バッテリー上がりは頻繁に発生することではありません。そのため、突然バッテリー上がりが発生すると対処法がわからず、途方に暮れてしまうでしょう。またこれから予定もすべてくるってしまうため、焦ってしまいますよね。
このようなときバッテリー上がりを対処する方法があれば、知っておきたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本コラムでは、今まさにバッテリーが上がって困っている方のために、すぐできる3つの対処方法を説明します。また、後半ではバッテリー上がりを防止する方法や快適に車中泊を楽しむ方法をご紹介します。
出張や旅行での車中泊中にバッテリーが上がってお困りの方や、これからバッテリー上がりを防止する方法を知りたいという方は、ぜひこのコラムを参考になさってください。
車中泊でバッテリー上がりしてしまったときの対処法
車中泊をしているときにバッテリーが上がってしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか。実は3つの対処法でバッテリーが回復することがあります。
また、エンジンが始動しない原因はバッテリーだけとは限りません。そこで、バッテリー以外で車が始動しないときの原因も併せて説明します。現在車が始動しなくてお困りの方は、ぜひこの章に書いてあることを試してみてください。
【対処法1】救援車から電気を供給してもらう
ブースターケーブルで車同士をつないで、エンジンを動かすための電気を供給してもらう方法です。ブースターケーブルとは、両端にバッテリー端子をはさむクリップが付いたケーブルで、赤と黒の2本があります。
ブースターケーブルを使った電気の供給方法を順番に確認します。
1.2台のエンジンを止めてからボンネットを開ける。
2.バッテリーが上がっている車のプラス端子に赤いブースターケーブルをつなぐ。
3.バッテリーが正常な車のプラス端子に赤いブースターケーブルをつなぐ。
4.バッテリーが正常な車のマイナイス端子に黒いブースターケーブルをつなぐ。
5.バッテリーが上がっている車のマイナイス端子に黒いブースターケーブルをつなぐ。
6.バッテリーが正常な車のエンジンを回して1分ほど待つ。
7.バッテリーが上がっている車のエンジンをかける。
8.エンジンがかかったら、5→4→3→2の順でブースターケーブルを外します。
車にボディにブースターケーブルのクリップを接触しないように注意してください。ショートするおそれがあります。
ブースターケーブルはカー用品店や家電量販店、ネットの通信販売サイトで、1,000円~3,000円ほどで購入することができます。車に常備しておくと突然バッテリーが上がっても安心でしょう。
【対処法2】ジャンプスターターを使う
ジャンプスターターというモバイルバッテリーを車のバッテリーに接続して、エンジンを始動するための電気を供給する方法です。ジャンプスターターもブースターケーブルと同じようにカー用品店や家電量販店、ネットの通信販売サイトなどを利用すると、2,000円~10,000円程度で購入することが可能です。1台で山道をドライブするときなど、救援車がすぐ手配できないようなところで重宝できます。
【対処法3】バッテリーを交換
バッテリーの寿命が来た場合や故障の場合は、交換することになります。バッテリーの寿命は2~5年です。停車時のバッテリーの電圧が通常車の基準値である12ボルトを下回ったときや、エンジンのかかりかたが遅くなったときは交換のサインといえるでしょう。
バッテリーのチェックはガソリンスタンドでおこなってもらえます。定期的にチェックをお願いしておけば、バッテリーの交換するタイミングをガソリンスタンドスタッフに教えてもらうことも期待できるでしょう。
実はバッテリー上がりでないケースも!
ガス欠やスターターモーターが故障したときは、バッテリー上がりに似た症状で車が始動しないこともあります。セルモーターとも呼ばれるスターターモーターは、キーを回して最初にエンジンを始動させるためのモーターです。
バッテリー上がりのような症状で車が始動しないときは、最初に何が原因かをチェックして、原因に応じた対処をおこなっていきましょう。チェック方法としては、まずガソリンメーターをチェックして、燃料の有無を確認していきます。燃料が十分にあれば、スターターモーターの故障が疑われます。
エンジンを回していない状態でバッテリー電圧が正常数値の12.5~13ボルトなら、バッテリーは正常といえるためスターターモーターの故障が考えられます。
自分で対処できない場合は
充電をさせてくれる車が近くにいないときやブースターケーブルを持っていないときは、ロードサービスへ連絡をしましょう。もしロードサービス付きの保険へ加入しているのであれば保険会社へ、加入をしていなければ業者へ依頼をします。
バッテリーが上がりの対処を依頼したときの相場料金は約8,000円~15,000円となります。このほか、依頼をする時間帯や距離によって、料金が変動してきます。さらに、国産車とはことなる部品を使った外車など、特殊な機材で対応すると別途料金が発生することがあります。
そのため電話で申し込むときに、基本的料金以外に追加の費用がかかるのかどうかも確認しておくと、安心かもしれません。
弊社は、バッテリー上がりに対する豊富な経験をもつ業者と全国各地で数多く提携しております。24時間365日全国から電話対応中です。会員登録も不要ですから、バッテリー上がりでお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。
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車中泊でバッテリー上がりしやすい原因は?
