最強のゴキブリ対策は駆除&予防スプレー！再発もしっかり防ぐグッズ活用術

「二度とゴキブリを発生させたくない！効果的な対策法はある？」
「ゴキブリ対策グッズはどれを選ぶべき？」

ゴキブリ対策は「なんとなく」でおこなってもあまり効果がありません。
せっかくやるなら本当に効果がある方法を知っておきましょう。

効果的なゴキブリ対策のステップは以下のとおりです。

当記事を読めば、今後ゴキブリが発生しなくなり、不快な思いをすることもなくなりますよ。
適切な手順でゴキブリ駆除・対策をおこない、一日でも早く清潔で安心な環境を取り戻しましょう。

ゴキブリ対策には【駆除&予防スプレー】が最強

ゴキブリ対策グッズを購入するなら、まずは駆除&予防スプレーがおすすめです。
駆除＆予防スプレーは、ゴキブリに直接噴射して死滅させるだけでなく、あらかじめ散布しておけば薬剤にゴキブリが触れただけで駆除できる待ち伏せ効果もあるからです。

待ち伏せ効果は2週間～1ヵ月ほど持続するものが多いです。
ゴキブリが侵入しやすい場所に定期的に散布しておけば、ゴキブリの発生を継続的に予防できます。

他のグッズと比較しても、駆除＆予防スプレーはゴキブリ対策に必要な性能をバランスよく兼ね備えています。

評価基準
基本的にできる：〇＝1点
商品や使い方によってはできる：△＝0.5点
基本的にできない：×＝0点

評価は各グッズの一般的な性質に基づく筆者の主観的評価であり、効果を保証するものではありません。個々の商品や使用環境によって効果は異なる場合があります。

駆除＆予防スプレー以外の対策グッズの特徴や使い方は、【目的別】おすすめゴキブリ対策グッズと使い方で詳しく解説しています。

おすすめはゴキブリワンプッシュプロプラス

先ほど駆除&予防スプレーがおすすめとお伝えしましたが、お店に行くとたくさん商品があってどれがよいのか迷ってしまいますよね。

そこで今回編集部では、独自に市販の駆除&予防スプレーのランキングを作成しました。
その結果、堂々の1位に輝いたのが「ゴキブリワンプッシュプロプラス」です。

ランキングの詳細を知りたい方は以下のPDFファイルをご覧ください。

ゴキブリ対策グッズランキング詳細（PDFファイル）

掲載情報は2024年3月15日時点のものです。
掲載情報は各業者・メーカーの公式サイトなどの公開情報を独自に収集したものであり、ランキングは弊社独自の観点によるものです。実際の商品・サービス内容を保証するものではありません。
各商品・サービス内容は依頼状況や地域など様々な条件によって変更される場合があります。
実際の利用時は必ず各メーカー・業者に詳細をご確認ください。

参考価格	Amazon：1,850円 楽天市場：1,180円 Y!ショッピング：1,108円
容量	80回分
待ち伏せ駆除効果の 持続期間	約1ヵ月
適用害虫	ゴキブリ・トコジラミ

※参考価格は2024年3月15日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格（税込み・東京都への送料込み）です。

