マツダのCX-5は、スタイリッシュなデザインで人気が高い車種です。また、SUVにもかかわらず、燃費がよいだけでなく安全性能も高く、長年愛されている車種のひとつになります。
そんなCX-5ですが、長年乗っているとバッテリーが上がってしまい、エンジンがかからなくなってしまうこともあるでしょう。そんな状況になってしまったら、ジャンプスタートでエンジンを始動させることができます。
この記事では、CX-5でバッテリー上りが起きたときの対処法を詳しくご紹介していきます。バッテリー上りはなんの前触れもなく起きることもあるため、もしもに備えて対処法を知っておくと安心です。この記事を最後まで読んで、もしものときの参考にしてください。
CX-5のバッテリー上がりの対処法
車の電子機器はもちろんエンジンを始動するためには、バッテリーの電力が欠かせません。走行中に充電されることで普段は問題なく稼働していますが、なんらかの原因によってバッテリー上りは起きてしまいます。
もしバッテリー上りが起きてしまった場合は、対処法のひとつとしてジャンプスタートが有効です。正しい手順を知っていて救援車がいれば、自分でバッテリー上りを解決することもできます。
自分でジャンプスタートをするときの注意点
ジャンプスタートをするときは、いくつか注意点があります。注意点を守らないと作業中に重大な事故につながるおそれがあるのです。そのため、自分でジャンプスタートをおこなうときは、下記の注意点を必ず守るようにしましょう。
・バッテリー液に触らない
バッテリーの中には、希硫酸といった危険な液体が入っています。そのため、ジャンプスタートをおこなうときには、バッテリーの中の液体に触れないようにしましょう。もし触れてしまうと、やけどなどの怪我をするおそれがあります。作業時には、保護メガネやゴム手袋を着用すると安心です。
・換気をする
車庫などに止めてある車のバッテリーが上がってしまい、室内でジャンプスタートをおこなうこともあるでしょう。このような場合は、必ず換気をするようにしてください。バッテリーを充電するときは可燃性のガスが発生するため、換気をせずに作業すると引火するおそれがあるのです。
・タバコなどの火気を使づけない
上記でも説明した通りバッテリーの充電時には、可燃性のガスが発生しています。そのため、タバコなどの火気をバッテリーに近づけないようにしましょう。もし引火してしまったら、車が燃えるだけでなく、爆発してしまう危険性もあります。
・本来の接続場所以外にケーブルや金属を触れさせない
ジャンプスタートをおこなうためには、故障車と救援車を繋ぐケーブルを使用します。このケーブルをそれぞれの端子に繋ぐことで、バッテリーの充電をするのです。ただ、接続部分以外の場所にケーブルが触れてしまうと、火花が出たり、電気がショートしたりしてしまうことがあります。
そのため、ケーブルを繋ぐときは接続場所以外に触れないよう注意しましょう。もし少しでも作業に不安を感じるようであれば、無理に自分でしようとはせず、業者に任せるのが安心です。無理に自分でジャンプスタートしようとすると、余計な怪我や事故、さらなる故障を招くおそれもあります。
ジャンプスタートの手順
ジャンプスタートをするときは、バッテリー同士をつなぐブースターケーブルが必要なため、作業前に購入しておきましょう。ホームセンターやカー用品店で手に入ります。また、作業中の事故を防ぐために、保護メガネやゴム手袋などもあるとより安全です。では、ジャンプスタートの手順をご紹介します。
1.ブースターケーブルを接続
まずは、CX-5のボンネットを開けてバッテリーの位置を確認します。ボンネットを開けて四角い箱のようなものがあれば、それがバッテリーです。故障車と救援車のエンジンが停止していることを確認したら、赤と黒のケーブルを正しい順番で繋いでいきます。
はじめに赤いケーブルを、故障車のプラス端子・救援車のプラス端子の順番で繋いでください。次に黒いケーブルを、救援車のマイナス端子・故障車のマイナス端子の順番で繋いでいきます。ケーブルを繋ぐ順番を間違えると、火花が出たり、ショートしてしまったりといった原因になるので、十分に注意してください。
2.救援車→自車の順にエンジンをかける
