ロードサービスには、主にJAFと任意自動車保険の2種類があります。万が一の車のトラブルに備えて、JAFか任意自動車保険のいずれか加入しておくことをオススメします。なぜなら、それらに加入しておくことで、バッテリー上がりだけでなく、キー閉じこみ、故障車のレッカー移動など様々な車のトラブルに対応してくれるからです。
このコラムでは、JAFや任意自動車保険のロードサービスについて紹介していきます。車のトラブルに備えて加入を検討している方は、加入先を選ぶときにお役立てください。また、自分でバッテリー上がりを解消する方法も紹介してありますので、こちらも参考にしてみてください。
ロードサービスといえば【JAF】
ロードサービスと聞いて、まず最初に思い浮かぶのはJAFという方が多いでしょう。
JAF(日本自動車連盟)とは24時間365日、全国拠点でロードサービスを提供している一般社団法人です。
加入して会員になりますと、基本的にロードサービスを無料で受けることができます。そのため、万が一の自動車トラブルに備えて加入しておくとよいでしょう。ここでは、JAFの加入方法や会員制度、対応しているトラブルについてご紹介します。
JAFの会員制度は3種類
JAFのロードサービスを受けるためには、加入して会員になる必要があります。JAFの会員制度には、個人会員、家族会員、法人会員の3種類があります。
個人会員になるためには、入会金と年会費を支払うことが必要です。家族会員は、個人会員の家族が対象で、年会費のみで会員になることができます。
法人会員の場合は、入会金とは別に法人特定会費と車両特定会費を支払います。車両特定会費は、1車両ごとに支払う必要があるため入会の際にはご注意ください。
仮に1年だけ加入するとした場合、それぞれの入会金や年会費、特定会費は以下のとおりです。
- 個人会員:入会金2,000円、年会費4,000円
- 家族会員:入会金無料、年会費2,000円
- 法人会員:入会金2,000円、法人特定会費2,000円(1法人分)、車両特定会費2,000円(1台分)
数年間、個人会員になることを検討している方は、数年分まとめて支払うとよいかもしれません。数年分まとめて支払うと割引されて、入会金が安くなるからです。5年分まとめて支払うと入会金は無料になるので、そちらも検討してみるとよいでしょう。
JAFの加入方法
JAFに加入を申し込む方法には、次の方法があります。自分がやりやすい方法で申し込むとよいでしょう。
- インターネット申し込み
- 入会書類を取り寄せ、必要事項を記入した書類を郵送して申し込み
- JAFの窓口で申し込む
JAFが対応している主なロードサービス
JAFが対応している主なロードサービスには以下のものがあります。加入にかかる費用が受けられるサービスに見合っているかどうかを検討して、加入するかどうかを判断するとよいでしょう。
- バッテリー上がり
- パンクしたタイヤをスペアタイヤに交換する
- キーとじ込みの解除
- ガソリンなどの燃料切れ(ただし、燃料代は自己負担)
- 故障車けん引
このようなロードサービスは会員であれば、日中でも夜間でも基本料金と作業料金は無料です。ただし、作業に部品が必要になる場合は、部品代が必要になることがあります。
また、故障車けん引は15kmまでは高速道路でも、一般道路でも無料ですが、15kmをこえると1km増えるごとに730円料金が追加されます。どのような場合に有料になるか、加入する前にJAFにしっかり確認することをオススメします。
JAFを呼ぶときに伝えること
JAFは電話・アプリ・FAXで呼ぶことができます。JAFを呼ぶときは、次の4つの事項を伝えましょう。
・会員番号
会員番号はプラスチック製のカードまたはスマートフォンのアプリで確認することができます。会員番号を伝えることでJAFは、会員か非会員のいずれかの判断することができます。
・車がある場所
車がある場所を伝えないとJAFはどこに向かってよいかわかりません。地名や住所、近くにある店名などの目印を伝えてください。スマートフォンをお持ちの方は、アプリの地図で地名や住所などを確認するとよいでしょう。
・車種、色、ナンバー
車がある場所がわかったとしても、車が複数台あると依頼者を特定することができません。依頼者を特定するために、車種、色、ナンバーを伝えましょう。
・どのようなトラブルが起こっているか
トラブルの内容に対応するために、部品や燃料などの準備が必要になります。内容を正しく伝えないと、現場に到着したもののトラブルを改善するための部品や道具を準備していなかったために、作業ができないという事態が起こるおそれがあります。そのため、トラブルの内容をできるだけ詳しく伝えましょう。
任意自動車保険のロードサービスとは
JAF以外にも任意の自動車保険に加入することで、ロードサービスを受けることができます。任意の自動車保険とは、車を購入するときに強制で加入する自賠責保険とは別に、任意で加入する自動車保険です。
あくまで任意ではありますが、現在は多くの保険会社がロードサービスを付帯しているので、加入しておくと万が一のときに役立つでしょう。
保険会社によって対応サービスが異なる
任意の自動車保険の多くは、加入すると保障内容にロードサービスが自動的に付帯されてきます。ただし、保険会社によって対応してくれるサービスの内容が異なりますので、注意が必要です。
一般的なロードサービスである、燃料切れ・キーとじ込みの解除・パンクしたタイヤの交換・故障車のレッカー移動の基本的なところは同じです。ただし、それらのサービスの具体的な内容は、保険会社ごとに少しずつ異なります。
たとえば燃料切れの場合、ある保険会社は作業代に関しては無料だけれども、燃料代は依頼者が負担するという内容になっています。しかし、別の保険会社をみると、燃料代は無料だけれども、高速道路で作業するときだけは費用がかかるという内容になっているのです。
このように、保険会社ごとに受けられるロードサービスの内容には少しずつ差がありますので、自分の車の使用状況に応じて保険会社を選ぶとよいでしょう。
保険会社選びに困ったら「レッカーサービス」に注目!