ゴキブリワンプッシュプロプラスは事前準備やあと片づけ不要！
使いたいときにすぐ使えるお手軽スプレーです。

1回シュッとスプレーするだけで、待ち伏せ駆除効果が約1ヵ月間持続します。
メスの持つ卵にも効く※ので、根本から駆除して再繁殖を防ぐ効果もありますよ。

※抱卵初期のチャバネゴキブリのメスに対しての効果

【目的別】おすすめゴキブリ対策グッズと使い方

ゴキブリ対策グッズは目的に応じて選ぶこともできます。
上手に使い分ければより効果的に対策できますよ。

この章では先ほどの独自ランキングに基づき、各ジャンルの1位の商品をご紹介します。
具体的には以下のとおりです。

遭遇に備えたい

グッズ

駆除スプレー

おすすめ商品

エヤローチF

姿を見ずに駆除したい

グッズ

毒エサ

おすすめ商品

ブラックキャップ

まとめて駆除したい

グッズ

くん煙剤

おすすめ商品

アースレッドＷノンスモーク

存在を確認したい

グッズ

粘着シート

おすすめ商品

ゴキブリバスター

寄せ付けたくない

グッズ

忌避剤

おすすめ商品

ゴキちゃんアウト

ゴキブリ対策グッズランキング詳細（PDFファイル）

ではそれぞれの商品の特徴を詳しく解説します。

遭遇に備えたい：駆除スプレー

「ゴキブリが突然あらわれたらどうしよう」と不安な方は、すぐに退治できるようにノックダウン効果のある駆除スプレーを1本用意しておくのがおすすめです。

ノックダウン効果のあるスプレーはゴキブリに素早く効き、一瞬で動きを止めて退治します。
スプレーするとすぐに動かなくなるので、駆除する際の恐怖心も少なく済みますよ。

ランキングでは計15商品の殺虫効果、ノックダウン効果の有無、価格を比較しました。
その結果1位になったのは「エヤローチF」です。

参考価格	Amazon：1,738円 楽天市場：1,694円 Y!ショッピング：1,700円
容量	420mL
有効成分	フェノトリン、d-t80-フタルスリン
適用害虫	ゴキブリ・ノミ・トコジラミ・イエダニ

※参考価格は2024年3月18日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格（税込み・東京都への送料込み）です。

エヤローチFは業務用の強力な駆除スプレーです。
有効成分には速効性が高いフェノトリンとノックダウン効果が高いフタルスリンを配合し、スプレーするだけで素早いゴキブリも確実に仕留めることができます。
また、ロングノズルが付いているので、隙間に隠れたゴキブリの駆除にもおすすめです。

ゴキブリを死滅させるために必要な噴射時間は製品のパッケージに記載されているので、使う前に確認しておきましょう。

姿を見ずに駆除したい：毒エサ

ゴキブリの姿や死骸を見ずに駆除したいなら毒エサ（ベイト剤）がおすすめです。
多くの毒エサは、ゴキブリが隠れ場所に戻ってから死滅するように成分や量が調整されているからです。
そのため、毒エサ周辺で死んだゴキブリを見てしまう心配はありません。

また、毒エサには「ドミノ効果」と呼ばれる効果もあります。
ドミノ効果とは毒エサを食べたゴキブリだけでなく、そのゴキブリのフンや死骸を食べた他のゴキブリにも薬剤成分が効き、まとめて駆除できる効果です。

駆除スプレーのような速効性はありませんが、置いておくだけで駆除できて、いつの間にかゴキブリを見かけなくなりますよ。

ランキングでは計25商品の、毒エサ1個あたりの有効面積や面積あたりの価格、ドミノ効果の有無、有効期間の長さを比較しました。
その結果1位になったのは「ブラックキャップ」です。

参考価格	Amazon：1,044円 楽天市場：1,216円 Y!ショッピング：1,216円
容量	18個入り
効果の持続期間	設置後、約1年間
有効成分	フィプロニル

※参考価格は2024年3月18日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格（税込み・東京都への送料込み）です。

ブラックキャップは1～2個で10㎡の範囲をカバーでき、他製品に比べて範囲が広いのが特徴です。
18個入りで1,000円弱と価格もお手頃なので、いろいろな場所にたくさん設置できます。

有効成分には速効性の高いフィプロニルを配合し、食べたゴキブリを素早く駆除します。
また、メスが持つ卵※や薬剤に耐性があるゴキブリにもしっかりと効きめを発揮しますよ。

