「テレビを見ていたら映像が止まった(フリーズした)……」
「もしかしてテレビの故障?」
せっかくテレビ番組を楽しんでいるのに、度々映像が止まってしまっては興ざめしてしまいますよね。
10年落ちなどの古いテレビでなければ、実をいうとテレビが止まるのはテレビ本体であるよりも、その他に原因があることが多いです。おもな原因は以下の3つです。
- B-CASカードの挿入ミス・接触不良
- アンテナケーブルの配線の不具合
- アンテナレベルが落ちた
3つ目の「アンテナレベルが落ちた」以外の対処はとても簡単で、1分もあればパパっと解決してしまえるものです。
ここからは、特定のテレビが止まったときに試してほしい3つの対処法をわかりやすく解説しています。
すぐに実践して、テレビがキレイに映るようにしましょう。
テレビが止まる原因別・自分でできる対処法3選
テレビ映像が止まってしまうのは、下記の3つのどれかが原因になっていることがほとんどです。
- B-CASカード
- アンテナケーブル配線
- アンテナレベル
原因別に対処方法をご紹介していきます。
B-CASカードの挿入ミス・接触不良の場合
まずは、テレビを受信して映像化するのに必要なB-CASカードの接続に不備がないか確認してみましょう。
B-CASカードはテレビ本体の裏側にあるカードで、これが正しく認識されていないとテレビの映像がフリーズしたり、映らなくなってしまいます。
- B-CASカードが奥まで挿入されているか
- B-CASカードの挿入方向に間違いがないか
- B-CASカードの端子部分が汚れて接続不良を起こしていないか
- B-CASカード本体に不調がないか
正しくセットされているように見える場合でも、一度抜いてからもう一度挿入してみてください。
端子部分(下図の赤枠部)が汚れているときは、ガーゼなどの柔らかい布で拭きとりましょう。
B-CASカードを正しくセットし直したらテレビを再起動させましょう。
もしB-CASカード自体に不具合がある場合、無料で交換してもらえます。(B-CAS公式サイトより)
※ただし、故意に破損した場合や、受信機器を購入してから3年経過している場合は2,160円かかります。
B-CASカード自体が破損していなくて、挿し直してテレビを再起動してもテレビの映像が止まる場合は、アンテナケーブルかアンテナに問題がないか疑いましょう。
アンテナケーブル配線の不具合の場合
次に、アンテナケーブルの接続不良を疑ってみましょう。
アンテナケーブルとは、アンテナで受信した電波を、テレビや録画機器へ送るケーブルです。
室内のアンテナ端子(上左図。コンセントの横にある丸い差し込み口)とテレビをつなぐアンテナケーブルがしっかり差し込まれているか?やゆるみがないか確認し、配線しなおしてみましょう。
アンテナケーブルがうまく接続できていないと、電波や信号の受信が不安定になり映像がきれいに映らなかったり、テレビが止まったりするおそれがあります。
また、アンテナケーブル以外にも、テレビ周辺のレコーダーなどの配線にもゆるみがないかをチェックしておきましょう。
ケーブル自体が断線していていないかどうかも目視で確認しておくとよいです。
アンテナケーブルを差し直しても映像が止まる場合は、いよいよテレビアンテナを疑っていきます。
アンテナレベルが落ちた場合
アンテナレベルとは、ご自宅のアンテナが受信している電波の強度を表す指標です。
アンテナレベルが落ちてしまうと、テレビ画面に滑らかな映像を映すのに必要な電波を受信できず、ブロックノイズが入ったり、フリーズしたり、最悪映らなくなってしまったりします。
そこでアンテナレベルが低下していないかチェックしてみましょう。
アンテナレベルの確認方法
アンテナレベルはテレビのリモコンを使って確認できます。
リモコンの「設定」ボタンから確認できることが多いです。
アンテナレベルの確認方法や適正値はメーカーによって異なります。
以下の表はメーカー・機種ごとのアンテナレベルの確認方法と適正値を表したものですので、参考にしてみてください。
- 適正値
-
緑色のバー内なら十分
- 確認方法
-
ホームボタンを押す→「設定」を選択→「放送受信設定」を選択。
「アンテナ設定」を選択→「地上デジタル:アンテナレベル」など確認したい放送を選択。
参考:SONY
