ゴキブリの種類ごとの特性を知って効果的に駆除!侵入防止対策も解説
ゴキブリは病原菌をばらまいたりアレルギーの原因になったりするため、できるだけ早く駆除し家から撲滅しましょう。ゴキブリの繁殖力はすさまじいので、早く対策をしないと手に負えなくなるおそれがあります。
このコラムでは、ゴキブリの種類ごとの特性を理解して効率的に駆除する方法、再び侵入させない対策、住み着かせない対策をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
ゴキブリの種類ごとの生態を知る
まず、ゴキブリの生態を理解しておきましょう。ゴキブリの特徴がわかれば、より効率的な対策ができます。日本で住宅に侵入することが数多い代表的な2種類のゴキブリの特徴を解説します。
クロゴキブリの特徴
クロゴキブリの成虫は約30~40ミリメートルの大きさで、黒くてテカテカとしているのが特徴です。関東以西~奄美大島で生息していて、5月~9月頃の暖かい時期によく見かけられます。
活動が活発な時期には産卵もおこなわれます。ゴキブリの卵は卵鞘(らんしょう)という殻に包まれているのが特徴です。クロゴキブリの卵鞘は10ミリメートル前後で俵型、クロゴキブリと同じような黒色をしています。幼虫は成虫をそのまま小さくしたような形をしていて、大きさは4ミリメートル程度、成虫よりもやや黒みが薄いです。
基本的には屋外に生息していて、壁などを伝って窓や玄関、通気口、換気扇やエアコンの開口部などの隙間から住宅に侵入することが多いです。暗くて暖かい場所を好み、排水溝やマンホール内、床下などを通じて住宅に侵入することもあります。
チャバネゴキブリの特徴
チャバネゴキブリの成虫は体長約10~15ミリメートルで、全体に茶色の体をしています。大きさと色以外にあまり違いがないため、クロゴキブリの幼虫とよく間違えられますが、チャバネゴキブリは背中に黒い模様が付いているのが見分けるポイントです。
基本的に暖かい屋内で生息するため1年中活動し、産卵も時期を問わずおこなわれます。クロゴキブリと同様に卵鞘に包まれた卵を産みますが、チャバネゴキブリのメスは卵がふ化するまで卵鞘を持ち歩くのが特徴です。卵鞘は大きさが5ミリメートル前後で俵型、茶色っぽい色をしています。
寒さに弱いので基本的に屋外に生息していることはなく、人間の建物の中で暖かい場所を見つけて住み着きます。そのため、屋外に面した窓や玄関からの侵入はあまりありません。キッチンや浴室の排水口からの侵入や、食品やダンボール箱などの荷物に紛れ込んでいたということが多いです。
ゴキブリを駆除する方法
ゴキブリを駆除する方法はいくつかありますが、状況によって適した方法が違います。状況に合わせて、どの方法が効果的かを見ていきます。
くん煙剤で駆除する
くん煙剤は水を入れると薬剤を含んだ水蒸気が発生して、部屋の隅ずみまで薬剤が行きわることで害虫を駆除する殺虫剤です。見えないところに隠れているゴキブリも駆除できるので、家のどこに潜んでいるかわからないゴキブリをまとめて駆除したいというときに有効です。
薬剤が家中に広がりますので、使用中は人やペットを避難させる必要があります。食品や家電製品などにも薬剤が付かないよう、養生したり袋に入れたりして保護しましょう。また、殻に包まれているゴキブリの卵には効果がありません。より確実に駆除するには、卵がふ化するタイミングを狙って数回使用する必要があります。
毒エサで駆除する
殺虫成分を含んだエサを設置して、ゴキブリに食べさせて駆除する方法です。毒エサを食べたゴキブリのフンや死骸を仲間が食べることで、巣全体のゴキブリも駆除できるものもあります。
ゴキブリが毒エサを食べてくれなければ効果が出ないので、設置する場所を見極めることが大切です。ゴキブリをよく見かける場所があるときには、毒エサを使った駆除が効果的です。また、子どもやペットの誤飲に注意が必要です。
スプレーで駆除する
ゴキブリが見える場所に出てきたときには、殺虫成分を高圧噴射するスプレーがおすすめです。強力なものだと数十秒で駆除できます。目の前の1匹をすぐに駆除したいというときには効果的ですが、家の中に住み着かれているときには対応しきれませんので、別の方法がおすすめです。
プロに頼んで駆除する
すでにゴキブリが住み着いていて、頻繁に発生しているというときには、自分ではなかなか駆除しきれません。プロは市販の駆除剤に比べて強力な薬剤を使った駆除ができ、ゴキブリの生態も熟知しているので最適な設置箇所を見極めることができます。
