エブリイワゴンがバッテリー上がりしてエンジンがかからない場合は、救援車や充電器から電気をわけてもらいましょう。バッテリー上がりは、エンジン始動に必要な電気が不足している状態です。そのため、外部から電気をわけてもらうことでエンジンを始動できて、バッテリー上がりを解消できます。
この記事では、バッテリー上がりの応急処置として、救援車や充電器を使う方法をご紹介していきます。また、バッテリー上がりの原因についてもふれているので、予防のためにお役立てください。
エブリイワゴンがバッテリー上がり!エンジン始動の電気をえる方法
エブリイワゴンがバッテリー上がりしたときは、外部からエンジン始動に必要な電気をえる必要があります。今回は、代表的な方法を3つご紹介していきます。使用する道具を持っているかたは、ご紹介する手順で対処してみてください。
エブリイワゴンのバッテリーの位置
エブリイワゴンのバッテリーは、車後部の荷室にあります。バックドアをあけ、ドアの手間にあるフロアカバーのクリップを外し、フロアカバーをめくってください。2つのネジで固定されているプレートの下に、バッテリーが搭載されています。ネジをまわしてプレートを取り外し、これからご紹介する方法を試していきましょう。
救援車とブースターケーブルを使う方法
まずは、ブースターケーブルで故障車と救援車(電気をわけあたえる車)のバッテリー同士をつなぐ方法をご紹介いたします。救援車として使用できる車は、エブリイワゴンと同じ電圧の車です。ハイブリッド車は使用できないので、注意してください。
ブースターケーブルは赤色と黒色の2本ありますが、最初は赤いケーブルを故障車のプラス端子、救援車のプラス端子の順につなぎます。次に黒いケーブルを救援車のマイナス端子、故障車のバックドアラッチストライカーという順でつなぎます。そして、救援車のエンジンを始動したまま5分ほど待ちます。
5分ほどたったら、故障車のエンジンがかかるかを確認してください。エンジンがかかったらブースターケーブルを外します。つなぐ際とは逆に、黒いケーブルを故障車のバックドアラッチストライカー、救援車のマイナス端子の順に外します。
次に、赤いケーブルを救援車のプラス端子、故障車のプラス端子の順に外します。エンジンがかったら、しばらく車を走らせるようにしてください。走行によって発電された電気が、バッテリーに蓄えられます。
ジャンプスターターを使う方法
ジャンプスターターは製品によって使いかたが異なるので、詳しくは製品の取扱説明書をご覧ください。ここでは一般的なジャンプスターターの使い方を簡単にご紹介します。
ジャンプスターターにも、ブースターケーブルのように赤いクリップと黒いクリップがあります。赤いケーブルをバッテリーのプラス端子に、黒いケーブルをバッテリーのマイナス端子に接続してください。そして、ジャンプスターターのスイッチを起動して、バッテリーに電気を送ります。
エンジンがかかったら、救援車とブースターケーブルを使う方法のように、しばらく車を走らせてください。
車用充電器を使う方法
車のバッテリー用の充電器は、製品の取扱説明書の手順にしたがって使用してください。一般的な使い方としてはジャンプスターターと似ていて、赤いケーブル・黒いケーブルをそれぞれバッテリーのプラス端子・マイナス端子につなぎます。その後、充電器の電源コードをコンセントにさしこみ、バッテリーを充電します。
困ったときはロードサービスや修理業者へ連絡
ここでご紹介した方法を試してもエンジンがかからない場合は、ロードサービスや修理業者に対応を依頼しましょう。また、寿命が近いバッテリーを使用している場合は、バッテリーを交換するとエンジンがかかるかもしれません。
バッテリーの寿命が近づいているサインや、バッテリーの交換方法は、次の『バッテリー上がりはバッテリーの劣化が原因で起こることもある』で解説していきます。
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バッテリー上がりはバッテリーの劣化が原因で起こることもある
エブリイワゴンがバッテリー上がりした原因の1つとして、バッテリーの劣化が考えられます。バッテリーの劣化が原因の場合、バッテリーを交換することでバッテリー上がりを解消できます。
ご乗車のエブリイワゴンのバッテリーが劣化しているかの判断ポイントとして、バッテリーの寿命が近いときにあらわれる症状があります。
