シロアリに強い木材はヒノキやスギ|好む木・嫌いな木の特徴がまるわかり!

新築必見 木材選びで変わるシロアリ予防

「せっかく家を建てるなら、シロアリに強い家にしたい!けど、どのような木材を選べばいいの?」
木と住宅の話は奥深いため、調べれば調べるほど情報が出てきて大変ですよね。

じつはシロアリは香りのよい堅い木を嫌い、やわらかく水分の多い木材を好みます。
そのためシロアリが嫌う木を建材に使いシロアリが好む木を避ければ、シロアリ被害の予防につながります。

この記事では、シロアリが嫌いな木・好きな木を具体的にご紹介しています。
これさえ読めば、シロアリに強い木材がバッチリわかりますよ。

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目次

シロアリが嫌う木材の種類

シロアリが嫌う木材(被害の少ない木材)
  • ヒノキ
  • ヒバ
  • スギ
  • チーク
  • イヌマキ

上記の木はシロアリが嫌いなニオイ、堅さのため被害が少ない木材です。
なぜ嫌うのか?またそれぞれの木材の特徴を見ていきましょう。

シロアリは香りのよい木と堅い木材が嫌い

シロアリは香りのよい木と堅い木材を嫌います。

じつはシロアリのエサは枯れ木などの死んだ木で、元気な生きた木は食べません。
元気な木から「フィトンチッド」というよい香りが発散されており、シロアリはこの木のニオイでエサになる木を見分けているといわれています。
そのため香りのよい木は、シロアリのエサになりづらいのです。

さらにシロアリは食べづらい堅い木材を嫌います。
シロアリ被害のあった木材を見ると堅い年輪部分が残っていますが、理由はシロアリが食べづらい堅い部分を残したためです。

また木材は木の中心から切り出した心材が堅く丈夫です。
堅い木のなかでも、さらに堅い心材を利用すればよりシロアリ予防の効果を高められます。

そのためシロアリ対策には香りのよい堅い木を使用しましょう。
ではシロアリが嫌うおすすめの木材4つと、それぞれの特徴を解説します。

ヒノキの特徴

ヒノキ独特の香りのもとになる「αカジノール」や「ヒノキチオール」には、防虫効果や抗菌効果のある成分です。

ヒノキチオールは防虫剤やシロアリ駆除剤にも使われています。

ヒバの特徴

ヒバもヒノキ同様、香り成分「ヒノキチオール」を多く含む木材です。

ヒバは岩手県・中尊寺金色堂にも使われ、約800年たっても再使用可能だったほど丈夫な木材です。

お庭のシロアリ対策をしたいなら、ウッドチップやバークチップに使うのもおすすめです。

スギの特徴

スギは天井板から柱にまで広く使われている木材です。
水にぬれても腐りにくく、香りがよいため酒樽や寿司桶などに利用されています。
シロアリ被害にあうと木材が腐りやすくなるため、柱の防腐と併せても一石二鳥です。

チークの特徴

木製のタールを多く含みワックスを塗ったような表面になるため、耐久性・耐水性の高い木材です。
水を吸いにくく船の甲板に使われるほど丈夫なため、建物の場合は床板に利用されます。
また見た目がよいため家具や建物の化粧板にも使用されます。

イヌマキの特徴

庭木で有名な「マキの木」です。
湿気・シロアリに強い木材で、沖縄県では一級の建築材として重宝されています。
主にイヌマキやスギなどを使って建てられた沖縄県の民家が、約280年間シロアリの被害を受けずにいるほどシロアリに強い木です。
参考: 一般財団法人 日本木材総合情報センター[木材の種類と特性]

簡単にシロアリが嫌う木材を解説しました。

ただし!シロアリは生き物のため、環境や個体によっては嫌いな木材であっても食べる場合があります。
また木は部分によって堅さが異なり、芯の周辺を使った木材・辺材はやわらかいため堅い種類の木でも被害が出るおそれがあります。

そのためシロアリが嫌う木で家を作っても、定期点検や予防は必要です。

さてシロアリが嫌う木がわかったので、今度はシロアリが好きな木=被害が多い木を見ていきましょう。

シロアリが好む木材の種類

シロアリが好む木材(被害の多いやわらかい木材)
  • マツ(アカマツ、クロマツ、トドマツなど)
  • ツガ
  • ブナ
  • センノキ(セン材)

上記の木はやわらかくシロアリが好む木、被害が多い木として有名です。
またシロアリは水分の多い木を好むため、木の種類を問わず湿気対策が重要です。

ですがシロアリに弱い木でもシロアリ予防をおこなえばシロアリ被害は防げるため、安心してください。
では詳しく見ていきましょう。

シロアリはやわらかい木材が好き

シロアリの好みはやわらかい木材です。
そのため先に例を挙げたマツやツガなどの木は、シロアリ対策には向きません。

なぜならシロアリは食べやすいやわらかい部分を食べて、堅い芯の部分を残します。
そのため芯が弱い木はシロアリに食べつくされ、被害にあうともろく崩れやすいためでシロアリ対策には向きません。

