今回は、ゴルフ5・ゴルフ6のバッテリー上がりが起きたときの対処法を紹介します。バッテリーはほか車の部品に比べて寿命が短いです。長期の間メンテナンスや交換をしていないという場合には、バッテリーの劣化や寿命が考えられるので、交換するタイミングかもしれません。
新しいバッテリーに交換したばかりなのに、バッテリーが上がってしまったときの対処法と原因も紹介します。このコラムを読んでバッテリー上がりに気をつけ、もしもバッテリー―上がりになっても焦らず対処できるようにしましょう。
ゴルフ5・6のバッテリー上がり対処法【交換手順】
まずはじめに、バッテリー上がりが起きてしまったときに、新しいバッテリーと交換する方法から紹介します。バッテリーは一度でも上がってしまうと劣化が進んでしまいます。古いバッテリーを使用していたときは交換がおすすめです。
手順1:既存のバッテリーを外す
まずは既存のバッテリーを外していきましょう。ボンネットを開けるとゴルフ5の場合にはバッテリーカバーのフタがあるので、ツメを外してからフタを持ち上げて外します。その後、下記の手順でバッテリーを外しましょう。
- 下についている固定ステーのボルトを外す
- 手前にある2か所のツメを外す
- マイナス端子を緩めて外す
- プラス端子を緩めて外す
これでバッテリー本体をカバーごと引き抜き、外すことができます。
手順2:新しいバッテリーを取り付ける
元のバッテリーに巻かれていたバッテリーカバーを新しいバッテリーに巻きなおし、車両に取り付けます。外したときは逆の順番で取り付けていきましょう。
- プラス端子を締める
- マイナス端子を締める
- 固定ステーを固定し、グラつかないか確認する。
これで交換は完了です。次に、時計などのシステムの再設定をおこないます。
手順3:システムの再設定をする
バッテリーの交換後にはパワーウィンドウや時計の再設定が必要になります。窓のワンタッチオープン機能も停止してしまうため、再起動させましょう。すべての窓とドアを閉めてから、窓を閉めるときのようにスイッチを引き上げ、数秒保持するとワンタッチ機能が作動するようになります。細かい設定については、取扱説明書をご確認ください。
フォルクスワーゲン車は、バッテリー交換後に専用テスターを用いて車載システムのリセットが必要となる場合があるようです。自分でバッテリー交換をおこなうが不安なときには、プロにお任せすることをオススメします。
また、バッテリーの交換には時間を要しますので、急ぎのときにはバッテリー上がりの応急処置をおこなうことをおすすめします。弊社では、全国どこへでもバッテリー上がりの対処に伺います。24時間年中無休でいつでもお電話うけつけていますので、お気軽にご相談ください。
一時的なものならジャンプスタートで復活できる
バッテリー上がりが起きてしまったときに、応急処置としてジャンプスタートという方法があります。ジャンプスタートとはほかの車両から電力を分けてもらい、エンジンをかける方法です。
ジャンプスタートの手順
それでは、ジャンプスタートの手順をご紹介します。用意するものは、ブースターケーブルと救援車です。ブースターケーブルはホームセンターやカーショップで取り扱っているほか、近くのガソリンスタンドやタクシーが用意していることがありますので、緊急時には探してみましょう。
救援車は家族や友人、通行車に依頼しましょう。普通車であれば救援車として使用することができます。ただし、ハイブリッド車は仕組みが異なるため、救援車として使用すると故障のおそれがあります。依頼するときには、確認が必要です。
1.ブースターケーブルをつなぐ
ブースターケーブルが届くように、救援車を故障車と向かい合わせに近づけます。ブースターケーブルは、赤いケーブルから接続するようにしましょう。接続手順は以下のとおりになります。
- 赤いケーブルを故障車のバッテリーのプラス端子につなげる
- 赤いケーブルを救援車のプラス端子につなげる
- 黒いケーブルを救援車のマイナス端子につなげる
- 黒いケーブルを故障車のエンジンの金属部分につなげる
2.エンジンをかけて充電する
救援車のエンジンをかけます。このときは、しっかりブレーキを踏んで回転数が多くなるようにエンジンをかけましょう。次に、故障車のエンジンをかけます。しっかりかかったら成功です。エンジンがかかったら、ケーブルを接続したときと逆の順番で外し、エンジンは切らず、しばらくエンジンをかけたままにしてバッテリーを充電しましょう。
救援車がいないときの便利アイテム
救援車を依頼できないときには、ジャンプスターターという機会があります。これを利用すれば、ほかの車の助けがなくてもジャンプスタートをおこなうことができる優れものです。使用方法について解説します。
1.ケーブルをつなぐ
