バッテリー上がりは何時間で起こる?原因と2つの充電方法を解説
車のバッテリー上がりには原因が必ずあります。バッテリー上がりを防ぐためには、そういった原因をしっかりと理解し、それぞれに合った適切な対処を講じることが必要です。
JAFが発表している情報によると、バッテリー上がりの原因としてもっとも多いのは、『ライトを消し忘れてしまうこと』のようです。詳しくは後述しますが、容量40AH(アンペアアワー)のバッテリーを使用している場合、ヘッドライトを5時間点けたままにしていると、バッテリーが上がってしまいます。
ここでは、ライト類を消し忘れてしまったときに起きるバッテリー上がりまでの時間と、バッテリー上がりを防ぐための方法、バッテリー上がりが起きてしまったときの対処法についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。
車のライトを消し忘れたら何時間でバッテリーが上がる?
容量40AHの一般的なバッテリーを搭載した車で、ヘッドライトとルームライトを消し忘れたままでいたときのバッテリー上がりまでの時間は以下のとおりです。
- ・ヘッドライト:およそ5時間
- ・ルームライト:およそ40時間
ライトの時間は、消費電力の少ないLEDランプに交換することで、もう少し長持ちする場合があります。とはいえ、標準装備のランプであっても、LEDランプであっても、バッテリー上がりを起こさないためには、『消し忘れ』に気を付けるという点は同じです。
とくに、冬の時期は注意しましょう。冬はバッテリーの性質上、バッテリー上がりが起こりやすい時期であり、また、日が落ちることが早いためライトを使う機会も多くなるからです。
また、バッテリー上がりは、ライトの消し忘れ以外にも、原因がいくつかあります。ここでは、冬の時期に起こりやすい理由や、ライト類以外のバッテリー上がりを起こす原因、バッテリー上がりが起きてしまったときの対処方についてご紹介いたします。
冬の時期はとくにバッテリーが上がりやすいので注意!
バッテリーのなかを満たしている『バッテリー液』は、寒くなってくると短い時間で空になってしまいます。寒くなればなるほど、液の容量が小さくなってしまうからです。
車のバッテリーが上がるそのほかの原因
車のバッテリーはライト類の消し忘れ以外にも、以下のような原因があります。
・バッテリーの寿命がきている
一般的なバッテリーの寿命は、およそ2から3年といわれています。ただし、寿命の長さは車の使用頻度によって異なるため、一概にはいえません。バッテリー本体が不自然に膨張した状態になっていると寿命がきている証拠のため、早めに交換しましょう。
・長い期間走らせていない
長い間使わないでいた車を、ある日突然走らせようとしたときに、すぐバッテリー上がりを起こしてしまうことがあります。バッテリーは走行させることで内蔵の発電機が作動し、電気が蓄えられていく構造になっています。つまり、長期間走らせていないということは、充電されないままずっと電力が減り続けている状態といえるのです。
また、車のバッテリーは停車状態にあっても電力を消費しています。停車しているときでも、搭載されている機能の多くが動き続けているからです。
車のバッテリーが上がってしまったらどうするの?