バッテリートラブルは起きないのにこしたことはありません。そこでこの章では、バッテリートラブルの原因を把握して、未然にトラブルを防ぐ方法を確認していきます。
車中泊でバッテリーが上がる原因
車中泊をするとき、車内で快適な時間を過ごすためにエアコンやライトなどの電装品を頻繁に使うことも多いことでしょう。
しかしエアコンやオーディオをつけっぱなしにしていると、バッテリー上がりの原因になります。自動車の電力は、バッテリーの電気と、オルタネーターという発電機でまかなわれています。エンジンを切って車中泊をしていると、オルタネーターも同時に止まって発電しなくなります。
エンジンを切った状態でエアコンやオーディオなどの電装品を使うと、バッテリーの電気を消費し続け、バッテリー上がりになるのです。
エアコン以外にも!電力消費が多い機能
車中泊をするときにいろんな電化製品を使いますが、どれくらいの電力を使っているのでしょうか。使用する電力量には、電流の大きさに比例しています。そのため使用する電流の量が多ければ、電力も大きくなる傾向があるのです。では、電化製品ごとに使用電流量を確認していきましょう。
- ヘッドライト:約10~12アンペア
- 電動ファン:約5~7アンペア
- ハザードランプ:約5~7アンペア
- オーディオ:約4~6アンペア
- ルームランプ:約0.8~1.2アンペア
- カーナビ:約1~2アンペア
車中泊をするときになにげなく使っているもののなかには、意外に多くの電力を使う機器があることがわかります。
バッテリー上がりを予防するには
バッテリー上がりを予防するためには、どのようなことを心がければよいのでしょうか。3つのポイントを確認しましょう。
・電気をなるべく使わない
上述のとおり、車中の電化製品には多くの電力を消費するものがたくさんあります。無駄な電力は極力使用をひかえましょう。
・バッテリーの電圧を定期的に確認
ガソリンスタンドで給油をするさい、バッテリーの電圧を測ってもらうことができます。バッテリー正常電圧である12ボルトを下回っているときは、交換時期です。あらかじめ交換しておくと、突然のバッテリー上がりが起きにくくなります。
・アイドリングはひかえる
アリドリング中に、バッテリー上がりがおこることがあります。エンジンが稼働していれば、エンジンの回転を利用した発電機であるオルタネーターが、バッテリーに電気を供給しています。
しかし、エアコンやオーディオの消費電力がオルタネーターの発電量を上回れば、バッテリーの充電が尽きてしまい、バッテリー上がりの原因となるのです。
注意していてもバッテリーが上がってしまったら
万が一バッテリーが上がってしまったら、1章でご紹介した3つ対処法を試してみるか、保険会社または業者へ連絡をしましょう。
知らない土地で車中泊をしているときにバッテリーが上がると、非常に不安ですよね。弊社は、24時間365日全国から電話対応中です。お電話いただければすぐにお近くの加盟店を派遣いたします。
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車中泊を快適に過ごすには?
車中泊をしているときは、バッテリー上がりが起こりやすいものです。しかしいざバッテリー上がりが起きてしまえば、対処をする必要があるため面倒ですよね。
車中泊を快適に過ごすためには、消費電力をおさえるコツを知っておくことが有効です。そこで消費電力量をなるべくおさえる、防暑・防寒方法をご紹介します。
エアコンの風を弱めにして使う
電力消費をおさえてエアコンを効かせるためには、風量を弱めにしてエアコンを使うのが有効です。車のエアコンは、エンジン内にあるコンプレッサーという部品で作りだされた冷気や暖気をファンによって車内に送り込むことで気温を調節しています。
このファンの動作に電気を使っているため、ファンの力を弱めればそのまま消費電力を減らすことにつながります。そのため、弱めの風量でエアコンをつけておくことで、バッテリー上がりを起こさずに快適に車中泊をすることができるのです。
しかし、エンジンをかけたままで車を長時間放置するのは、あまりおすすめできる行為ではありません。なぜなら、騒音や排気ガスの問題によって、環境に悪く、マナー違反とされているためです。
また、寝ている間にアクセルを踏みっぱなしにして、エンジンを過熱させてしまうことで火災につながるおそれもあり、大変危険です。そのため、できれば別の方法で対策をすることをおすすめします。
暑さ対策に効果的なもの
窓に装着する網戸やバッテリー式の扇風機があると、エアコンを使わずに夏の夜を快適に過ごすことができます。夜の涼しい風を浴びながら眠りたい方やエアコンの風が苦手という方は、カー用品店や家電量販店、ネット通信販売で購入してみてはいかがでしょうか。
寒さ対策に効果的なもの
断熱素材でできた衣服の着用や寝袋、毛布の使用によって寒さから身を守ることができます。また窓に断熱フィルムをはることも、寒さ対策に効果的です。
ガラスが寒気にさらされると車内の熱がどんどん外に奪われます。しかし断熱フィルムをはることで、ガラスから逃げていく熱を遮断することができます。そのため車内の温度を一定に保つことが期待できるのです。
ポータブルバッテリーも役立つ!
ポータブルバッテリーとは、大容量の携帯用バッテリーです。スマートフォンやノートパソコンの充電はもちろん、オーディオや携帯用扇風機の電源として使うことができます。ポータブルバッテリーを使えば、車のバッテリーを消費せずにさまざまな電気製品を使うことができます。
もしバッテリーにトラブルが発生したら……
車中泊をしてバッテリーが上がってしまうと、復旧に時間を奪われて旅行や仕事の計画がくるってしまうことがあります。そのため、バッテリートラブルは一刻も早く直したいものですよね。
弊社では、バッテリートラブルに対する豊富な知識と経験をもった業者と日本全国で多数提携しています。電話対応は24時間年中無休でおこなっております。車中泊でのバッテリートラブル解消ならぜひ弊社までご相談ください。