※抱卵初期のメスに対しての効果

毒エサはゴキブリの侵入口になりやすい場所に置く

毒エサは、家具の隙間などのゴキブリが好む場所、ゴキブリの侵入口になりやすい場所（下図の赤丸にあたる場所）に設置しましょう。

参考：アース製薬｜【効果】「ブラックキャップ」の効果はどれくらい持続しますか。（最終閲覧日：2024年3月21日）

まとめて駆除したい：くん煙剤

室内のゴキブリをまとめて駆除したいならくん煙剤がおすすめです。
くん煙剤は忌避成分が含まれる煙を部屋中に充満させることで、一度に広範囲の処理ができます。

ただし、多くのくん煙剤は使用前に家具や家電を移動させる手間がかかります。
また、散布後は煙を充満させるために1～2時間ほど部屋を閉め切る必要があるため、しばらく待機する時間もかかります。

このような点もふまえて、くん煙剤は丸1日たっぷり時間が取れるときに使用するのがおすすめです。

ランキングでは計12商品の使いやすさ、安全性、予防効果の有無、有効面積あたりの価格を比較しました。
その結果1位になったのは「アースレッドＷ ノンスモーク」です。

参考価格	Amazon：729円 楽天市場：885円 Y!ショッピング：792円
容量	100mL
用法	ゴキブリ・屋内塵性ダニ類・イエダニ・ノミ・トコジラミの場合：6～8畳(10～13㎡)あたりに1缶
有効成分	メトキサジアゾン、d･d-T-シフェノトリン

※参考価格は2024年3月18日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格（税込み・東京都への送料込み）です。

アースレッドWノンスモークは煙が出ない霧タイプのくん煙剤です。
家具や家電にカバーをかける必要がなく※、マンションやアパートなどでも手軽に使えます。
薬剤はフローラルの香りなので、くん煙剤特有のきついにおいが苦手な方にもおすすめです。

※直接薬剤がかからないように噴射口の向きを調整してください

存在を確認したい：粘着シート

家にゴキブリがいるのか確かめたいときは粘着シートがおすすめです。
家の各場所にシートを置き、それぞれの捕獲数を比較することで、どこに潜んでいるのか（隠れ場所があるのか）がわかります。

ランキングでは計6商品の1個あたりの価格、有効期間の長さを比較しました。
その結果1位になったのは「ゴキブリバスター」です。

参考価格	Amazon：1,122円 楽天市場：1,104円 Y!ショッピング：1,989円
容量	10枚入り(5枚×2パック)

※参考価格は2024年3月18日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格（税込み・東京都への送料込み）です。

ゴキブリバスターはプロ仕様の強力粘着剤を採用し、動き回るゴキブリを逃さずしっかりと捕獲します。
場所に合わせて2段階の高さ調節ができるので、家具の隙間や家電の下などにも使いやすい商品です。
ゴキブリを捕獲したシートは燃えるゴミとして処分できるので、あと片付けも簡単です！

寄せ付けたくない：忌避剤

駆除ではなく侵入させないことが目的なら忌避剤がおすすめです。
忌避剤にはゴキブリが嫌いなにおいが含まれていて、ゴキブリが寄り付かなくなる効果が期待できます。

また、忌避剤には天然成分がよく使われています。
安全性が高いので、食品がある場所や小さな子どもがいる家庭など、殺虫剤を使いたくない場所でも使いやすいです。

ランキングでは計8商品の1個あたりの価格と有効期間を比較しました。
その結果1位になったのは「ゴキちゃんアウト」です。

参考価格	Amazon：1,000円 楽天市場：1,000円 Y!ショッピング：1,000円
容量	10個入り
主成分	天然ハッカ油、植物精油
効果の持続期間	開封後、約1ヵ月

※参考価格は2024年3月18日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格（税込み・東京都への送料込み）です。

ゴキちゃんアウトは10個入りで1,000円とお得な忌避剤です。
主成分には天然ハッカ油などを使い、殺虫成分不使用なので、小さいお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使えます。

