「RAV4に乗って釣りにでかけようとしたら、エンジンがかからない……」など、車で外出しようと思ったらエンジンがかからなかったという経験をされた方は多いのではないでしょうか。もしかしたら、バッテリーが上がっているのかもしれません。
バッテリー上がりが原因でエンジンがかからないときは、ジャンピングスタートという方法で、バッテリー上がりを解消することができます。ジャンピングスタートとは、電気を外部から供給してもらうことにより、エンジンをかける方法です。
このコラムでは、ジャンピングスタートでエンジンを始動させる方法をはじめ、何度もバッテリー上がりが起きてしまうときの対処法などについて、幅広くご紹介しています。ぜひ、RAV4のバッテリー上がりの解消にお役立てください。
トヨタRAV4のバッテリー上がりはジャンピングスタートで解決
冒頭でも触れましたが、RAV4のバッテリーが上がったときは、ジャンピングスタートでエンジンを始動させることができます。ジャンピングスタートには、おもにブースターケーブルを使う方法とジャンプスターターを使う方法の2種類があります。ここではこの2種類の方法をご紹介します。
方法1.ブースターケーブル
ブースターケーブルを使ってジャンピングスタートをする方法では、ブースターケーブル(以後ケーブルと省略します)と救援車の準備が必要です。準備ができたら、ケーブルに異常がないか、救援車のエンジンが止まっているか確認します。
そしてケーブルを救援車とバッテリーが上がった被救援車のバッテリーにつないでいきますが、その手順は次のとおりです。
- 被救援車のバッテリーのプラス端子に赤色のケーブルを接続する
- 救援車のバッテリーのプラス端子に赤色のケーブルを接続する
- 救援車のバッテリーのマイナス端子に黒色のケーブルを接続する
- 被救援車のエンジンブロックの金属部分に黒色のケーブルを接続する
・車を走行させて充電する
ケーブルをバッテリーにつないだら、救援車のエンジンを始動させます。そして、エンジン始動させて約5分後に被救援車のエンジンを始動させ、つないだときとは逆の手順でバッテリーからケーブルを外していきます。ケーブルを外したら、30分~1時間ほど、時速50km~時速60kmの速度で、車を走行させて充電しましょう。
ジャンプスタートは、エンジンを始動させるための電気を供給しているにすぎません。ジャンプスタートをしても、バッテリーに電気が充電されるわけではないのです。そのため、エンジン始動後に車を走行させて電気をバッテリーにたくわえないと、すぐにバッテリーが上がってしまうのです。
・ブースターケーブルを使う方法の注意点
ハイブリッド車を救援車とする場合、車種によってはブースターケーブルを使う方法でジャンピングスタートをすると故障するおそれがあります。そして、故障しない車種でも十分な電力を供給できないおそれがあるので注意しましょう。
方法2.ジャンプスターター
ジャンプスターターとは、車のバッテリーが上がったときに電力を供給してエンジンを始動するための機器です。一般的なジャンプスターターはモバイルバッテリーのような形状で、スマートフォンへの充電機能が搭載されています。値段は4,000円~6,000円ほどで購入することができるものが多いです。
ブースターケーブルのときと同様に、車のバッテリーが上がったときはジャンプスターターをケーブルでバッテリーにつないでいきます。その基本的な手順は、以下のようになります。
- ジャンプスターターの本体に、ケーブルが接続されていないことを確認する
- ジャンプスターターが充電されているか確認する
- 赤色のケーブルをバッテリーのプラス端子に、黒色のケーブルをバッテリーのマイナス端子につなぐ
- ケーブルの接続部分をジャンプスターター本体にさしこむ
- ケーブルの接続部分にあるLEDが緑色と赤色に点滅したあと、緑色に点灯する
- 緑色に点灯すると電気がジャンプスターター本体から、車のバッテリーに流れるので、そのタイミングで被救援車のエンジンをかける
- エンジンがかかったらケーブルをバッテリーから外し、ブースターケーブルを使う方法と同様に車を時速50km~時速60kmの速度で、約1時間走行させる
走行後、RAV4のバッテリーに十分な電気が充電されます。これで、作業は完了です。
