オーリスのバッテリー上がり！エンジンをかけるにはどうすればよい？

オーリスのバッテリー上がりは、ジャンプスタートで対処しましょう。車のバッテリーは、エンジンをかけて走行させることで充電をおこないます。バッテリー上がりでエンジンがかからないままでは、車を動かすことができないので、本記事を参考に正しい手順で対処をおこないましょう。

ただし、エンジンがかからない原因はほかにもあります。バッテリー上がりと勘違いされやすい別の原因についても解説しますので、オーリスの症状がどちらに当てはまるか確認してみましょう。

そして、対処法を知るだけでなく、バッテリー上がりを未然に防ぐことも大切です。注意するべき前兆についてもご紹介しますので、トラブルが起こる前にしっかりと対処できるようにしておきましょう。

車のバッテリー上がりはジャンプスタートで対処しよう

オーリスのバッテリー上がりはジャンプスタートで対処しましょう。ジャンプスタートとは、正常に機能する別の車（救援車）から電気をわけてもらい、バッテリー上がりを起こした車（故障車）のエンジンを始動させる方法です。

ここでは、ジャンプスタートをおこなうために必要な道具やその手順についてご紹介します。必要なものをそろえて下記の方法に挑戦してみましょう。

用意するもの

ジャンプスタートのために用意するものはふたつ、救援車とブースターケーブルです。救援車は、正常に動くこととガソリン車であることが条件になります。

ハイブリッド車はバッテリーの構造が異なるため、救援車にすると故障してしまう車種があります。また、故障しなくとも十分な電力の供給ができない場合があるので、なるべくガソリン車の力を借りましょう。

そして、ブースターケーブルは救援車と故障車をつなげるためのものです。赤と黒のケーブルがそれぞれ1本ずつあり、2台の車のバッテリーをつないで電気の供給をおこなう役割を果たします。

ブースターケーブルに不具合があるとジャンプスタートに失敗するおそれがあります。ケーブルに破損している部分がないかや断線していないかなどをよく確認してから使用しましょう。

ジャンプスタートの方法

必要なものがそろったら、ジャンプスタートをおこないます。まずは2台の車を近づけて駐車し、救援車のエンジンを切りましょう。それからボンネットを開けて、作業をはじめます。

2本のケーブルはつなぐ順番が決まっていて、以下のようになっています。接続を間違えると、火花が散ってショートしたり場合によっては火災が発生したりすることもあるので、必ず正しい順番でつなぐようにしましょう。

1. 赤のケーブルの片側を故障車のプラス端子につなぐ
2. 赤のケーブルの反対側を救援車のプラス端子につなぐ
3. 黒のケーブルの片側を救援車のマイナス端子につなぐ
4. 黒のケーブルの反対側を故障車のエンジンから少し離れた金属部分につなぐ

順番通りつないだら、救援車のエンジンをかけます。効率よく電気を送るためにアクセルを踏んで高い回転数を保ちましょう。このとき、ギアがドライブやバックに入っていると車が動いてしまいます。必ずパーキングやニュートラルになっていることを確認してからアクセルを踏みましょう。

そのまま5分ほど待ったら、故障車のエンジンをかけます。無事にエンジンがかかったら、つないだときと逆の順番でケーブルを取り外しましょう。

ジャンプスタートできたら充電しよう

上記の方法でエンジンがかかったら、今度は故障車のバッテリーを充電しなくてはなりません。ジャンプスタートはあくまでもエンジンをかけるために必要な電気を分ける方法なので、それだけではバッテリーの電力は不十分です。

車のバッテリーは、本来走行中に内部に搭載されている発電機から電気をもらって充電されています。つまり、バッテリーの充電を十分におこなうためには、車を走らせる必要があるのです。最低でも30分、50km以上のスピードで走行を続けてバッテリーの充電をしましょう。

自分でやるのは難しいときは

バッテリーや車自体が故障していない限り、ジャンプスタートでエンジンをかけることはできるでしょう。しかし、バッテリーは電気が流れるものなので、取り扱いには注意が必要です。

