ゴキブリの子供の特徴・正しい駆除方法でゴキブリを一網打尽に!
ゴキブリの子供を見かけたら、燻煙剤と毒エサを併用して、隠れている他のゴキブリも徹底的に駆除しましょう。
ゴキブリの子供がいるということは、そのまわりに成虫や別の子供がいると考えられます。そのまま放置していると、どんどん数が増えて手に負えなくなるかもしれません。そのため、ゴキブリの子供を見かけた段階で徹底的に駆除することが重要です。
当記事ではゴキブリの子供の特徴や正しい駆除方法を解説します。ぜひお役立てください。
目次
ゴキブリの子供の特徴
まずはゴキブリの子供の特徴から見ていきましょう。「あのとき見かけたのはゴキブリの子供……?」と不安を感じている方は、以下の特徴を参考に判断してみてください。
・生まれたては真っ白
意外に思うかもしれませんが、生まれたてのゴキブリの子供は真っ白です。そこから数時間経つと次第に色がつき始め、何度も脱皮を繰り返して成虫の色に近づいていきます。
・触覚が長い
ゴキブリの子供は生まれたときから長い触覚を持っています。長さは体くらいもしくは体より少し短いくらいです。小さいけれど長い触覚がある虫を見かけたら、それはゴキブリの子供だと思ってよいでしょう。
・集団で行動する
ゴキブリの子供はある程度大きくなるまで集団で行動します。しかし「群れからはぐれた場合」や「外から家に入ってきた場合」などは、子供1匹で行動することもあります。ただし、子供は巣からあまり遠くへ行かないので、子供を見かけたらその近くに巣があると思った方がよいでしょう。
・動きが遅い
ゴキブリは「カサカサッ」とすばやく動くイメージが強いですが、子供はのそのそと床の上を歩いています。さらに、ゴキブリの子供は飛んだり跳ねたりできないので、退治しやすいともいえるでしょう。
これらの特徴をふまえて、以下では日本に生息する4種類のゴキブリの子供の特徴について見ていきます。
ゴキブリ4種類の子供の見た目
日本には主に「クロゴキブリ」「ヤマトゴキブリ」「ワモンゴキブリ」「チャバネゴキブリ」の4種類が生息しています。とくにご家庭でよく出るのはチャバネゴキブリとクロゴキブリです。以下でこれらの子供の特徴についてまとめたのでご覧ください。
・チャバネゴキブリ(全国的)
チャバネゴキブリの子供は体長約3~5mmです。薄茶色の中に黒や黄色が混じったまだら模様が特徴的ですが、中には大人と同じように茶色一色の個体もいます。
・クロゴキブリ(関東以西)
クロゴキブリの子供は体長約4~6mmです。黒色の体に白いしま模様が特徴的ですが、少し大きくなると体の色が茶色に変わります。そのため、茶色いゴキブリも少し成長したクロゴキブリの子供かもしれないので注意しましょう。
・ヤマトゴキブリ(東北~本州中部)
ヤマトゴキブリの子供は褐色で光沢がありません。
・ワモンゴキブリ(九州南部・沖縄)
ワモンゴキブリの子供は茶色の体に黄色の模様(輪紋)があります。
ゴキブリの繁殖力は恐ろしい……
ゴキブリは1匹いれば100匹いるといわれるほど繁殖力が強く、放置していると手に負えない状態になることも少なくありません。ゴキブリは一生のうちに何度も産卵し、その数を増やしていくためです。またゴキブリの卵は卵鞘(らんしょう)とよばれるカプセルに入っていて、その数は種類によって異なります。
以下では前述した4種類の産卵回数と卵の数をまとめました。
・チャバネゴキブリ
ひとつの卵鞘に約40個。産卵は一生で約5回。
・クロゴキブリ
ひとつの卵鞘に22~28個ほど。産卵は一生で約15~20回。
・ヤマトゴキブリ
ひとつの卵鞘に約12個。産卵は一生で約7~9回。
・ワモンゴキブリ
ひとつの卵鞘に約16個。産卵は個体により一生で約10~50回と差がある。
生まれた子供が大人になるまでは約1年ですが、チャバネゴキブリに関しては1年で2世代以上増えるといわれています。当然数が増えるほど駆除が難しくなっていくので、手に負えなくなる前に業者に依頼して、しっかり駆除してもらうのも選択肢のひとつでしょう。弊社では害虫駆除業者をご紹介していますので、お困りの際はぜひご相談ください。
ゴキブリ駆除は燻煙剤2回使用がポイント!