方法3.ロードサービス
バッテリーが上がったとき、手元にブースターケーブルやジャンプスターターがないときは、ジャンピングスタートができません。そんなときは、ロードサービスに依頼するとバッテリー上がりを解消することができます。ロードサービスとは、突然のバッテリー上がりやキーとじ込みなど、車の使用中に発生するトラブルに対処してくれるサービスです。
ロードサービスの依頼先には、任意の自動車保険を販売している損害保険会社とJAFがあります。ただ前者の場合、任意の自動車保険に加入しないとロードサービスを受けられません。
後者の場合、会員ですと基本的に無料で対応してくれますが、非会員ですと高額の料金を支払うことになります。たとえばバッテリー上がりの場合、非会員は通常13,130円、夜間ですと15,230円かかりますので、依頼するときは注意しましょう。
方法4.エンジン始動サービス業者
エンジン始動サービス業者とは、バッテリー上がりに対応してくれる業者のことです。任意の自動車保険に加入していない方やJAFよりも費用をおさえたい方は、エンジン始動サービス業者に依頼するとよいかもしれません。
エンジン始動サービス業者のなかには、バッテリー上がりに10,000円前後で対応してくれるところもあり、JAFに依頼するよりも費用を安くおさえられるかもしれません。
業者選びに困ったときは、弊社にご依頼ください。弊社に加盟する業者は、全国に多数ございます。旅行先のバッテリー上がりにも、すぐに駆け付けることができます。通話は無料ですので、ぜひ安心してご依頼ください。
ただし、ひんぱんにバッテリーが上がる方は、バッテリーを新しいものに交換してしまった方が、バッテリー上がりのトラブルを減らせるかもしれません。バッテリー上がりが何度も起こる場合の対処法については、次のコンテンツでご紹介します。
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何度もバッテリー上がりが起きてしまうときの対処法
上記の方法でバッテリー上がりを解消しても、すぐにバッテリー上がりが起きてしまう場合は、バッテリーに寿命がきているのかもしれません。
その場合は、バッテリーを新しいものに交換したほうがよいでしょう。新しいものに交換すると、ジャンピングスタートをしたり、ロードサービスなどに依頼したりする手間がかからなくてすむからです。
バッテリーの型番を調べてみよう
RAV4のバッテリーは、ネット通販やカー用品店などで、約4,000円~約8,000円で購入することができます。
バッテリーを交換するときは、基本的に純正のものか自車に使われているものと同じ型番のものが必要です。型番は通常バッテリーの端子の周辺に記載されていますので、確認してみてください。
同じ型番のものがなければ、バッテリーのサイズと端子の位置が同じものを選んで購入しましょう。サイズと端子が異なるとバッテリーを搭載することはできませんので、購入するときは注意してください。
バッテリーのサイズと端子の位置は、バッテリーの型番で判断することができます。たとえば、型番が「60B19L」となっているとすると、数字とアルファベットは次のようなことを意味しています。
- 「60」:性能ランク(数字が大きいほうがより高性能)
- 「B」:バッテリーの側面の幅が短いほうのサイズ(サイズはA~Hまであり、Aがもっとも小さい)
- 「19」:バッテリーの側面の幅が長いほうのサイズ(数字は側面のおおよその長さが記載されているため、この場合は約19cm)
- 「L」:端子の位置(バッテリーの幅が短い側面からみて、Lだとプラス端子が左、Rだとプラス端子が右にある)
この「B」、「19」、「L」が一致すれば交換しても問題のないバッテリーとなります。
バッテリーを交換する手順
バッテリーを購入したら、交換の準備をします。準備するものとしては、以下のものが挙げられます。
- スパナ、レンチ、ドライバー(バッテリーを取り外したり、取り付けたりするため)
- 軍手(作業中のケガを防ぐため)
- メモリーバックアップ(車のコンピューターに保存されているデータのリセットを防ぐために使用)
〇交換の手順