- 適正値
-
60以上
- 確認方法
-
リモコンで確認したい放送の種類とチャンネルを選択。
「設定」を選択→「視聴準備」を選択→「テレビ放送設定」を選択→「アンテナ設定」を選択→「電源・受信強度表示」を選択。
参考:SHARP
- 適正値
-
44以上
- 確認方法
-
サブメニューボタン(ない場合は「便利機能」)を押す。
「視聴オプション」を選択→「アンテナレベル」を選択。
参考:Panasonic
- 適正値
-
22以上
- 確認方法
-
メニューボタンを押す→「設定」を選択→「初期設定」を選択。
「放送設置設定」を選択→「受信設定」→確認したい放送「地上デジタル」などを選択。
参考:三菱電機
- 適正値
-
45以上
- 確認方法
-
メニューボタン→「各種設定」を選択→「初期設定」を選択。
「受信設定」を選択→「CH合わせ(地域名)」を選択。
参考:日立
- 適正値
-
22以上
- 確認方法
-
スタートメニューボタン→「設定・管理」を選択→「放送関連の設定」→「放送設置」→「受信設定」→確認したい放送「地上デジタル」などを選択。
参考:東芝
それでもテレビが映らない場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
アンテナレベルが低いときの対処方法
アンテナレベルが低かった場合は、アンテナレベルを上げるために、ブースターを設置するかアンテナの向きを調整して対処します。
ブースターというのは、受信したテレビの電波を増幅する専用の機器のことです。
またアンテナレベルが低くなる理由は3つの理由が考えられます。
- アンテナの向きが変わった
- 近くに電波をさえぎる建物ができた
- 家庭内で視聴するテレビの台数を増やした
特定のチャンネルだけテレビの映像が止まる、映らないという場合は、アンテナが電波を受信できていない可能性が高いです。
そのような場合、アンテナの向きを調整すると改善されます。
地デジアンテナの場合は電波塔の方向に、衛星アンテナの場合は南西の方向に向けなおしてみましょう。
ただし、テレビアンテナの向きを自分で調整するのはかなり危険です。
マンションなどのベランダに設置しているBS・CSアンテナなら自分でも方向調整をできますが、多くのご家庭では屋根上にアンテナを設置してます。
またブースターの設置も、テレビアンテナ本体の近くに設置するのが一般的なため、屋根上での作業となります。
そのため、無理に屋根上での作業をしようとすると、落下して大けがをするおそれがあります。
プロでも、ヘルメットや命綱などの安全管理を徹底しておこなう作業です。
危険をともなうアンテナの調整はアンテナ業者に任せましょう。
アンテナ110番では、アンテナ工事に慣れているプロの業者をご紹介しています。
アンテナ本体の交換とは異なり、こうした方向調整やブースターの設置は8,800円~(税込)で、比較的安く依頼することができます。
無理に屋根上に登ってケガをするよりも安全ですし、安くつくのは言うまでもありません。
すぐに対応できるアンテナ業者をご提案いたします。
どうしても直らないときは『無料点検』がお得
「3つの対処方法を試しても直らない」
「アンテナを調整してみたけどうまくいかない」
「とにかくよくわからない」
「忙しくて自分で作業する時間がない」
そんな方は、アンテナ工事業者に点検してもらうことをおすすめします。
プロに依頼することはメリットが多いです。
さらに言うと、当サービス「アンテナ110番」も含め、無料点検・無料調査をやってくれる業者は結構あります。
ここからは業者依頼のメリットと気になる費用相場をご紹介していきます。
『アンテナ業者の点検』で 原因を突き止めるメリット
専門知識のある業者に依頼すれば、遠回りせずテレビが止まる原因を見つけて、無駄な工程を踏まずにすぐに解決してくれます。
テレビの不調にはさまざまな原因が考えられます。
例えば、前章でご紹介した電波状況の悪化やアンテナ周辺機器やケーブル類の故障、テレビ本体の故障などです。
テレビの寿命は、バックライト不要の薄型画面である有機ELが約3万時間使用、液晶が約6万時間使用、プラズマが約10万時間使用といわれています。
実際のテレビの平均使用年数は、内閣府の消費者動向調査によると10年とされています。