ゴキブリが発生した場所や隠れ場所に置いておくだけで、約1ヵ月間予防効果が続きますよ。

これで完全追放！ゴキブリ駆除・対策の4ステップ

ここまでゴキブリ駆除・対策におすすめの商品をご紹介しました。
この章からはそれらの商品を使った効果的な駆除・対策方法を解説します。

家からゴキブリを完全に追放するには、以下の4ステップが大切です。

では、それぞれのステップで具体的に何をするのか見ていきましょう。

【1】徹底駆除する

家の中で1匹ゴキブリを見かけたら、他にも隠れている仲間がいると考えて徹底的に駆除をおこないましょう。
部屋のどこかに仲間が残っていると、そのゴキブリが卵を産んで再び増えてしまうおそれがあるからです。

ゴキブリが住み着きやすい場所や、隠れ場所の探し方は以下の記事で解説しているので、ぜひ読んでみてください。

【2】侵入対策する

ゴキブリの駆除が完了したら、次は外からの侵入対策をおこないましょう。

ゴキブリはわずかな隙間からも簡単に侵入してきます。
ある研究チームの発表によると、大型のワモンゴキブリはたった3mmの隙間（硬貨を2枚重ねたくらいの幅）を簡単にすり抜けられることがわかったそうです。
この事実を知ると、侵入対策の重要性がわかるのではないでしょうか。

参考：ナショナルジオグラフィック｜【動画】3ミリの隙間をすり抜ける、ゴキブリ驚異の能力（最終閲覧日：2024年3月18日）

侵入対策では屋外から家の中につながる経路を物理的にふさぐのが効果的です。
以下にゴキブリの侵入経路と効果的な対策をまとめたのでご覧ください。

より詳しい侵入経路の解説や対策方法は以下の記事でご紹介しています。
ぜひあわせて読んでみてください。

【3】環境を改善する

侵入対策が完了したら、次は家の中の環境を改善しましょう。
いくら対策を徹底しても、エサになるものや隠れ場所が多いと、再び住み着いて繁殖するおそれがあります。

環境改善のポイントは大きく5つあります。

上記の内容は「ゴキブリが出ない環境を作る5つのポイント」で詳しく解説します。

【4】期間を空けて駆除を繰り返す

ゴキブリを駆除して環境を整えたあとは、期間を空けて再度駆除をおこないましょう。
ゴキブリの卵は卵鞘（らんしょう）という硬い殻に覆われていて、駆除剤の成分が届きにくいからです。

特にくん煙剤を使った場合は、一度だけでは卵まで駆除しきれないおそれがあるため、2～3週間ほど空けて再びくん煙処理をすると効果的です。

ヤマトゴキブリの卵鞘

出典：株式会社シー・アイ・シー｜殺菌したヤマトゴキブリ卵鞘2個目孵化（最終閲覧日：2024年3月19日）

ゴキブリの成虫や幼虫を一斉駆除しても卵が残っていれば幼虫は生まれてきます。
また、一般住宅によく出るクロゴキブリの卵は卵鞘のまま越冬することもあるため、期間を空けて駆除を繰り返すことが大切です。

ゴキブリが出ない環境を作る5つのポイント

見た目にも衛生的にも不快なゴキブリは、もう発生させたくないですよね。
そのためには日頃からのこまめな掃除や整理整頓が大切です。
具体的には、次のような対策を心がけましょう。

