シャトルのバッテリー上がりを解消するときには、まずはガソリン車なのかハイブリッド車なのかを確認しましょう。シャトルにはガソリン車とハイブリッド車がありますが、ハイブリッド車の場合は注意しなければならないことがあるからです。
この記事では、バッテリー上がりを解消するときにハイブリッド車で注意すべきことや、バッテリー上がりを解消する方法、バッテリー上がりの予防方法についてご紹介します。この記事を読み、注意点や対処法を知って安全にバッテリー上がりを解消しましょう。
ハイブリッド車・ガソリン車の違い
ハイブリッド車とガソリン車の違いは、バッテリーの個数です。ガソリン車のバッテリーが1つなのに対し、ハイブリッド車には、「駆動用バッテリー」と「補機バッテリー」の2つのバッテリーが搭載されています。
駆動用バッテリーは車を動かすためのバッテリーで、容量が大きく電圧が高いのが特徴です。補機バッテリーは、ガソリン車に搭載されているものと同じ12Vの鉛バッテリーで、電気を供給する役割があります。
ガソリン車のバッテリーが上がった場合は、ジャンプスタートで解消することが可能です。ジャンプスタートの方法については、後ほど詳しくご紹介します。
ハイブリッド車の場合、補機バッテリーならガソリン車と同じやり方で対処できますが、駆動用バッテリーでは自分では対処することができません。駆動用のバッテリーの場合、高電圧のため、自分での対処は危険なのです。駆動用バッテリーでバッテリー上がりが起きた場合は、ディーラーに相談しましょう。
駆動用バッテリーと補機バッテリーのどちらが上がったかわからない場合は、取扱説明書を見てご確認ください。
また、弊社では、バッテリー上がりを解消する業者をご紹介します。すぐにバッテリー上がりの解消したい方は、ぜひ弊社までご相談ください。
バッテリー上がりを解決する3つの方法
バッテリー上がりは、先ほどご説明した救援車に協力してもらう方法のほかにも、ジャンプスターターというバッテリーの充電器を使う方法や、ロードサービスを利用する方法があります。
ここでは、バッテリー上がりを解消するこれらの方法について、詳しく解説します。ハイブリッド車の補機バッテリーもガソリン車のバッテリーも同じ方法で解消できるので、ぜひ参考にしてみてください。
方法1.救援車に協力してもらう
救援車に協力してもらう方法では、救援車のほかに「ブースターケーブル」と呼ばれる赤と黒のケーブルがあれば対処することが可能です。
また、ほかの車に協力してもらうときには、シャトルと同じ電圧の車に頼みましょう。電圧は、国産の乗用車の場合は12Vで、バスやトラックなどの大型の車は24Vです。乗用車であるシャトルでバッテリー上がりが起きたら、乗用車に協力してもらってください。
ブースターケーブルと同じ電圧の救援車が見つかったら、以下の手順でバッテリー上がりを解消しましょう。
- 救援車と故障車(バッテリーが上がった車)をできるだけ近づける
- 救援車のエンジンを切る
- 救援車と故障車のバッテリー端子にブースターケーブルを接続する
- 救援車のエンジンをかける(AT車はパーキング、MT車はニュートラルに入れ、サイドブレーキはかける)
- アクセルを踏んで回転数を2,000~3,000程度にする
- 回転数を上げた状態で、故障車のエンジンをかける
- エンジンがかかったことを確認し、ブースターケーブルを外す
ブースターケーブルを取りつけるときは、故障車のプラス端子に赤、救援車のプラス端子に赤、救援車のマイナス端子に黒、故障車のエンジンの金属部分に黒の順でおこなってください。取り外しの際は、取りつけと逆の順番でおこないます。
順番を間違えると、火花が散るおそれがあります。そうなると、火花が回りのものに引火して火災を引き起こすかもしれません。安全のためにも、順番を間違えないように気をつけましょう。
また、エンジンがかかったら、すぐにエンジンを切ってはいけません。なぜなら、エンジンが始動した直後は、充電がほとんどない状態だからです。
充電量がほとんどない状態ですぐにエンジンを切ると、次回エンジンをかけるだけの電気が足りず、再びバッテリー上がりを起こしてしまうおそれがあります。バッテリー上がりが再び起こることを防ぐために、30分~1時間程度は車を走行させるとよいでしょう。
方法2.ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターを使った方法では、ジャンプスターター本体と付属のケーブルがあれば、一人でもバッテリー上がりを解消することが可能です。ジャンプスターターでのバッテリー上がり解消の手順は、次のとおりです。
- 付属のケーブルをバッテリー端子につなぐ
- 付属のケーブルをジャンプスターター本体につなぐ
- ジャンプスターター本体の電源を入れる