ジャンプスターターの充電が十分あるのか確認し、ケーブルをつなぎます。まずは赤いケーブルをバッテリーのプラス端子に、黒いケーブルをマイナス端子につなぎます。
2.エンジンをかける
ジャンプスターターの電源が入っているか確認し、エンジンをかけます。エンジンがかかったら成功です。エンジンがかかったらすぐにケーブルを外します。接続したときと逆の順番で外し、しばらくそのままエンジンをかけてバッテリーの充電をします。
ジャンプスタートを安全におこなうには
ジャンプスタートはとても便利な対処方法です。しかし、つなぎ方を間違えたり、順番を誤ったりするとショートしてしまい、故障や爆発が起きるおそれがあります。バッテリーは発火しやすく、エンジンに燃え移ったら大変危険です。車内に人がいたら命の危険がありますので、しっかり手順を読んで間違えないようにしましょう。
もしも自分でおこなうことが不安という場合には、加入しているロードサービスを利用すると安心して任せられます。ただし、業者によってサービス対象が「加入者が運転または同乗しているとき」や「登録車両を運転しているとき」など異なりますので、ご確認ください。
もしもサービス対象外であったときには、バッテリー上がりに特化した業者を利用しましょう。すぐに来てくれることが多く、さらに料金も控えめで対処してくれます。
弊社では、年中無休で電話受付をしております。急なバッテリー上がりでお困りでしたら、いつでもご連絡ください。最短5分でお客様の元まで駆け付けます。
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バッテリーは新しいのに頻繁に上がる原因
新車であったりバッテリーを交換したばかりなのに頻繁に上がったりするときには、別の場所の故障であるおそれがあるため、それぞれの症状をみていきましょう。
エンジンがかからない原因がバッテリー上がり以外のケース
エンジンのかからない原因はバッテリー上がりではなく、バッテリーまわりの部品の不調の場合があります。エンジンがかからなくなったときに、よくある原因を紹介します。
・バッテリーの端子が外れている
走行中の振動で、緩んでいた部品が外れてしまうことがあります。とくに、バッテリーの端子は普段から目に付く場所ではないことや、ホコリなどゴミの溜まる場所でもあるため接触不良をおこしやすいです。しっかり締まっているのか確認してください。
・オルタネーターが故障している
オルタネーターとは車に搭載された発電機で、エンジンの回転によって電力をつくり、バッテリーを充電します。このオルタネーターが故障してしまうと発電がうまくできなくなり、バッテリーの充電が切れてしまうことが増えてしまうのです。
ブースターケーブルでジャンプスタートをおこなっても効かない場合には、オルタネーターの故障が考えられますので、修理が必要です。
・セルモーターの故障
セルモーターとは、エンジンをかけるときに動くモーターのことです。どんなにバッテリーの充電があっても、セルモーターに不具合があったらしっかりエンジンをかけることはできません。バッテリーの調子がよくて、しっかりと充電できているようだったら、セルモーターの故障を疑いましょう。
バッテリー以外の場所が故障している
バッテリー以外の場所の故障によって、バッテリーが知らず知らずのうちに消費されているおそれがあります。バッテリーに負荷がかかるような使用方法をしていないはずなのに、バッテリーが消耗するばかりというときには、点検をおこなうことをおすすめします。
また、バッテリーは使わなさ過ぎても日々の放電によって減っていきます。運転してない間にも時計などは動いているため、週に1度くらいは走らせるようにすることをおすすめします。走行によってバッテリー上がりの防止ができるのです。
バッテリーに負担のかかる使い方をしている
エンジンをかけているときにバッテリーは充電させるので、エンジンがついてないときに長時間エアコンをつけたままにしたり、室内灯を使い続けたり、テレビやオーディオを使用するなどすると、バッテリーの切れる原因となります。
エンジンを切っているときに電力の使用を控えると、バッテリー上がりを防ぐことができます。しかし、どんなに気をつけていたって、急にバッテリー上がりは起きてしまうこともあります。起きてしまったことは仕方ないので、しっかり対処しましょう。
バッテリー上がりを長期の間放置すると、ほかの機能も低下し、車両が動かなくなってしまいます。バッテリー上がりになった後には、車両の急激な劣化が進む前に修理をおこない、直しておきましょう。
「バッテリー上がりの対処を自分でおこなうのは、大変そうでおっくう……」というときには、業者に依頼することをおすすめします。弊社には、全国の加盟店とのネットワークがあります。日本全国どこでバッテリー上がりが起きても、いつでも駆け付けることができますので、お気軽にご相談ください。