ではそれぞれの対策のポイントを解説します。

水回りを清潔に保つ

食べ残しや生ゴミは放置せず、ふた付きのゴミ箱に捨てましょう。
また、シンクの水気もきちんと拭き取っておきましょう。

排水口や排水管内の汚れもゴキブリのエサになるので、パイプクリーナーなどを使ってこまめに清潔に掃除することも大切です。

食品は容器に入れて保管する

ゴキブリが好んで食べる食品には以下のようなものがあります。
このような食品を常温で保管する場合は、タッパーなど密閉できる容器に入れましょう。

参考：株式会社FCC｜ゴキブリの好きな食べ物、苦手な食べ物（最終閲覧日：2024年3月18日）

もちろん上記以外の食品も、テーブルの上などにそのまま置くのはNGです！
きちんと棚や冷蔵庫に入れて保管しましょう。

収納を整理整頓する

押し入れやクローゼットなどの収納は、こまめに掃除・整理整頓しておきましょう。
暗くて狭い収納の中は、ゴキブリが隠れるのにちょうどよい場所だからです。
整理整頓で適度に戸を開けて風を通せば、他の害虫の発生も防げますよ。

ゴミや不用品はすぐに捨てる

不要なものは置きっぱなしにせず早めに処分しましょう。
特にダンボールや新聞紙、雑誌などの紙製品は保温性が高く、ゴキブリの恰好のすみかになります。

使っていない家具も、長期間同じ場所に置いたままだと隙間にゴキブリが住み着くことがあるので、不要なら早めに処分しましょう。

家具や家電のレイアウトを変える

定期的に家具や家電の模様替えをするのもおすすめです。
家具や家電製品の下や裏側などはゴキブリが住み着きやすい場所の1つです。
定期的に模様替えをして定住場所をなくすことで、ゴキブリは居心地が悪くなり、住み着きにくくなります。

模様替えの際は、掃除がしやすい置き方を意識してみましょう。
家具は壁から間隔を開けて置いたり、足を底上げしたりすれば掃除がしやすくなります。
ゴキブリは0.5～1cm程度の狭い隙間を好む習性があるので、それよりも広い空間を作ることで隠れにくくする効果もありますよ。

日用品を活用すればもっと簡単に駆除・対策できる

「ゴキブリ対策グッズを買いに行く時間がない！」
「今すぐ対策したい！」

という方は家にある日用品を上手に活用してみましょう。

日用品でも使い方を工夫すれば十分効果のあるゴキブリ対策グッズに大変身しますよ。
具体的には以下をご覧ください。

ではそれぞれの使い方を詳しく解説します。

駆除スプレーの代用：界面活性剤入りの洗剤

ゴキブリは界面活性剤が含まれる洗剤をかけることでも駆除できます。
界面活性剤は水と油の境界面の性質を変えて混ぜ合わせる作用があり、その作用で汚れを落とします。
身近では食器用洗剤、シャンプー、ボディーソープなどに使われています。

では、洗剤をかけるとゴキブリが死ぬ仕組みを簡単に解説します。
通常ゴキブリの体は水をはじく油分に覆われています。
しかし、界面活性剤が付着すると油分がはがれ、ゴキブリが呼吸するために必要な器官（気門）をふさいでしまうので、ゴキブリは窒息して死んでしまうのです。

参考：日本石鹸洗剤工業会｜セミナー：もっと良く知ってほしい洗剤（最終閲覧日：2024年3月18日）

なお、洗剤で駆除するときは体全体に大量にかけるのがポイントです。
即死ではないのでしばらくじたばたしますが、そのうち静かになるので怖がらず落ち着いて対処しましょう。

ゴキブリを洗剤で駆除する方法は以下の記事でも解説しています。
ぜひあわせて読んでみてください。

毒エサの代用：ホウ酸や重曹

天然成分のホウ酸や重曹は毒エサの代用品として活用できます。
子どもやペットがいて毒エサを置くのが心配な方は、ぜひ試してみてください。

ホウ酸は「ホウ酸塩鉱物」を精製して作られる天然成分です。
身近では消毒液や防腐剤に使われており、人間にはほとんど害がありません。

しかしゴキブリにとっては致死効果が高い成分です。
ゴキブリは腎臓がなく、体内でホウ酸の成分を分解できないからです。
その結果、体内のホウ酸濃度が急激に上昇し、やがて代謝が止まって死んでしまいます。

