ツマアカスズメバチに要注意!日本に侵入して分布を広げる蜂の生態

ツマアカスズメバチ

「話題になったツマアカスズメバチとはどんな蜂?」
このようなお悩みをおもちの方もいらっしゃるかと思います。

もし危険な外来種であるツマアカスズメバチを見つけたら、すぐに駆除しなければいけません。
ツマアカスズメバチが繁殖すると、人が襲われて重傷を負うおそれがありますし、生態系を壊したり農作物にも大きな被害がでたりするおそれがあります。

この記事では、ツマアカスズメバチが危険である理由・生態・国内での取り扱いなどについて詳しく解説しています。

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目次

ツマアカスズメバチを警戒すべき理由は3つ

「ツマアカスズメバチはなぜ危険なの?」このような疑問をおもちの方もいらっしゃるかと思います。
ここではツマアカスズメバチを警戒すべき理由を3つご紹介いたします。

人の命を奪う攻撃性の高さ

ツマアカスズメバチは攻撃性が高いうえに、毒針をもっています。
敵だと見なしたものに何回もしつこく攻撃してきます。
人間も襲うことがあり、台湾・マレーシア・インドネシアでは刺されて亡くなる方もでているほど危険なスズメバチなのです。

また、高さ10mを超える樹木の上に巣を作る習性があります。
その習性から韓国の都市部にある高層ビルでもツマアカスズメバチの巣が作られていたことが報告されています。

このように、田舎だけでなく都市部でも人が襲われる危険性があるのです。
巣の見た目や作り方については【ツマアカスズメバチの生態を確認しておこう】で詳しく説明いたします。

国内の生態系を破壊するおそれがある

ツマアカスズメバチはミツバチやキイロスズメバチなどのほかの蜂を襲い、その幼虫を食べます。
また、オオスズメバチのような天敵がいない地域ではツマアカスズメバチが生態系の頂点に立つことになり、その数はどんどん増加します。

その結果、絶滅する昆虫もでてくることが考えられるため、ツマアカスズメバチを放置しておくと生態系が破壊されかねません。

セイヨウミツバチの見た目

悪影響は生態系だけではありません。
ツマアカスズメバチは農作物にも影響を及ぼすことも懸念されているのです。

例えば、かぼちゃ・トマトなどの野菜やイチゴ・スイカなどの果物はミツバチによって受粉します。
ミツバチがツマアカスズメバチに捕食されて個体数が減少すると、受粉ができない農作物がでてくるのです。

その農作物は人の手によって受粉することになります。
しかし、人の手による受粉は偏りがでます。
その結果、奇形の果実が生まれる確率が高くなるのです。

このようにツマアカスズメバチは、農業にも大きな経済的被害をもたらすため侵入の予防や駆除が必要です。

増加するスピードが早い

環境への適応性が高いうえに、営巣する場所が高所で天敵に見つかりにくいことも、ツマアカスズメバチの増加するスピードが早い理由と考えられています。

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ツマアカスズメバチの生態を確認

生態について理解することは、ツマアカスズメバチを早く見つけるために重要です。
ここではツマアカスズメバチの見た目の特徴など、生態について解説いたします。
ぜひ参考にしてツマアカスズメバチの発見にお役立てください。

分布・おもな生息地

ツマアカスズメバチはスズメバチの一種です。
インドネシア・ジャワ島が原産で、おもに西はパキスタンから、東は中国南部・台湾に生息しています。

しかし繁殖力の高さから、最近ではアジアだけでなくフランスやドイツなどのヨーロッパにも生息地域がどんどん拡大しています。

見た目の特徴

ツマアカスズメバチの体長は約2cm~約3cmとキイロスズメバチより少し大きめですが、オオスズメバチよりは小さいです。
体の色は全体的に黒いですが、お腹の先端は赤褐色です。
このような大きさと色の特徴でほかのスズメバチと見分けるとよいでしょう。

参考:環境省|特定外来生物の解説:ツマアカスズメバチ(最終閲覧日:2024年3月22日)