バッテリーの寿命が近いときの症状
バッテリーの寿命が近いとあらわれる症状として代表的なのは、停車時のヘッドライトの明るさが落ちることです。
走行中はオイルネーターによる発電でヘッドライトに十分な電気が送られますが、停車時はバッテリーの電気がヘッドライトに使われます。そのため、バッテリーが劣化し機能が低下していると、停車時のヘッドライトが暗くなるのです。
ほかにも、エンジンがかかりにくくなったり、パワーウィンドウの開閉が遅くなったりする症状などがあげられます。このような症状を感じる場合、バッテリーの寿命を疑われるため、バッテリーを交換する必要があります。
新しいバッテリーの探しかた
バッテリーの交換はディーラーや整備業者などで依頼できますが、費用を抑えるために自分で交換する方もいらっしゃいます。自分で交換する際には、ご乗車の車に適合するバッテリーを選んでください。
新しいバッテリーを購入する際には必ず、古いバッテリーに記載されている型番を確認しましょう。たとえば「55B24L」と記載されている場合、55は性能ランク、Bはバッテリーのサイズ、24はバッテリーの寸法、Lはバッテリー端子の位置を示します。新しいバッテリーは、性能ランク以外の3点が同じものを選びましょう。
バッテリーの交換方法
バッテリーの交換に必要な道具は、端子を外す工具(スパナやレンチ)です。また、安全に作業するためにゴム手袋と保護メガネを着用してください。準備ができたら、まずは、バッテリーの端子をマイナス、プラスの順に取り外します。そして、バッテリーを固定している金具を外し、古いバッテリーを取り出します。
新しいバッテリーを置いて金具で固定したら、バッテリーの端子をプラス、マイナスの順に取り付けます。取り外しのときとプラス・マイナスの順番が逆なので、注意してください。最後に、固定用金具と端子がしっかり取り付けられていることを確認しましょう。
バッテリー交換ができない場合は
近くにバッテリーを売っている店がない場合や、バッテリー交換が不安な場合は、契約しているロードサービス連絡して対応を依頼しましょう。
ロードサービスに契約していない方でもサービスを利用できることもありますが、料金は割高になることが多いです。そのため、バッテリー上がりに対応できる修理業者の利用を検討してみてはいかがでしょうか。そして、バッテリー上がりが解消されたらディーラーや整備業者にいき、バッテリーを交換してもらいましょう。
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軽自動車の「ちょい乗り」など……バッテリー上がりにつながる要因
エブリイワゴンのバッテリー上がりはバッテリーの劣化以外にも、車の乗りかたが原因となることもあります。バッテリー上がりにつながる要因となる乗りかたの例をいくつかあげていくので、思い当たる方は注意してみてください。
【要因1】短時間の「ちょい乗り」
日常的にわずかな距離しか走らない「ちょい乗り」といわれる乗りかたは、バッテリー上がりの要因となることがあります。
なぜなら、ちょい乗りでは走行による発電量が少なく、バッテリーの電気が不足しやすいからです。バッテリー上がりを防ぐためには、ある程度の時間運転するようにしましょう。
【要因2】運転しない日が多い
運転しない日が多いことも、バッテリー上がりの要因となることがあります。バッテリーはエンジンを始動していない間も、微量の電気が放電されます。この現象を、「自然放電」といいます。長期間運転する予定がない方は、車からバッテリーを外し、自然放電を抑えましょう。
【要因3】電気機器を使用しすぎ
バッテリー上がりはバッテリーの電気量以上の電気を消費してしまった状態で、とくにエンジン停止時に起きやすいです。車に搭載されているさまざまな機器が電気を消費しますが、とくに、エアコン、ヘッドライト、パワーウィンドウの開閉は消費電力が大きいです。エンジン停止時は、なるべくこれらの電気機器を使用しすぎないよう心がけましょう。
注意していてもバッテリー上がりが起きてしまったら
バッテリー上がりの要因となる乗りかたをしないよう注意していても、バッテリー上がりが起きてしまうことはあるでしょう。その際は、この記事でご紹介したように、エンジン始動の電気をえる方法を試してください。
しかし、自分で対処するのが難しい場合は、契約しているロードサービスや、バッテリー上がりに対応できる修理業者に連絡しましょう。