正しい順番でブースターケーブルを繋げたら、バッテリーを充電するためにエンジンを始動します。ただ、ケーブルと同じようにエンジンにも始動する順番があるので、必ず正しい順番を守るようにしてください。
はじめに救援者のエンジンを始動します。そして、救援車のエンジンの回転数を上げながら5分ほど待てば、故障車のバッテリーが少しだけ充電されます。5分を過ぎたあたりで、故障車のエンジンを始動してみてください。無事に故障車のエンジンが始動すれば、ジャンプスタートの完了です。
3.ケーブルを外す
故障車のエンジンが始動したら、ブースターケーブルを外していきます。ケーブルを繋げたときと同じように、外すときにも正しい順番があるので注意してください。ケーブルを外すときは、繋げたときとは逆の手順になります。
はじめにマイナス端子に繋がる黒いケーブルを、故障車・救援車の順番で外していきます。次にプラス端子に繋がる赤いケーブルを、救援車・故障車の順番で外してください。最後に、故障車を1時間以上は走行させて、バッテリーを十分に充電しておきましょう。
ジャンプスタートに不安があるなら業者にまかせるのもおすすめ
ジャンプスタートは手順を間違えてしまうと、作業中に思わぬ事故につながることがあります。自分でおこなうのに不安があるようなら、業者に依頼してみましょう。
業者は、経験豊富なので失敗の可能性が低く、バッテリーの交換よりも費用が抑えられます。また、JAFに加入されていない人や自動車保険にロードサービスが付帯していない人には、とくに業者の利用がおすすめです。
カーバッテリー110番は日本全国の加盟店と提携しているため、迅速に対応できる業者をご紹介することができます。エリアによっては約5~10分ほどで到着し、トラブルを解決します。車のトラブルはいつ起こるかわかりません。早朝でも深夜でも困ったことがあれば、いつでも連絡してください。24時間いつでも対応しています。
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CX-5のバッテリーの交換方法
バッテリーを充電しても問題が解決しない場合は、新しいバッテリーに交換する必要があるかもしれません。バッテリーにも寿命があるため、いつかは必ず交換の必要が出てきます。そのようなときのために、正しいバッテリーの交換方法も知っておきましょう。また、バッテリー上りを防ぐために、交換時期の目安もご紹介します。
バッテリーの交換時期の目安
バッテリーの寿命は、4~5年程度とされています。メンテナンス頻度や使用頻度によっても多少の前後はあるようですが、長くても5年程度が寿命になるようです。
バッテリーは寿命が近づくほどに、バッテリー上りなどの問題が起きやすくなってしまうため、2~3年程度での交換が推奨されています。余裕を持って対策しておきたいという方は、早めにバッテリー交換をしておくとよいでしょう。
CX-5のバッテリーはアイドリングストップ対応のものを
CX-5のバッテリー交換を自分でおこなうときは、購入するバッテリーの種類に注意が必要です。CX-5はすべてアイドリングストップ車となっているため、専用のバッテリーを揃えなければなりません。
間違って通常のバッテリーと交換してしまうと、バッテリー上りなどのさまざまな問題が発生しやすくなります。もし「どのバッテリーが専用のものかわからない」といった心配があるようなら、店頭にいる店員に聞くか、業者に任せてしまうのがよいでしょう。
バッテリーの交換手順
CX-5に適したアイドリングストップ車専用のバッテリーが用意できたら、いよいよ交換作業になります。バッテリー交換も正しい手順でおこなわなければ、怪我や事故、余計な故障を招くことにもなりかねません。しっかりと正しい手順を確認しながら、バッテリー交換をおこなうようにしてください。
・交換の手順
1.バッテリーを外す
はじめに事故防止のためにも、必ずエンジンが停止していることを確認してください。エンジンが停止していることを確認できたら、車とつながっているケーブルをバッテリーから取り外していきます。このとき、マイナス端子・プラス端子の順番で、取り外すようにしてください。
間違った順番で取り外すと、火花が出るおそれもあり危険です。ケーブルを外したら、バッテリーを固定している金具も外していきます。ケーブルと金具が外せたら、バッテリーを持ち上げてボンネットから取り出しましょう。