スズメバチの種類の詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。

他の昆虫を捕食する

ツマアカスズメバチは捕食の対象と巣について、次のような習性をもっています。

ツマアカスズメバチの成虫は樹液や蜜を食べますが、幼虫はおもにハエ・ミツバチ・トンボなどの昆虫を食べます
また、ゴミ捨て場の生肉や市場の魚肉などもエサにするようです。

在来のスズメバチと同様に、ツマアカスズメバチの成虫がこれらの昆虫を捕まえてあごでかみ砕き、肉団子にしたものを幼虫にわけ与え養育するのです。

閉鎖的な場所に営巣する

ツマアカスズメバチの女王蜂がはじめに巣を作る場所は、土中や低木の茂みといった閉鎖的な場所です。
その巣で働き蜂が羽化すると、女王蜂は産卵に専念するようになります。

女王蜂のかわりに働き蜂が巣を大きくしたり、幼虫の養育をしたりします。
そして働き蜂が増加し巣を作った場所が手狭になると、規模を拡大するため高さ10mを超える樹木の上に巣を引っ越すのです。

以下の写真はコガタスズメバチの巣ですが、ツマアカスズメバチの巣の形もボール状で、その表面には茶色と薄茶色のマーブル模様があります。

コガタスズメバチの成長した巣

捕食の対象と巣の特徴は、在来のスズメバチと似ている部分もあるため、素人では在来のスズメバチとツマアカスズメバチを見分けるのは難しいでしょう。

攻撃性が高い

スズメバチの種類のよって攻撃性は異なりますが、ツマアカスズメバチの攻撃性は高いようです。
くわえて営巣規模が大きいため、スズメバチのなかでも特に危険な蜂といえます。

巣への刺激による反撃はとても強い。よく「凶暴」と形容される。
ただ、これまで日本に生息している六種と比べると、オオスズメバチ、キイロスズメバチに次ぐ強さと考えられる。問題なのは個体の数が桁外れに多く、いったん興奮すると四方八方に飛び散って攻撃対象を探す。

出典:中村 雅雄.スズメバチの真実.八坂書房,2018

日本への侵入経路と侵入時期

ツマアカスズメバチが日本で最初に確認されたのは2012年です。
場所は長崎県の対馬です。
中国のツマアカスズメバチが船の貨物などに紛れ込んできたと考えられています。

その生息範囲は拡大しており、201810月時点では福岡県、宮崎県、大分県にまで分布していることが確認されています。

参考:環境省|ツマアカスズメバチ(最終閲覧日:2024年3月22日)

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ツマアカスズメバチは特定外来生物に指定されている

海外から日本にやってきた生物(外来生物)のうち、生態系や人の生命・農業・漁業に被害を与える、または与えるおそれがあるものは特定外来生物に指定されます。
特定外来生物に指定された生物は、栽培や輸入などが規制され、予防や駆除がおこなわれるのです。

外来生物のなかでもツマアカスズメバチには天敵が少ないですし、さまざまな昆虫を捕食する習性をもつため、生態系への影響が大きいのです。

とくにツマアカスズメバチはミツバチをおもな餌とするため、養蜂農家のミツバチを攻撃するおそれがあります。
またミツバチが減少すると、農作物の自然受粉がおこなわれなくなるのです。

そんなツマアカスズメバチを効果的に予防・駆除をおこなうために、自治体や住民・害虫駆除業者などの各関係者が協力する必要があります。

そのため、もしツマアカスズメバチの巣を発見したら、自分で駆除しようとするのではなく、自治体や蜂駆除業者などに相談しましょう。

見つけ次第駆除!種類の判別もプロに任せよう

ツマアカスズメバチに似ているスズメバチも国内には多く存在します。
スズメバチに刺されると重症を負うおそれがあり危険です。

もしツマアカスズメバチに似た蜂を見かけても、自分で判断し駆除しようとするのではなく、蜂駆除業者に依頼しましょう
業者であれば蜂の種類を確実に判別し、適切に対処してくれます。

業者にお心当たりがないときは、ハチ110番が蜂駆除のプロをご紹介いたします。
ハチ110番には全国各地の蜂駆除業者が多く加盟しておりますので、お近くの業者をすぐにご紹介できます。

電話でのご相談は無料ですし、24時間365日受け付けておりますので、いつでもお気軽にご連絡ください。

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