参考：日本ボレイト株式会社｜ホウ酸のスゴさ『ホウ酸の持つチカラ』特別講義（最終閲覧日：2024年3月19日）

今回はホウ酸にゴキブリの好物を混ぜた「ホウ酸団子」の作り方をご紹介します。
用意するものと作り方は以下を参考にしてください。

参考：健栄製薬｜手作りホウ酸団子でゴキブリ退治！（最終閲覧日：2024年3月19日）

完成したホウ酸団子はアルミ皿などに入れて、ゴキブリがいそうな場所に設置しておきましょう。

もっと簡単に対策したい方は重曹もおすすめです。
ゴキブリが重曹を食べると体内でガスが発生します。
これは人間が炭酸飲料を飲むとげっぷが出るのと同じです。
しかし、ゴキブリはガスを体外に排出できないので、どんどんガスがたまってやがて内臓が破裂し死んでしまうのです。

作り方は重曹に砂糖と少量の水を混ぜて団子状に丸めるだけ！
とても簡単なのでぜひ試してみてください。

参考：TAXEL｜重曹がトコジラミに効く？押さえておきたい嘘・ホント（最終閲覧日：2024年3月21日）

侵入対策品の代用：ストッキングなど

エアコンのドレンホースからの侵入対策には、使い古しのストッキングを活用できます。
ストッキングはホースからの排水を妨げずにゴキブリの侵入対策ができる便利アイテムです！
また、ゴキブリだけでなく、屋外から侵入するさまざまな害虫の侵入を防ぐ効果もありますよ。

エアコンのドレンホースの出口に虫などが入らないように…ストッキングを (^^;; pic.twitter.com/Ebh9n75ZEY

— ユメヒカリ (@yumehikari7747) August 23, 2017

忌避剤の代用：ハーブ

ハーブやアロマオイル（精油）にもゴキブリの忌避効果があります。
ゴキブリが嫌うにおいは次のようなものです。

対策ではディフューザーに入れて香りを拡散させたり、タオルに染み込ませて置いておくと効果的です。
乾燥したハーブ類を小さな布袋に入れて置いておくのもよいでしょう。

ただし、忌避剤はあくまでも補助的なゴキブリ対策です。
まずはゴキブリを寄せ付けない環境づくりを徹底しましょう。
ゴキブリが嫌うにおいを利用した対策方法は以下の記事で解説しています。

ゴキブリ対策は継続的におこなうことが大切

ここまで一通りのゴキブリ対策を解説しました。
ただ、ゴキブリ対策は一度で終わりではなく、その後も継続的におこなうことが大切です。

ゴキブリは秋を過ぎると姿を見なくなりますが、決していなくなったわけではありません。
なかには人目につかない場所で越冬する種類もいます。
例えば民家によく出るクロゴキブリは、成虫は冬を越せませんが、卵や幼虫は休眠状態になって冬を越します。

越冬状況調査によると，大師本町のある民家の例では，台所の揚げ板の中におかれたリンゴ箱の中の，茶わんや皿を包んだ新聞紙の間に多数がひそんでいた．これらはほとんど不活動状態で，つついてもほとんど反応せず，静止したままであった．この他，物置の板切れの間，鶏舎の羽目板の間など，こんな奥まった場所に，不活動状態で静止してひそんでいるようである．

出典：J-STAGE｜川崎市におけるゴキブリ類の被害, すみわけ及び季節的出現消長に関する調査成績（最終閲覧日：2024年3月19日）

以下は一般的なゴキブリの1年をまとめた図です。

ゴキブリがいなくなったと思って対策を怠ると、春以降に再発生するおそれがあります。
そのようなことを防ぐためにも、環境整備や日常のゴキブリ対策は季節を問わず続けましょう。
春になる前には予防スプレーを散布しておくと効果的です。