2.バッテリーの交換
新品のバッテリーをセットし、しっかりと固定してください。次に、ケーブルをつないでいきます。つなぐときは、先ほどとは逆で、プラス端子を接続してからマイナス端子をつなげてください。つながったらナット(締結部品)をしっかりと締めて、ケーブルが外れないようにして作業は完了です。
ジャンプスタートもそうですが、バッテリー交換をするのにも危険があります。適した道具を準備し正しい手順を守らなければ、怪我や事故、余計な故障といったことが起きてしまうでしょう。もし作業に少しでも不安があるようなら、業者に任せるのをおすすめします。なにより作業の途中であっても、業者に来てもらうこともできるのです。
カーバッテリー110番では、24時間365日対応することができます。さらに全国に加盟店があるため、あらゆる場所で迅速な対応をすることができるのです。困ったときにはご相談いただければ、問題を解決できる業者を迅速にご紹介させていただきます。
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CX-5のバッテリーを長く使うために
消耗品でもあるバッテリーですが、普段の使い方に気をつければ長持ちさせることもできます。また、長持ちさせる使い方は、バッテリー上りを減らすことにも繋がるのです。ここでは、車のバッテリーを長持ちさせるためのコツをご紹介します。
バッテリーが上がるのを防ぐ
バッテリーが上がってしまう原因の多くは、電力を消費したことによる充電切れです。そのため、無駄な電力を使わないようにすることが、バッテリー上りを防ぎ、長持ちさせるコツでもあります。
・ライトをつけっぱなしにしない
バッテリーが上がる原因のひとつに、電気系統のつけっぱなしが多いです。ヘッドライトや車内のライトはこまめに消して、バッテリーが上がらないように気をつけましょう。
・長期間放置しない
車の使用頻度が低いのもバッテリーが上がる原因です。車は、乗っていなくても電気系統は動いています。時計やカーナビの記録などで自然と電気を消耗しており、いつのまにかバッテリーが上がっていたケースも少なくありません。そのため、普段あまり運転をしない人は週末だけでも1時間以上は車を動かして、バッテリーを充電するようにしてください。
・アイドリングストップを切る
アイドリングストップは自動でエンジンを停止する機能です。しかし、停止されたエンジンを再始動するときに、バッテリーの消耗が早いといわれています。そのため、一日になんどもこの機能を使うことでバッテリーの寿命を早めてしまうおそれがあるのです。そのため、アイドリングストップの機能を解除するだけでも効果があります。
バッテリーのメンテナンスをする
バッテリー上りを防ぎ長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。バッテリーの中にある電解液は徐々に減っていくため、一定量を下回ったら補充する必要があります。ほかにも、バッテリーの電圧は通常12.5~13Vほどになりますが、11Vを下回ってくるとバッテリー上りなどの問題が発生しやすくなるのです。
そのため、バッテリーの電解液の量や電圧を定期的に確認し、不十分であれば補充するといったメンテナンスが大切になります。ただ、電解液の補充や電圧測定は怪我などの危険性もあるので、心配な方は業者にメンテナンスをしてもらうとよいでしょう。
バッテリーが上がってしまったら早めに充電する
バッテリーは一度でも上がってしまうと、劣化がとても進んでしまうようです。ときにバッテリーが上がった状態で放置していては、あっという間に寿命を迎えてしまうでしょう。そのため、バッテリーが上がったときには、なるべく早く充電をおこない正常な状態にするようにしてください。
充電をおこなっても、すぐにバッテリーが上がってしまうような場合は、新しいものへの交換が必要かもしれません。バッテリーが上がったあとにトラブルが続くようであれば、一度業者に確認してもらったほうがよいかもしれません。カーバッテリー110番では、24時間365日電話対応していますので、お困りのときにはいつでもご相談ください。