ロードサービスの内容をみてもそれほど差を感じないのであれば、レッカーサービスも確認してみましょう。一般的にレッカーサービスは、移動距離が長ければ長いほど費用が高くなります。
しかし、保険のなかには故障した場所から保険会社が指定する工場までのレッカー移動の距離が50kmまでは無料という内容の保険もあります。遠方で事故を起こした場合、レッカー移動の距離が長くても費用が安くすむ保険に加入していれば、安心することができます。そのため、保険会社選びに迷ったときは、レッカーサービスの差を基準にして選んでみるのもよいでしょう。
宿泊先サポートなども見逃せないポイント
自宅から遠い場所で、深夜に事故を起こして、車が動かなくなったとき、電車など別の交通手段がなく、ホテルなどに一泊する場合があります。そんなときのために、宿泊先サポートや交通費のサポートがある保険を選ぶとよいでしょう。
ただし、深夜にバッテリーが上がってお困りの方は、弊社にご依頼ください。JAFや任意の自動車保険に加入していなくても、バッテリー上がりのトラブルには、弊社に加盟している業者が対応することができます。弊社に加盟している業者は全国に多数おりますので、すぐに駆け付けることができます。早急に対応してほしい方は、ぜひ弊社にご依頼ください。
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突然のバッテリー上がりで困ったときの対処法
突然のバッテリー上がりで困ったときは、ジャンプスタートという方法を使えば自分でエンジンを始動させることができます。ジャンプスタートにはブースターケーブルを使う方法と、ジャンプスターターを使う方法の2種類があります。
ここでは、その2種類の方法をご紹介します。ジャンプスタートを自分でおこなう自信のない方は、業者に依頼しましょう。
1.「ブースターケーブル」を使うジャンプスタート
ブースターケーブルを使ってジャンプスタートをおこなうときは、救援するための車が必要です。救援される車と救援する車のバッテリーをブースターケーブル(以後、ケーブルと省略します)でつなぎます。
ただし、つなぎ方を間違えると発火して爆発事故などのトラブルが起きるおそれがありますので、注意が必要です。ケーブルのつなぎ方の手順は次のとおりになりますので、参考にして実践してみてください。
- 救援される車と救援車のバッテリーの位置を確認してから、双方の車を近づける
- 救援される車のバッテリーのプラス端子に赤い色のケーブルをつないでから、救援車のバッテリーのプラス端子に赤い色のケーブルをつなぐ
- 救援車のバッテリーのマイナス端子に黒いケーブルをつないでから、救援される車のバッテリーのエンジンブロックの金属部分に黒いケーブルをつなぐ(エンジンブロックではなくマイナス端子に黒いケーブルをつなぐと大きな電流が流れて、火花が発生し、バッテリーの水素ガスに引火するおそれがあります)
- 救援車のエンジンをかけてから、約5分後に救援される車のエンジンをかける
- 上記の1~3とは逆の手順でケーブルを外す
2.「ジャンプスターター」を使うジャンプスタート
ジャンプスターターとは、バッテリーが上がった車のエンジンを始動させるための電力を供給するための機器です。ジャンプスターターを使ったジャンプスタートの手順は次のようになります。
- ジャンプスターターが充電されているかどうかを確認
- ジャンプスターターの黒いケーブルをバッテリーのマイナス端子につなぎ、赤いケーブルをプラス端子につなぐ
- ふたつのケーブルをつないだら、ケーブルの青いところをジャンプスターターの本体にさしこむ(つなぐときはプラスとマイナスをあわせる)
- ジャンプスターターとケーブルをつないでいるところにあるLEDが赤色と緑色の点滅状態から緑色に変わり、バッテリーに電気が流れたらエンジンをかける
エンジンが始動したら車を走らせましょう
エンジンがかかったら、バッテリーに十分な電気をたくわえるために車を1時間ほど走行させましょう。車はエンジンが回転すると発電する仕組みになっています。走行するくらいの回転数でエンジンを回転することで、消費する以上の電力を発電し、バッテリーに充電されるのです。
自分で充電するのは不安……プロに依頼しよう
ジャンプスタートの説明をみて、自分で充電することに不安を感じた方は、業者に依頼しましょう。上記で紹介したロードサービスに加入していたら、そちらに依頼しましょう。もし加入していない場合や、急ぎで対応してほしい方はバッテリー上がり対応業者に依頼するのも選択肢のひとつです。
どのようにして業者を探してよいかわからない方は、弊社にご相談ください。弊社にはバッテリー上がりにすぐに対応することが可能な業者が全国に多数加盟しているので、すぐにご紹介することができます。通話は無料ですので安心してお電話ください。