木材には日本農林規格が定めた、耐久性の規格があります。
耐久性が高い木材は堅くシロアリ被害に強く腐りづらいよい木材のため、気になる木材があれば耐久性を調べてみましょう。
参考: 一般社団法人 国産材を使った木造住宅を守る会[劣化と耐久性]

シロアリは湿った木材も好んで食害する

シロアリは木材の種類を問わず水分を含んだ木を好み、湿った木材は被害が多くなります。
そのため木材をぬらさないようにしましょう。

なぜならシロアリと木材に関する実験では、日本で被害の多いヤマトシロアリは水分が多い木ほどよく食べる傾向にありました。
実際の被害も床下や浴室など湿気の多い場所に集中しているため、湿った木材は要注意です。

また木材はぬれると腐り、シロアリ被害とは別にもろくなるため湿気対策は重要です。
木材をぬらさない、通気口をふさがず風通しを良くするなど湿気対策をおこないましょう。

シロアリ予防は木材本来の強さと湿気対策が重要です。

ただしシロアリに弱い木材でも、薬品注入や薬剤散布でシロアリ予防はできます。

シロアリ予防は被害にあいづらいスギやヒバの使用が理想ですが、薬剤注入などでもシロアリの発生は防げるため安心してください。

参考: 吉村 剛[シロアリと水の話]
沖縄県[第2章快適省エネ住まいづくりの手法]

ざっくりとシロアリの好き嫌いを解説してきました。
シロアリの好みを考え、シロアリを予防しましょう。
次の章では一歩進んでシロアリそのものの生態を学び、シロアリ予防に役立てましょう。

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日本に生息するシロアリの生態

シロアリは北海道の一部を除く、日本各地にいます。
そのためどの地域であっても、シロアリ予防が必要です。

生態がわかるとシロアリ予防のポイントもわかるため、順番に見ていきましょう。

日本で被害をもたらすシロアリの種類

ヤマトシロアリとイエシロアリの分布図

日本で被害を出すシロアリは大きく分けて2種類、ヤマトシロアリとイエシロアリです。
どちらのシロアリも普段は隠れて出てきませんが、羽アリの時期になると現れます。
そのため今回は羽アリの写真で比較しましょう。

名前ヤマトシロアリイエシロアリ
見た目アローズ東海ヤマトシロアリアローズ東海イエシロアリ
大きさ約4.5〜7.5ミリメートル約7.4〜9.4ミリメートル
特徴体、頭、羽全体が黒っぽい体、頭、羽全体が黄色っぽい
時期と時間4~5月頃の昼間
(沖縄県は2月頃、東北は6月頃)
6~7月の夜
被害箇所水回り、階下が多い。
被害箇所が湿っている。
建物全体に被害を出す。
被害箇所は乾いている

写真提供:株式会社Arrows東海

ヤマトシロアリは湿った木材が好きで、水回りでの被害が目立ちます。
被害場所は基本的に床下~1階が多く、2階など高い場所には被害を出しにくいシロアリです。

イエシロアリも湿った木材を好みますが、自分で水を運べるため乾いた場所にも被害を出します。
そのため床下~建物の2階まで広く被害を出すシロアリです。

より詳しくシロアリの生態が知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

シロアリが好む環境

  • 暗い
  • 湿っている
  • 光・風がないところ

シロアリは光や風などを嫌う生き物のため、刺激がない環境を好みます。
建物だと湿気のこもりやすい床下、水回りの床や壁の中などに被害が多いです。
また人がめったに入らない部屋や物置など、暗く静かな場所も要注意です。

反対に明るく乾燥した、風通しのよい場所は嫌うため、被害は少ない傾向です。
もしもシロアリの被害を確認する場合は、暗く湿った静かな場所を探しましょう。

シロアリのエサは植物のセルロース

シロアリのエサは植物に含まれる「セルロース」です。
セルロースは木材や紙類など植物が原材料の製品に含まれるため、シロアリは建物だけでなく畳や本なども食べます。

また木を一切使っていない鉄筋コンクリート造りの建物であっても、家具や紙類が室内にない家はありません。
そのためコンクリート造りの建物であっても一度侵入されると、シロアリ被害が発生します。
どのような建物であってもシロアリ予防は、おこないましょう。

しかし具体的にシロアリ予防とは何をおこなえばよいか?特に新築は初めてでよくわからないですよね。
次の章で解説します。

家を食害から守るためにシロアリ予防をする

新築でも、古くても、べた基礎でも、シロアリに強い木を使ってもシロアリ点検・予防は必要です。
シロアリは日本のほとんどの地域に生息していて、環境や個体によってはシロアリに強い木でも食べてしまうからです。

しかしこれから家を建てる方やまだ家を建てたばかりの方には、シロアリ予防はあまりピンと来ませんよね。
そこで新築の方にぜひ知ってほしい、シロアリ予防の情報をまとめました。

シロアリ予防のためにやっておくとよいこと

  • 床下への点検口を作る
  • 5年に1度はシロアリ予防をおこなう

新築のシロアリ予防は不安が多いですよね……。
「せっかくだから防蟻・防湿シートを敷いたほうがよい」など工務店やシロアリ駆除業者からさまざまな提案を受けているかと思います。