準備ができたら、バッテリーを交換していきます。交換の手順は以下のようになります。
- エンジンが止まっているか、ライトやエアコンはオフになっているか確認して、キーを抜く
- マイナス端子に接続しているケーブル端子を外してから、プラス端子に接続しているケーブル端子を外す
- バッテリーを取り付けている専用の金具を外して、バッテリーを車から外す
- 古いバッテリーがあった場所に、新しいバッテリーを専用の金具で取り付け、固定する
- プラス用のケーブル端子をプラス端子に、マイナス用のケーブル端子をマイナス端子に接続する
これでバッテリーの交換作業は終了です。ただバッテリー交換をしたとしても、電力の消費が激しければ、バッテリー上がりは起こりうるものです。
もしバッテリー上がりが起きてしまったのであれば、弊社にご相談ください。弊社には、全国に加盟店がございますので、お近くの業者をご紹介することができます。急ぎの対応を望まれる方は、ぜひ弊社にお電話ください。
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バッテリー上がりのトラブルを減らす3つのポイント
バッテリー上がりが再発すると、ジャンピングスタートをしたり、ロードサービスに依頼したりするなど時間や手間がかかり、面倒ですよね。できればバッテリー上がりの再発を防ぎたいものです。そこで、ここではバッテリー上がりのトラブルを減らすためのポイントを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.定期的に車を走らせる
車は停止中もコンピューターや時計などの機能を維持するために、電気を少しずつ消費します。そのため、バッテリー上がりを防ぐために、1週間に一度は時速50kmの速度で約1時間走行させましょう。
車は走行することで発電しますが、消費する電気以上の電気を発電させないとバッテリーに充電させることができません。消費する電気以上の電気量を発電させるためには、1分間あたり2,000回転以上エンジンを回転させることが必要です。エンジンをそこまで回転させるためには、最低でも時速50kmほどの速度で走行させなければならないのです。
2.電気の使い過ぎには注意する
電気の使い過ぎもバッテリーが上がりやすくなる原因のひとつです。電気をたくさん消費するエアコンやオーディオの使い過ぎには注意しましょう。
電気の使い過ぎのなかでも、特に多いのがヘッドライト消し忘れです。夜間走行時やトンネル走行時にヘッドライトを使用したまま車を降りて放置してしまうと、バッテリーが上がってしまいます。そのため、車を降りるときには、ヘッドライトの消し忘れがないか確認するようにしましょう。
3.こまめな点検をする
バッテリー上がりの再発を防ぐためには、バッテリーをこまめに点検するのも効果的です。点検するときは、おもにバッテリー液の量とバッテリーの前回交換した日付を確認するとよいでしょう。
・バッテリー液の量を確認する
バッテリー液の量を確認するのは、バッテリー液が不足していると、電気を充電する機能が低下するからです。バッテリー液が不足しているかどうかを確認するためには、次のように確認します。
バッテリーの側面には、UPPERとLOWERという表示の横に線があります。その線と線との間にバッテリー液の液面がきていれば正常ですが、LOWERの横の線を下回ったときはバッテリー液が不足していますので、補充してあげましょう。通常、バッテリーの端子の近くに注入口がありますので、そこからバッテリー液を補充してください。
・バッテリーを交換した日付を確認する
バッテリーの寿命は約3年です。そのため、前回交換してから3年近く経過しているのであれば、バッテリーを新しいものに交換したほうがよいでしょう。そうすることで、突然のバッテリー上がりを防ぐことができます。
しかし、上記の対策をしていてもバッテリーが上がることはあります。もしバッテリーが上がったときは、弊社へご相談ください。弊社に加盟する業者は全国に多数ございますので、突然のバッテリー上がりが遠方で起こっても、すぐに駆け付けることができます。メールで無料相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。