コバエトラップで簡単退治!作り方・コバエ発生対策・駆除方法まとめ
コバエの徹底的な駆除は、「コバエトラップ」だけではできません。
「コバエトラップ」は目に見えるコバエには有効な手段ですが、発生源がそのままではコバエはどんどんと発生してしまいます。そのため「コバエトラップ」だけでは根本的な解決にはいたらないのです。
ただし、コバエトラップの駆除効果は非常に高いので、定期的な清掃と併用すれば根本的な解決を目指すことができるでしょう。
当記事では、コバエトラップの効果的な使い方や清掃方法を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
目次
コバエトラップは自作できる!おすすめの使用方法【作り方・設置場所・処分方法】
おもに家庭内で発生するコバエは、ショウジョウバエ・ノミバエ・チョウバエの3種類です。キレイに掃除していたつもりなのに、いつの間にか発生していたという経験がある人も多いのではないでしょうか。
コバエを駆除するのに最適なのが「コバエトラップ」です。市販もされていますが、自分で簡単につくることもできますので、つくってみてはどうでしょう。
自作のコバエトラップで有名なのが「めんつゆトラップ」です。このトラップでは、めんつゆに含まれるアルコールや発酵の香りで、コバエをおびき寄せて捕獲します。
しかし、このトラップが有効なのはショウジョウバエだけで、他の2種のコバエにはあまり効果がありません。しかし、中に入れる液体を変えることで他のコバエにも有効なトラップにすることができます。
そこで、トラップのベースも紹介しますので中に入れる液体を変えて、いくつか併用してみてください。
コバエトラップのつくりかた【ペットボトル】
ペットボトルを使ったトラップの作り方です。
- 500mlペットボトル
- カッターナイフ
- 画びょうや千枚通し
- ボールペン
- ペットボトルの真ん中よりも下の方に、匂いを出すための穴を10カ所ほどあけます。穴を大きくし過ぎると、コバエがこの穴から逃げてしまうので注意しましょう。
- 出入口となる穴を匂い用の穴の位置と同じ高さに2カ所、作成します。バツ印になるように5mmほど切り込みを入れ、ボールペンを穴に押し込み、丸い形に整えます。
これでトラップの容器は完成です。コバエを引き寄せるために入れる液体には、めんつゆ以外にもみりん・ビール・醤油・ワイン・コーヒーなどがあります。
ショウジョウバエはアルコールなどの発酵した匂いを好むため、ビールやワインなどのアルコール、醬油やみりんなどの発酵した匂いのあるものに引き寄せられる習性があります。
また、コーヒーの匂いはノミバエの出すフェロモンと似た匂いのため引き寄せられてしまうようです。中に入れる液体を変えながら効果のあるものを探してみてください。
なお、チョウバエは匂いに引付られないため、このようなトラップでは捕獲することが出来ません。捕獲して駆除したい場合は、ハエ取り用の粘着シートやライトトラップを設置するようにしましょう。
キッチンでの設置場所
コバエは排水口などの水気のある場所や生ゴミが置いてある場所で発生します。効率よく捕まえるなら、ゴミ箱の近くや三角コーナーにコバエトラップを設置するようにしましょう。
しかし、トラップを設置してもゴミ箱の中に大量のゴミがあっては、コバエはそちらに引き寄せられてしまします。三角コーナーやゴミ箱をキレイにしてから、トラップを仕掛けるようにしましょう。
トラップの交換時期と処理方法
使用したトラップは一週間を目安に新しいものと交換し、古いものは処分してしましましょう。この期間を過ぎてしまうとトラップに産み付けられた卵から、新しいコバエが発生してしまう可能性があります。
ただし、そのまま排水口に流すと産みつけられた卵が排水口内で孵化する可能性があります。捨てる際には新聞紙などに液体を吸わせてから、ビニール袋に入れて燃えるゴミとして捨ててしまいましょう。ペットボトルは可燃ゴミゴミで出すこともできます。お住まいの自治体によって対応が異なりますので、一度確認してみてください。
コバエの発生を防ぐ!【お掃除・侵入防止・卵の駆除が大切】
コバエを完全に駆除するためには、目に見えているコバエだけでなくあらたなコバエの侵入を防ぐことも大切です。同時に卵から孵化するコバエを撃退していくことも、重要になります。
コバエの侵入を防ぐ方法
玄関や窓などを開けっぱなしにしておくと、そこからコバエだけでなくさまざまな虫が入り込んできます。空気の入れ替えのために窓などを開ける際には、網戸などを利用し外からコバエが入るのを防ぎましょう。
コバエの発生を防ぐにはこまめな掃除を
家の中に入ったコバエは生ゴミや水気のある場所に卵を産み付けます。そしてそのゴミを放置しておくと、コバエが大量発生するということになるのです。
家の中でコバエを増やさないためには以下の4つのことに気をつけましょう。
・生ゴミは放置しない
生ゴミはコバエを呼び寄せ、卵を産み付ける場所となります。三角コーナーの生ゴミはこまめに捨てるようにしましょう。
・蓋がついたゴミ箱を使う
ゴミ箱に蓋があれば匂いを防ぎ、コバエを寄せ付けることがなくなります。ただし、ゴミ箱内部でコバエが発生してしまうことがありますので、ゴミ箱もこまめに掃除し清潔にしておいてください。
・水回りの掃除
排水口のぬめり汚れはチョウバエが発生する原因になります。コバエの発生を防ぐためにも水回りは常にきれいに保っておきましょう。
・食器など洗い物を放置しない
アルコール缶などを置きっぱなしにしておくとコバエが寄ってきてしまいます。また夏場は物が腐りやすいため、腐敗臭に誘われてコバエが発生しやすくなってしまうのです。食事をした後のお皿はすぐに片付け、洗い物を放置しないようにしましょう。
卵の駆除【水回りはお湯・漂白剤が有効】
トイレ内のタンクや排水口など手が届かない場所の卵の駆除には漂白剤やお湯が効果的です。
漂白剤はコバエの発生源となるヘドロや皮脂を分解殺菌し、コバエが卵を産み付けるのを防ぎます。また、漂白剤の塩素はコバエの卵にも有効で、しっかりと退治してくれるのです。漂白剤を使用する際には配管を痛めてしまわないよう、適度に薄めてから使うようにしましょう。
また、手元に漂白剤がない場合は60度ほどに加熱したお湯を使いましょう。週に1回ほどお湯をかけるだけで、コバエの発生を防ぐことができます。熱すぎるお湯は配管を傷める原因にもなりますので、熱湯はかけないようにしてください。
それでもコバエが発生するときは……プロに相談してみる
自分で対処したものの、あまり結果が出ないときは、一度徹底的にプロにコバエを撃退してもらい、そこから定期的な清掃で発生を防ぐのも有効な方法です。
とくに大量に発生したコバエはさまざまな場所に発生源があり、繁殖場所を特定するのは難しいものです。しかし、害虫駆除のプロならばその経験と知識から的確に繁殖場所を特定し、解決してくれるでしょう。
害虫駆除業者の選び方
コバエを駆除してくれる業者を選ぶ際には複数社から見積りを取ってみましょう。複数社から見積りを取ることで、費用の相場がわかり極端に安い業者や高い業者を見抜くことができます。
また、依頼の際には「防除作業監督者」という資格をもっているかを基準にしてもよいかもしれません。この資格は害虫駆除作業に関する必要な知識と技術を習得した人に与えられる国家資格です。
しっかりとした知識と技術をもっている証明になりますので、判断基準のひとつとして取り入れてみましょう。
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