが始動したら、完了です。ただし、この状態ではまだエンジンがかかっただけでバッテリー内部には電気があまりない状態です。車のバッテリーはエンジンを回転させることで充電されます。そのため、バッテリーを充電するために車を1時間程度走らせましょう。
3.ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターとは、ブースターケーブルのように車へ電気を送り込むことができる、モバイルバッテリーのことです。
このジャンプスターターがあれば、道具や車も必要なく、バッテリー上がりを解消することができます。作業は以下の流れでおこないます。
(1)赤いケーブルを接続する
車のボンネットを開けて、バッテリーの位置を確認します。確認できたらバッテリーのプラス端子に、ジャンプスターターの赤いケーブルを接続させます。
(2)黒いケーブルを接続する
赤いケーブルの接続が完了したら、反対側のマイナス端子に黒いケーブルを接続していきます。これで準備が完了です。
(3)エンジンをかける
運転席に戻って、エンジンをかけます。無事にエンジンがかかったら、ジャンプスターターを外しましょう。マイナス端子、プラス端子の順番でケーブルを外していきます。そのあとは、バッテリーを充電するために、車を走らせましょう。
自分で対処するときの注意点
自分で作業をすると、業者へ頼むよりは費用や時間をかけることなく、バッテリー上がりを解消することができます。しかし、電気系統に関わる作業になので事故をまねくこともあります。そのため、慎重に作業をおこなわなくてはなりません。
たとえばブースターケーブルやジャンプスターターを利用する方法は、接続する順番を間違えると、ショートを起こして発火する危険性があります。また誤った場所へ触れてしまえば、火花が散ることもあるでしょう。少しの間違いで、車の部品が故障したり、大きな火災へとつながったりするケースもあります。
またバッテリー交換も、車の種類によって搭載位置などが違います。作業を一概に説明することは難しいので、作業中に不明な点が出てきた場合は対処に困ることもあるかもしれません。そのまま粗雑に作業をしてしまえば、失敗に終わってしまうこともあるかもしれません。
自分でジャンプスタートをすることに不安のある方は、業者へ依頼をするという手もあります。バッテリー上がりの解消に慣れている業者なら、安全に作業をすることができるのです。
業者へバッテリー上がりの解消を任せたいという場合は、弊社をご利用ください。弊社では、年中無休で電話相談を承っております。そのため早朝・深夜・休日でも、業者が駆けつけることができます。ぜひお気軽にご相談ください。
\無料でご相談いただけます/
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バッテリー上がりは依頼することもできる!
バッテリー上がりを解消できる機器がない場合や、ハイブリッド車で駆動用バッテリーが上がった場合は、請け負ってくれるところへ連絡をしましょう。バッテリー上がりは、ロードサービスをおこなっている会社や、カーバッテリー業者へ依頼をすることで、解決することができます。それぞれの特徴について見ていきましょう。
1.ロードサービスを利用する
バッテリー上がりを解消してくれる「ロードサービス」を利用するには、おもに2つパターンがあります。
1つ目は、自動車保険についているロードサービスを利用する方法です。ご自身の任意で加入する自動車保険には、バッテリー上がりを解消するロードサービスを付帯しているものがあります。ロードサービスがついている保険に加入をしていれば、回数制限があることが多いですが基本的に無料でバッテリー上がりを解消してくれるでしょう。
また2つ目の方法として、JAFのサービスを利用するという手段があります。こちらもJAFの会員であれば、基本料や作業料が0円になるため、バッテリー上がりのサービスを無料で受けることができます。
ただし、どのような状況でも、ロードサービスを受けることができる訳ではありません。契約内容によっては、バッテリー上がりが起きても、無料でサービスを受けられないことがあります。
じつは、自動車保険とJAFのロードサービスには、それぞれ「サービスを受けることのできる対象」が定まっています。自動車保険であれば、保険は車にかかります。そのため、自動車保険を自車へかけていても、友人の車でドライブしているようなときは、ロードサービスを受けられないでしょう。
対してJAFのロードサービスは、基本的に人でロードサービスを受けることができるかどうかが決まります。そのため車に限らず、JAFの会員の方が同乗していればロードサービスを受けることが可能です。
このように、サービスには細かい決まりがあります。事前に契約内容を確認してから、依頼をすることで「無料でサービスを受けることができると思っていたのに、通常の料金がかかってしまった」というトラブルを防ぐことができるでしょう。
2.業者へ依頼をする
なかには、自動車保険に加入をしていなかったり、JAFの会員でなかったりする方もいらっしゃると思います。そのような場合は、カーバッテリー業者へ依頼をすると、バッテリー上がりを解決することが可能です。
しかしバッテリー上がりを解消してくれる業者は、たくさんいます。実際に依頼をしようと思うと、どこがよいのか分からないと困ってしまう方も多いでしょう。
そんなときは、弊社をご利用ください。弊社には数多くの業者が加盟しているため、ご自身の希望に合った優良な業者をご紹介することができます。
また作業前に、無料で見積りも算出しております。契約後は見積り以上の費用はいただかないため、安心してご利用していただけると思います。ぜひお気軽にご相談ください。