施工に対して保証を付けている業者であれば、もしも再発した場合には再施工などをしてもらえます。また、駆除後のゴキブリの死骸の掃除や、今後の侵入対策もプロはおこなってくれます。今家の中にいるゴキブリだけでなく、外からの侵入も防ぐことで、完全な駆除が期待できるのです。
ゴキブリを侵入させない対策
いくら家にいるゴキブリを駆除したとしても、外部からどんどんゴキブリが侵入してきていては意味がありません。外からの侵入を防ぐ対策をご紹介します。
玄関の隙間をふさぐ
玄関のドアにあるわずかな間からゴキブリが家の中へ侵入しているおそれがあります。わずかな隙間でも、隙間テープなどでふさいでおくことが重要です。隙間テープはホームセンターなどで購入可能です。
ベランダの隙間をふさぐ
ベランダは高いところにあるからと安心しがちですが、ゴキブリが侵入してくる可能性がある場所です。開けたままにしておくと、外壁や雨どいなどを経由して隣の部屋からも侵入してくることがあります。
窓と網戸、サッシのわずかな隙間からもゴキブリは侵入してきます。網戸用補修テープや隙間テープなどで小さな隙間もふさぎましょう。ゴキブリ以外の虫が侵入するのも防げます。
排水口からの侵入を防ぐ
キッチンや浴室の排水口のフタは目がそこまで細かくないので、ゴキブリが通り抜けるのも容易です。目の細かいアルミ製の網やネットを被せてふさぎましょう。
換気扇・通気口からの侵入を防ぐ
換気扇や通気口も、ゴキブリの侵入経路になる隙間があります。換気扇専用のものがあれば、虫よけ用フィルターを付けるがおすすめです。なければ、空気の通り道がなくならない程度に隙間テープなどで埋めておきましょう。
通気口は金属製の金網を張り付けて、空気は通れても虫は通れないように加工するのがおすすめです。また、外壁にひび割れがある場合も、ゴキブリの侵入経路にならないようにパテで埋めておきましょう。
対策してもどこかから侵入してくる場合
素人ではわかりにくい場所からゴキブリが侵入してきている場合は知識と経験が豊富なプロに依頼するのも選択肢のひとつです。
お金はかかりますが、効果が出ないまま自力で対策を続けるより保証のある業者に対策を依頼したほうが時間とお金を無駄にしない可能性が高いです。まずは費用の見積りを相談してみることをおすすめします。
ゴキブリを住み着かせない対策
家にいるゴキブリを駆除して、外部からゴキブリが侵入してこない対策をしたら、あとはゴキブリが住み着がない環境作りをする必要があります。ゴキブリにとってエサや場所のメリットがない環境ならば、わざわざそこに侵入して住み着くことが考えにくいからです。どのようなことに気を付ければいいかを説明していきます。
エサになるものを放置しない
食べ物を出しっぱなしにするのはやめましょう。小麦粉など人間にとってはそのまま食べられないものでも、ゴキブリのエサになってしまうのです。
調味料も放置していると、臭いをたどってゴキブリが侵入してくるおそれがあります。調味料はできれば硬くて気密性の高い容器に入れるか、ゴキブリが侵入するのがむずかしい冷蔵庫に収納することをおすすめします。
ダンボール箱を置かない
ダンボール箱は木を原料にしているので、木材と同じくゴキブリのエサになってしまいます。ダンボールの中は暖かく、狭くて暗いところが好きなゴキブリにとても好都合です。ゴキブリの巣になりかねないので、なるべく床には置かないようにしましょう。
家電の裏側に注意
冷蔵庫や空気清浄機など家電製品の裏側は、待機電力やモーターの熱で暖かくなっていて、狭くて暗く、通気性が悪くてジメジメしています。ゴキブリにとっては、外敵が侵入してこない快適な場所です。
ホコリがたまると、ダニが発生したりカビが生えたりする原因になります。そこにゴキブリが産卵して大量発生するかもしれません。週に一回は、家電製品の裏側もきれいに掃除しましょう。
まとめ
家の中で発生したゴキブリを駆除する方法はいくつかありますが、より確実に駆除するにはプロに任せるのがおすすめです。プロは駆除はもちろん、片付けや今後の対策もしっかりとしてくれます。
弊社では、ゴキブリ駆除業さをご紹介するサービスをおこなっています。相談やお見積りは無料で、お見積りを見てキャンセルした場合でもキャンセル料などは発生しません。24時間365日電話受付可能ですので、お気軽にお電話ください。