
テレビアンテナの設置や修理などを業者に依頼する場合は、施工の金額だけで決めるのではなく、施工後のアフターフォローについても確認しておくことが大切です。いくら工事の費用が安くても施工後の保証がなかった場合、ずさんな設置をされて短期間で不具合が出たとしても自己負担で直さなくてはいけなくなるからです。
またアンテナ工事にかかる費用は、業者によって大きく異なります。依頼先の選びかたを間違えてしまえば、多額の費用を支払うことになり、損してしまうケースもあるので注意しなくてはいけません。
こちらのコラムでは、アンテナ工事の保証を確認しておくべき理由や注意点などについて解説します。また失敗しない業者の選びかたについても解説していますので、これからアンテナ設置を検討されているかたは、ぜひ参考にしてください。
アンテナ工事は保証内容と適用範囲を把握しておくべき
アンテナ工事を業者に依頼した場合は、施工の金額だけでなく施工後のアフターフォローについても確認しておくことが大切です。保証期間は5~8年、長いところでは10年の保証期間を設けている業者が数多くあります。しかし、たとえ10年の保証期間があったとしても安心してはいけません。
アンテナ工事の保証内容やかかる費用は、依頼する業者によっても異なるのです。どういった不具合や故障に対応しているか、また自然災害も保証対象になるのかということは気になるところではないでしょうか。ここでは、アンテナ工事の保証内容や適用範囲などについて解説します。
どんな不具合も無料で対応してくれるとは限らない

基本的にアンテナ工事に保証がある場合、保証期間内の自然故障や施工業者のミスなどは保証の対象になります。再点検や再施工での費用は基本的に発生することはありません。ただし、保証期間内であればどんな不具合にも対応してくれるとは限らないので注意が必要です。
たとえば、近隣にビルが建ち環境変化で電波受信が悪くなった場合や建物の老朽化でアンテナが倒壊した場合などは、無料保証の対象外になるケースもあるのです。業者によっては初期不良のトラブルのみにしか対応してくれないこともあります。
またアンテナ設置が原因で雨漏りが発生したとしても、屋根の劣化が原因だとして保証期間があっても無料の再施工に応じてくれないような業者もあるのです。もしアンテナ工事を業者に依頼するときは、作業に入る前に保証期間の有無やどこまで無償で修理してもらえるのかなどを確認しておくことが重要です。
「自然災害」は保証の適用対象外になるケースが多い
業者によって保証対象が異なるため、適用範囲もしっかり確認しておくことが必要です。アンテナ工事の保証内容には対象外になるケースとして、施工後に起きた地震・強風・台風・落雷・大雪などの「自然災害」があります。一部保証してくれる場合もありますが、自然災害の定義も業者によって異なることに注意しなくてはいけません。
たとえば、台風であれば対象外になるのは納得できますが、強風の場合は何を基準にするかが問題になります。このためアンテナ工事を依頼する場合は、適用範囲も含めて不安や疑問に思うことがあれば、工事を依頼する前に確認しておくことをおすすめします。
自然災害によるアンテナのトラブルには保険が使えることもある
台風や地震などの自然災害によってアンテナ修理が必要になった場合は、保険を活用できる可能性があります。火災保険・風災保険・風雹保険など戸建てで加入している保険をチェックしてみましょう。こうした保険には、アンテナ修繕が適用対象になっていることが多いのです。
ただし基本的には、見積書や工事前後のアンテナ写真などが必要になります。また、保険によって必要になる書面が異なるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
フランチャイズ方式と免責方式の違い