- 20分程度充電をおこなう
- エンジンをかける
- エンジンがかかったことを確認し、付属のケーブルを外す
付属のケーブルは、プラス端子に赤・マイナス端子に黒の順で取りつけてください。取り外すときは逆の手順となります。また、救援車に協力してもらう方法と同様、エンジンが始動した後は30分~1時間程度車を走らせてからエンジンを切りましょう。
方法3.JAFなどのロードサービスや業者を呼ぶ
ブースターケーブルやジャンプスターターをお持ちでない方、自分で解消する自信がない方は、JAFや加入している保険のロードサービス、業者に依頼する選択肢もあります。
JAFの会員であったり、ご自身が加入している自動車保険の任意保険にロードサービスがついていたりする場合は、そちらで対応してもらうことが可能です。そのため、JAFや保険会社に連絡してみてください。
JAFの会員でない方や、加入している保険にロードサービスが適用されていない方は、業者への依頼も検討するとよいでしょう。JAFの会員でない、加入している保険にロードサービスが適用できない場合でも依頼することができますが、費用が高額になることもあります。
その点、現地の近くの業者に依頼すれば、出張費を抑えることができるので費用の節約が期待できるのです。また、すぐに駆けつけてもらえる可能性も高いでしょう。
弊社では、バッテリー上がりを解消する業者をご紹介します。全国に多数ある加盟店の中から、お近くの業者を探して派遣するため、スピーディーに対応できます。できるだけ早く解決するためにも、ぜひ弊社をご利用ください。
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バッテリー上がりを起こさないように予防しよう
ここからは、バッテリー上がりを予防する方法をご紹介します。バッテリー上がりに再び悩まないためにも、以下の内容を参考にしてみてください。
たまにはエンジンを動かそう!
エンジンをかけずに車を放置しておくと、バッテリー上がりが起こるおそれがあります。なぜなら、バッテリーは、エンジンをかけていないときでも自然放電をおこなっているからです。つまり、充電がされていない状態で電気が消費されていくので、充電不足となってバッテリーが上がってしまうのです。
バッテリー上がりを防ぐためには、定期的に車を動かしましょう。週に1回程度車を動かせば、バッテリー上がりを防げるようです。
また、アイドリングでも充電することができますが、エンジンの回転数が上がるほど効率的に充電できるため、できれば運転することをおすすめします。
ただ、車に乗る頻度が高くても1回の走行時間が短いと、バッテリー上がりが起こるおそれがあります。なぜなら、エンジン始動時に消費した電気量のほうが充電量よりも多くなるからです。エンジンをかけたら、1回あたり30分~1時間程度は走行するように心がけてください。
バッテリーの寿命を意識しておこう
ガソリン車のバッテリーとハイブリッド車の補機バッテリーの寿命は、だいたい3~5年程度だといわれています。寿命を過ぎても使い続けた場合は、エンジンがかかりにくくなり、最終的にはまったくかからなくなります。
そのようなリスクを避けるためにも、バッテリーが寿命を迎えてトラブルが起こる前に、点検・交換をおこないましょう。バッテリーの点検はガソリンスタンドやカー用品店では無料で実施しているところも多いので、一度確認してみることをおすすめします。
また、ハイブリッド車の駆動用バッテリーは寿命が10年程度と長めです。しかし、トラブルを確実に避けるためには、駆動用のバッテリーもあわせて点検しておくとよいでしょう。
電気を使いすぎないようにしよう
エンジンを切ったまま電装品やライトを使い続けると、充電不足となってバッテリー上がりが起こることがあります。また、エンジンがかかった状態でも、渋滞などエンジンの回転数が低い状態が続くときには、電気の消費量が充電量を上回ってしまうことがあります。
そのため、バッテリー上がりを防ぐには、オーディオやエアコンなどの電装品を使いすぎない・エアコンを使うときは風量を弱める・不要なときはライトを消すなどの対策をおこなうとよいでしょう。
また、半ドアになっていると室内灯が点灯する車種も多いので、降車の際は半ドアになっていないかも確認することをおすすめします。
ここまで、バッテリー上がりを防ぐ方法をお伝えしました。ただ、バッテリー上がりが起こらないように気をつけていても、バッテリーが上がってしまうこともあるかもしれません。
万が一バッテリーが上がってしまったときには、弊社までご連絡ください。弊社では24時間365日電話対応をしているので、突然バッテリーが上がったときでもすぐに相談していただくことが可能です。バッテリー上がりにお困りの場合は、ぜひ弊社までお問い合わせください。