つなぐ順番を間違えたり、誤って素手でバッテリーに触れてしまったりすると、ショートや感電などの事故につながります。

自分で作業をすることが難しいと感じたら、無理をせず弊社にご相談ください。弊社では、バッテリー上がりの対処をおこなう業者をご紹介しています。最短5分で業者が現場に駆けつけますので、迅速な対応を希望される方でもお気軽にお電話ください。

バッテリー上がりと思ったら？勘違いされやすいオルタネーターの故障

オーリスのエンジンがかからなくなる原因は、バッテリー上がり以外にもオルタネーターの故障が考えられます。症状が似ているので勘違いしてしまう人も多いですが、オルタネーターの故障の場合は新しいものへの交換が必要です。

オルタネーターの役割と交換の目安を知り、故障してしまう前に適切な対処ができるようにしておきましょう。

オルタネーターとは

オルタネーターとは、車に内部に搭載されている発電機です。車のエンジンが始動すると、その動きがファンベルトを介してオルタネーターに伝わり、内部のコイルの中心にある電磁石が回転して電気がつくられるのです。

発電量はエンジンの回転数に応じて変わり、回転数が高いほどたくさん発電します。その電力は、ライト類やオーディオ、エアコンなど、車のあらゆる電気機器に使われるのです。

オルタネーターが故障すると、バッテリーの充電がおこなわれなくなってしまうので、消費電力が大きくなりすぎてバッテリーが上がるという流れになります。後述の交換の目安も参考に、バッテリー上がりが起こる前に対処しましょう。

また、ジャンプスタートをおこなった際に、エンジンがかかってもキュルキュルと異音がするようであれば、オルタネーターが故障している可能性があります。すぐに業者に連絡して、交換したほうがよいでしょう。

オルタネーター交換の目安

オルタネーターが傷んだり弱ったりしてくると、スピードメーターの辺りにある警告灯が点灯します。バッテリーの充電ができなくなる可能性があるので、事前に知らせてくれるのです。

また、オルタネーターはエンジンからファンベルトを介して動力を受け取っているのですが、長期間使い続けるとファンベルトがゆるんだり切れたりするおそれがあります。100,000kmほどの長距離走行をした場合などは、交換を考えた方がよいかもしれません。

バッテリーが上がる前兆！こんな症状が現れたら早めの対応を

バッテリー上がりの対処法を知っていれば、もしものときの対応に困ることはありません。しかし、バッテリー上がりの前兆に気が付くことができれば、エンジンがかからなくなる前に対処することができるでしょう。

ここでは、バッテリー上がりの前兆を4つご紹介します。オーリスの状態に当てはまるものがないか確かめてみましょう。

セルモーターの回転が弱い

エンジンがかかりにくかったり、かかってもエンジン音が弱かったりした場合は、バッテリーの寿命が近くなっているかもしれません。そのまま長期間乗り続けると、トラブルが起こるリスクが高いので、早めに修理しましょう。

ライトが暗い

ヘッドライトをつけたときに、いつもよりも暗いと感じる場合は、バッテリーが弱っている可能性があります。点検をして異常がないかどうかたしかめて、必要であればはやめにバッテリーを交換しましょう。

窓の開閉が遅い

パワーウィンドウの動きが鈍くなっているときも、バッテリーが弱っている状態です。早めにバッテリーの交換をおこないましょう。

クラクションの音が弱い

クラクションを鳴らしたときに音が小さかったり弱々しい感じがしたりするのもバッテリーが弱っている証拠です。頻繁に使うことはないかもしれませんが、使うことがあれば音を気にかけるようにしましょう。

これらの症状が出ても、必ずしもすぐにバッテリー上がりが起こるわけではないですが、前兆を見逃してしまうこともあるでしょう。また、前兆がなくてもバッテリー上がりが起こる場合もあります。外出先で突然バッテリー上がりが起こっても慌てなくてよいように、相談先を覚えておきましょう。

弊社の無料相談窓口は、24時間365日対応可能となっています。ご連絡をいただければすぐに業者をご紹介しますので、時間や場所を気にする必要はありません。エンジンがかからなくなってしまったら、まずは弊社にご相談ください。