ここからはゴキブリ駆除を自分でおこなう場合のポイントについてご紹介します。「業者に依頼するのはお金がかかりそうだし……」と心配している方は、ぜひ以下のポイントを参考にお試しください。
ゴキブリ駆除には狭いすき間まで届く燻煙剤がおすすめです。しかし卵がある場合、1回使用しただけでは卵までは駆除できません。卵は殺虫成分を通しにくい卵鞘に覆われているためです。
そのため、燻煙剤は2度たくことが大切になります。目安は孵化の2~3週間後。このような工夫をすれば、幼虫までしっかり駆除できますので、ぜひ試してみてくださいね。
燻煙剤を2回たいたら、毒エサを使って残りのゴキブリも駆除しましょう。毒エサの使用方法については以下でご紹介します。
毒エサを併用して残りのゴキブリも一網打尽
燻煙剤だけでは、まだゴキブリが生き残っている可能性もあります。そんなときは、置き型の毒エサを置いて徹底的に駆除していきましょう。
この毒エサは、巣にいるゴキブリにも効くタイプのものを購入するのがオススメです。
このようなタイプの毒エサを置いておくと毒エサを食べたゴキブリが巣に帰って死に、それを食べた仲間のゴキブリも死にます。このような連鎖効果により、潜んでいるゴキブリを一網打尽にすることができるのです。
ゴキブリ駆除後は正しい対策を!
ここまでゴキブリの駆除についてご紹介してきました。しかし、ゴキブリ駆除は駆除したら終わりではなく、その後の対策がとても重要です。いちど駆除しても、ゴキブリが好む環境のままでは再びゴキブリが住み着いてしまうかもしれません。対策のポイントは以下の2つです。
- 侵入経路を塞ぐ
- ゴキブリが寄り付きにくい家にする
それぞれについて以下で解説しますので、ぜひご覧ください。
1.侵入経路を塞ぐ
まずはゴキブリの侵入経路を塞ぐことから始めましょう。場所ごとに解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
・玄関やベランダ
玄関やベランダには、ゴキブリが嫌うミント系のアロマスプレーを吹きかけておくとよいです。こうすることでゴキブリを室内に入らせなくすることができます。しかし、これだけでは不安という方は、毒エサを設置しておくのもよいでしょう。
・窓
網戸のすき間もゴキブリの侵入経路になりやすいので、補修して塞いでおきましょう。市販されているすき間テープを貼っておくと効果的です。
・シンク下の排水管や排水口まわり
こちらもすき間がある場合はパテなどを使って埋めておきましょう。また、シンク下の排水管がS字でない場合は付け替えがおすすめです。S字型の排水管はその名の通り、トラップ部分がS字になっています。この部分に水を溜めておくことでゴキブリが侵入しづらくなるのです。
ただし賃貸物件の場合は、自分の判断で排水管周りを交換してはいけないことが多いです。必ず。管理会社などから許可を取るようにしてください。
・通風口やホース
室外機のホースもゴキブリの侵入経路になることがあります。市販されている防虫キャップや、使い古しのストッキングを取り付けて侵入口を塞ぎましょう。通風口は専用のフィルターで塞いでおくとよいです。
2.ゴキブリが寄り付きにくい家にする
侵入経路を塞いだら、家の環境も整えましょう。まずはゴキブリが好むホコリや食べこぼしがないように掃除してください。そして、食べかけの食材は封をしたり容器に入れたりして放置しないようにしましょう。また、ゴキブリの住みかになりやすい段ボールは処分する、室内にできるだけ植木を置かないなどの対策も重要です。
プロの力を借りてみるのも手段のひとつ
ここまでゴキブリを自分で駆除する方法や対策についてご紹介してきました。しかし中には「自分での対策だけでは不安……」「きちんと駆除できているのかわからない」という方もいるかもしれません。そのような方はいちどプロに相談してみてはいかがでしょうか。プロに依頼すれば、プロの目で効果的な対策を提案してくれるはずです。
もし害虫駆除業者をお探しなら弊社にご相談ください。弊社では24時間365日ご相談を承っておりますので、「今すぐ駆除したい」という場合でも迅速に業者をご紹介いたします。