アンテナの修理費用が全額負担か一部負担になるかは、契約している保険の方式によって変わります。保険の契約方式を確認するには、保険証券を確認してみるとよいでしょう。契約方式には「フランチャイズ方式」と「免責方式」があります。以下で、それぞれの違いを見ていきましょう。
■フランチャイズ方式
フランチャイズ方式は、損害額が一定を超えた場合に保険金が支払われる方式です。たとえば20万円以上型で契約していれば、損害金額が20万円以上になったときに自己負担金なしで保険金が支払われる方式。逆に損害金額が20万円を超えない場合は1円も保険金は支払われないということになります。
しかしアンテナ修理だけで20万円の修理代金がかかることはほとんどないでしょう。このためアンテナ修理だけでの活用は難しいと考えておいたほうがよいかもしれません。もし台風などが原因で、アンテナだけでなく屋根の修理などが必要な場合は、保険がおりる可能性が高いので保険会社に相談してみることをおすすめします。
■免責方式
免責方式の場合は、被害額から免責金額を差し引いた金額を保険会社が支払ってくれるというものです。免責金額とは自己負担金のことで、保険会社によって金額が異なるほか、契約時に設定できることもあります。
たとえばアンテナ修理などに5万円かかった場合、免責金額を3万円に設定していた場合は、残りの2万円を保険会社が支払ってくれるというわけです。免責金額を決める際は、住んでいる地域で発生しうる災害などを考えて設定しましょう。
アンテナ工事の依頼はプロの業者がおすすめ!
アンテナ工事の依頼は、家電量販店やホームセンター、ハウスメーカーなどがありますが、費用が高めに設定されていることがほとんどでしょう。なぜなら実際に修理作業をおこなうのは、外注の業者であることが多いからです。人件費や仲介手数料などが上乗せされているため、修理費用は高くなりがちというわけです。
このためアンテナ工事を依頼するのは、アンテナをメインとして取り扱っているプロの業者がおすすめです。業者に直接依頼すればマージンも発生しないため、かかる費用を大きく抑えることが可能になります。ただし業者の選びかたによっては失敗することがあるため、依頼する際は「判断基準」を設けておくことも大切です。
業者選びで失敗しないための3つのポイント

優良なアンテナ工事の業者を選ぶには、以下のような3つのポイントがあります。ぜひ、業者選びの参考にしてみてください。
■ポイント1 保証期間が長いこと
さきにも述べましたが、施工後の保証期間の有無は必ず確認するようにしましょう。家電量販店などでは施工後の保証期間がなく、簡単な初期不良のみ対応するといったケースもあります。
あわせて保証内容や期間の長さについても確認し、優良な業者を選ぶことが大切です。とくに保証期間が長いということは、工事の品質に自信がある業者というあらわれでもあります。
■ポイント2 適切な工事費用であること
アンテナ工事にかかる費用は安いということに越したことはありませんが、注意すべき点があります。依頼する内容によってかかる費用は異なるものの、その金額が適正であるか見極める必要があるのです。安易に業者を選んでしまうと、施工後に不明瞭な追加請求が発生して費用が高くついてしまうケースもあります。
一般的にはアンテナ修理であれば約1万円前後、新規のアンテナ設置では地デジアンテナのみなら3万円前後が相場です。そしてBSアンテナも同時に設置となれば5万円以上かかることも珍しくはありません。ただしアンテナは設置する場所の電波環境の強弱によって適したものを選ぶ必要があり、当然種類によってかかる費用も変わってきます。
このように施工費用は依頼内容でも大きく異なるため、適切な費用を知るためには、同じ条件で複数の業者の価格を比較してみるとよいでしょう。保証期間や保証内容がどれだけ充実しているかなども含めて、多くの業者をリサーチすれば、依頼先が選びやすくなるはずです。
■ポイント3 豊富な経験やノウハウをもっていること
安心してアンテナ工事を任せるためには、豊富な経験やノウハウがある業者を選ぶのがおすすめです。信頼できる技術をもった業者かどうか判断するには、下調べして情報を集めることも大切なポイントといえます。
業者のホームページなどでは、これまでの実績やどんな資格を有しているかなどの情報が掲載されていることもあります。また今でいえば、新型コロナウイルスに対する感染予防に積極的な取り組みをしている業者なら、誠実な対応が期待できるかもしれません。
弊社では、高い技術と豊富な知識をもったアンテナ工事をおこなうプロの業者をご紹介しています。作業内容などによっては対応できない場合もありますが、基本的に8年の長期保証もついているので安心して依頼できます。また24時間365日受付しており、見積り後のキャンセルも可能なので、まずはお気軽に無料相談窓口からご相談ください。