シロアリ予防の対策は、湿気の溜まりやすい立地か?などご自宅の条件によって異なります。
しかし点検口や5年おきの予防は、すべてのご家庭で必要なため詳しく解説します。

床下への点検口を作る

点検口

床下に潜れるように点検口を作りましょう。

シロアリ点検や予防は、作業員が床下に潜っておこないます。
そのため点検口がないと、押入れの一部を切るなどして床下に潜るのです……。

換気口から覗くなど家を傷つけない調査方法もありますが、床下に潜ったほうが点検・予防は確実です。
また国土交通省が定める長期優良住宅の認定基準に床下の点検口の設置が記載されており、点検口の設置は国から推奨されています。

他にも点検口は収納庫をセットすれば床下収納になるため、ちょっと便利です。
家を建てる段階で点検口を設置しておきましょう。

5年に1度はシロアリ予防をおこなう

シロアリ予防は5年に1度おこないます。
シロアリはほとんどの地域におり、何もしなければ新築でも古い家でも被害にあうおそれがあるため予防が肝心です。

新築時のシロアリ予防は、シロアリ駆除業者はもちろん家を建てた工務店やハウスメーカーでもおこなっています。
家を建てる相談時に費用や保証内容などを聞いておくとよいでしょう。

またシロアリ予防の費用の目安は、こちらの記事をご確認ください。

シロアリ予防に迷ったら業者の相見積りをとる

新築時のシロアリ予防は迷うことが多いですよね。
もしも新築時のシロアリ予防に迷ったら、複数の専門業者から見積りをとりましょう。

例えば新築工事で「ここは湿気が溜まりやすい」といわれても本当か?なかなかわかりません。
シロアリ予防の工事はご自宅の条件によって異なるため、一概に必要かどうか?判断に困るケースもあるでしょう。

そこでシロアリ予防に疑問を持ったら1社の意見だけではなく、複数の業者に相談しましょう。
ご自宅に本当に工事が必要なのか?工事をおこなう場合はいくらぐらいか?が判断しやすくなります。

工務店やハウスメーカーに見積もりをとる際に、併せて聞いてみましょう。

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家とシロアリに関する質問

最後に新築時に迷いやすいシロアリ予防の情報をまとめました。

べた基礎やコンクリート造りの家ならシロアリは来ませんか?

来ない保証はありません。

シロアリは髪の毛1本ほどのわずかなすき間から侵入する生き物です。
そのため湿気などによって生まれたわずかな亀裂からでも、シロアリは侵入します。

地面をコンクリートで固めたべた基礎でも、コンクリート造りの住宅でも、木製家具や本などの紙類が室内にない家はないでしょう。
シロアリは目が見えずエサに向かってひたすら進む性質があるため、障害物があってもわずかな隙間から侵入する、かじってひたすら進み続け、室内の家具や本に被害を出すおそれがあります。

べた基礎やコンクリート造りの家であっても、シロアリ予防をおこないましょう。

基礎断熱の家にすれば気密性が高まりシロアリが来ないって本当ですか?

来ない保証はありません。
基礎断熱の家とは床下に断熱材を入れて密閉性を高め、冷暖房の効率をあげた家のことです。
断熱材が入っているためシロアリが来ない、密閉されているためシロアリが入れないなどさまざまな噂を耳にします。

しかし実験したところ断熱材があっても、シロアリは防げませんでした。
シロアリは断熱材やビニールなど、なんでもかじって突き進みます。
そのため断熱材があっても食い破って進み、断熱材ではシロアリを防げませんでした。

またシロアリが食べない防蟻断熱材もわずかなすき間があれば、シロアリが間を押し広げてとおります。
シロアリは髪の毛1本ほどの隙間があれば侵入しますが、髪の毛1本分の隙間もない家は実現不可能です。

そのため断熱材や気密性を気にしても、シロアリ被害は起こるのです……。
基礎断熱であってもシロアリ予防は、おこないましょう。
参考: 辻本吉寛[断熱材の防蟻効力に関する一考察]

シロアリ予防で心がけたほうがよいことはありますか?

日々簡単にできるのは以下のとおりです。

・新聞紙や段ボールを外に置かない
湿った紙類はシロアリのエサになるため。古紙は湿気のない場所で保管しよう。
・通気口をストッカーなどでふさがない
通気が悪くなると湿気が溜まりやすいため。
・切株・倒木や落ち葉などは取り除く
シロアリのエサになるため。すぐに取り除けないものはシロアリ予防スプレーをかける。

ざっくりまとめるとシロアリ予防は家の周りの整理整頓と清掃ですね。
できることから心がけ、シロアリを予防しましょう。

まとめ

シロアリはよい香りのする木と堅い木材を嫌うため、建材にはスギやヒバなどがおすすめです。
反対にやわらかい木材を好むため、マツなどやわらかい木材は避けましょう。
また湿って水分が多い木は種類を問わずシロアリ被害にあいやすいため、除湿を心がけて被害を減らしましょう。

また家を建てたものの、まだシロアリ予防がお済でない方は弊社【シロアリ110番】にご連絡ください。
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