害虫駆除業者なら本格的なゴキブリ対策が可能！

ここまで自力でできるゴキブリ対策をご紹介してきましたが、より本格的な対策をしたい方は害虫駆除業者に依頼するのがおすすめです。

ただ、「実際何をしてくれるのかよくわからない」「費用が高そうで心配」という方も多いでしょう。
そこでこの章では、害虫駆除業者の作業内容や自力での対策との違いを解説します。

害虫駆除業者ならではの特徴は以下のとおりです。

ではそれぞれの内容を解説します。

隠れたゴキブリも逃さず駆除

自力駆除と業者の駆除の大きな違いは、家全体のゴキブリを徹底的に駆除してくれるところです。
さまざまな現場を経験しているプロはゴキブリの居場所をよく知っているので、見えない場所に隠れているゴキブリを的確に見つけることができます。

また、駆除方法ごとの特性や効果的な使い方もよく理解しているので、ゴキブリがいる場所や状況に応じて適切な方法で確実に駆除してくれます。

わずかな隙間も徹底的に封鎖

業者の技術があれば、自分では対処が難しい数mmの隙間も徹底的にふさぐことができます。
大きな家具や家電の裏側、キッチンシンクや洗面台の下、床下や天井裏、排水溝や外壁など、自分では気付かない場所も徹底的に調査し、ふさいでくれますよ。

アフターフォローで施工後も安心

多くの駆除業者では、施工後に一定期間の保証を付けています。
保証期間内にゴキブリが再発した場合には、無料または格安で再施工してくれるので安心です。

また、ゴキブリ対策のアドバイスもしてくれます。
インターネットの情報では得られないプロ目線の意見や、あなたの家や要望に合わせた提案をしてもらえるので、不安なことやわからないことはぜひ相談してみましょう。

害虫駆除110番の加盟業者は、施工後1年間の再発保証※を用意しています。
万が一再発した場合もしっかりと対応いたしますので、ご安心ください。
まずはお気軽に害虫駆除110番窓口までお問い合わせくださいませ。

※詳細はお伺いした加盟業者にお問い合わせください。

ゴキブリ駆除業者の費用相場は38,629円

業者に依頼するにしても、やはり費用が気になりますよね。
そこで弊社加盟業者の施工データから相場を算出したところ、ゴキブリ駆除業者の費用相場は38,629円でした。

費用帯別の割合は以下のとおりです。

費用帯別の割合では2～3万円未満の割合が高く、ほぼ相場と同じだとわかります。
さらに全体で見ると4万円未満が約7割を占めています。
このデータから、ゴキブリ駆除は高くても4万円くらいまでに収まるでしょう。

不快なゴキブリのお悩みは害虫駆除110番にご相談ください

「何度退治してもゴキブリが出てくる……」
「姿を見るのも嫌だから早く駆除してほしい！」

このようなゴキブリのお悩みは害虫駆除110番にご相談ください。
お電話、メール、LINEにてご連絡いただければ、担当スタッフがお話を伺い、最適な業者を速やかにご紹介いたします。

ご相談は24時間365日受け付けているので、困ったときやすぐに駆除してほしいとき、いつでも気軽にお問い合わせください。

参考文献
辻英明.衛生害虫ゴキブリの研究.北陸館.2016

参考：J-STAGE｜ゴキブリの生態
参考：J-STAGE｜建築物におけるゴキブリの生態と防除
参考：J-STAGE｜衛生害虫分野における薬剤利用
参考：J-STAGE｜イミプロトリンを有効成分とするゴキブリ用エアゾールの効果
参考：J-STAGE｜クロゴキブリとヤマトゴキブリの生活模式図
参考：国立国会図書館デジタルコレクション｜ゴキブリの生活史・餌と冬
参考：帝京短期大学｜ゴキブリ類の分類，生理，生態と駆除
参考：独立行政法人 製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター｜家庭用防除剤
（最終閲覧日：2024年3月19日）