車のバッテリーが上がってしまったときは、放置していても仕方がありません。すぐに次のような手段をとってください。
- ・自分で直す
- ・ロードサービスを利用する
- ・カーバッテリー業者を呼ぶ
もし自分で直すときは、「車のバッテリー上がりの対処法|原因・症状から見る解決方法」をご参考ください。バッテリー上がりを直すために必要な道具から、その手順まで詳細にご紹介しています。
JAFの会員である場合は、無料で対応してくれることがあるため、真っ先に連絡しましょう。会員でない場合は、自動車保険の加入会社に連絡をとるとよいです。保険の内容にもよりますが、バッテリー上がりに対応してくれる場合もあります。
しかし、保険会社のロードサービスは24時間年中無休で営業をおこなっていない可能性もあります。もし保険会社に対応してもらえない場合は、カーバッテリー業者に依頼しましょう。カーバッテリー業者なら、早朝や深夜でも問題なく対応してくれるケースが多いです。
カーバッテリー業者と聞いても、どんな業者に依頼すればよいのかピンとこない方もいらっしゃることでしょう。そういった方は、ぜひ弊社にご相談ください。
多数の業者が加盟している弊社なら、ご要望に合った業者をご紹介することが可能です。バッテリー上がりに関するご相談は、24時間いつでも受け付けております。緊急時の対応も的確かつ迅速な対応をいたしますので、ぜひご連絡ください。お電話お待ちしております。
車のバッテリー上がりを予防する充電方法
バッテリー上がりは起きてしまうと大変です。そのため、起きないように日ごろから心がけておきましょう。ここでは、バッテリー上がりを予防するために、適切な充電方法についてご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
方法1.車をこまめに走行させて充電する
車のバッテリーを充電するためには、日常的に車を走らせるようにしましょう。なぜならバッテリーを特定の道具を使用せずに充電するには、車を走らせて内蔵の発電機を回す必要があるからです。
方法2.カーバッテリー充電器で充電する
カーバッテリー充電器というものが市販されています。これを使えば、車を走らせることなく、バッテリーの充電が可能です。バッテリーが少なくなっているときだけでなく、もう空になってしまっているときも、これを使用すれば再び走行できるようになります。
カーバッテリー充電器は種類が豊富です。価格は安いものでは5,000円くらいから20,000円くらいで購入できます。しかし、自分の車の使い方に見合ったものを選ぶためにも、カー用品店で店員さんに詳しく説明してもらいながら購入するとよいでしょう。
バッテリーの充電が必要なタイミングを見極めよう!
バッテリーの充電は、以下のようなときにおこなうとよいです。
- ・セルモーターの音が小さい(遅い)
- ・ヘッドライトが弱い
- ・パワーウィンドウの動きが遅い
- ・電圧計で測定した電圧が12.6V以下
兆候がでているにも関わらず充電しないでいると、バッテリー上がりが起きてしまうおそれがあります。「まあいいや」で済ますことなく、充電するように心がけましょう。
心がけていても、運悪くバッテリー上がりが起きてしまったときは、ぜひ弊社にご連絡ください。ただちに駆け付けられる業者をご紹介いたします。
車のバッテリー上がりは放置しても直ることはありません
バッテリー上がりは、いくら放置したところで、直るようなものではありません。それどころか、『タイヤが変形する』『部品が損傷する』などのトラブルに発展するリスクがあります。
ここでは、バッテリー上がりを放置したときにおこるリスクについて、ご紹介いたします。バッテリー上がりが起きてしまったときはしっかりと直して、大切に乗ってあげましょう。
放置しても直らない理由
車を走行させて発電機を回したり、カーバッテリー充電器を使って外部から充電したりしないと、電力は蓄えられることはありません。
放置していたところで、電力がどんどん減ってしまうことはあっても、徐々に増えていくようなことはないです。つまり、バッテリー上がりは放置で直ることはありません。
放置することで考えられるリスク
バッテリー上がりを直さずに放置していると、以下のようなリスクが考えられます。
・タイヤが変形する
車を長い間走らせずに同じ場所に置いておくと、車の自重はタイヤの同じ部分で支え続けるということになります。そのため、地面と長時間接触していたタイヤの一部が平らになってしまうおそれがあります。
・部品が損傷する
バッテリーは内蔵されている電子部品を正常に動かすために欠かせないものです。バッテリーが機能しエンジンが動くことによって、そういった電子部品を滑らかに動かすための油が隅々までいきわたります。
しかし、バッテリー上がりで放置しエンジンを動かしていないと、その油が重量で下に落ちてしまいます。その状態でエンジンを動かすと、油がない状態でこまかな電子部品が動くことになり、部品同士が擦れ合って傷ついてしまうのです。
バッテリー上がりの解決は業者に依頼しましょう!
バッテリー上がりは、放置していても直ることはありません。もしバッテリー上がりが起きてしまったときは、早めにロードサービスやカーバッテリー業者に依頼して、適切な対処をおこなってもらいましょう。
カーバッテリー業者選びでわからないことがある人は、ぜひ弊社にご連絡ください。バッテリー上がりに対応できる業者をすぐにご紹介いたします。お電話お待ちしております。