参考:内閣府経済社会総合研究所景気統計部の消費動向調査 令和3(2021)年3月実施分より
もしテレビの寿命の影響で不調が起きている場合、アンテナ周りをどうこうしても直りません。
専門知識がないと、いくつもの可能性を疑いながら調査していかなければいけません。
そのため、すぐに原因を特定することは難しいでしょう。
結果として、時間がかかったり、必要ないものを買ってしまい無駄な費用がかかったりと、時間もお金も無駄にしてしまうおそれがあるのです。
その点プロのアンテナ業者なら、無料で調査・点検をしてくれるので、活用しない手はありません。
もちろんどこかに不調の原因が見つかったときは、「有償ですが修理しませんか?」という話になります。
次に、アンテナ業者に依頼したときにかかる費用を見ていきましょう。
業者に依頼したときにかかる費用の相場
アンテナ業者に調整や交換を依頼した際に最低限必要な料金の相場は以下の通りです。
作業内容種類 | 最低料金相場 |
---|---|
修理(点検・向き調整) | 8,720円~ |
地デジアンテナ設置 | 24,576円~ |
BS/CSアンテナ設置 | 16,816円~ |
※料金はすべて税込み表記しております。相場はアンテナ工事会社5社の最低料金の平均値を算出したものです。
上記の料金に追加で料金が発生することもあります。
例えば、高所での作業が必要な場合、周辺機器の設置や配線作業が必要な場合です。
料金の仕組みは業者によって異なりますので、正確な料金を知りたい方は、実際に見積りをとることをおすすめします。
アンテナ110番では、現地調査・見積りを無料※でおこなっている業者をご紹介しています。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
「修理が必要な場合、いくらになるのか知りたい」
「テレビが止まる原因を突き止めてほしい」
など、お気軽にご相談ください。
受付スタッフが24時間365日体制でご連絡をお待ちしております。
録画やDVD視聴中にテレビが止まるときの対処法
「テレビ番組ではなく、録画やDVDなどが止まる」
という場合は、これまでご紹介してきた原因とはまた別の原因があります。
買い替えなどが必要になることもあるので、チェックしてみましょう。
録画が止まるならハードディスクの不具合かも
録画もテレビも見られない場合はテレビの不調である可能性が高いですが、テレビなら見られる場合は録画の機器側に異常が出ていることも考えられます。
この場合は、一度ケーブルをさし直してみたり、電源を入れ直してみたりしてみましょう。
また場合によっては、リセットも有効です。
リセットの方法は、『電源ボタンの長押しして、電源プラグを数秒抜く』であることが多いです。
細かいリセット方法は機種によって少々異なることもありますので、詳細はお使いの機器の取り扱い説明書をご確認ください。
ケーブルのさし直しやリセットをしても、どうしても直らない場合は機器の不具合や故障を引き起こしているかもしれません。
各メーカーには修理の窓口がありますので、そちらに相談してみましょう。
テレビ番組も映らないときは一度点検してもらおう
テレビ番組も映らない場合は、テレビの端子の不具合やケーブルの異常、テレビそのものの異常など、考えられる原因が多岐にわたります。
この場合は、前述のように一度業者に原因を特定してもらう方法がおすすめです。
アンテナ110番では、「テレビが映らない」などのご相談も多くいただいています。
テレビが見られなくてお困りでしたら、まずは調査からご相談ください。
プロのアンテナ業者が原因を突き止め、トラブルを解決いたします。
まとめ
テレビが止まったら、B-CASカード、アンテナケーブルに不具合が起きていないか確認しましょう。
アンテナレベルが低い場合は、受信環境に問題があるおそれがあります。
アンテナの向きが変わった、近くに電波をさえぎる建物ができたなどの原因が考えられるため、アンテナ業者に電波状況を調査してもらいましょう。
アンテナ業者に調査を依頼する際は、ぜひアンテナ110番にお任せください。
ご相談内容に合ったアンテナ業者をご紹介いたします。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。